スノーピーク| ダッチオーブン/和鉄ダッチオーブン26/CS-520
スノーピーク|和製ダッチオーブン収納ケースM CS420BR
スノーピークはどこの国のブランド?
そもそもスノーピークは知っているけどヨーロッパ?カナダ?のブランドと思っている人も少なくないはず。 スノーピークはものづくり日本のブランドです。 社長や社員は大のアウトドア好き、新潟県三条市の本社は5万坪のキャンプ場の中にあり日々、自然と向き合いながら製品を生み育て続けているメーカーです。 登山家の創業者が当時の用具に満足できずオリジナル用品を開発したのが始まり。 それ以後、半世紀以上もユーザーの立場でアウトドア用品を開発し続けています。
スノーピークス「和鉄ダッチオーブン」の魅力
お気に入りのダッチオーブンを選ぶには価値、使い方、特徴をよく理解することです。何がそんなに違うの?と思っている方のためにスノーピークの和鉄ダッチオーブンを徹底に深堀しましょう。
熱伝導に優れた職人技「燕三条和鉄」
キャンプ愛好家の必須アイテム、ダッチオーブンはリッドと呼ばれる蓋の上に炭をのせオーブンのような上火と下火を実現、食材にじっくり火を通す調理道具です。 本社のある新潟県三条市界隈は古くから鋳物職人の町、世界に誇れる鋳物の鍋は炭素の量が多く熱伝導が非常に優れているというメリットがあります。 しかし鋳鉄製の鍋は重いというデメリットが、スノーピークは調理性能を損なわず軽量化を目的に開発を始めました。そして不可能とされていた軽量化に成功、唯一無二の燕三条極薄鋳鉄「和鉄ダッチオーブン」が完成しました。 軽量化ができたことで、キャンプのときだけでなく普段の生活の中でも使えるようになり、その評判が口コミで広がっていきました。
スノーピーク和鉄ダッチオーブンは薄い軽い
スノーピーク| ダッチオーブン/和鉄ダッチオーブン26/CS-520
後悔しないダッチオーブンを選ぶ1番のポイントは使用頻度が高いダッチオーブンを選ぶこと。 納戸の奥に押し込まれたまま何年も使っていない調理道具やアウトドア用品あるある、という方も少なくないでしょう。 スノーピークの和鉄ダッチオーブンは最薄部2.25mm、3点セットの総重量は7.6kg。 それぞれの重さはリッド(蓋)2.3kg、スキレット2.6kg、ポット2.7kg。ポットと蓋だけなら5kg、ポットとスキレットなら5.3kgと料理が入っていても持ち運びが楽です。 調理性能はそのままでキャンプのときだけでなく日常でも使えると評判なダッチオーブンです。
女性でも持ち運びが楽なサイズと重さです。
スノーピーク和鉄ダッチオーブンはシーズニング不要
和鉄の鍋やフライパンはシーズニングという作業が必要です。 シーズニングとは、使用前の慣らし作業のことで表面に塗られている“さび止めワックス”を落とし鋳物の表面に油を染み込ませてコーティングする作業です。 シーズニングをすることで匂いや焦げつきをなくす作業ですがスノーピーク和鉄ダッチオーブンは耐熱シリコン塗装が施してあるためシーズニングをしなくても焦げ付きません。 臭いが気になるという方はシーズニングをしましょう。
シーズニングの方法
食器用洗剤でスポンジを使って丁寧に洗い、しっかりと濯ぎます。タオルなどで水気を拭きとった後、放置して乾燥させます。 オリーブオイルなど純粋な食用油をキッチンペーパーを使って薄く塗ります。 *本体の内側も外側も、フタの表も裏も忘れずに 中火にかけます。煙が出てきたら弱火にして煙が出なくなるまで焼き続けます。 ■これまでの行程を4、5回繰り返します。 煙が無くなったら、ネギ、生姜、ニンニクといった香りのある野菜くず(皮やヘタ、茎など)を炒めます。蓋の内側もスキレットもフライパンとして使うので、同様にシーズニングをしましょう。野菜くずで鉄の匂い消してくれます。野菜くずを取り除き、油を薄く塗ります。本体の外側、蓋の裏、取っ手、底も忘れずに油を薄く塗ります。自然に熱を冷ましてシーズニング完成です。
