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トップウォーターとは？
トップウォーターとは、水面、または最も浅い水中で使用されるルアーで主にバスフィッシングで多用され、トップウォータープラグ、トップウォーターゲームなどの用語が使われます。バスフィッシングにおいては最も代表的なルアーなのではないでしょうか。ここではそんなトップウォーターゲームでのおすすめプラグや使い方、動かし方やテクニックなどを載せていきます！一度バイトの瞬間を体験したらハマること間違いなしのトップウォーターゲームの魅力を紹介します！また、トップウォーターに適したシーズンや一日の時間帯やデメリットも合わせてお伝えしていきます！トップウォーターの楽しみ方をどうぞ！
トップウォータープラグの種類
トップウォータープラグと一言でいっても実に色んなタイプのルアーがあります。また、タイプごとに動かし方やアクション方法、必要とされるテクニックは異なり様々な使い方があります。フィールドコンディションや天気、ゲーム展開によって巧みに使いわける知識とテクニックが必要です。まずはタイプごとの特徴や使い方などを紹介していきます！
1/6. トップウォータープラグ／ポッパー（Popper）
メガバス｜ポップマックスUSA PM THREADFIN SHAD
出典:Amazonトップウォータープラグの中で最も代表的で人気の高いルアーがこのポッパータイプのプラグで、その特徴はルアーの口元がカップ型になっておりアクションするたびにポコッ！ポコッ！という音とスプラッシュ（水しぶき）を立てることでバスをおびき寄せます。動かし方やテクニックとしては、着水したらすぐに巻き始めず波紋が広範囲に広がるまで数秒止めてポーズをとります、あまり長く止めすぎるとバスに見切られてしまうので注意が必要です。あとはポップ音を立てながら巻いてくるだけですが、ここで必要となるテクニックはただポップ音を鳴らしながらまくのではなく定期的にポーズをとり、不規則にアクションを起こすことでバスの反応は格段にちがいます。トップウォータープラグの釣りが苦手な方や初心者の方にはまずポッパーがおすすめです！
2/6. トップウォータープラグ／ペンシル（Pencil）
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続いてはペンシルベイトです。ポッパーとの大きな違いは口元がカップ状になっておらず、その名の通り鉛筆の先のように丸みを帯びた円錐状になったルアーです。ペンシルにはフローティングペンシルとシンキングペンシルの２種類あります。フローティングペンシルの特徴はロッドアクションを加えることで小魚が水面を逃げ惑うような動きを演出することができ、この動きをドッグウォークといい、トゥイッチアクションで頭を振りながら泳ぎます。常に浮いた状態でただ巻きをしてもゆらゆらと弱った小魚やバチのような動きをだしてくれます。シンキングペンシルは沈みますが巻き始めの立ち上がりが早いため、水中から水面に飛び出す動きができ、そのままドッグウォークのアクションができます。また、フローティングペンシルよりも飛距離が断然出るのでオープンフィールドや大型河川やサーフでのシーバス釣りにも活躍します。
3/6. トップウォータープラグ／スウィッシャー（Swisher）
スウィッシャーはプロペラがついたプラグで、ただ巻きやジャーク、トゥイッチなど動かし方にによりルアー本来のもつアピール力に強弱を付けることがかのうです。スウィッシャーの名の通りプロペラの回転により水しぶきや独特の水流を起こします。ボイルでバイトが得られない場合やスレて反応がない、風で水面が荒れているときなどにバスにスイッチを入れることができます。スウィッシャーには後ろにだけプロペラがついたシングルスウィッシャーと前後両側についたダブルスウィッシャーの２種類があります。ダブルスウィッシャーのほうがよりアピール力が強く、バスを誘い出すのに有効です。
4/6. トップウォータープラグ／ノイジー（Noisy）
ノイジーけいのルアーには、カップがついたジッター系と羽がついたクローラー系の２つがおもな種類で、それぞれ釣り方や動かし方も特徴があります。
