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ブラックバスの世界記録!日本人が琵琶湖で!?とんでもない記録を紹介!

2017年9月4日現在のブラックバスの世界記録は、日本人が琵琶湖で釣り上げたものが認定されています。この記事では、ブラックバス世界記録の認定方法や記録の詳細、さらには賞金についてまで、実際の画像や動画などを交えながら、詳しく取り上げます。
更新: 2020年6月6日
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この記事で紹介しているアイテム

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ブラックバス世界記録の認定方法は?

「IGFA」が, 世界記録の認定や管理を行う

出典: http://www.jgfa.or.jp/

「IGFA (International Game Fish Association)」とは、魚釣りの振興を目的に1939年に設立された団体で、本部は、アメリカ合衆国のフロリダ州のダニアビーチにあります。ブラックバスをはじめとする様々な魚の世界記録の認定や管理を行う、「IGFA」という団体があります。IGFAは、ブラックバスをはじめとする、ゲームフィッシングで釣れる様々な魚の世界記録の認定や管理も行っています。自分の釣った魚を世界記録として認定してもらうためには、IGFAが発表するガイドラインに従って記録測定や申請を行う必要があります。

IGFAの記録認定作業では, 嘘発見器が使われたことも・・・・

IGFA アングリング・ルール
IGFAの世界記録認定のための手続きのガイドラインについては、こちらの文書をご覧ください。

IGFAの世界記録認定のための手続きは、厳正に行われます。アングラーは、IGFAが発表するガイドラインに従い、適切なタックルを使用して魚を釣り上げ、釣った時の仕掛けのサンプルや、公式申請書などの関係書類を提出することで、IGFAにて審査が行われ、記録が認められれば、世界記録として認定されることになります。日本では、IGFAの関連機関である「JGFA (Japan Game Fish Association)」が各種手続きの窓口となります。IGFAの認定手続きは非常に厳しく、過去には嘘発見器による記録の真偽の判定を行ったこともあるほどです。

現在のブラックバス世界記録の詳細は?

認定記録 (ウェイト)について

IGFA オールタックルワールドレコーズ部門 ブラックバス認定記録
IGFAが正式に認定したブラックバスの世界記録の詳細については、こちらのウェブページをご覧ください。

IGFAの世界記録は最長記録ではなく、最重記録が対象となります。2017年9月4日現在、世界記録として正式に認定されているブラックバスのウェイトは、10.12kg (22lb4oz)となっています (レングスは73.50cm (28-15/16inch)で、歴代最長記録ではない)。この記録が出る以前は、1932年6月2日にアメリカ合衆国のジョージア州のモンゴメリー湖で、「ジョージペリー」氏がキャッチした、ウェイトが10.09kg (22lb4oz)のブラックバスが歴代最重記録となっていました (レングスは82.55cm (32-1/2inch)で、歴代最長記録ではない)。


上の画像は、実際に世界記録として認定された魚のものです。魚体全体がしっかりと映っている画像は無いのですが、それでも体高の高さとお腹の出っ張り具合から、いかに桁違いのサイズであるかが、この画像から容易に分かるのではないでしょうか。確かに歴代最長記録を出した魚ではないものの、73.50cmというとてつもないレングスのブラックバスは、普通であれば一生掛かってもお目に掛かれません。ただ残念なことに、IGFAの規定では、56.7g (2oz)以上の差が無いと、歴代最重記録を更新したことにならないと定めているため、この記録魚は、前述のペリー氏のキャッチした魚に並ぶ、世界第1位タイの最重記録として認定されています。

場所と日時について

前述した世界最重のブラックバスが釣り上げられた場所は、バスフィッシングの本場であるアメリカではなく、何と日本の琵琶湖なのです。釣り上げられた日時は2009年7月2日で、詳細については後述しますが、日本人のアングラーが記録魚をキャッチしています。もともと琵琶湖は、ブラックバスのエサとなる小魚や甲殻類などが豊富で、水深も深いため、大物を夢見るブラックバスアングラーたちメッカとなっている場所です。

