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ハイポネックスジャパン リキダス 800ml
水耕栽培の液体肥料ハイポニカ 500ml Hydroponic Nutrients
観葉植物に肥料は必要なの?
肥料とは、人間でいうところの「食事」になります。 食事をしなければ空腹になり元気がなくなります。また、栄養も満足に取れなければ病気になり倒れてしまいます。 それと同じように、植物には肥料が必要です。 ただし、人間とは違い植物に毎日肥料を与える必要はありません。特に観葉植物は燃費が良く、世話があまり必要ではない為、頻繁に与える必要もないです。 植物は肥料を与えなくても案外枯れないものです。ですが、元気に育生し生長する為には肥料は欠かせない物です。 失敗しない為にも、栄養の比率を整え、時期や植え替えなどの知識を学び、正しい肥料の与え方を行いましょう、
観葉植物に必要な栄養素
植物を育てる為に必要な栄養素は全部で17種類あります。 炭素 (C)、水素 (H)、酸素 (O)、窒素 (N)、リン (P)、カリウム (K)、カルシウム (Ca)、硫黄 (S)、マグネシウム (Mg)、ホウ素 (B)、塩素 (Cl)、マンガン (Mn)、鉄 (Fe)、亜鉛 (Zn)、銅 (Cu)、モリブデン (Mo)、ニッケル (Ni)の計17種類です。 これらの栄養素は、それぞれ必要な量も違っており、三大栄養素、中量要素、微量要素に分けられます。 17種類の栄養素のどれが掛けても、元気に育ちません。足りない栄養は、肥料から補給する必要があります。 ですが、土事態に栄養がある他、市販の用土には始めからある程度の肥料が混ぜ込まれています。 また、酸素の様に、大気中や日光から補給できる栄養素もあります。 その為、すべての栄養を含む肥料でなければならないというわけではありません。 しかし、三大栄養素の窒素、リン、カリウムは植物の生長に大きく関わる為、これらが含まれている肥料が必要不可欠になります。 大切な栄養素の為、どの肥料にも三大栄養素は含まれていますが、肥料を比率を確認し、観葉植物に相応しい肥料を与えましょう。、
観葉植物に使用する肥料の種類
肥料を与える前に、肥料の種類を知っておかなければなりません。 それぞれ効果機関や与え方などが違う為、正しいやり方を知っておく必要があります。
顆粒肥料
丸い固形物の肥料です。 大きさは、大体小・中・大粒の3種類も分けられます。 肥料のやり方は、植え替えの際に用土に混ぜ噛ませたり、用土の上に撒いたりします。 用土や鉢に含まれる水分を吸収すると溶け出し始め、時間をかけて鉢全体に栄養を与える特徴があります。 効果は大体2~3か月ほどで、大粒になると数年かけて効果が継続するなんてこともある、緩効性の強い肥料です。 与えてすぐの効果は見込めませんが、長く世話をする植物や、肥料を忘れやすいズボラな人におすすめの肥料です。
液体肥料
液状の肥料です。 やり方は、顆粒肥料と同じくそのまま与えることが出来る肥料もありますが、大体は水で薄めて使用します。 水と肥料の比率は商品の説明文をよく読み、既定の量で薄めましょう。 水と同様に素早く用土の中に侵透します。それによって素早く栄養を与えられるでしょう。 ただし、水分と同様に用土に留まらない分はすぐに流れ出てしまう、速効性の特徴があります。 効果が短い為、他の肥料よりもこまめに与える必要があります。 一度与えて放置とはいきませんが、水やりと一緒に行えるため、そんなに苦にはならないと思います。 水栽培に植え替えした際、水栽培用の肥料が用意できていないようなら、液状肥料を薄めて使用しましょう。
粉末肥料
粉状の肥料です。 やり方は、水に溶いて使用します。 水に溶く関係上、液体肥料のやり方とほとんど変わりません。 ですが、こちらは粉末状な為、水分との比率が悪いと溶けきらないなんてことがあります。 液体肥料同様にこちらも水栽培に使用できます。水栽培用の肥料が用意できそうにないなら、検討に入れて置きましょう。 水に溶かす必要がある分、少々面倒な部分があります。その為、初心者には液体肥料か顆粒肥料をおすすめします。
有機肥料と無機肥料
肥料は種類だけではなく、使用されている成分でも分けられます。 どちらの方が良いわけではありませんが、状況や環境に合わせて使い分けることで、元気に育つでしょう。
有機肥料