ノイジーとは「大きな音」、「騒がしい」といった意味があり、その名の通り水面を騒がしくアクションするルアーがこのノイジー系ルアーです。ジッター系はナマズ釣りに多用され、使い慣れたアングラーはナマズ釣りだけでなくバス釣りでも普通に釣果を出します。使い方はポッパーのように不規則にトゥイッチしますが、その際に起こる水しぶきとポップ音は非常に大きくターゲットにルアーの存在を確実に知らせることができます。そのため視界が真っ暗なナマズのナイトゲームに多用されています。クローラー系の特徴はただ巻きだけでルアーの両側についた羽がクロールし、ガシャガシャと音を立てながらアクションしてくれる楽さにあります。また、ルアーを巻かずに水面でチョンチョンと波紋を広げることで、水に落ちたセミなどの虫を演出するテクニックもあり、使い方しだいで厳しいタフなゲームにも対応できます！ただ河川やバックウォーターの流れが強いところでは水の抵抗を受けやすいルアーなので、うまくクロールしてくれず機能しないので流れのないところでの使用をオススメします。
5/6. トップウォータープラグ／フロッグ（Frog）
ダイワ｜スティーズ フロッグ DAIWA STEEZ FROG
フロッグと言えば雷魚釣りのイメージが強い方もいますが、バス釣り専門で使うアングラーも少なくありません。プラグと言うよりはソフトルアーよりな部類ですが、やはり最大の魅力は根掛かりの少なさかと思います！水草の上やカバーをガンガン攻めれる究極のトップウォーターなのです。特に水草やカバーが増える夏の時期はフロッグゲームのベストシーズンです！フロッグは基本水面をすいすいとリトリーブできるようなペンシルタイプですが、ポッパーフロッグと呼ばれるタイプの物もあり人気はそれぞれにあります。使い方や動かし方は多少違いますが、根掛かりのしにくさなどの利点が変わらないのも人気の理由です。しかしフロッグ特有の柔らかさと根掛かりのしにくさ（針掛かりの悪さ）は弱点でもあり、バイト時に魚がルアーを弾いてしまったり、フッキングが甘いとルアーがすっぽ抜けたりしてしまいます。なのでフロッグゲームの場合はミディアムヘビークラスのロッドと、PEラインで挑むのが近年の基本スタイルになっています。
6/6. トップウォータープラグ／バズベイト（Buzzbeit）
一見スピナーベイトのように見えるバズベイトですが、立派なトップウォータープラグです。実際、世に出てきた当初はスピナーベイトのように水中に沈めて使っていた人も多かったみたいです。では実際の使い方や動かし方はと言うと、投げて着水と同時に巻くだけです。しかしルアー自体が沈んでしまわないようギリギリのリトリーブスピードをキープするテクニックが必要なので最初は練習が必要かもしれません。このバズベイトの最大の特徴はうるささにあります！水面をリトリーブすることで、ついているペラが水の抵抗を受けカラカラと非常に大きい音を立て水しぶきを上げながら回転します。朝一のボイル中や、雨の降り始めに非常に高い効果を発揮します。また投げて巻くという手返しの良さから、魚の活性を探るサーチ役としても近年はゲームを構成する上でポピュラーなルアーになっています。
トップウォーターのシーズン
気温が暖かくなる春から秋口にかけては水面付近を飛び回る蝶々やトンボ、木から落ちてくる虫などを狙ってバスの意識が比較的上に向きやすい傾向にあるのでトップウォーターでのバイトが期待できるシーズンと言えます。特に真夏はトップウォーターのハイシーズンと言えるでしょう。
夏こそトップゲームにおいて最高のチャンスです！正確には夏の早朝と夕方がゴールデンタイムと言えます。ではなぜ夏の早朝と夕方なのか？夏というのは、特に真夏は気温と共に水温も上がり水質も悪く酸素濃度も低いためバスはオーバーハングやカバー、酸素が豊富なアシ際や流れ込み付近で身を休めています。なので気温の低い夜明け前の早朝や日が落ちて涼しくなった夕方に捕食のために動きが活発化します、水中のベイトフィッシュ以外にも水面の虫などにも目を光らせているため、トップゲームを楽しむには最高の時間帯と言えるでしょう。
トップウォーターの動かし方やテクニック
トップウォーターの種類や魅力を紹介しましたが、ルアーによっては動かし方やちょっとしたテクニックで意外な使い方ができるものもあります。それらを少し紹介しましょう！
ポッパーの虫アクション
