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【ポリシャスの育て方】植え替えや挿し木の方法&コツを伝授!おすすめの飾り位置も!

ポリシャスという植物をご存知でしょうか。葉っぱが多く茂り、独特の香りのある観葉植物です。 低木から高木までさまざまな種類があります。 今回はこのポリシャスの育て方や挿し木での増やし方、枯れた枝の剪定方法などについてご紹介いたします。
更新: 2021年3月19日
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ポリシャスってどんな植物?

ポリシャスはウコギ科ポリシャス属に分類される常緑性の樹木で、アジアやオーストラリア周辺など温暖な地域に生息している植物です。小さな葉が密に茂る涼しげな姿と、種類の豊富さにあります。 もともと自生地の範囲が広く、その種類は世界中で100を超えるといわれています。 日本国内で流通している種類も多種多様で、好みや置き場所に応じて種類を選べるのもポイントです。

小さな葉が密に茂る涼しげな姿が魅力的

樹高は2~8mと大型ですが、品種によっては背の低いものや葉っぱに模様があるものもあります。 お部屋の雰囲気に合わせて選ぶと楽しいですよ。

ポリシャスの育て方と日常のお手入れ

日当たり・置き場所

ポリシャスは真夏の直射日光に弱いため、半日陰で育てる必要があります。 屋外に置いて育てる場合は、春・秋の季節だけと決めて育てるといいでしょう。 夏は直射日光が当たりすぎることがありますし、真冬の寒さにも弱いので夏と冬は屋内で育てるのがおすすめです。 真夏の強い直射日光は30%~50%の遮光が必要ですし、真冬は寒冷紗をかけておくと防寒対策になります。 反対にポリシャスは耐陰性があるので、屋内で育てる分に関しては問題ありません。 ただ、日光を適度に当てたほうが健康的な株になるので、部屋の中ではレース越しカーテンの窓際など日当たりのよい場所に置いて育てましょう。 ただし、エアコンの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所を選びましょう。


ポリシャスの生育温度

低温に弱いので、10℃以下にならないように気を付けます。ベランダなどで育てられている方は、外の気温が15℃ぐらいになったら室内に取りこんでください。 気温が15℃前後になると成長がゆっくりになります。

水やりの方法

ポリシャスは気温によって生長のスピードが変わるので、水やりのタイミングを変える必要があります。 気温が15℃以上の春・秋の季節では、土の表面が乾燥していたらたっぷりと水を与えるようにします。 反対に気温が15℃以下になってくると、成長がゆっくりになるので、水もあまり必要としなくなり、水やりの回数を減らすようにします。 ポリシャスは樹木を乾燥させることで、樹液の濃度を高まり、耐寒性を上げることができます。 水やりの回数を減らしてユッカの葉が落ちてきたりするようでしたら、水やりの回数を増やすなど調整しましょう。

肥料の与え方

ポリシャスの育て方としては、基本的に肥料を与えなくてもいいことになっていますが、やはり適度に肥料を与えることで生長が早くなります。 冬場や夏場など成長がゆっくりな時に肥料を与えると肥料焼けなどを起こし、株全体を弱らせてしまうことになるので、春・秋など生長期に与えるようにします。 肥料は、適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回、もしくは緩効性肥料の置き肥を与えるようにします。

病害虫の予防について


ポリシャスは炭疽病や褐斑病など、害虫はハダニとカイガラムシがつくことが多いです。こうした病害虫を見つけたら早めに取り除き、殺虫剤や消毒などで予防しましょう。 ハダニは葉水をかけることで予防することもできますし、カイガラムシは歯ブラシなどでこすり取ると落とせます。

ポリシャスの剪定について

ポリシャスは、枝が伸びてきたり、葉があまりにも重なり合って込み合った状態になっていたら、「大きさを整える」「見栄えを整える」という意味で剪定しましょう。 大きさを整える目的でされる剪定は、育て始めの大きさに戻すように枝を切るので「切り戻し剪定」とも呼ばれています。 剪定のタイミングは、大体1年に1度ぐらいで。 5~6月の気温が安定していて植物全体の生長が盛んな時期に行うと切ったあとの傷もすぐに回復し安心して剪定を行うことができます。 また見栄えを整える目的でされる剪定は、「幹から出る細かい芽」「交差している枝」「枯れている枝」などを鶏除く目的で行います。枝の途中か根元から切り落とすようにします。黄色くなった葉っぱがあれば取り除いておきます。

