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【登山ストック】おすすめ5選!素材別にご紹介!

登山をしている人の比較的多くの方が持っている杖。それをストックやトレッキングポールといいます。ストックとはどういったものなのか、ストックを使うことのメリットや特徴、これからストックを購入しようと検討している人、登山に興味を持っている方の参考になればと思います。
2020年8月27日
murasaki.doraemo
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この記事で紹介しているアイテム

レキ|SPD2サーモライト XL 220 1300347

レキ|登山 トレッキング ポール SPD2ソフトライト DSS 1300348 グリーン(550)

マジックマウンテン|スマートペアーライト(3段式ペアー) アップルレッド MP203W

Terra Hiker|トレッキングポール カーボン製

ブラックダイヤモンド| ディスタンスカーボンFLZ BD82332 トレッキングポール (Men's、Lady's)

登山にあると便利なストック

登山といえばストック『杖』

登山といえばザック(リュック)、登山靴、そして、ストックではないでしょうか。 みなさんはストックというものをご存知でしょうか。登山をしている人が使っている杖みたいな、スキーのストックみたいな物です。テレビや雑誌などで一度は目にしているかと思います。片手に一本持っていたり、両手に一本ずつ持っていたり、使用する人によって使う本数も使い方も様々です。今回は登山をするにあたって必ず必要なわけではありませんが、あると便利な初心者にもおすすめのストックについて紹介したいと思います。

ストックの歴史

ストックとトレッキングポールは同じ?

そもそもストックとトレッキングポールという二つの言い回しがありますが、意味は両方同じです。ストックとはイギリス語で杖という意味。トレッキングポールとは登山で使う杖ということで両方同じことです。

登山にストックはかかせない?

トレッキングポールという名前が出る前から、人々は木の棒などを杖として使っていました。観光地に行っても、起伏の激しい道を歩かなければならないときなど、『杖として使ってください』と、親切に木の棒などが置かれていたりすることがあります。昔から、人間にとって杖は、歩行の補助をする役割を担っていたことがわかります。トレッキングポールとはそんな杖を、登山用に伸縮性や強度、素材、収納を考えて形やデザインが作られているものです。

ストックのメリットとデメリット

登山で使うストックとは?

まずは、ストックとは何かを簡単に説明します。ストックの主な役目は登山者の体を支えることです。登るときは登山者の手となって足の負担を軽減して登りやすくします。下りのときは不安定な足場で登山者の体を支え下りやすくします。しかし、冒頭で“登山をするにあたって必ず必要なわけではありません”そう記述したのには理由があります。そこでストックのメリットとデメリットを紹介します。

ストックを使用するメリット

・登るときに手の力も加えられるので足だけで登るよりは楽に登れる。 ・下りのときや川を渡るときなど、不安定な足場を歩くときに体の支えになるので体勢を崩しにくい。 ・下半身にかかる負荷を減らせるので怪我をしにくくなる。 ・番外にはなりますがテントを張るポールにもなる。

ストックを使用するデメリット

・岩場など足場が極端に不安定な場所で使用するとストックがしっかり固定されなくて返って怪我や事故のもとになる。 ・少しの重さではありますが荷物になるので軽量化へは不向きです。 ・ストックに頼った歩き方をしているとストックなしでは上手く歩けなくなる。 ・鎖場や岩場などの変化の多い登山道では何度も収納しなければならないので不便。

ストックはあくまで“補助”の役割として使用します。私の場合、登るときにはストックをほとんど使いません。下山のときは、私は転びやすく勢いもつきやすいのでそれを防ぐためにストックを利用して、体を支えたりクッションの役割をさせて膝への負担を減らしたりしています。必ず必要ではないのはその人のスタイルにストックが必要かどうかなので、ストックなしでもしっかり歩ける人には必要ないかもしれません。そして、ストックがなくても十分に歩ける技術と体力、バランス力を養いましょう。

ストックの各部名称

グリップ

ストックの持ち手の部分です。I字型の持ち手とT字型の持ち手があります。クッション性があったり滑りにくくなっていたり、汗を吸収したり、握る手を疲れにくくする重要な部分です。