ポッパーと言えば軽快なポップ音が魅力ですが、少し変わった使い方もあります、まずはルアーを着水させ少しラインを張った状態で巻かずにその場で止めておきます、そのままロッドを立てた状態でチョンチョン軽く弾きます、そうすることで小さなポップ音と共に細かい波紋が広がり小さな虫が水面でもがいているようなアクションを演出します。その細かい波紋が周りのバスを誘い出す効果があるのでプレッシャーが高いフィールドでは効果的です！
クローラー系（羽もの）でセミアクション
羽ものといえばただ巻きクロールのアクションでバスをおびき寄せるルアーですが、先ほどのポッパーのようにステイした状態でロッドを立ててチョンチョンすると羽をガシャガシャいわせながら大きな波紋を広げます。また不規則の２巻きほどリトリーブを加えるとまさに水面に落ちたセミアクションになります！意外と大物が出ることも！
フロッグの提灯（ちょうちん）釣り
フロッグの釣りのメリットといえば根掛かりのしにくさにありますが、その特性を活かしたテクニックを紹介します。通常カバーゲームや水草の上をリトリーブしてバスを誘う出す釣りをしますが、もう少し攻めた釣りをします。まず、ブッシュや木などのストラクチャーにわざと引っ掛けルアーを宙吊り状態にします。いわゆる提灯釣りです。あとは水面をチョンチョン誘うだけですが、この釣りの最大のメリットはラインを水中に付けないため、ライン自体の存在を消すことができます！プレッシャーが高く食いが悪い状況の時はもちろん、活性の高い時なんかは高確率でバイトが得られます！
トップウォーターのデメリットは？
トップウォーターの動かし方や使い方など魅力を紹介してきました。ところでトップウォーターにデメリットや弱点はないのでしょうか？実はあります！というよりデメリットの方が多いです！まず、トップウォーターは暖かくなるシーズン、特に夏をメインに楽しめるルアーというのは説明しましたが、それ以外の季節はよほど活性が高くない限りとにかく出ません！特に冬はキャスティングの練習にしかならないほどです。トップウォーターに限ったことではないですが群を抜いて厳しい釣りになります。
日中の暖かいシャローならチャンスがあるかもしれませんがそれでも希望は薄いです。よく考えてみても、夏のトップウォーターシーズンでさえ朝一か夕まずめぐらいしか狙い目のチャンスはありません、日中は暑すぎてバスも人も活性がすこぶる低いです。つまりトップウォーターの釣りというのは難しいのです！でもそんな難しいところも含めてトップウォーターの魅力や面白さなのかもしれません。しかし世の中には暑さにも寒さにも負けずトップウォーターを一年中投げ続ける人たちがいます！
トップウォーター一筋のアングラー達
世の中にはトップウォーターに魅せられ、トップウォーター一筋でその奥深さを追求するアングラー達がいます。おもにボートやフローターでカバーやブッシュ、アシ際などあらゆるストラクチャーをトップのみで攻めまくります！冬であろうとそのスタイルは変わらず、トップで水面を割ってバイトしてくるバスに出会うまで投げ続けます！一年を通してトップを投げ続けている彼らは、トップウォーターの楽しさはもちろん、難しさ、厳しさ、そして一匹の価値の喜びを誰よりも知っています！
トップ屋アングラー達はタックルにもこだわりがあり、ショートグリップやガングリップ型のロッドにオールドのリールをセットした物を使います。特にルアーはウッド製のハンドメイドルアーを多用します。
ぶつけたり、バスの歯傷がついて塗装が剥がれたルアーは味が出て持ち主にとっては思い出と努力が詰まった最高のルアーとなります！また、ウッド製のルアーは通常のプラルアーより扱い方や動かし方にクセがあり、何度もキャストを繰り返すうちに自分だけの動かし方を発見できるかもしれません！トップウォーター専門のバス釣りはタックルだけでなく、そのフィッシングスタイル自体もアート性を感じさせます。
まとめ
トップウォーターについていかがでしたでしょうか？使ったことがない人も、釣ったことがない人もこれを機にトップウォーターを投げ込んではいかがでしょうか。もちろんフィールド状況を読むことやテクニックも大事ですが、とにかく信じて投げ込むことがトップウォーターの醍醐味だと思っています。信じて投げていれば必ず答えは返ってきます！その瞬間トップウォーターの魅力にとりつかれ、やみつきになる事間違いありません！