釣りにもウェットスーツ?
「なぜ釣りでウェットスーツ?」と思いませんでしたか? 山や川、海の岩場では足場の悪いところも多く、水流もぐんと早くなります。 ・水流に足を取られて流される ・岩場が多くケガがふえやすい ・水温が低く体温が下がりやすい といった危険がひそんでいます。 安全のためにも、ウェットスーツは安全第一のためにも絶対におすすめですよ!
ウェットスーツはなぜ必要なの?
ウェットスーツには、自分の身を守るための大事な機能が3つありますよ! これらは、万一に備え少しでも安全性を高めるための機能です。
1.保温性
どんなに炎天下であっても、水に入り続けると身体から熱量を奪い体は冷えてきます。 寒い時期は特に保温を意識しましょう。 水着のみでは30分から1時間で水中から一度上がって暖をとるようにしましょう。 逆に、ウエットスーツを着ていれば、1時間以上入っていても安全です。 ただし陸に上がった際にはウエットスーツを上半身だけでも下ろして、熱中症にならないよう気をつけましょう。
2.浮力
水面で浮くことができるという命綱になります。 スーツの厚みも5mm程度のものでしたら、体が浮いてきますので溺れる心配もなく、万一の際、安全ですね。 水辺の安全を考えた場合、最も気にするのがこの沈まない状態を作るというものです。 ダイビングでも最も大切になるスキルが浮く力の確保=沈まない状態を作ることだったりします。
3.防御性
うっかり岩場でこけてしまった、ぶつかってしまった、あるいはクラゲの触手に触れてしまった、という際に皮膚を外傷から守ることができます。ただし、クラゲに関してはウエットスーツに付着した触手に触れないように注意してくださいね!
いろんな用途があった!ウェットスーツ
ウェットスーツはどんなときに使えるのか、ご紹介します。 スキューバダイビング・スキンダイビング・スノーケリング・サーフィン・ウィンドサーフィン(セイルボード)・ヨット・水上オートバイ(ジェットスキー、マリンジェット)などのウォータースポーツ、そして川釣り・磯釣り・水中土木・レスキューなどの水中・水上活動の際に着用されています。 マリンスポーツで使用するイメージの強いウェットスーツですが、安全性を高めることができるからこそ、こんなに多岐に渡って使われているのですね!
ウェットスーツの種類
フルスーツ

着用シーズン : 4月~6月、10月~12月 上下が一体化した、長袖・長ズボン型のウェットスーツをいいます。 素材を変えれば、オールシーズンを通して着用することができるウェットスーツです。 最もオーソドックスな形です。 ワンピースとも呼ばれることもあります。 優れた保温性を持っており、水温が下がる冬や春先に着用すると快適です。 肌ももっともおおわれているために、もっとも安全性の高い形だといえます。
シーガル

着用シーズン : 5月下旬~7月下旬、9月中旬~10月 腕部分は半袖で、下半身は足首まで覆う上下が一体なったウェットスーツのことをいいます。 春先から梅雨入り辺りまでのシーズンに着用されることが多く、水温はいまだに冬の気配が感じられるが外気に関しては暖かくなってきて、上半身が暑いといったシチュエーションに最適です。 注意したいのは、シーガル焼けという半袖のために、腕の途中から日焼けしてしまいます。 特に日焼けの気になる女性は、日焼け止めをたくさん塗って対策すると良いですね。
ロングスプリング

着用シーズン : 5月下旬~7月下旬、9月中旬~10月 腕部分は長袖、下半身は短いウェットスーツで、時期的に水温があたたかいはずですので、水に浸かっている状態や風が冷たい日などに重宝するウェットスーツの一種です。 着用時期は先ほど紹介したシーガルと同様の時期となります。日焼けが気になる女性に人気があり、可愛らしいデザインのものも多くのブランドからリリースされています。
スプリング

着用シーズン : 7月~9月 ロングスプリングの袖が半袖になったタイプで、気温も水温も温かい夏場に着用されることが多いです。
タッパ

着用シーズン : 7月~8月下旬 上半身のみを覆うタイプのウェットスーツで、ハーフパンツに合わせて着用します。 女性用も販売されており、女性も水着を着た上からタッパを着るような形になります。
ウェットスーツの素材は2つ!
1.スキン素材