上の動画は、実際の記録測定時のものです。この動画の0:41 - 0:44で、計測器が示している10.12kgという重量は、1歳児の平均体重に相当するとてつもない重さです。ただ、IGFAの本部があるアメリカでは、フィールドが狭く、アメリカほどバスフィッシングが盛んではない日本で釣れた魚が世界記録になることに、少々疑問が投げ掛けられていたため、記録の申請から正式認定まで半年程度を要する結果になりました。

アングラーについて

前述の通り、世界記録として認定されたブラックバスは、日本の琵琶湖で日本人のアングラーがキャッチしました。アングラーの名前は「栗田学」氏で、釣り具メーカーに関連する職業に就く会社員です。栗田氏は現在、バスフィッシング関連のメディアで活躍しており、栗田氏が参加するイベントなどでは、剥製になった実際の記録魚を目にすることができますよ。

上の動画は、記録魚を釣り上げた当時の栗田氏へのインタービューのものです。

上の動画は、前に取り上げた動画の続きのものです。

賞金について


釣り上げた魚が、IGFAに世界記録として正式に認定されると、IGFAから多額の賞金を受け取ることができます。賞金の正確な金額については定かでないのですが、推定で「3億円程度」というデータがあります。栗田氏は3億円の賞金の他に、知名度向上に伴うメディアへの露出などで、相当の利益を得たことが想像できます。ちなみに、「バスプロ」と呼ばれる、バスフィッシングの競技大会での賞金などでご飯を食べる職業もありますし、バスフィッシングの本場であるアメリカでは、バスフィッシングで大富豪に上り詰めたアングラーもいるので、バスフィッシングは、本気で打ち込めば大金が生まれる夢のある釣りでもあるのです。

現ブラックバス世界記録認定時のタックルは?

IGFAの規定では、記録魚を釣り上げた際に使用したタックルについて公開するように定められているため、栗田氏が当時使用していたタックルも発表されています。ここでは、現在の世界記録魚として認定されているブラックバスを釣り上げた時に用いられた「ロッド」、「リール」、「ライン」の3つのタックルについてご紹介します。紹介したタックルを使えば、必ず大物が釣れるというわけではありませんが、上手にやり取りをすれば、レコードサイズのブラックバスのパワーに耐えることができることは確かなので、ぜひ、今後のバスフィッシングのタックル選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。

ロッドについて

デプス - SIDEWINDER FLIPPING EDITION The DOM DRIVER HGC-77XR
ビッグバスをターゲットに、独自のコンセプトで開発された様々な高性能ルアーをリリースし続けるデプス。ストイックなまでにデカバスを追い続ける奥村和正による理論とタックルは、多くのアングラーから圧倒的な支持を集める。

※ 2017年9月4日現在、Amazonや楽天市場では取り扱っていない商品のため、こちらのメーカー公式ウェブサイトで商品の品番を確認し、店頭で注文して購入する形になります。

リールについて

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出典:Amazon
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※ 2017年9月4日現在、栗田氏が当時使用していた「シマノ 06アンタレスDC」は生産を終了しているため、同商品のリニューアル商品を購入する形になります。


ラインについて

【ライン】 東レ (TORAY) ソラローム スーパーハードストロング 100m 14lb.~20lb.【ブラックバス・メインライン(道糸)・フロロカーボンライン】
2,489円 -この商品を購入する-

※ 栗田氏が当時使用していたのは、20lbです。

現記録は, ルアーでの記録ではない?

実は、栗田氏がキャッチした世界記録魚は、ルアーフィッシングによって釣り上げられたのではなく、生きたブルーギルによる泳がせ釣りによって釣り上げられた魚です。やはり立派にたくましく成長した魚だけあって、ルアーのような偽物のエサには一切興味を示してこなかったのかもしれません。ルアーではなく、本物の生きエサを使ったからこそキャッチできた、狡猾なブラックバスだったのでしょう。

ブラックバス世界記録は, 決して夢ではない!

いかがでしたか。巨大なブラックバスを釣りに行くというと、どうしても海外での釣りを想像しがちですが、実は身近な日本の湖にも、世界記録になるような魚が潜んでいることがお分かり頂けたのではないでしょうか。日本での釣りが中心である皆さんにとっても、そうしたモンスター級のブラックバスに巡り合うことは、決して夢の話ではないのです。