マス類に効果抜群！レイクトローリングをご紹介！
湖で大型のトラウトを狙うなら 釣果を伸ばしやすい レイクトローリングをチェックしてみましょう。 レイクトローリングの釣り方概要から 必要なロッドやリール、 仕掛けと釣り方をまとめてご紹介！ 竿が胴から大きく吸い込まれる エキサイティングな釣りが楽しめます！
レイクトローリングってどんな釣り？
ボートでルアーを引っ張る曳き釣り
レイクトローリングは名前の通り 竿から糸を出した状態で ボートを操作しマス類を狙う曳き釣りです。 岸釣り用の道具立てで行うと レンジのキープが難い釣り方ですが 専用の道具を使えば初心者の方でも楽しめます。 他の釣りと大きく違う部分が多いので 専用の知識、経験を蓄積する必要がありますが 大型の実績が高く数も出やすいので ベテランのファンも多い釣り方です。
レイクトローリングはマス類全般に有効な釣り方！
珍しいマス類を狙う釣りにも高実績！
レイクトローリングは お馴染みのニジマス以外にも レイクトラウトやサクラマスなど 珍しいマス達にも効果抜群。 渓流では出会えないサイズの大岩魚も狙えます。 岸からは狙えない沖、深場のポイントを狙える他 回遊性の強い魚種に対しても対応力が高く キャスティングよりも広い範囲を 効率的に攻める事が可能です。
レイクトローリングが楽しめる湖について
地域の大型湖をチェックしよう！
レイクトローリングは 大型のマス類が生息している事、 船を動かし続けるスペースがある事が 大前提の釣りです。 芦ノ湖や銀山湖が有名ですが 他にも多くの湖にトラウトが生息しているので お住まいの地域情報をチェックしてみましょう。 湖によって生息しているトラウトの種類が異なります。 レンタルボート屋さんでの情報収集がもっとも確実なので お出かけ先に目処が立ったら こちらもチェックしてみてください。
レイクトローリングには許可証が必要！
地域のルールを必ず確認！
レイクトローリングは 自然湖での淡水釣りなので 必ず許可が必要になります。 遊魚券、曳き釣りの他 禁漁期間やエリア制限、 出船時間、竿の本数や釣り方まで 地域のルールを必ず確認しましょう。 県と漁協によって内容が大きく異なります。 釣りは手釣りと竿釣りのみ、 動力を使う場合は漁に近い性質を持つので 職漁や放流を考えて楽しく釣りができるよう ルールを守って楽しんでください。
手漕ぎでもOK！免許不要の船外機でも楽しめる！
レンタルボートで挑戦してみよう！
トローリング中の速度は時速4km程度、 人が歩くのと同じ程度のスピードなので 手漕ぎでも楽しむことが出来ます。 2馬力未満であれば免許は不要なので 船外機やエレキを使っての釣りもOK、 エリア移動も快適。 どちらの場合もレンタルボート屋さんで アドバイスをもらえるので お出かけ前に問い合わせと予約を 済ませておく方法がおすすめです。
レイクトローリングのタックルを用意しよう！
専用タックルを３つに分けてご紹介！
ボートで引っ張りながら魚を掛ける釣り方は 他の釣りにはない独特の動きなので 対応出来る専用のタックルが必要になります。 人口の多い釣りではないので流通は少なめですが レンタルの用意があるボート屋さんもあるので そちらもチェックしてみましょう。
1/3.レイクトローリングのロッド
テンリュウ|ラグナ LN1003L
出典:Amazonレイクトローリングのロッドについてです。 定番は10フィートのグラスロッドや グラスコンポジットロッド、 5:5のムーチングアクションが人気です。 大型が掛かるチャンスが大きく ボートの力で負荷が掛かる釣りなので バットに力のあるロッドがおすすめ。 ティップにややハリのあるロッドは 仕掛けや魚からのアタリを読み取りやすく フッキングもバッチリ決まります。
2/3.レイクトローリングのリール
レイクトローリングのリールについてです。 線径が太い特殊なラインを 40mほど出しながら釣る使い方になるので キャパシティに余裕のある大型リールを使用、 糸ヨレに弱いラインなので両軸のリールがおすすめです。 ABUのアンバサダー7000や9000が人気ですが 7000番を超える大型は廃盤、 新品での入手は難しいのが現状です。 大手メーカーのトローリングリールでも もちろん楽しめますが、 オールドスタイルなアンバサダーで 大型のトラウトを釣る、 これもレイクトローリングの醍醐味と言えます。
3/3.レイクトローリングのメインライン
レッドコアラインは レイクトローリング専用のラインです。 強度は18lbが一般的。 100ヤード+50mほどの下巻きと 接続して両を確保する方法が人気ですが 200ヤードのパッケージも販売中です。 鉛の芯が入っているので 水に沈みレンジをキープする役割を持っています。 こちらは複数のメーカーが展開しており 流通量も豊富なので通販で簡単に入手が可能。 ヒメトロなどヘビーなオモリを使う釣り方の場合は PEラインの2号前後でOKです。
レイクトローリングの仕掛けを用意しよう！
仕掛け構成を４つに分けてご紹介！
レイクトローリングの仕掛けは メインラインからリーダー、 スイベル、リーダーとして ルアーをセットするシンプルな構成です。 ルアーゲームに触れたことがある方であれば すぐに理解できる仕掛けなので 初挑戦の方も気軽に挑戦してみてください！
1/4.ダブルリーダーが主流！
警戒心の強い大型のマスを狙うので 仕掛けのリーダーはリールへ巻き込む 4号10mから20m→スイベル→2号2mから5m 上記のようなセッティングで狙います。 浅場の釣りや水深によって長さを調整してみましょう。 ボートの力でフッキングを行うので 伸縮性のあるナイロンを使用、 レッドコアラインとの接続は 中の鉛を抜いて穴を開け リーダーを穴に通してユニノットでOKです。