ポリシャスの挿し木での増やし方

ポリシャスは、挿し木で株を増やすことができます。挿し木する枝は剪定で切り落とした枝をそのまま使って挿し木に使えます。挿し木を行うなら6月頃がおすすめです。 挿し木とは切った枝をそのまま土に挿して切断面から根を生やし、それを土に植え替えて大きく育てる方法です。 ポリシャス以外の他の植物でも応用することができますよ。 手順やポイントとして簡単に説明しますと、 ・枝の長さは大体10~15㎝ ・枝の真ん中より切り口側にある葉っぱはすべて取り除き、植え替えと同じように鉢の準備をします ・挿し木用の培養土を鉢に入れて、割りばしなどで穴をあけて挿し木用の枝を穴に差し込みます。 ・たっぷりと水やりをしたあと、土が乾かないように日陰で管理します。 ・2~3週間で新しい芽が出て、さらに4~6週間後の根が生えてきますので、根が十分生えたら一回り大きな鉢に植え替えます。

ポリシャスが枯れる原因

ポリシャスを育てていると、元気がなくて枯れ始めることがあります。枯れる原因としては、1つは水やりのし過ぎ、もう一つは病害虫の被害をうけた時です。 1つ目の水やりは、水の与えすぎで土の中の根が呼吸できなくなって腐る「根腐れ」を起こしている状態なので、水やりの頻度を調節することが重要です。 2つ目は先ほどご紹介した病害虫による被害です。 病害虫の予防や対策は見つけ次第早めに行うようにしましょう。


ポリシャスの植え替え時期はいつ?

ポリシャスはある一定期間植え続けておくと、鉢の中が根っこでパンパンになってしまい、根詰まりを起こしてしまうことがあります。 そのため、1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えする必要があります。 鉢底にしっかりと鉢底石を入れて、水はけのよい土を使って植え替えをします。 植え替え時期は5~6月頃がおすすめです。

植え替えに必要なグッズなどをご紹介いたします。 ・植え替えるポリシャス ・現在植えている鉢よりも一回り大きな鉢 ・鉢底ネット ・鉢底石や軽石 ・観葉植物用の培養土 ・ハサミ ・支柱 ・細い棒 ・ゴム手袋や軍手 ・ビニールシートや新聞紙 これらをすべてそろえる必要はありませんが、鉢底石や鉢底ネットなどはできるだけ使用した方が、土の水はけがよくなります。

植え替えの手順としては以下のようになります。 ・まず、植え替える前は水やりを控えて土を乾燥させます。 ・土が白っぽく乾燥したら鉢から苗を抜き取ります。 ・根についた土を手でほぐして落とし、根の先端が傷んだり黒ずんでいるところをハサミで切り落とします。 ・葉が茂っていたら、数枚取り除き、鉢底ネットと鉢底石を敷いた鉢に観葉植物用の培養土を入れて1/3~1/2ほどまで入れます。 ・苗を鉢の中心に仮置きし、生え際が鉢の淵から3~4cm下に来るよう高さを調節します。 ・棒でつつきながら根の隙間までしっかりと土を入れて固定し、支柱を挿して枝とひもを結び、たっぷりと水やりをして完成です。

植え替えの時、鉢の大きさに気を付けて

植え替えの際は一回り大き、な鉢を使うようにしますが、大きすぎる鉢はNGです。 一回り大きな鉢に植えると、土の量に対して根の量が少ないため、吸い上げる水の量が少なくなり鉢土が乾きにくくなります。そのため、根腐れを起こしやすくなってしまいます。 あとは、根がなかなか鉢壁にぶつからないため、あまり枝分かれしないまま根の量が少ないまま、弱弱しい株になってしまうのです。 このような理由から今育てている鉢の一回り大きい鉢に植え替えるということを基本にしてください。

ポリシャスのある生活を楽しもう!

ポリシャスは初心者の方でも比較的育てやすい観葉植物です。日々の手入れに慣れてきたら、挿し木で増やしてみたり、別の品種を育ててみたりとお部屋の雰囲気に合わせてポリシャスの生育を見守りましょう