スノーピーク和鉄ダッチオーブンは環境にやさしい
スノーピーク和鉄ダッチオーブンはダクタイル鋳鉄(耐熱シリコン塗装)です。調理後、洗剤を使わなくとも、たわしでゴシゴシ洗え、環境にやさしいのが特徴。 環境保護に取り組んでいるスノーピークスならではのこだわりといえます。 また従来の鋳鉄よりもヒートショック(温度差から生じるひび割れ)や衝撃への強度が高いので丈夫で長持ちする家宝クラスのダッチオーブンといえます。
スノーピークのデザイン
ゴツイイメージのダッチオーブンですがスノーピークのダッチオーブンは丸みを帯びたフォルムで何とも可愛らしく愛着がわきます。見た目だけでなく、使う立場で考えられた配慮が垣間見られるデザインです。
蓋の取っ手
使い勝手の良さを考えられた取っ手の高さは、リフターを使わなくてもグローブをつけたまま蓋をはずしやすい設計になっています。調理中ちょっと蓋を開けて除きたい場面に便利です。
リフターに対応
ポット、スキレット、蓋にはリフターに対応できる持ち手があり、様々な調理場面での使い方を想定したデザイン。
安全性
蓋には炭が落ちにくくするための縁付き、キャンプでの子供の行動を熟知した細かな安全性への配慮がうかがえます。
ワイヤーハンドルの窪み
ステンレス製のワイヤーハンドルの中央にはワイルドな焚火料理に対応したトライポット装着用の窪みが設けられていて、ニーズ面での工夫を感じられます。
フラットな底でIH対応
ダッチオーブンの底にありがちな足がなく底がフラットなのでIHヒーターにも対応。 フラットなデザインはアウトドアだけでなく家庭でも大活躍します。
スノーピーク和鉄ダッチオーブンは「リッド」「スキレット」「ポット」の3点セット
ダッチオーブンは蓋とポットの2点が一般的、スノーピークの和鉄ダッチオーブンはリッド(蓋)、ポット、スキレット、の3点がセット。これにより4通りの使い方が可能になります。 この3点セットが評判の高い理由の一つです。
スノーピーク和鉄ダッチオーブン4通りの使い方
ポットにリッド(蓋)をかぶせたセットパターン
鯛が1尾丸ごと入るサイズ。 一般的なダッチオーブンの使い方でカレーなどの煮込み料理など多種多様な使い方ができます。
ポットにスキレットをそのまま重ねたセットパターン
パンなど高さがある料理や下火上火を使いたい時にスキレットの深みに炭をのせて使います。 人気の”ちぎりパン”が7個焼けるサイズです。キャンプで子供と生地を丸めて焼くなんて楽しそうです。
ポットにスキレットを逆さまにして重ねたセットパターン
チキンが丸ごと納まるサイズで蒸し焼きなどの調理としての使い方ができアウトドア料理のレパートリーが増えます。 玉ねぎやトマトなどの野菜が丸ごと入るサイズ感なのでキャンプ地の野菜料理で旬が味わえます。
スキレットにレット(蓋)をかぶせたセットパターン
ステーキなどの焼き物やアヒージョやパエリアなど深めフライパンとしても使えます。 ハンバーグなら4~5個が焼けるサイズで蓋を閉めて蒸し焼きができるので時短調理になります。
スノーピーク和鉄ダッチオーブンの価格は?
和鉄ダッチオーブン26はスノーピークオンラインショップで25,800円です。一見、高い!と思われますが鋳物鍋は非常に高価で数万円から10万円を超えるものもあります。 世界で唯一無二の燕三条の技術で作り上げた“燕三条極薄鋳物”はスノーピーク社の努力で2万円台が実現できたのです。 ポット+スキレット+リッド(蓋)の3点セットはオーブン機能+深鍋+浅鍋+フライパンの4機能の万能鍋です。 アジアや欧米でも注目を集めているスノーピークのダッチオーブンは地元である新潟県燕三条の伝統技術が集約された逸品。一生ものと考えれば2万円台は、決して高くないといえるでしょう。
和鉄ダッチオーブン26のサイズは?