有機肥料とは、油かすや鶏糞、魚粉や骨粉など、天然の養分からなる肥料の事です。 自然と同じように、土の中で分解・発酵されていきます。 自然に近い肥料な為、植物に優しく負担は少ないでしょう。 植え替え時など、植物が弱っている際に有効な肥料です。 その代わり、発行する為臭いがします。腐葉土と同じような環境になる為、室内では臭いが困ってしまうかもしれません。 もし、臭い様なら無機肥料に切り替えましょう。無機肥料も栄養面で見れば大差はありません。
無機肥料
無機肥料とは、化学的に作られた栄養で作成された肥料のことです。 植物の栄養補給を考えて作られた肥料な為、栄養素が多く、即効性の効果が見込まれます。 臭いも無臭に近い為、室内でもおすすめできる肥料です。 肥料としてみれば優秀ですが、逆に栄養素が多い為、肥料負けしてしまう場合があります。 もし、肥料を与えて弱ってしまうようなら有機肥料に切り替えてみましょう。臭い以外はそんなに大差はありません。
目的に合わせた観葉植物用肥料の比率
肥料を与える際、植物に合わせた肥料を与えることでより効果的に育てることが出来ます。 植物にはたくさんの栄養が必要ですが、主に三大栄養素を与えることで、生長させることが出来ます。 窒素、リン、カリウム、それぞれ別の生長を促します。 窒素(N):葉緑素の元となる成分で、歯や茎を生長させます。(葉肥) リン(P):植物の細胞を増やし、花や果実を実らせます。(実肥)また、根も伸ばします。 カリウム(K):根や茎の生長を促します。(根肥)また、病気や害虫に対する抵抗力を鍛えます。 それぞれの特徴を理解し、必要な栄養が多い比率の肥料を与えることで、植物の生長をある程度コントロールできます。 例えば、いつまでも花を付けないようなら、リンの栄養を多く含む比率の肥料を与えれば、花が咲きやすくなります。 他には、病気しやすい様なら、カリウムを多く含む比率の肥料を与えればいいなど、肥料を選ぶ基準になるでしょう。 また、比率が偏っているだけではなく、大きく育てたいなら全体的に栄養が多い肥料を、小さい植物には全体的に栄養が少ない肥料を選ぶなど、植物のサイズでも選択できます。 決して、すべてが平均的な万能型の肥料がダメというわけではありません。どの状況でも対応できるため、悩む必要がない安心の肥料です。 ですが、植物に合わせた肥料を与えることで、より効果的な成長が見込めます。 肥料の選択は難しいですが、慣れたら楽しいと思います。
追肥ってなに?
追肥とは、植え替え後などで新たに肥料と与えることです。 逆に、植え替え時などで事前に肥料を含めることを、元肥と言います。 植え替えをする際に使用する市販の用土には、始めから肥料(元肥)が含まれています。 しかし、植物の生長が進むにつれ、用土の中の栄養は消費されていきます。 当然そのままでは栄養が無く枯れてしまい失敗してしまうでしょう。 そのようなことを無くす為、新しく肥料を追加する必要があります。 追肥のやり方は簡単です。顆粒肥料ならそのまま与えればいいですし、粉末肥料なら水分に溶かし比率を整えた液体を与えればいいだけです。 商品の説明書きにも書いてあると思いますので、よく確認をして正しく失敗しないように与えましょう。
おすすめする観葉植物の肥料を与える時期と頻度
観葉植物は一年中咲いていますが、常に同じ状態というわけではありません。 一年を通じて生長期と休眠期が交互に訪れます。 生長期とは、植物がよく育つ時期の事です。よく育つ分栄養が必要になり、肥料を必要とします。 逆に休眠期とは、植物がほとんど生長しない時期の事です。栄養が必要ない為、肥料も必要としません。 元気に育てるためにも、肥料を与える時期は覚えておきましょう。
おすすめする時期
ほとんどの観葉植物の生長期は、気温15度以上になり始める、4~10月頃になります。 夏は植物を成長させるため、その時期は肥料を与える様にしましょう。 逆に休眠期は、気温10度以下になり始める、11~3月頃になります。 この時期は植物の生長が止まっている為、肥料はいりません。植物の内部に蓄えられている栄養素だけで冬を越します。 もし、休眠期に枯れ始めて心配な場合は、偶に肥料を薄めて葉水で与える様にしましょう。
おすすめする頻度