ストラップ

グリップの上についていて、手首にかけてからグリップを握り、何かの拍子にストックから手が離れてしまってもストックをなくさずにすみます。また、雪山では雪の上を滑って滑落してしまった場合、ストックを失わずにすむので身を守るためにもしておきましょう。 また、I字型グリップの場合はストラップに手を支えてもらう感じで使用すると疲れにくくもなります。

シャフト

ストック本体の棒状の部分のことです。主に、アルミ・ジュラルミン・カーボン製があり、それぞれの特徴により、折れやすかったりしなりがよかったり軽量だったりします。下部でアルミ・ジュラルミン・カーボン素材別のおすすめストックを紹介しています。

ジョイント

この部分からストックの長さを調節したり、折りたたんで収納したりします。繋ぎ目の部分です。ジョイント部分には種類があり、ネジ締め式やラチェット式、ロック式などがあります。長さの調節の仕方が違うので自分に合ったストックを選ぶ必要があります。

バスケット

ストックの地面につく部分の少し上に付いている傘みたいな部分のことです。主にぬかるみや雪の上でストックを突いたときにストックが沈みすぎないようにするためについています。バスケットは何種類かあり、小さいものから大きなものまであり自由に取り替えることができます。しかし、中にはバスケットが固定されているストックもあるので購入前に確認しておく必要があります。

石突き

ストックの先端についている金属部分のことです。硬い地面や時には岩や雪を突く部分なので負けてしまわないように金属で作られています。木道や生態保護されている道では環境を荒らしたり傷つけないように石突き部分にゴムのキャップをつけて歩くのがマナーです。山への移動時などは危険なので必ずゴムキャップをつけて行動しましょう。

登山でのストックの使い方

平坦な登山道でのストックの使い方は?

体の横から歩幅ほど前に突く感じで使います。長さはだいたい胸あたりか、肘を直角に曲げたときの高さにするといいと思います。前に突きすぎず足と交互に出してリズミカルに歩きましょう。登山だけでなく、ハイキングやトレッキングでも補助として歩行の手助けをしてくれます。

登りでのストックの使い方は?

登りではストックを少し短く調節します。平坦なときとは違いストックを体より少し前に出して腕の力も使って登る感じにします。腕の力も使って登ることで足への負担も軽減され、疲れにくくなります。しかし、ストックに頼りすぎて前に出しすぎると前傾姿勢になり、バランスも崩しやすくなり疲れる原因にもなるので注意をしましょう。

下りでのストックの使い方は?

下りではストックを登りのときより少し長めに調節します。下りでもストックを体より少し前に出して、前傾姿勢になる体を刺させる補助をします。このとき、足より先にポールをつくことで足への衝撃や負担を緩和させることができます。しかし、登りと同様に前に突き過ぎると体勢を崩す原因にもなり、腕への負担が大幅に増えるので注意しましょう。

登山でストックを選ぶときの注目点

登山者の体を支えてくれるストックはどれでもいいわけではありません。やはり自分に合ったストックを選ぶことで本来の役目を発揮してくれます。長さだったり収納性だったり素材だったり価格だったり、軽量なものがよかったり、見た目も大事です。そこで数あるストックから自分に合ったものを選ぶときに注目していただきたい点をご紹介します。

グリップ


I字型グリップ

基本的に二本使って歩くのでバランスが取りやすく、地形の悪いところでも体勢を崩しにくくなります。平地などではリズムよくあるけます。I字型グリップは横から握るので長い時間使用していられます。ストラップに手首を通して力をかけることもできるのでストラップは比較的太めでクッション性のいいものが使われていることもあります。

T字型グリップ

基本的に一本で使用します。I字型とは異なり上から握って力をかけるので握力の弱い人でも使いやすく、初心者におすすめです。体重をかけやすいので登りよりも下りに向いていて、安定しやすいです。上から握るので、ストラップは簡単なものが多いです。I字型が主流になっているので種類は少なめです。

