バジルの特徴や苗について
イタリアン料理でよく使われているバジルは、インドや熱帯アジア原産のシソ科の植物です。 原産地では、通年にわたって育ちますが、日本では冬があり、その寒さで枯れてしまうので基本は春から秋までの間で栽培されています。 バジルの育て方としては、苗からと種からのどちらでも栽培できますが、成長が早く育てやすいのは苗からになります。 バジルの苗は園芸店やホームセンターでポット苗として販売されていますので、バジルを初めて育てる場合は4~5月ぐらいに苗を購入して育てるのがおすすめです。 ガーデニングを楽しむために種から育てようと思っている方は、4月下旬~5月初旬ぐらいの時期に種まきするのがよいでしょう。
「幹」部分から切る!摘心栽培のススメ
真ん中の太い幹は切っても大丈夫、というか切った方が良いらしい。このまま上に伸び続けたらどうしようかと思ってた。
— Baron Kaneko (@ky0314) June 19, 2017
>バジルの摘芯(摘心)栽培 ~バジルの収穫量を増やす https://t.co/Y7P1WEv5C6
バジルは摘心(摘芯)栽培をしながら育てるのですが、この摘心栽培とは、収穫量を増やすために脇芽を成長させて逆三角形状に葉を広げていくようにする栽培方法です。 一番の芯部分となっている「幹」の部分を切ってしまうことから「摘心(摘芯)」と呼ばれているのですが、摘心をしないと一番芯となる幹部分がどんどん伸びていき、自然と脇芽が伸びて逆三角形になっていくのですが、幹部分に栄養がどんどん送り込まれていくので収穫できる葉の数が少なくなってしまいます。 また摘心をしないとバジルの背の高さがとてもたかくなってしまうので、高さを抑えるためにも摘芯することをおすすめします。
バジルの成長に必要な摘心を行う5つのメリット
1.バジルの葉の収穫量が増える!?
バジルさんを収穫:herb:
— たお (@shufuuuuu) September 24, 2017
今年はミニトマトの成長の勢いがおさまるまでバジルがほとんど成長できなかったから、これが最初で最期の収穫です:satisfied:
でも摘心したときにちょぃちょぃ楽しめてたから、まぁまぁ満足:sparkles: pic.twitter.com/zk69FeRODe
2.こんもり、どっしりとした苗に育つ
バジルの苗が育ち、バジルの本葉が伸びてきたら、下から3番目ぐらいの個所を摘心します。少しもったいないような気もしますが、摘心することで、脇芽が育ち、ひょろひょろと徒長せず丸くこんもりとしたどっしりとした苗に育てることができます。 摘心した葉っぱはそのまま料理にも使えますし、水挿ししておくとそこから新しい苗を育てることもできます。
バジルの芽が出て1カ月、ぐんぐん伸びたので葉を増やす為上の方を切りました。摘心した葉は早速ピザに乗せて楽しみました。残りはお部屋に飾ったよ、そのうち食べるけど。
— みが (@migatw) August 1, 2017
今度はモッツァレラ買ってきて、本格的なマルゲリータを作りたいな〜。#ベランダ菜園 pic.twitter.com/azPh0lyBtR
3.摘心は枝や葉を増やすのに効率的
バジルを摘心する理由は、1本のバジルをひょろひょろと徒長させるより、摘心をすることで、枝や葉を横に増やすのに効率が良いからです。 最初の本葉が育ってきたら最初の摘心をおこないますが、せっかく育った苗を半分ぐらいの大きさになってしまうため正直もったいないような気がしますが、切ってしまいましょう。 しばらくすると、そこから2本の枝が伸び、伸びてきた枝は切った枝より大きくなりあっという間に切った場所もわからなくなるぐらいこんもりと大きなバジルに育ちます。 脇芽を生やすために行う摘心のタイミングで、摘みとった茎を利用すると効率よく数を増やすことができます。
4.脇芽も摘むと葉が蒸れにくくなる
何も植えないじゃ勿体ないと植えたバジルの摘心をしました。
— 真田・ナス(代) (@sanada_nasdept) July 19, 2017
茎の上の部分を切って脇芽(指を指した場所です)を伸ばして収穫量を増やすのです!
特に売ろうとか考えて栽培してる訳じゃないのですが、こういう作業をやりたくなるのは貧乏性だからなんでしょうね(笑)#ナスの耕作放棄地復帰計画 pic.twitter.com/V81YcZhagT
苗が横に広がり、脇芽が伸びてきたら、今度はその脇芽の先の部分を摘み取ります。 そしてまた別の部分が伸びてきたら芽先を摘み取るようにします。この作業を3回~4回繰り返していくと、徐々に枝の数が増え、次第にたくさんのバジルが収穫できるようになります。 ここで気を付けることは葉っぱの蒸れです。葉っぱが茂り過ぎて風通しが悪くなると葉が重なり合った部分が蒸れて枯れあがってしまうこともあります。混みあっている部分は潔く切り落として風通しを良くしましょう。
5.摘心した枝から新しい株を栽培できる
バジルの水栽培してる挿し木なんですがもうこんなに根が出てきてます!
— リラード (@riraad) August 24, 2017
3つあるから一つはプランターに移そうかな? pic.twitter.com/LFfoU4oxZm
摘芯した部分はそのまま料理に使うこともできますが、切った部分から新しい苗を作ることもできます。バジルは非常に生命力の強い植物なので、切った茎の部分を水につけておくだけで、そこから根が出て、新しい苗に生まれ変わるのです。 方法は簡単です。摘芯した茎を水につけて1週間ほど置き、その間、毎日水は取り替え、日によく当てます。日光も必要です。そうすると、根が生えてきて、そのまま土に戻すとバジルの苗自体を増やすこともできます。これでまた、収穫量を増やすことができます。
バジルの摘心の方法について
バジル収穫♪
— 魔女菅原 (@greengreen442) July 7, 2017
次の葉っぱが出ている上で切るとどんどんボリューミーになります。
(モデルは手だけはきれいなうちの息子)#バジル#バジルの摘心#魔女菅原 pic.twitter.com/kCRoApMQvr
バジルの摘心方法ですが、バジルは草丈が20cm程度まで成長したら摘心して脇芽の生長を促すようにします。 摘心方法についてですが、地面から2~3節目の少し上の部分を清潔なハサミで切るか、手で摘み取るようにします。その後、丈が高くなったら収穫もかねて切り戻します。バジルは花穂が出てくるころ、葉が固くなるので、花は咲かさない方が長い期間収穫することができます。 バジルの植え付けは東京ですとゴールデンウィーク頃ですが、花が咲くのは7月半ばごろから8月ぐらいです。その前に一度摘心をしておくことをおすすめします。地面から2~3節くらい育っていればいつでも摘心は可能です。 夏を待たずにもっと早くから摘心しても構いません。
バジルの摘心に使いやすい手芸用のハサミ
摘心した葉もイタリアン料理などに使うほか、ハーブティーやハーブオイル、ハーブバスなどにも利用することができます。中世のヨーロッパでは乾燥した葉を偏頭痛の特効薬として使われていたようです。 摘心は手で摘むこともできますが、手で摘むのが難しい場合は、手芸用のはさみを使うのがいいでしょう。 手芸用のハサミは刃先が刺さりそうなぐらいとんがっていますので、取り扱いにはくれぐれも注意が必要ですが、バジルの摘心に使うにはこれくらいのものが作業しやすいです。