肥料を与える頻度は肥料の種類によって違ってきます。 緩効性のある顆粒肥料では、大体2カ月に一度のタイミングで肥料を与えます。 ただし、大きさにもよる為、商品の説明書きをよく読み、与える量と頻度を確認するようにしましょう。 即効性のある液体肥料や、水に溶かす液体肥料は大体2週間に一度のタイミングで肥料を与えます。 これも顆粒肥料と同様に、肥料の種類や水との比率によって変わってくる為、説明書きを良く読むようにしましょう。 2週間という期間は、水やりのタイミングでもあります。 水やりと一緒に肥料を与えるようにすれば忘れにくく、手間暇かからずに行えるでしょう。
おすすめする観葉植物の肥料
ハイポネックス 錠剤肥料 観葉植物用
顆粒タイプの肥料です。値段も安く、比較的利用しやすい種類です。
ハイポネックス ストレート液肥 観葉植物用 600ml
ストレートタイプの液体肥料なので、そのまま与えることが出来ます。
観葉植物の育生に失敗する肥料の与え方
肥料とは、本来植物の生長を助けるために必要な物です。 ですが、どんなものにも限度がある様に、比率や時期、分量や状態などの見極めや、やり方を間違えると簡単に失敗してしまいます。 失敗せずに育生させる為、初心者は特に陥りやすい失敗の原因を紹介します。
弱っている観葉植物へ肥料を与える
肥料は植物に大切な栄養を多く含んでいる為、与えることで元気に育ちます。肥料とは元気の源と言っても過言ではないでしょう。 ですが、弱っている植物に「元気になってほしいから」といって、安易に肥料を与えてはいけません。 どのような状態であれ、元気がないのは必ず理由があります。 水分不足、根詰まり、根腐れ、病原菌、日光不足、温度など、様々な元気がない理由を考えられます。 もし、元気がない理由が栄養不足なら肥料を与えることは正しいやり方と言えますが、それ以外では逆に失敗の原因になってしまいます。 水分不足や日光不足が原因なら過剰に栄養を与えることになり、根腐れや休眠時期が原因なら肥料を与えても満足に栄養を吸収できないでしょう。 その結果、肥料負けを起こしてしまい失敗すると思います。 人間でもそうですが、元気がない理由がわからないのに「とりあえず」で薬を飲んではいけません。 原因を究明し、対処するまでは肥料を与えない様にしましょう。 そのほかにも、植え替え直後の観葉植物は弱っている為、肥料は与えない様にしてください。 どうしても、元気がなく枯れてしまうという場合は、活力剤を与えます。 原因を対処していない為、一時しのぎでしかありませんが、元気を取り戻してくれます。 また、肥料を薄め、霧吹きなどで葉水することでも効果があります。
肥料の与えすぎ
観葉植物を大きく早く成長させたいからと言って、肥料をたくさん与えるやり方はよくありません。 肥料を与えすぎると、用土の中の肥料密度が高くななってしまいます。 肥料密度が高すぎると、根が肥料を吸収しきれないだけではなく、根から植物の水分を奪われてしまいます。 当然水分が奪われ続ければ植物は枯れてしまいます。 そのような失敗を起こさない為にも、用土内の肥料の比率を壊さないような肥料の与え方をしましょう。 もし、わかりにくいなら、用土は「栄養(ごはん)を食べ過ぎて喉が渇いたから、手軽なコップ(根)から水分補給した」と考えてもらえればわかりやすいかなと思います。
複数の肥料を組み合わせる
「一つの物を使用するより、複数の物を合わせた物の方が効果がある」いろいろな場面で思いつき、誰しもが一度は試してみたいと思う考えだと思います。 肥料を与える際「複数の肥料を混ぜ合わせた方が効果があるのではないか?」と、思うことがあるかもしれません。 ですが、実際に複数の肥料を混ぜ合わせるようなことはしてはいけません。 肥料とは、物によって比率は違いますが基本的に化学物質が含まれています。 化学物質は、酸性洗剤とアルカリ性洗剤を混ぜ合わせると危険な様に、扱い方一つで大変危険な物質です。 また、普段安全なものでも、ふとしたきっかけで化学反応を起こし、危険なものになる場合もあります。 肥料を混ぜ合わせることで、含まれている化学物質が化学反応を起こし、危険なものになる可能性があります。 中にはうまく効果が出ることもあるかもしれませんが、何が起こるか保証が出来ない為、絶対にやめましょう。
観葉植物の休眠時期に肥料を与える
一年を通して咲いている観賞植物には休眠時期があります。 その時期は、生長しないだけではなく、水分や栄養を殆ど吸収しなくなります。 そのような時期に肥料を与えてしまうと、肥料負けしてしまいます。 休眠時期を忘れてうっかり肥料を与えてしまわない様に注意しましょう。 大体の観葉植物の休眠時期は冬です。木枯らしが吹き、寒くなり始めたら肥料を与えることを控えましょう。
活力剤って肥料じゃないの?
