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コニファーの育て方!剪定から水やりの頻度まで手入れの3つの注意点を解説!

クリスマスリースの材料にもなるコニファー。ヒノキやマツなどの針葉樹の仲間の植物です。 今回はガーデニングで寄せ植えするときにもぴったりなコニファーの育て方についてご紹介します。コニファーの育て方を覚えて栽培を楽しみましょう。
更新: 2021年12月28日
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見たことあるかも!コニファー

コニファーの特徴などについて

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みなさんはコニファーという植物を知っていますか? コニファーとは園芸店に用いられるヒノキやマツなどの針葉樹の総称のことです。 近年ではヨーロッパから入ってきた園芸用の針葉樹を指すこともあり、一言でコニファーといっても、さまざまな種類があります。

いずれもすっきりとした姿と緑の葉が特徴ですが、樹形にはこんもりと生い茂るものから円錐形のものなどがあります。 また葉の色にも「シルバーリーフ」と呼ばれる銀色を帯びた葉色から明るい黄緑色、新緑のものまで色も樹形も幅広く存在するのが特徴です。

コニファーの詳細情報

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【科目・原産地】 コニファーは針葉樹の総称であり、マツ科、ヒノキ科、イチイ科に属する常緑低木~高木です。ヨーロッパ、アメリカ、カナダなどに広く分布しています。 【樹高・開花期】 樹高は30cm~10mと様々です。開花期は4~9月で品種により異なりますが、観賞価値はありません。

【名前の由来】 「球果のある」という意味を持つラテン語の形容詞 「conifer」を語源としています。 【期待できる効果・効能】 樹木から発生する「フィトンチッド」という成分には精神をリラックスさせる効果があり、針葉樹のフィトンチッド放出量は広葉樹の数倍にもなることが知られています。

フィトンチッドの効能としては、抗菌・防虫効果、消臭・脱臭効果、リフレッシュ作用などが有名ですが、他にも疲労回復作用、空気清浄作用、抗アレルギー作用などがあることもわかっています。

更に湿度を一定に保つ効果もあり、観葉植物として部屋に置くことで様々な効能が得られます。

【栽培の難易度・耐寒性】 寒さには強いのですが、高温多湿に弱く日本の気候には合わない品種もかなりあります。特に室内で育てる場合は、園芸初心者には難しいかもしれません。

コニファーの育てるときの注意点や栽培時の準備物について

コニファーを育てるときに注意する3つのポイント

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コニファーを育てるときに特に注意したいことが3つあります。それは「高温多湿に弱い」「乾燥に弱い」「剪定をこまめに行う」ということです。 日本の気候において、特に夏場は高温多湿になりやすく、コニファーが育つ環境としてはあまり好ましくないことが多いです。

夏場に限らず、できるだけ風通しの良い涼しい場所に置くようにしましょう。 また乾燥に弱い性質があります。コニファーは水切れするとすぐに枯れてしまいますので、用土が乾いたらたっぷりと水を与えるようにします。ただし、水を与えすぎると根腐れを起こしてしまいますので注意が必要です。

育てる際に準備するもの

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コニファーを栽培する際に用意するものをご紹介します。観葉植物として販売されているコニファーはもとから鉢植えで売られていることが多いので、購入後しばらくは購入時の鉢植えのままでそのまま育てて楽しめるようになっています。

購入直後は植え替え用の用土や植木鉢などは必要ありませんが、鉢植えのコニファーをより元気に長く育てるために「肥料」や「剪定ばさみ」などを用意しておくことをおすすめします。

肥料は、緩効性肥料または固形タイプの油かすなど。どちらもホームセンターや園芸店で購入することができます。 あとは剪定ばさみです。 コニファー類の植物は金属類を嫌う傾向がありますので、セラミック製の剪定ばさみを用意しておくと安心です。

コニファーの土作りと植え付けについて

苗の選び方

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コニファーは苗から購入することもできます。苗を購入する際は、幹が太くしっかりしていて、葉のつやが良く、病害虫に侵されていないものを選びましょう。また鉢の底を見て、根針がしっかりしている苗を選びます。

日当たりや置き場について

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コニファーは日当たりのよい場所を好みます。ある程度日陰になっていても育ちますが、育てる場合は適度に日当たりのある場所を選びます。室内でも明るい場所なら育てることもできますが、日当たりのよい戸外で栽培する方がより健全に育てることができます。

植え付け方法や適期について

植え付けの際の適期はコニファーの種類によって異なりますが、多くの品種では3~4月ぐらいが植え付け適期です。 植え付けや植え替えに関して、夏の暑い時期を避けましょう。