長さの調節

トレッキングポールは自分の体に合った長さで使わなければベストな使用感を得られません。そこで長さを調節するためにジョイント部分をいじるのですが、主な方式を紹介します。

スクリュータイプ

シャフトを回して締めたり緩めたりするタイプです。ストックの中で一番使われている長さ調節のタイプだと思います。自分の好きな長さに細かく調節できますが他のタイプに比べて少し時間がかかります。ジョイント部分の凹凸もないので見た目はすっきりしていて収納もしやすいです。しっかり力を加えて締めないと歩行中にストックのブレを感じたり縮んでしまったりするので注意です。

ラチェットタイプ

ラチェットとは、穴にピンを差して固定するタイプのことです。スクリュータイプに比べて長さ調節が手早くできます。ただ、ピン穴の間隔により長さが決まるので細かな長さ調節がしたければスクリュータイプがおすすめです。

フォールディングタイプ

ポールをバラバラにして折りたたんで収納できるのでとてもコンパクトになります。収納性は他のタイプに比べて一番いいです。シャフトの中にケーブルが通っていて、組み立てるのが簡単です。ジョイント部分の凹凸もなく、軽量であることが特徴です。収納力や軽量性を重視している人におすすめです。中には長さ調節できないものもあるので注意です。

レバータイプ

ジョイント部分にレバーがありそのレバーを開け閉めすることで、ロックをしたり緩めたりします。スクリュータイプなどに比べ長さの調節が簡単でグローブをはめたままでもできます。しかし、レバーがあるためジョイント部分に凹凸ができ、収納性にはあまり優れていません。

おすすめの登山ストック

登山に適したストック

ストックにはたくさんの部位があり、たくさんの種類があることがわかったかと思います。ここではストックの素材としてアルミとジュラルミン、カーボンの三種類からそれぞれおすすめのストックを紹介します。

おすすめのアルミ素材ストック

アルミとは一円玉に使われています。アルミは軽くて安いのがメリットです。衝撃に対しても、傷が入ったりすると折れやすいカーボンに対してアルミは折れずに曲がる靭性があるので、変形を直せば再使用が可能です。カーボンよりは重いのですが衝撃には強いです。そんなアルミストックのおすすめを紹介します。

1/5. LEKI SPD2 サーモライト XL

レキ|SPD2サーモライト XL 220 1300347

出典:Amazon
出典:Amazon
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グリップ部分がながく斜面の変化にも対応しやすいです。長さは66~135cmに調節可能。冬などグローブを装着したままでも調節可能です。上段・下段とも、シャフトの径全体を締め付ける構造をしているので、一部を締め付ける構造と違って歪みがなく固定力が高いです。2本で480gと軽量です。シャフトはアルミニウムなので強度もあり折れにくいです。

2/5. LEKI(レキ) SPD2ソフトライト DSS 1300348 グリーン(550)


レキ|登山 トレッキング ポール SPD2ソフトライト DSS 1300348 グリーン(550)

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
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シャフトにアルミを使用しています。カーボンに比べると重いですが、重さは約500gでグリップ内を肉抜きして軽量化をはかっています。ジョイントは上中下段ともスピードロックシステムを採用していて長さの調節や収納が手早くできます。衝撃を吸収するダイナミックサスペンションシステムも採用していてコストパフォーマンスに優れています。

おすすめのジュラルミン素材ストック

ジュラルミンという言葉を聞いたことがない人は多いと思います。ジュラルミンとはなにかを簡単に説明すると、ジュラルミンとは合金のひとつで、アルミニウムに銅やマグネシウムなどを混ぜたものです。アルミに比べて強度はありますが、その分重いのがデメリットです。アルミニウムの強化版といえるジュラルミンを使ったストックもあります。そこでジュラルミンのおすすめストックを紹介します。