植物に詳しくない人でも、花壇や植木鉢に緑色のアンプル(小瓶)を見たことはありませんか?それが、活力剤です。 活力剤は、名前の通り「植物の活力を回復させる(活性)栄養剤」の総称です。 与えられることで、植物は元気を取り戻します。 これだけ聞くと「元気にさせるのなら肥料と同じでは?」と思うかもしれませんが、実際には効果や内容物の違いがあります。 活力剤は植物を活性させます。 活性とは、対象物の効率や性能が向上している状態の事を指します。 植物が活性することで、根からの吸収が良くなったり、栄養を循環さえやすくなったりなど、植物を元気にさせます。 肥料の内容物は3大栄養素を始めとした栄養素を含んでいますが、活力剤は、吸収のサポートなどが目的の為、3大栄養素は多くは含まれていません。 その代わりに、植物を元気にする鉄やマンガンなどが含まれています。 その為、活力剤だけでは必要な栄養が足りない為、肥料といっしょに使用することになるアンプルです。 中には「あくまでサポートでしかないのなら、肥料だけで十分ではないか?」と思う人もいるでしょう。 その考えはあながち間違っておらず、しっかり肥料を与え、栄養を十全に吸収できるような環境を作れば、活力剤は必要ありません。 ですが、観葉植物は生きており、常に状態や環境は変化しています。 その変化によっては、栄養が足りない事や、吸収がうまくいかない事により、植物の元気がない場合もあるでしょう。 そのような時に、活力剤を与えることで元気づけます。 人間にだって元気なことがない時はあります。植物も生きている以上は元気がない時がある、というだけの事です。 色々と説明しましたが、要は「肥料は主食」、「活力剤は栄養ドリンク・サプリメント」の様な関係と覚えてもらえればいいです。 水分や栄養も十分に与えていて、日光も浴びせているのに、部分的に枯れたり、変色したり、まっすぐ生長しなかったりなど、元気がない時は活力剤を与えてみましょう。 きっと以前の様な姿に戻り、元気になってくれるでしょう。
おすすめする観葉植物の活力剤
観葉植物用活力剤 35ml×10P ヨーキ産業
ゆわずと知れたお決まりのアンプルタイプ。 安くて使いやすいのが特徴です。
ハイポネックスジャパン リキダス 800ml
こちらは、分量を量り与えるタイプ。 アンプルとは違い量る必要がありますが、量を調節できるため、観葉植物に慣れてくると便利です。
Q&A「植え替え直後の追肥は観葉植物を枯らし、失敗する原因って本当?」
植え替え直後の追肥は基本的に厳禁となっています。 観葉植物に限らず植え替えのやり方は、古い根や余分な用土を落とします。その為、植え替え先の用土に根付くまで時間がかかります。 根が少なく根付いてない植物は、用土から栄養や水分を満足に吸収できません。それなのに、大量に与えてしまうと、吸収できずに肥料負けや根腐れを起こしてしまいます。 観葉植物が根付くまでは、追肥や水分は与えない様にしましょう。 その間追肥しなくても、観葉植物が貯えている分と、土壌に含まれている栄養で十分な為、必要ありません。 大体2週間すれば根付きます。 それくらいの時期になったら、追肥や水分を与えてください。
自宅で探す観葉植物の肥料
肥料は、基本的に市販の物を使用することをおすすめされていますが、購入だけが肥料ではありません。 家庭にある「生ごみ」の中に肥料として代用できる物もあります。 例えば、窒素を多く含む残り油、リンを多く含む骨や卵の殻、栄養の他に害虫予防にもなるコーヒーカスや茶殻など、いろいろの物が肥料として利用できます。他にも、チーズ、米ぬか、米のとぎ汁、乾燥剤などが代用品として有名でおすすめです。 具体的にいくつか挙げましたが、要するに「成長に必要な栄養が含まれている物ならなんでもいい」わけです。 