南のビッグファイター タマン釣りに挑戦！
ショアゲーム屈指の力強さ！
沖縄を代表する魚であり 力の強さが人気のタマン。 憧れの魚として遠征も人気の釣りモノです。 タマンの仕掛けやコツをチェックして 夢のターゲットに挑戦してみましょう！
タマンはどんな魚？
沖縄を代表する人気のターゲット！
タマンはグルクンと並んで 沖縄で人気のあるフエフキダイの仲間です。 標準和名はハマフエフキ、タマミとも呼びます。 本州中部以南に生息する魚ですが 暖かい海を好むので釣りが盛んなのは 九州と沖縄、伊豆諸島などの離島が中心。 80m近くまで大型化する事や 肉食でルアーへの反応が良い事、 力強い引き味で遠征も盛んな釣りモノです。 白味でクセの無い鯛系の食味で 市場でも高級魚として高く評価されています。
タマンが釣れるポイント
餌を求めて幅広く活動！
タマンは水深70mから底が見えるような浅瀬まで、 大型でも様々なエリアに生息している魚です。 タマンにとってカニやタコが取りやすい 干潮時は干上がってしまうようなポイント、 サンゴ礁まわりでの釣りがポピュラー。 港、磯、浜と様々な場所がポイントになりますが 居付きではなく回遊なので潮通しが良いポイント、 水深のある場所が隣接しているポイントが有望です。 島での釣りなら大型がいるとは思えないような ポイントからでも狙えるので 釣具店やインターネットで情報を集めておきましょう！
タマンが釣れる時期について
タマン釣りは暖かい時期を狙おう！
タマンが狙える時期についてです。 暖かい海水を好む魚なので 春から秋の高水温となる時期が 釣れる時期になります。 タマンが旬を迎える時期は春と秋、 産卵の時期は2月から11月と非常に長いので 味の良くなるタイミングは地方、 固体によって大きく異なる事も 大きな特徴と言えます。 気温が高い南のエリアや オフショアであれば時期を問わず 年間を通して楽しめる事も人気のポイントです。
タマン釣りの餌
代表的な釣り餌3つをご紹介！
タマン釣りの餌3つをご紹介！ 肉食の魚なのでタコやイカ、 魚を使って釣るのがポピュラーです。 大きな餌でも果敢にアタックしてくるので アピールを重視して餌付けを行ってみてください。 ウツボなど定番の餌取りも登場するので 釣行時間に合わせてストックを用意しておきましょう。
1/3.シガヤー
タマン釣りで特に人気の餌はシガヤー、 ウデナガカクレダコという 触腕の長い小型のタコです。 干潮時なら採集も可能ですが 釣具店での購入がポピュラー。 エサ取りに強くアピールも抜群、 一匹掛けで使うのですっぽ抜けが減るような 工夫が必要になります。
2/3.身餌
入手が簡単で手軽に用意できる餌なら 身餌、魚の切り身がおすすめです。 サンマなどスーパーで買えるような魚の他 現地で釣った魚をカットして餌にしてもOK。 付け方はオーソドックスな 縫い刺しがおすすめです。
3/3.活き餌
タマンの生き餌は小型のボラ、イナッコが主流です。 現地調達、釣具店での購入でも入手できます。 使用する場合は活かバッカンとブクなど 弱らせない方法を考えておきましょう。 現地調達を狙うなら汽水域、 河川の流入場所がおすすめです。
タマン釣りタックル エサ釣りでタマンを狙おう！
遠投仕掛けに必要な道具を5つに分けてご紹介！
タマンの餌釣りは天秤に1本針、 遠投してアタリを待つシンプルなぶっこみ釣りが人気です。 港から砂浜まで幅広く使える釣り方なので タマン初挑戦の方にもおすすめ。 大型魚を狙うタックルと仕掛けなので 流用は難しくなりますが 不意の大物を逃さないよう しっかり準備して釣りに出かけましょう！
1/5.ピトンは必ず用意しておこう！
ナカジマ|ステンレス製磯ピトンZ
出典:Amazonピトンは磯釣りなどで使用する 置き竿用の釣り道具です。 棒の部分がピトンになります。 岩やコンクリートの隙間に打ち込んで固定、 先端に竿掛けをつけて使用。 投げてアタリを待つ釣りなので 置き竿での釣りになりますが 直接置いておくと竿ごともっていかれる場合があるので 必ず強いものを用意しておいてください。 ドラグを設定、 ロッドを竿掛けに固定しておく事も 大切なポイントです。
2/5.タマンタックル ロッド
竿はタマン竿と呼ばれる硬い磯竿を使用します。 長さは5m前後、硬さは8号から10号で 40号のオモリにも対応。 カーボン系の竿は高価ですが遠投性能が高く グラスコンポジットは粘りが魅力です。 どちらも海面に突き刺さるような 胴からの大きな曲がりと反発力で 力強いタマンを浮かせます。
3/5.タマンタックル リール
力の強い大型のターゲットを狙う釣りなので 太い糸を巻ける大型スプールを搭載したリールが必要です。 6000番前後の磯釣り系製品からリールを選びましょう。 置き竿時はドラグを緩めておきますが ファイト時は根に潜られないよう ドラグを締めて使用するので ドラグ力の高いモデルが理想です。
4/5.タマンタックル ライン
ラインはナイロンの12号がおすすめです。 PEを使用する場合は5号を使用。 どちらの場合も150m以上入れておきましょう。 根回りの釣りでドラグを出してもキャッチ率は低め、 大型を強引に浮かせる釣りなので 信用できる製品、安心して使える強度を確保して タマン釣りに挑戦してください！
5/5.タマンタックル 仕掛け
がまかつ|タマンスペシャル