ツルツルテカテカのさわり心地で、水をほとんど吸収しません。 体にしっかりと密着しますので、保温性に優れています。ですが強度が少し弱いこともあり、引っ掻いたり、岩などに擦ってしまうと破れてしまうこともあるので注意が必要です。 釣りはダイビングとは異なり、水上での運動がほとんどのためウェットスーツの表面から水分が蒸発していきますが、この蒸発によって体温が奪われてしまうのを防いでくれるのがこのスキン素材なんです。 また風を通さないので、肌寒い季節の保温には欠かせません。
2.ジャージ素材

ジャージ素材のタイプは、ニット地が表面に加工されているウエットスーツです。 スキン素材のタイプとは異なり、軽い素材で作られている反面、水や風の浸透を防ぐ作りにはなっていません。 ジャージ素材のタイプのメリットは軽い素材で作られているので、伸ばしやすく脱着も容易です。 また、スキン素材のタイプと比較して海水の塩分による劣化が少ないので、大きく縮んだりする事もありません。 逆にジャージ素材のタイプのデメリットは、やはり水や風の浸透があるという事で大雨や風が強い日などは急激に体温が奪われてしまうという事があげられます。 保温性で比べると、スキン素材のタイプには劣ります。
レディース用ウェットスーツの選び方のポイント2つ!
1、季節や地域によって使い分ける
・レディース用1着目には、ドライスーツかフルスーツがおすすめ!
地域によっても異なりますが、11月~4月くらいにかけてドライやセミドライ、スキン素材のフルスーツは必須です。 ただ、季節によって使いまわすためにも、2着目も検討しましょう。 2着でおさえたい方は、少し暑いですが春先までセミドライやフルスーツを着て、昼間Tシャツで過ごせるような時にはシーガルかロングスプリングを用意しておくと良いでしょう。
・生地の厚みで選ぶ!
2mmウエットスーツは最近開発されたウエットスーツです。 今まで販売されていた3mmウエットスーツや5mmウエットスーツより厚みがない分、伸びが良く動きやすいといったメリットがあります。 使用時期は初夏・秋となります。 3mmウエットスーツはフルスーツの中でも代表的な厚みです。 最もフルスーツの中でポピュラーな(品揃えが多い)厚みです。 使用時期は春・秋となります。 5mmウエットスーツはフルスーツの中でも最も冬場に適したウエットスーツです。 ただ、厚みを持たせている分動きにくい・価格が高いといったデメリットもありますが 冬場の海で釣りをしたり、サーフィンをするためには必需品です。 おすすめの選び方は、スキン素材タイプの3mm✕5mmウエットスーツとスプリングまたはロングスプリングです。 海水が冷たくなる時期はスキン素材タイプのフルスーツ、春先から夏にかけてはジャージ素材タイプのスプリングで釣りを楽しんでいただくのがおすすめです。
2、ウエットスーツは消耗品
ウェットスーツは使わなくても、時間が経過するとともに劣化していくため、あまり着ていないウェットスーツも思った以上にダメになってしまいます。 1着をたくさん使ってあげてください。 出費も少なくてすみます。 海水に浸れば年々劣化しますので、本来の機能は3シーズン持てば良い方でしょう。 白系の色は海水によって劣化しやすく、くすんだ色になってしまいますので、劣化を考えて購入するなら濃い色のウェットスーツがおすすめです。
レディース用ウェットスーツのサイズの選び方
オーダーか既製品か?
おすすめはオーダーです。 既製品で体にフィットしたものでないと、きつい・ゆるい・動きづらいなど不便な部分がたくさんでてくることもありえます。 また、体にフィットしていないということは、ウェットスーツの中に水がたくさん入ってきて寒さを防げないということなんです。 ただし、既製品と比べると高価になります。 既製品の商品を選ぶ場合のポイントは、伸縮性と胸囲です。 胸囲を測る胸の部分には心臓がありますよね。 心臓は呼吸を司る大切な場所です。 なので、胸囲の部分のサイズが合っていないときつく感じ、着苦しくなってしまうんです。 厚みが増すほど暖かいですが、その分動きが制限されたり、ウエットスーツの脱着に時間がかかるといった事を購入前に思い出していただけると失敗せず、自分の描いていたウエットスーツを購入できるかと思います。 ウェットスーツの機能の効果を発揮して安全に楽しむためにも、自分のサイズにあった商品を選ぶことが大切です。
ウェットスーツのお手入れ方法3ステップ
1、使用後はまずは水洗い!
