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【季節別】登山用スパッツおすすめ◯選!必要性や選ぶ際の4つのポイントを解説!

ゲイターとも呼ばれる登山用のスパッツは、夏は小石や雨から、冬は雪や寒さから足元を守ってくれます。必須ではないかもしれませんが、より快適で安全な登山のために試してみたいアイテムです。今回は、スパッツの選び方や、季節ごとのおすすめをご紹介します。
更新: 2021年3月31日
ココシータ
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この記事で紹介しているアイテム

モンベル|1129431・GORE-TEX ライトスパッツショート

モンベル|ストレッチ ショートスパッツ

イスカ|2472-ウェザーテック ショートスパッツ

バイレス|早技スパッツ

アウトドアリサーチ|Ms クロコゲイター

イスカ|245901-BLK ゴアテックス ロングゲイタ−

登山用スパッツ 選び方のポイント①長さ

ショート

足首の辺りまでの長さで、主に小石や小枝、泥などの侵入を 防ぐために使用します。 防水、保護といった点では弱いですが、軽量・コンパクトを 重視するようなハイキングやトレイルランニングにおすすめです。

ミドル

ふくらはぎの一番太い辺りまでの長さです。 ショートよりも長く、ロングよりも軽量でコンパクトなスパッツ という位置づけです。 ただし、装着位置が中途半端なため、歩いている最中に ずり落ちてきてしまうことがあります。

ロング

もともと、雪山などの厳しい状況で使用することが目的なので、 ひざ下辺りまでの長さで、足の広い範囲を保護することが出来ます。 雪山や冬の縦走、深い藪や沼を抜けていくようなシチュエーションにも おすすめです。

登山用スパッツ 選び方のポイント②素材

防水性・透湿性

登山靴への異物、雪や雨の侵入を防ぐのが目的のスパッツは、 ズボンや靴に密着した使い方をします。 そのため湿気がこもり、蒸れやすくなってしまいます。 使用目的にもよりますが、雨や雪を防ぐためにスパッツを選ぶときは、 防水透湿性の高い素材を選ぶといいでしょう。 現在スパッツの多くは、防水透湿性の高いゴアテックスが 使われていますが、「e-Vent」「NeoShell」など、透水性では ゴアテックス以上といわれる新素材が登場しています。

通気性・伸縮性

通気性の良い素材のスパッツは、スパッツ内で発生した熱気を放出し、 体温の上昇を抑え、過剰な蒸れを防ぎます。 伸縮性の高い素材は、ハードな足の動きにも適度にフィットするので ストレスになりません。 またこういった伸縮性の高い素材のスパッツは、コンパクトに まとめることが出来、素材自体が軽量なので携帯に便利です。 夏山やトレイルランニングなどの使用におすすめですが、通気性 ・伸縮性を重視すると防水・耐久面が弱くなるので、季節や場所などを 考えて使用しましょう。

登山用スパッツ 選び方のポイント③着脱の仕方


スパッツには、前開き、後開き、ショートスパッツに多くある そのまま装着するタイプがあります。 開閉方法も、ファスナー、マジックテープ、ファスナーと マジックテープの両方ついているタイプがあります。 雨などを防ぐにはファスナー、楽なのはマジックテープ、 といったそれぞれの特徴があります。 最も雨を防ぐのは両方あるタイプということになりますが、 着脱が面倒なのも一番ということになります。

登山用スパッツ 選び方のポイント④サイズ

ほとんどのスパッツにはSMLのサイズがあります。 夏用と冬用の登山ズボンでは厚さが違うので、 夏に合わせると冬はきつくなり、冬に合わせると 夏はゆるくなってしまいます。 サイズが合わないと、異物の侵入や、何かに引っかかって 転倒するなど、思わぬケガをすることもありますので、 出来れば実際に店舗で大きさを確かめてから購入することを おすすめします。