2/4.ドジャーを使って魚を集めよう！
ラパラ| ルアー ルーハージャンセン ジャンセントラウト&コカーニドジャー
ドジャーは集魚板、ルアーに先行して キラキラと光りながら魚を集める仕掛けパーツです。 接続位置はリーダーとリーダーの間、 接続はスイベルとリングでOKです。 水流にドジャーが変化を与える事で ルアーの動きも不規則に、 基本となるリーダーの長さは ドジャーの全長×4ですがリーダーを短くすれば激しく、 長くすれば穏やかにルアーがアクションするので ルアーとの相性を加味しながら調整してみましょう。 トローリング中はドジャーの影響で 竿先が規則的に揺れるようになるので 速度調整の目安にもなります。 魚種や湖の状況によっては ドジャー無しの仕掛けを使うほうが 反応が良い場合もあるので 形状、サイズとともにボート屋さんで 情報を仕入れておきましょう。
3/4.中オモリでウェイトを追加！
フジワラ|ヒメトロシンカー 60号 マットブラック
出典:Amazon重さのあるレッドコアラインを使用しない場合は ウェイトを追加するために様々な形状の 中オモリを追加します。 レッドコアラインよりも タナをより正確に探ることが可能、 放出ライン量も減るので クイックなボート操作が可能です。 回遊性の高い魚種、ヒメマスを追いながら釣る場合は こちらの方が有利です。 重さは60号以上とかなりヘビーなオモリを使用するので ラインはPEの2号前後、負荷に対応出来る道糸、 リーダーを選んでください。
3/4.ルアーはスプーン、ミノーが人気！
タックルハウス|ミノー ツインクル レイクトローリング 90mm 6.4g
出典:Amazon仕掛けの最後方には魚を掛ける フック付きのルアーをセットします。 形状はスプーン、ミノー、角と様々ですが キャスティング向けのものよりも レンジキープを優先、速い速度でも 姿勢を維持できるルアーが必要になります。 専用ルアーはハンドメイド中心で高価ですが 釣果に大きく影響する部分なので 信頼できるものを選んで仕掛けにセットしましょう。
レイクトローリングのボート操作について
レイクトローリングの醍醐味！
レイクトローリングの醍醐味とも言える ボートの操作についてです。 速度によって潜行レンジが異なるので 基本的な部分を確認しておきましょう。 まずは曳く速度についてです。 時速3.5kmを基準に5kmまでの速度を使い分けます。 速度は魚探で確認する事が出来ます。 沈む速度はタックルやルアーによって大きく変化、 時速3kmに対してメインライン10mで 2m程度沈むとイメージしておきましょう。 ボートの蛇行と速度変化でルアーに アクションをつける事もポイント。 流すエリア、コースの選定やタナの設定は ボート屋さんで確認するのがおすすめです。
レイクトローリングは魚探で釣る！
高性能な魚探で釣果アップ！
沖釣りだけでなくバスフィッシングでも 欠かせない存在となっている魚群探知機。 レイクトローリングでも 非常に便利なアイテムです。 表層付近の魚は魚探に映りにくいですが メインベイトとなるワカサギの群れ、 底形状の変化を確認する事ができます。 GPS機能はエリアとコースをサポート、 釣れたポイントを魚探に保存しておくことも バスフィッシング同様非常に重要です。 速度の確認はもちろん 高性能な魚探はストラクチャーの形状まで 映し出せるので湖の中や魚の動きを より具体的にイメージする事が可能です。
レイクトローリングの釣り方とコツ
3つのポイントをご紹介！
レイクトローリング3つのポイントをご紹介。 基本的な釣り方をマスターしたら タナとルアーにこだわって釣果アップを目指しましょう！
1/3.レイクトローリングの釣り方をおさらい！
船上の準備を整えたら まずは軽くキャストして ライン放出量を調整します。 ライン放出量を狙うタナに合わせて レイクトローリングスタートです。 魚探を見ながらボートをゆっくり流し 蛇行、速度変化をつけて魚を誘いましょう。 魚が掛かったら竿が強く引き込まれます。 ボートを加速させて追いアワセを入れたら ロッドを手に取って通常の釣りと同じように ゆっくり魚を取り込んでください。
2/3.ラインのマーカーでタナを調整！
レイクトローリングのコツとして 強く意識しておきたいのが ルアーが泳いでいるレンジです。 釣れているタナの情報収集、 仕掛けに合わせた当日の微調整で 釣果アップを目指しましょう。 魚探からヒントが得られる場合もあります。 ラインのカラーは確実に把握、 手元からと水面からではかなりの差が出るので どちらから測定するかも統一しておいてください。 PEラインを使う場合は カウンター付きのリールも便利です。
3/3.ルアーローテーションは忘れずに！
ルアーゲーム定番の攻略方法、 カラーやサイズ、タイプといった ルアーローテーションも重要なポイント。 ハンドメイドルアーは個体差が大きいので 使い込んで自分なりのセッティング出しを 行っておきたいところです。 魚種によって好みのアクションも違うので 出かける湖の定番も確認しておきましょう！
大人の釣り レイクトローリングに挑戦してみよう！
ゆっくり流れる時間を楽しもう！
レイクトローリングは 釣りをするための敷居が高く お金も掛かる釣りです。 キャスティングに比べ数、型ともに かなり有利になる釣り方なので ガツガツ釣るよりも タックルや釣り方にこだわって 楽しく釣るスタイルがおすすめ。 素晴らしいロケーションで釣りができるので 休憩時間を多めに取って ゆっくり流れる時間を楽しんでください！