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【育て方ガイド】バジルの収穫時期や方法!簡単に増やせる3つのポイントをご紹介!

バジルの収穫は、好きなところから葉っぱを取ってすぐに使ってしまえばいいだけ? 実は、摘心や長期保存など、知っておけば役立つポイントがあるんです。今回はバジルの収穫を始める前に知っておきたい、3つのポイントをご紹介します!
更新: 2021年4月20日
三ツ矢ナオ
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目次

バジルを収穫しよう

バジル栽培でもっとも楽しみなのが、収穫です。 バジルは幅広い料理に使うことが出来るので、たくさん収穫して、賢く保存すれば、毎日楽しむことが出来ます! あなたはバジルの正しい収穫方法を知っていますか?  また、収穫したバジルを活用することができていますか?  今回は、バジルの収穫を始める前に知っておきたい3つのポイントをご紹介します!  もっとバジルに詳しくなって、充実したハーブ生活を送りましょう!

①収穫時期を知ろう

収穫する時期は?

まず、もっとも押さえておきたいポイントは、バジルの収穫時期です! バジルは、苗を買ってきた直後から少しずつ収穫してしまってOK。 苗はだいたい春から秋にかけて出回ります。 「買ってすぐ収穫なんて、早すぎない?」と思うかもしれませんが、バジルは夏になって太陽をたくさん浴びると、だんだん葉が硬くなってくるのです。 ですので、できるだけ春のうちから苗を購入し、早め早めに収穫していきましょう。葉が硬くても食べられないわけではありませんが、やわらかい葉のほうが食用に適しています。 バジルは一年草なので、秋に買っておいて来年も楽しむということはできません。 冬の寒さに耐えられず、枯れてしまいます。 なので、「早く買って、早く収穫する!」と覚えておきましょう!

収穫後は種ができるまで植えておこう


バジルは白い花を咲かせます。 この花が咲く頃が、葉の硬くなる時期。 もう食用に使わないし、用済み……と撤去してしまうのは、少し待ちましょう。バジルは花が枯れると、やがてさやの中に黒い種をつけます。これを採取しておけば、来年もバジルの種まきができるのです! 種から育てるのは難しそうに感じられるかもしれませんが、バジルは発芽させやすい植物です。 次の春には、ぜひ種まきをしてみましょう。

②摘心について知ろう

バジルの収穫は摘心を兼ねて行う

バジルの収穫は、ただ葉を取れば良い……と思えるかもしれませんが、実はバジルの株の育成に効く「摘心」という作業と兼ねることができるのです。 摘心と収穫を兼ねれば、バジルはもっと旺盛に育ってくれます。 では、摘心について知っていきましょう!

摘心とは

摘心とは、植物の先端の葉を取ってしまうことで、わき芽を増やし、葉を茂らせ形を整える作業のことです。摘心を行えば、植物はもっと元気にバランスよく育つことが期待できます。 具体的に見ていきましょう。 植物は放っておくと、元気な枝ばかりが伸び、その枝の生長にばかり栄養が行ってしまいます。ほかの枝があまり育たないので、結果的に花や果実の数が減ってしまうのです。 これを防ぐために行う作業が「摘心」です。 伸びすぎている元気な枝の、先端部分に生えている葉を採取してしまいます。すると、その枝は先へ伸びることができなくなるので、「わき芽」を生やし、横へと枝分かれしていきます。 こうすれば、枝の数が増えますよね。なので、結果的には、放っておいた時よりも、花や果実の数を増やすことができるのです。植物全体のシルエットも、こんもりとした見栄えのいいものになります。

バジルの摘心を行おう

少し難しそうに感じましたか? ですが、あまりどこをどう収穫するかにとらわれすぎる必要はありません。 「ここは伸びすぎだな……」と思う部分の先端の葉から、優先的に収穫することを心がければいいだけです。うまくいけば、わき芽が増え、よりたくさんの葉を収穫することができるようになりますよ。