出典:Amazon仕掛けは道糸を天秤に、 フロロハリス12号前後を2mのシンプルな構成です。 岩礁地帯ではハリスが強く擦れるので 20号まで選択肢に入ります。 オモリは仕掛けが流されない重さを選びましょう。 ハリは専用のタマンフックを使用します。 太軸で太いハリスでも結べる管付き、 軸が短くふところが広い掛かりを重視した釣り針です。 サイズは餌の大きさに合わせて選んでみてください。
タマン釣りタックル ルアー釣りでタマンを狙おう！
ルアーゲームタックルはバランスがポイント！
餌釣りのような大型シングルフックが使いにくい ルアーゲームのタックルはバランスが大切！ どのサイズまで狙うのか、強引なファイトが必要なのか、 予め想定してから全体のバランスを整えましょう。 今回は手軽なポイントからでも楽しみやすい ショアから40cm前後を狙う釣りの 道具立てを中心に紹介しています。
1/4.タマンタックル ロッド
ロッドはタマンのサイズ、 釣り場によって使い分けるのが理想的です。 港で手軽に楽しむ場合はシーバスロッドのM、 磯など強引なやりとりが必要になる場合は MH以上のヒラスズキロッドや 大型の根魚を狙えるロッドをおすすめします。 どちらの場合もミノーやトップのアクションを殺さない しなやかなティップと大型に対応出来る バット、粘りを持ったロッドを選びましょう。
2/4.タマンタックル リール
リールはPE1号150m以上を基準に ドラグ性能の高いミドルクラス以上、 剛性に優れる金属系の製品から選びましょう。 磯から狙う場合や 大型のキャッチ率を上げたい場合は 6000番PE3号までの強いセッティングがおすすめですが フックのサイズや強度を考慮して バランスの良いタックルを準備するのが 大型魚を狙う道具立てのコツです。
3/4.タマンタックル ライン
ラインはレスポンス、遠投性能に優れる PEラインがスタンダード。 150m以上用意するようにしてください。 リーダーは根ズレに強いフロロカーボンを FGノットなど強力な結びで結束。 強度はメインラインと同程度でOKです。 サンゴ礁、岩など沈みモノへ向かう魚なので 擦れを考慮してリーダーはリール巻き込みまで、 長めに設定しておく方法がおすすめです。
4/4.タマンタックル 仕掛け
ブルーブルー| ブローウィン 140S
出典:Amazonタマンは雑食で様々な餌を食べる魚なので ルアーも様々なタイプを選択できます。 特に人気が高いルアーは120mm前後のシンキングミノー。 シーバス向けの製品を流用して使いましょう。 フラッシングの強いカラー、 ジャーク系のアクションに強いルアーが人気です。 ブレード、スプーン、トップやシンキングペンシルを 状況に応じて使い分けるのが基本になりますが 大型をとりたい場合は浮かせてから掛ける必要があるので 中層までを泳ぐタイプのルアーを中心に セレクトするのがタマンゲームのコツです！
タマンの釣り方を動画でチェック！
餌釣り、ルアーゲームの動画をご紹介！
タマンのパワーを確認出来る 動画を2つご紹介！ タックルセッティングの参考用に 釣りの様子を確認しておきましょう。 同じ仕掛け、釣り場でガーラ、 GTがヒットする場合もあるので キャッチ率を高めたい場合は さらに強めのセッティングで挑戦しましょう！
餌釣りの大きなアタリを動画でチェック！
タマン餌釣りのヒットシーンを 紹介している動画です。 小さな前アタリから 強烈な引き込みまでを確認できます。 早アワセは厳禁、竿が強く引き込まれたら アワセを入れて根に潜られないよう ドラグを締めて素早く魚を浮かせましょう。 釣れたタマンは良型と呼べるサイズですが 魚体の大きさに対する力の強さが 良く分かる動画です。
オフショアライトゲームの動画でチェック！
リーフをまわるボートゲームでの タマンとのファイトを紹介している動画です。 沖縄では小型ボートでのショアゲームが盛んで、 ライトなタックルで楽しむスタイルが人気です。 使用ルアーはデイゲームに強いブレードを搭載した メタルマル19g、対象魚種が広いルアーです。 浮かせて食わせればドラグを使った勝負も出来るので ファイトシーンを参考にイメージを高めておきましょう！
タマン釣りのコツをご紹介！
タマン釣りのコツについてです。 1つ目のコツは釣れるタックルを用意する事、 大型も狙える道具立てで望みましょう。 2つ目のコツは潮回りと時間帯です。 カニやタコを求めて浅場に上がってくるので 大潮、満潮時がチャンスになります。 夜釣りでの実績も高いので 暗い時間帯に大潮満潮を迎える日は 絶好のタイミングと言えます。 3つ目のコツは釣り場の情報収集！ 遠浅の景色が広がるポイントが狙い目になりますが 船道などタマンが通るルートはある程度決まっています。 Googlemapの航空写真や釣具店での情報収集で 打ち込むポイントを事前にチェックしておく事も 重要なポイントになります。 上記のコツを押さえておけば 初めてのタマン釣りもバッチリ！ 遠征での釣りも効率よく楽しめます。
人気のターゲット タマンに会いに行こう！
本場沖縄での釣りがおすすめ！
タマンは身近な釣り場から一年中大型が狙えるので 沖縄ではポピュラーな釣りモノになっていますが 本州からの釣りでは中々出会えないターゲットです。 大型固体は沖縄に集中している傾向があるので 旅行を兼ねた遠征での釣りをおすすめします。 自分の好きな釣り方で夢の大物に挑戦してみてください！