数本植える場合は、生長を考えて密になり過ぎないように間隔をあけて植えるようにします。 また生長の早いものと遅いものがあるので、バランスを考えながら植え付け位置を決めます。

植え付け用土の作り方について

コニファーを植え付けるための用土についてですが、市販の観葉植物用の土または、腐葉土や水はけのよい鹿沼土を1対1の割合で混ぜ、掘り返した土と同量程度の用土を作ります。水はけが悪い場合は軽石を混ぜます。

その他配合例としては、用土は赤玉土(中粒以上)が5~6割、腐葉土が2割、鹿沼土かピートモスが2~3割でこれらをしっかりと混ぜて使います。

鉢底にはメッシュ(鉢底ネット)を敷き、その上に大粒の赤玉土または鉢底石を敷いてから用土を入れます。 苗の根が少し出るように調節しながら、苗を用土で埋めていきます。苗の植え方は鉢植えの場合と同様です。植え付け直後など、根元が安定しない場合は、支柱を立てておきましょう。


コニファーの肥料の与え方や水やりについて

水やりについて

鉢植えの場合、土が乾いたらたっぷりと水を与えるようにします。地植え、鉢植えのどちらに関しても同じですが、夏は涼しい朝か夕方に水やりをしましょう。冬は土の表面が凍るのを防ぐため、午前中に水やりをするのをおすすめします。

肥料の与え方について

鉢植えの場合は、生育が活発になってくる3月もしくは6月頃になると液体肥料を与えるようにします。地植えの場合は、3月に油かすなどの肥料を施します。コニファーの品種によっては肥料のやりすぎにより生育が旺盛になり、樹形が崩れてしまうこともあるので、適量の肥料を与えるように心がけましょう。

コニファーが枯れてしまった!なぜ?

コニファーが枯れてしまう原因

2~4月の生育時期に葉っぱの先が茶色く枯れてしまうことがありますが、これは直射日光による葉焼けや暑さによる蒸れ、乾燥などが原因と考えられます。 このような状態になってしまった時は、夏の西日が当たらないような場所に移動させたり、藁を敷いて地温が上がるのを防ぐなどして管理しましょう。

一度枯れてしまった枝は元に戻りません。混みあっているところの枝から優先的に切り取るか、手で枯れた葉っぱを手で摘み取る方法もあります。

その他病害虫について

コニファーによくつく病害虫としてよく知られているものは、「ハダニ」や「すす病」、「カビ」などの葉枯病です。ハダニやすす病の原因になるのは「アブラムシ」ですが、アブラムシは薬剤や霧吹きに入れた牛乳を撒いて散布するなどして対処しましょう。また定期的な剪定も有効です。

コニファーの挿し木や植え替え、剪定方法について

コニファーを挿し木で増やす


コニファーは挿し木で増やすこともできます。挿し木をするなら、3~6月頃がおすすめです。手入れや剪定で切り取った10cmほどの枝を利用すると効率よく株を増やすことができます。

剪定時期と方法

コニファーの植え付けから約3年後、株が完成したらそれ以降は刈り込みで樹勢を抑えます。コニファーは、自然の状態でも比較的美しい樹形を保つ植物なので、手入れをすればするほど形が整い、美しさを維持することができます。

製枝剪定する時期は、品種によっても違いますが、一般的に言えることは、大きく刈り込む「強剪定」は初冬~芽が出る前の12月初旬~4月初旬ごろに行います。

この時期になると、木の生長が止まっているので、剪定しても切り口から水分が流れ出ることが少なく、病気が切り口から入り込むこともなく枝枯れを防止することができます。

強剪定をする場合は、2年以上経った枝を剪定します。 また軽い剪定をするなら、6月~7月頃、もしくは9月中旬~10月中旬ごろに行います。夏の暑い時期は木も弱り勝ちなので、剪定は避けます。軽い剪定の場合は形を整えるように、当年伸びた枝をカットします。

植え替え時期や方法は?

コニファーの植え替えについてですが、植え替えは2~3年おきぐらいが目安で、時期は4月か、9~10月頃をおすすめします。

鉢植えの場合、鉢底から根が伸び出しているときや、水はけ・水もちが悪くなったときが、植え替えのサインです。 一回りほど大きな鉢を用意して、根鉢を崩さないように植え替えましょう。地植えの場合は、根を傷つけやすいので注意してください。

いろいろな種類のコニファーを育てて楽しもう。

コニファーは、鉢植えに適するもの、地植え向きのもの、どちらにも使えるものと用途も幅広いです。例えばガーデニングの寄せ植えの引き立て役や庭木、街路樹にと様々な場面で植えられていることもあります。

その他用途としては、クリスマスシーズンのリースづくりの、材料にも使えるんですよ。そのようなアレンジもぜひ楽しんでみてください。