〈サイズ〉 リッド:W316×D268×H56mm スキレット:W316×D268×H58mm ポット:φ268×H120mm(ワイヤーハンドル含まず) 満水容量:スキレット/2.6l、ポット/5.4l 総重量/7.6kg(リッド/2.3kg、スキレット/2.6kg、ポット/2.7kg) セット内容:リッド、スキレット、ポット 材質:本体/ダクタイル鋳鉄(耐熱シリコン塗装)、ワイヤー/ステンレス
お手入れ
鋳物のダッチオーブンは使えば使うほど使い手になじんでいく調理道具です。料理をそのまま入れておかないことが大事、残った料理は別の容器に移しましょう。スノーピークの和鉄ダッチオーブンは耐熱シリコン塗装を施してあるのでお手入れは簡単。基本のお手入れ方法を紹介します。
使った後の手入れ「洗いかた」
使った後、付着した汚れをキッチンペーパーなどでふき取ります。後は水やお湯でたわしを使ってゴシゴシ汚れを洗い流します。*金たわしは表面を傷つけてしまうのでNG 洗剤は不要、使い終わったらお湯を入れて沸騰させ火を止めて、その間に食事をしましょう。食べ終わるころには手で持てる熱さになり、汚れも浮いてる状態になるのでお手入れがしやすいです。
洗った後のお手入れ「乾燥」「オイル」
汚れを洗い流したら空焼きして(火にかけ)完全に水分を飛ばし乾かします。表面に食用油を塗ります。内側だけでなく外側や底、蓋、取っ手と全体に塗り、ペーパーでふき取ります。 油はバターなどではなくサラダオイルやオリーブオイルがおすすめです。再度火にかけ白い煙があがったら弱火にし、煙が消えたら火を止め、自然に冷まして完了です。 ダッチオーブンを長く使うためには、使った後のお手入れが最も大切です。
焦げ付いてしまった時のお手入れ
スノーピークの和鉄ダッチオーブンは耐熱シリコン塗装が表面に施してあるので焦げ付きにくいのが特徴ですが、もし焦げ付いてしまった場合のお手入れを紹介します。 ダッチオーブンにお湯を入れ火にかけます。しばらくすると焦げ(汚れ)が柔らかくなってくるので、そうなるまで加熱します。ターナー(木べら)などで軽くこすり汚れを取り除きましょう。 後は使った後の手入れ方法と一緒です。
お手入れ後の保管
スノーピーク|和製ダッチオーブン収納ケースM CS420BR
ダッチオーブンの敵は水分です。湿気の多い場所での保管は避けましょう。湿気を吸い取る新聞紙かペーパーに包んで保管すると良いです。蓋とポット、スキレットが重なる部分には溝があり水気が残ってる場合もあるので間に新聞紙などを挟みましょう。購入時の箱を捨てずにそのまま入れて保管しても良いですし、専用ケースに入れて保管しましょう。専用ケースはスノーピークオンラインショップで販売してます。
スノーピークは「自分たちもユーザー」
お気に入りの調理道具に出会うと人はそれをとても大切に扱い、愛情を注ぎ、一生使い続けます。それはライフスタイルに安心感や信頼をもたらしてくれるからではないでしょうか。スノーピークの原点は、創業以来一貫して「自分達もユーザーである」といっています。
まとめ
評判が良い「和鉄ダッチオーブン」の魅力がよくわかりました。 スノーピークのメイド・イン・ジャパン「和鉄ダッチオーブン」はアウトドアをライフスタイルととらえる、スノーピークだから成せた逸品といえます。評判が良いのは作り手であるスノーピークが”自分たちもユーザー”という目線で生まれたダッチオーブンだからなのですね。 日常の使い方もできるスノーピークの「和鉄ダッチオーブン」、家族の絆を深めるため、人と人がふれあうため、自然と人が結びつくためのキャンプというライフワークに必要不可欠な調理道具です。 「和鉄ダッチオーブン」の評判が良いのは信頼のできるスノーピークスだからですね。