登山用スパッツの使い方

スパッツの使い方として、スパッツを内側に装着する場合と、 スパッツを外側に装着する場合の2種類があります。 雨の靴への侵入を防ぐためには、スパッツをレインパンツの 内側に装着します。 レインパンツを伝ってきた雨は、そのままスパッツを伝って 流れ落ち、靴の中へ入るのを防ぎます。 裾の汚れ、雪の靴の中への侵入を防ぐためには、スパッツは 外側に装着します。 防水性の高いゴアテックスなどを使用しても、使い方を間違えると、 足元がびしょ濡れになってしまうので注意しましょう。

登山用スパッツの着け方

こちらの動画を参考にしてみて下さい。

登山用スパッツ(ゲイター)の種類

山に登る目的による選び方もできます。 用途が合えば、さらに快適な山歩きになるでしょう。

トレイルスパッツ

トレイルランニングや、緩やかな地形でのハイキングなどで 使用されます。 小石の侵入や、靴紐がほどけるのを防止し、蒸れを抑えて 通気性が高く、軽量で動きやすい設計がなされています。 雨や雪の浸水を防いだり、耐久性についてはあまり期待できません。

アルパインスパッツ

低山ハイキングやテントを担いでの本格的な縦走、雪原を行く スノーシューイング、手付かずの自然を満喫できる バックカントリースキー、これら全てに対応してくれるのが アルパインスパッツです。 小石など、靴への侵入物を防ぐことはもとより、高い防水透湿性を 備えています。 アイゼンやスノーシューを装着しても耐えられるように、 引き裂き強度と摩擦強度に優れた素材が使われています。


エクスペディションスパッツ

冬季の縦走や、悪天候などの厳しい状況に効果を発揮するよう 設計されています。 最高ランクの防水性、保温性、耐久性を兼ね備え、氷雪や岩から 足を守ってくれます。 頑丈な作りのため重量があります。

スパッツとゲイターは同じ?

スパッツは元々「脚絆」と呼ばれ、日本でも古くから 使用されていました。 脚絆とは、脛の部分に巻く布や皮で出来たもののことです。 脛を保護し、障害物にからまないようズボンの裾を押さえ、 足の疲労を軽減するという使い方は、まさにスパッツと同じです。 登山用の装備として元々スパッツと呼ばれてきたものが、 近年ゲイターと呼ばれることも多くなってきました。 ゲイターは「ゲートル」からきているようですが、 ファッションアイテムとして「スパッツ」が登場してから、 混同を避けるためにゲイターと呼び出したともいわれています。 このように、脚絆、スパッツ、ゲイターと呼び方は 変化していますが、どれも同じものを指しています。

登山の季節によって変わるスパッツの用途

夏用のスパッツ

夏山でのスパッツの使い方は、通常リュックにしまっていて、 雨が降ってきたら取り出して装着することが多いと思います。 山での荷物は、少しでも小さく軽くしたいところですから、 軽量でコンパクトに収納できるスパッツを選ぶと良いでしょう。 上から伝ってくる雨を防ぐために、締め具合感を調整できる タイプを選ぶのもポイントです。

冬用のスパッツ

冬用のスパッツは夏用の使い方と違って、下から侵入してくる雪を 防ぐのが主な目的ですので、グローブを着けた手でも楽に装着できる マジックテープタイプがおすすめです。 アイゼンの使用も考えて、耐久性の高い素材を選ぶと良いでしょう。

夏におすすめのスパッツ

携帯に便利な、軽量でコンパクトに収納できるものをご紹介します。

モンベル|1129431・GORE-TEX ライトスパッツショート

【素材】ゴアテックスファブリクス・3レイヤー [表:50デニール・ナイロン・リップストップ] (エッジガード)210デニール・ナイロン・オックス 〈ウレタンコーティング〉 【平均重量】104g(ペア) 【カラー】ブラック(BK)/ シャドウ(SHAD)  / サンセットオレンジ(SSOG)  / ウルトラマリン(UMR) 【サイズ】M(24~26cm)、L(26~28cm)  ※靴の種類によってサイズが異なることがあります。 【収納サイズ】8×3×11.5cm