生ごみの処理と肥料を与える一石二鳥の方法と言えるでしょう。 ですが、何でもかんでも与えればいいわけではありません。 観葉植物はその名の通り鑑賞するのが目的の植物です。設置される場所も、玄関やリビングといった人が多い場所に設置させることも少なくないと思います。 なのに、肥料だからと言って生ごみを大量に与えては見栄えが悪くなってしまいます。 また、生ものな為、次第に腐敗し悪臭を放ちます。これも少量なら誤魔化せますが、量が多いと誤魔化しきれません。ハエなどの害虫も同様に邪魔になるでしょう。 与える際は、用土に混ぜ込みやすい物や、細かく砕いたものを混ぜ込むようにすると、見栄えも変わらず用土に馴染むため、悪臭や害虫などは発生しなくなります。 また、残り油などを与える際は直接根元に与えてはいけません。 肥料負けを起こしたり、余分な栄養を与えてしまうことになります。 食品に含まれる栄養は一つではありません。その為、植物にとっていらない成分も多く含まれています。 それらは吸収を妨害したり、生長の妨げになる場合があります。失敗しない為にも、直接与える際は、茎から離れた場所に与えましょう。
ハイドロカルチャー用肥料の与え方
観葉植物を育てるうえで、何も土壌栽培にこだわる必要はありません。 水栽培(ハイドロカルチャー)の方法で育生することが出来ます。 水面に生える観葉植物は、土壌栽培とは違う苦労と楽しみがあるでしょう。 しかし、水栽培だからと言って肥料は必要ないというわけではありません。 むしろ、土壌栽培よりも必要とさえ言えます。 植物を育てるうえで、窒素、リン、カリウムの三大栄養素と、その14種類の栄養素が必要と言われます。 本来の土壌栽培なら、用土そのものに微量ながら栄養が含まれている為、三大栄養をメインとした肥料だけで十分に成長することが出来ます。(可能ならば他の栄養素も欲しいですが) ですが、水分の中にはそれらの栄養が含まれていません。その為、必要となる養分を肥料や活力剤から補給しなければなりません。 ですが、肥料や活力剤は土壌栽培と同じように与えればいいというわけではありません。 水栽培で生える根というものは、土壌栽培で生える根とは別物になります。その為、土壌栽培と同じように肥料を与えてしまうと、根腐れや肥料焼けなどを起こして失敗してしまうことがあります。 そうならない様にする為、水栽培用の肥料というものを用意する必要があります。 水栽培用の肥料は、ほとんどが2種類の養液を混ぜ合わせるやり方の肥料です。 養液の比率が違うと水分に交わらず栄養が沈殿するなど、少々面倒で難しい部分がありますが、水栽培専用に作られている為、安心して観葉植物に与えられるでしょう。 一応は、土壌栽培用の肥料でも与えることはできます。 液体肥料や、粉末肥料を水分で溶かしたものなどを与えます。 その際、与える量に注意してください。 土壌用は栄養が強く、そのままでは植物によくありません。約2倍に水分で薄めて与える様にしましょう。 液体肥料の中には、土水両量で使用が可能な物も存在しており、その場合は利用規約などをよく読み、指定した肥料の与え方をしましょう。 どちらが良いというわけではありませんが、せっかくなら水栽培用の肥料を使用し、失敗の少ないやり方をおすすめします。
水耕栽培の液体肥料ハイポニカ 500ml Hydroponic Nutrients
2種類の養液を混ぜ合わせます。 比率調整が面倒ですが、効果は期待できます。
まとめ「観葉植物を育成する肥料選び」
肥料とは、植物を育てるうえで欠かせない物です。 肥料が無いと、栄養が足りずに簡単に枯れてしまいます。 大切な観葉植物の為にも、正しい肥料の与え方を学び、状況に合わせた肥料の選び方をして元気に育てましょう。 そして、長く観葉植物と共に過ごし、緑あふれる生活にしていきましょう。