③収穫したバジルの保存方法

乾燥させると香りが落ちる

バジルは、収穫後に乾燥保存を試みてもいいのですが、そうすると香りが落ちてしまうという性質があります。 できれば、収穫後にすぐ使ってしまうのが賢明です。 ピザのトッピングにしたり、ご飯にまぜて香り付けにしたり……。 イタリア料理やタイ料理、欧米料理など、バジルは実に用途の広いハーブ。きっと使い道には困らないはずです。普段のなにげない料理にちょっとだけ混ぜてみるのもいいですね。 でも、使う前にそのつど収穫してくるより、たっぷり収穫して長期保存できる方法ができればいいなと思いますよね。 ここではバジルを比較的長く保存可能な方法についてご紹介します。 覚えれば、さらに料理のバリエーションも広がりますよ。

保存瓶の準備

まずはバジルを保存する瓶を用意します。 100均で売っているものや、ジャムの空き瓶でOKです。 使用前に大事なのは、殺菌しておくこと。何気ないことのようですが、口に入れる物を長い間保存するからこそ、面倒くさがらずにちゃんと行っておきましょう。 殺菌に特別な道具は要りません。なべにお湯を沸騰させ、その中に瓶を沈めて数分間置くだけ。 終わったら、しっかり乾燥させて水気を飛ばしましょう。 ドライヤーを使えば速く乾きます。

バジルペーストを作る


バジルの加工で挑戦したい方法ナンバーワンが、このバジルペースト作りです! 作っておけば、さまざまな料理にイタリアの風を吹かせることのできる優れものです。 では方法を見ていきましょう。 用意するものは以下の通りです。 ・バジル50グラム ・にんにく1片 ・オリーブオイル150ミリリットル ・塩小さじ2分の1 ・松の実(またはくるみ)10~20グラム 手順はとても簡単です。 まず、バジルをよく水で洗い、軽く水気をキッチンペーパーで拭き取ります。 その後、他の材料と一緒にミキサーに入れ、攪拌するだけ! 混ざりきらない場合はオリーブオイルを足しながら混ぜましょう。 完成したバジルベーストは、ほかの料理に入れて楽しみます。 トマトやじゃがいも、チーズとの相性が抜群です! サラダや、ちょっとしたおつまみのトッピングにも活躍します。 嬉しいのが冷凍保存できるところ。作り終わったら、一回に使う分量ごとに分けて、冷凍庫に入れます。使うときだけそのつど解凍していきましょう。 また、この冷凍保存の方法を取る場合、最初に用意しておく瓶は小さいものがたくさんあると良いでしょう。

乾燥させて保存する

これは他のハーブにもよく使われる保存方法です。 特にローズマリーのような、お茶に入れて楽しめるようなハーブには、ぜひ応用したいところ。バジルは乾燥させると香りが落ちるとはいえ、覚えておくと何かと便利です。 まず、収穫してきたバジルをよく水洗いします。細かい蜘蛛の巣や虫、土がついていることが多いので、ていねいに洗ってください。洗い終わったらざるに上げて、水気を切ります。 次に、お皿の上にキッチンペーパーを敷き、その上にバジルを並べましょう。一枚一枚が重なり合わないようにしてください。重なり合ってると、うまくパリッと乾きません。 並べ終わったら、電子レンジをセットします。だいたい600ワットで1分半くらいに設定してください。温め終わったら、バジルがどのくらい乾いたか様子を見ます。手で触ってパリパリにほぐれるようなら乾燥完了です。まだふにゃっとしているようなら、プラス20秒くらい温めます。様子を見て調節してください。 大量のバジルを乾燥させたいときはちょっと時間のかかる作業ですが、何度か繰り返し行いましょう。回数をこなすうちに、自分の電子レンジならどのくらい温めれば乾燥させられるのか、感覚がつかめてきます。 乾燥させたバジルは殺菌した瓶に入れて、直射日光の当たらない場所で保存します。

バジルを収穫して楽しもう

バジルはたくさん収穫できて、収穫後の用途も広いハーブです。 トッピングに使うのもよし、ペーストにして食べるのもよし。 好きな方法でバジルを楽しみましょう!