3/5. マジックマウンテン(MAGIC MOUNTAIN) スマートペアーライト(3段式ペアー) アップルレッド MP203W

マジックマウンテン|スマートペアーライト(3段式ペアー) アップルレッド MP203W

出典:Amazon

ジュラルミン素材となりますのでアルミやカーボン素材のストックと比べると少しだけ重い499gとなり、軽量面としては少し劣ります。その分強度がありますので負荷をかけても安定した歩行ができます。ポールに軽く荷重を掛けるとポール固定装置が解除されて下段ポールが空回りするスマートロックシステムが組み込まれているので、ストッパーが弛むことはありません。3段式で長さの調節も細かくできます。ジュラルミンのストックでおすすめです。

おすすめのカーボン素材ストック

カーボンとは、金属ではないので錆びないのがまずメリットです。カーボンはとても軽量で、しなやかで、荷物の重さによる歩行の衝撃を和らげてくれます。しかし、アルミやジュラルミンに比べて一点に衝撃が加わるとヒビなどが入り、折れやすいというのがデメリットです。また、価格も他の素材に比べると高いです。

4/5. Terra Hikerのカーボン製トレッキングポール

Terra Hiker|トレッキングポール カーボン製

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

超軽量のカーボン(炭素繊維100%)で作られているため、衝撃にも強くポール一本200gととても軽いです。ポールは62cm〜135cmまで調節可能です。折りたたみ式なのでコンパクトに収納できます。ポールの先端には耐熱性・耐摩擦性・耐腐食性を誇るタングステンが使われていますので、しっかりと地面をつかみ、地形に関わらず使用できます。

折りたたみ式トレッキングポールになります。 専用のポーチに入った状態で送られてきました。 これはZ型に折りたためるタイプで、かなりコンパクトになります。 重さも軽量でかなり扱いやすいです。 折りたたみ杖と同じではめこんで使います。 この杖は、最後に上部をひっぱることでロックがかかり他の部分が抜けなくなります。 各ジョイントの部分はきっちりはまりゆるみなどはなかったです。 グリップの部分もにぎりやくす、ウレタン性の素材だと思います。 全体的な作りもよくお勧めできる製品だと思います。

5/5. Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ディスタンスカーボンFLZ BD82332

ブラックダイヤモンド| ディスタンスカーボンFLZ BD82332 トレッキングポール (Men's、Lady's)

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

全段にカーボンファイバーシャフトを採用しているため345g〜365gととても軽量です。折りたたみ式なのでコンパクトで収納もしやすくザックに入れていても気にならないほど軽量です。長さの調節が細かくできるので自分に合ったサイズにできます。丈夫でブレもないので安心です。

使用後はメンテナンスを忘れずに

登山後はストックをバラバラに

トレッキングポールを使用したあとはしっかりメンテナンスをしましょう。メンテナンスをしていないと、シャフト内部が錆びつき、しっかりロックされなかったり、深い傷やヒビがあることに気付かず使用して折れてしまったりと、事故にもつながりかねません。錆び付きを防止するためにはやはり乾燥させることが一番です。シャフトを分解してそれぞれの内部にある水気を取り除きます。シャフトを振ったり、乾いた布で拭いたりして風通しのよいところに干しておくといいと思います。石突きの部分とゴムキャップはしっかり水洗いして綺麗にしておきましょう。

登山でストックを使用する上での注意点

トレッキングポールを使用する上で注意しなければならないことがあります。登山道だからと、闇雲にポールを突いていいわけではありません。登山道の中には植物保護をしている場所があります。そこでは植物を傷つけないように原則トレッキングポールを使わないというのがマナーです。また、木道や木の根が多い場所では、木道や木々が傷つくのを防ぐために石突き部分にゴムキャップをして使用しましょう。近くに人がいる場合はトレッキングポールで相手を傷つけないように注意をしましょう。

さぁ、ストックをもって登山にでかけよう!

ストックについて、少しは興味を持っていただけましたでしょうか。たかが杖なのですがされど杖。使った時と使わなかったときでどんなふうに違うのかを感じてみてください。自分に合ったストックが見つかったとき、きっと山歩きが更に楽しくなるとおもいます。さぁ!登山者を支えるストックを持って、いざ山へ!