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ストリンガーの正しい使い方講座!新鮮に魚を生かしておく方法を解説

「ストリンガー」は、釣った魚を水中で生かしておくための道具ですが、使い方次第では魚を逃がしてしまったり、魚が死んでしまったりすることがあります。この記事では、ストリンガーの定義、選び方や使い方、おすすめのストリンガーについてご紹介します。
更新: 2024年10月6日
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「ストリンガー」とは?

釣った魚を生かしておくための道具

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「ストリンガー」とは、釣った魚を生かしておくための道具です。詳細については後述しますが、ストリンガーは、係留ロープに複数のクリップ型のフックが付いており、ロープを固定したうえで魚の下あごをフックに固定し、海に投入することで、釣りをしている間は水中で生きたままの状態で魚を保存することができます。

基本的に、釣った魚を最高の味で楽しみたい場合は、釣り上げた直後にいけ締め (気絶させ、血抜きする作業)をするのが理想的ですが、いけ締めをしている時間はロスタイムになりますので、釣りが終了するまで一時的に魚を生かしておける道具が不可欠なのです。

釣りが終了したら、水中から魚を引き上げ、いけ締めをしてクーラーボックスに保存します。

「スカリ」との違いは?

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釣った魚を生かしておくための道具として、「スカリ」が最も幅広い釣りで使用されています。スカリの場合、魚を狭い場所に閉じ込めて生かすため、魚にストレスを感じさせてしまい、身が血生臭くなる原因になります。

一方ストリンガーの場合、広い海の中で魚を生かすので、魚は全くストレスを感じず、食味が損なわれる心配はありません。ただしストリンガーは、前述したように魚の下あごをフックに固定するため、アジやメバルのような口の柔らかい魚には使用できません。

また、魚を固定するためのフックは、ある程度の大きさがあることが多く、小型魚に用いるのも不可能です。状況に応じて、ストリンガーとスカリとを使い分けるようにしましょう。

ストリンガーの選び方のポイント2つは?

ストリンガーの選び方を間違えると、せっかく釣り上げた魚を逃がしてしまう恐れがあります。後悔しないためにも、魚に合ったベストなストリンガーを選ぶようにしましょう。 ここでは、ストリンガー選びで重要な、「フックのサイズ」と「係留ロープの長さ」の2つのポイントについて取り上げていきます。


ストリンガー選びのポイント1 -フックのサイズ-

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前述の通り、フックは魚を固定するための器具です。フックのサイズが魚のサイズに合っていないと、魚を水中に投入する際や、魚を水中から引き上げる際などの、フックに魚の全体重が掛かる場面で、フックが曲がったりオープンしてしまったりし、固定した魚を失ってしまうことがあります。

もちろん、フックの強度はサイズだけではなく、針金の太さも関係してきますが、市販されている多くのストリンガーには、どのくらいのサイズの魚に適しているのかについての記載がありますので、自分がターゲットとする魚のサイズに合ったものを選びましょう。

ストリンガー選びのポイント2 -係留ロープの長さ-

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係留ロープの長さも、ストリンガー選びでは重要なポイントです。詳細については後述しますが、海で使用する場合は、足元から水面までの高さよりも2m程度長い係留ロープが必要になります。

しかしながら、安価で販売されているストリンガーは、価格を抑えるために係留ロープの長さを短くしています。

例えば、係留ロープの長さが5mのストリンガーの場合、係留ロープを括り付ける際に必要な長さも考慮に入れると、実質的に足元から水面までの高さが2m未満の釣り場でしか使用できません。

ですから、一般的な堤防や港湾などで使う場合には、最低でも7m以上の係留ロープを備えたストリンガーが不可欠です。

ストリンガーの使い方3手順を解説!

ストリンガーのメリットを十分に享受するためには、正しい使用方法を知ることが大切です。使い方を誤ると、魚が死んでしまう可能性がありますので、十分に注意しなければなりません。ここでは、ストリンガーの使い方3手順について解説していきます。

ストリンガー使い方手順1【係留ロープを固定する】


ストリンガーには、長い係留ロープが付いており、この係留ロープを何らかの形で固定することで、フックに固定した魚を所定の位置に係留します。

海で使用する場合、水面方向に垂らす係留ロープの長さは、潮汐による水位の変化を考慮し、足元から水面までの高さよりも2m程度長くするようにしましょう。

堤防や港湾での釣りの場合は、船を係留するための「ボラード」と呼ばれる杭に係留ロープを括り付けるのが確実でしょう。なお、磯での釣りの場合は、先端にリングの付いたピトンを磯に打ち込み、ピトンに付いたリングに係留ロープを括り付けて使用します。

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ストリンガー使い方手順2【魚をフックに固定する】

係留ロープを固定したら、魚をフックに固定する作業に入ります。まず、現時点で係留ロープの最先端にあるフックをオープンします。

フックのオープン方法は、ストリンガーによって異なりますが、一般的な60cm未満の魚に使用するストリンガーは、金属の接合部にバネが被さっており、バネを指で押し下げることによってフックをオープンする「スプリング式」のものがほとんどです。

次に、フックの先端部を魚の下あごの硬い部分に刺し、しっかりと貫通させます。エラブタからフックの先端部を入れ、口から出している釣り人もいらっしゃいますが、エラは魚が呼吸をするために不可欠な気管であり、万が一エラを傷付けると、魚が血を吐いて死んでしまう恐れがあるため、エラブタから口に掛けてフックを通す方法はおすすめできません。

最後に、フックをオープンした時と逆の要領で、フックをクローズさせます。

ストリンガー使い方手順3【魚を水中に投入する】

魚をフックに固定したら、魚を水中に投入する作業に入ります。まず、魚を固定したフック以外のフックを、係留ロープを固定している部分の付近まで移動させます。

万が一、魚を固定したフック以外のフックが水中に入ってしまうと、次回魚をフックに固定する際に、魚を水中から引き上げてフックを回収する必要が生じ、魚を弱らせる原因になります。あとは、魚を静かに水面に投入するだけです。

この時、水面に体をたたき付けるように魚を投入してしまうと、魚が弱ってしまいますので、足元から水面までの高さが高い釣り場では、特に注意が必要です。2匹目以降は、手順1以外の作業で、フックへの魚の固定と魚の投入を行います。

おすすめのストリンガーもご紹介!

50cm未満の小型魚にピッタリのストリンガー


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出典:Amazon
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大手アウトドア用品メーカー ―「ベルモント」のストリンガーです。フックの全長は100mmで、50cm未満のクロダイやアイナメなどに最適です。

係留ロープは8m付いているため、足元から水面までの高さが高い釣り場においても、問題なく使用することが可能です。また、フックのみの販売も行っているため、フック交換や追加も容易です。

50cm以上の大型魚にピッタリのストリンガー

ベルモント ストリンガー150ロープ付セット 5pcs

出典:Amazon
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「ベルモント」のストリンガーです。前述の商品と比較すると、フックの全長が150mmと大きく、1m未満のシーバスや青物などに最適です。前述の商品同様、8mの係留ロープが付いているほか、フックのみの販売も行っています。

釣った魚をおいしく頂くなら、ストリンガーは必須!

いかがでしたか。自ら釣った魚を食べることは、釣りの醍醐味の1つです。ですから、いけ締めの作業で釣りの時間を犠牲にすることなく、且つ釣った魚をおいしく頂きたいのであれば、ぜひともストリンガーを活用して、鮮度や食味が落ちないようにしましょうね。