使用場所が海の場合は特に、ウェットスーツは海水に含まれている塩分と砂まみれになっているため、まずは水洗いをしましょう。 洗うタイミングは海から上がってすぐ行うことが理想なのですが、海で貴重な真水を十分に確保することが難しいので、家に帰ってからすぐにやるのがおすすめです。 ゴシゴシたわしなどで、激しくこする必要は全くありません。 こすってしまうとウェットスーツの表面に傷ができてしまい破れの原因になってしまうので注意しましょう! 塩分と砂が落ちるように綺麗に水で流すような感覚で汚れを洗い流し、ウェットスーツの寿命を少しでも伸ばしたいと思う人は、水を溜めて数回もみ洗いをしましょう。
2、洗った日陰でよく乾かす!
洗ったウェットスーツは、風通しのよい日陰で乾燥させましょう。 日光がサンサンと降り注ぐひなたで乾かしてしまうと、劣化の原因となってしまうので避けるようにしましょう。 ウェットスーツの内側も渇きやすいように、ハンガーに吊るすことも忘れないでくださいね!
3、保管方法
洗って乾かしたウェットスーツは、基本的には日陰に保管にすることをおすすめします。 この時に乾かす工程でも説明したように、折り畳んだりせずにハンガーに吊るしたまま保管すると良いです。 変な折りしわがつきにくいです。
レディース用ウェットスーツのおすすめ4選!
最後にレディース用のおすすめ4選を発表します!
①ROXY レディース ウェットスーツ フルスーツ 3/2mm POPSURF BZ FULLSUIT RWT171901
ロキシー|ウェットスーツ 3mm レディース フルスーツ ウエットスーツ 3/2 POPSURF BZ FULLSUIT RWT171901
素材:ネオプレーン 3mm/2mm スタイル:バックファスナー サイズ:日本サイズ・Mサイズ(身長:155cm前後/体重:48kg)・MLサイズ(身長:160cm前後/体重:53kg)・Lサイズ(身長:165cm前後/体重:57kg)
3/2mmの軽量&超伸縮ジャージを使用、素材は軽量&超伸縮ジャージを使用しています。 生地厚は日本の水温の特徴と腕の動きやすさを考慮して3/2mmです。 柔らかな着心地に、カラフルな配色、袖口にクールなゴールドカラーを使用したカッティングデザインなどファッション性の高さはROXYならではのスタイルです。
②レディース用ウェットスーツ HUGウエットスーツ
日本製レディースウェットスーツ|サーフィン HUGウエットスーツ
すべて3mmのエアネッスルジャージを使用し、春~初夏、秋~冬の始まりまで長い期間着用していただけるスタンダードなフルスーツです。 女性のボディラインを美しく見せるスタイリッシュなデザインで女性のデリケートな肌を優しく包み込む上質な素材です。
③レディース用ウェットスーツ WORLD DIVE(ワールドダイブ) AF1 5mmスタンダードジャージ ワンピース
ダイビングウェットスーツ|5mmスタンダードジャージ ワンピース
セミオーダー品(受注生産)です。 表素材:スタンダードジャージ 裏素材:ノーマルジャージ ・ラッシュレスネック ・ウェイブシェイプ+バストカット ・アルティマSTパッド ※オプションもあります。
ポイントカラーにきれい色をプラスすればいつものスーツも可愛く変身します。 肩のハートシンボルがポイントです。 女性専用デザインで保温性もあります。
④レディース用ウェットスーツ AQUALUNG アクアラング 5mm ベーシック ダイビング ウエットスーツ BSW170
アクアラング|5mm ベーシック レディース BSW180
素材:US(ウルトラストレッチジャージ) 厚み:5mm・フルスーツ カラー:21色 ワンポイントカラーを21色の中から選べます。 ステッチカラーは選んだワンポイントカラーと同色です。 ロゴマークをお選び下さい。 メインカラーはブラックです。 ※オプションあり
ボディーラインの曲線ラインが気になるくびれを強調してくれます。 視覚的スタイルアップ効果が狙えますし、5mmの生地のため保温性もあります。
さいごに
ウェットスーツを着用しているからといって、安全を保障されるわけではありません。 さらに、その上にライフジャケットを着用するなどするとさらに安全性は高くなります。 冷えやすい、日焼けが気になる、オシャレでテンションあげる・・・など女性だからこその気になる点もすべてクリアできるお気に入りをぜひ探してみてください! そして、もっとも大切なこと。 安全に注意しながら、釣りやレジャーを楽しみましょう!