ゴアテックスが使用されているので濡れた草原なども安心して歩けます。 防水性が高く、コンパクトで軽量、装着が簡単なスパッツです。

モンベル|ストレッチ ショートスパッツ

【素材】ナイロン94%+ポリウレタン6%     [超耐久撥水加工] 【平均重量】59g(ペア) スタッフバッグは付属しません。 ※デュラストラップが付属します。


高い伸縮性と通気性を兼ね備えたショートスパッツです。 足首の動きに対応し、かかと側が持ち上がってしまうのを 軽減する設計になっています。 ゴアテックスではありませんが、生地表面に撥水加工が 施されているので、多少の露などは問題なく使用できます。 重量が59gと軽量でコンパクトに収納できます。

イスカ|2472-ウェザーテック ショートスパッツ

出典:Amazon

●素材/ナイロン100% ●サイズ/高さ:22cm ●重量/120g

透湿防水素材のウェザ-テック使用で、露や泥はねを防ぎます。 すねの内側部分には滑り止め素材が縫いつけてあり、上部の ゴム製のコードとストッパーで締め具合の調整ができます。 夏の雪渓やガレ場などにも使用できる、少し長めの ショートスパッツです。

冬におすすめのスパッツ

雪山縦走にも対応する、防水透湿性、耐久性の高いものをご紹介します。

バイレス|早技スパッツ

▼ 重さ S:約150g L:約180g (ペア、収納袋含む) ▼ 素材 本体:30デニールナイロンリップストップ(ゴアテックス加工済) 甲部分:210デニールナイロンオックス ▼ 大きさ S:長さ:35cm、上部まわり(最大):約46cm、裾まわり(最大):約48cm L:長さ:42cm、上部まわり(最大):約52cm、裾まわり(最大):約50cm ▼ 靴サイズ S:22.5-24.5cm L:25.0-28.0cm ▼ 付属品 収納袋

膝下丈のロングスパッツです。 マジックテープでの前開きなので素早く着脱が出来ます。 防水透湿性の優れたゴアテックスを使用しています。 ロングスパッツとしては軽量で、収納袋が付属しているので、 リュックにコンパクトに収まります。

アウトドアリサーチ|Ms クロコゲイター

●脚部素材:3レイヤー、ナイロン100%、70デニールのGORE-TEX素材 ●脚部の内側とブーツ部分素材:1000デニールのCordura素材 ●平均重量:289g(Lサイズペアの場合) ●特徴1:耐久性、防水性、透湿性に優れています ●特徴2:耐磨耗性のあるCorduraインナーレッグとブーツ ●特徴3:パッククロスの裏地がついた耐磨耗性のあるブーツの下部 ●特徴4:プラスチックブーツにも対応する大きめの外周 ●特徴5:ウェビングとカムバックル式の上部開口部 ●特徴6:2インチ幅フックアンドループ式フロントクロージャー ●特徴7:二重縫いのフロントクロージャー ●特徴8:フロント開口部を固定するボトムのシアータブ ●特徴9:強化されたブーツレースフック ●特徴10:耐久性のあるBioThaneインステップストラップ

70デニールで三重構造のゴアテックスを使用し、防水性、 透湿性はもちろん耐久性も兼ね備えたスパッツです。 前開きのマジックテープ使用で着脱も楽にできます。

イスカ|245901-BLK ゴアテックス ロングゲイタ−

素 材: 上部:ゴアテックス 下部:ナイロン 平均重量: S/320g、L/350g サイズ: 高さ:S/35cm、L/40cm カラ-: ブラック

防水透湿性の高いゴアテックスを使用。 ダブルオープンジッパーで、足元からの開閉も可能になっているので、 スパッツを装着したまま靴紐を直したりといった使い方ができます。 足元からの雪の侵入を防ぐスノーガードが内側に装備されています。

まとめ

季節や目的によって、それぞれ選び方はあると思いますが、 靴に異物が入る、雪や雨で靴の中が濡れる、ズボンの裾が汚れる、 こういったことは結構ストレスに感じるものです。 今回ご紹介した選び方を参考に、足元をガードして快適な登山を 楽しんで下さい。