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カリフラワーの栽培!育て方のコツと失敗しないポイントをご紹介!

カリフラワーを栽培してみませんか。カリフラワーは品種によってはプランターでも栽培可能なものもあります。今回はカリフラワーに必要な、土作りや追肥の方法、収穫の目安などについてご紹介しています。自分で手間ひまかけて育てたカリフラワーは実においしいですよ。
2020年8月27日
printemps117
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カリフラワーを自宅で栽培してみよう

カリフラワーは地中海東部沿岸が原産の、ブロッコリーを改良して作られたアブラナ科の野菜です。 カロフラワーの特徴の一つに「花蕾」といって、花のつぼみがドーム状に密集してできた部分がありますが、これが通常サラダや蒸し野菜として食用にされている部分です。 広い畑がなくても問題ありません。プランターで十分育てられる小型種を選ぶと育てやすいですよ。 栽培にはやや冷涼な気候を好みますので、春または夏以降の植え付けをおすすめします。低温や乾燥には比較的強いですが、土壌水分が多すぎると生育が悪くなりますので気を付けましょう。 家庭菜園で作る場合は、害虫が少ない秋を狙って育てると食害されずに最後まできれいに育ちます。

カリフラワーをうまく栽培するポイント

カリフラワーを上手に育てるポイント

カリフラワーを育てるときのポイントですが、 ・土壌は適度に保水性のある環境が望ましいが、過湿には弱い。 ・カリフラワーの発芽適温は10~15℃、生育適温は20~25℃ ・夏場の植え付け後に乾燥が続くと、草勢が弱るので注意する。 ・冷涼な気候を好むが、高温には弱いので夏場の栽培は注意する。 ・株の大きさで花芽の大きさが決まるので、花芽がつくまでに株をできるだけ大きく育てるのがポイント。 ・収穫時期が遅れると食味が落ちてしまうので、収穫のタイミングを逃さない。 などがあげられます。これらの項目に着目しながら上手に苗を育てましょう。

カリフラワーで育てやすい品種

カリフラワーにはいくつか種類があります。スーパーなどでよく見かけるのは、白い品種かもしれませんが、オレンジや紫などのカラフルな品種も種や苗で出回っています。 また一般的には秋から育てて翌年の春に収穫する品種も多く出回っています。 品種例を挙げると 白色種:バロック、美星、スノークラウン オレンジ種:オレンジ美星、オレンジブーケ、オレンジさんなど 紫種:パープルフラワー、バイオレットクインなど カリフラワーの花蕾は、日にあたると変色するので、花蕾が膨らむ時期になると、遮光する必要がありますが、これら色付き品種は株本来の色のため、花蕾を遮光する必要のない品種もあります。 そのほか、「野崎早生」や「スノーキング」などが早生種で育てやすいといわれています。

カリフラワーの栽培スケジュールについて

種まき・植え付け・収穫時期について

カリフラワーの植え付け時期は大体7月中旬~8月中旬ごろまでといわれています。この時期までに植えた花蕾は10月下旬~翌年の1月下旬ごろ収穫できます。

カリフラワーをたくさん収穫するために

カリフラワーをたくさん収穫するためには、やはり植え付け場所の気候や場所の大きさに合わせた品種選びをするのが大切です。 またカリフラワーは適宜肥料を与えることも忘れずに。肥料切れを起こしてしまうと生育が悪くなり、花蕾が大きく育たないことがあります。

カリフラワーが栽培に適した土作りとその方法

カリフラワー栽培に適したプランターサイズ


まずはプランターで育てる方法と土作りについてです。 カリフラワーの品種は小型のものか大型のものかでプランターの植え方が変わってきます。 小型の品種ではプランターサイズは標準タイプ、大体サイズは60cm程度のものが理想的です。 大型の品種の場合は、1株ごとに大型プランター1個もしくは10号以上の大きめの植木鉢に1株ずつ植えましょう。

カリフラワーに適した土作り

カリフラワーに適した栽培用土は、市販の野菜や花用の培養土を利用するのが一番手軽ですが、自分で混ぜて作ることもできます。 赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1の割合で混ぜ、そこに石灰(苦土石灰)を10リットルにつき10~20g、化学肥料もしくは堆肥や鶏糞などの有機肥料を混ぜ合わせて使います。 プランターなどに栽培用土を入れる際は、ウォータースペースを残して鉢の8分目程度まで入れるようにします。 ちなみに、プランターの底には、水はけが良くなるように鉢底石を2~3cm敷いてから土を入れましょう。 またカリフラワーの定植または種を植える約2週間前には土作りを完了させるようにします。

畑の土作りについて

畑も2週間以上前に苦土石灰を全面散布して深く耕します。1週間前に堆肥バケツ1杯と元肥として鶏フンバケツ1/3を施します。

定植する際に取る株間のスペース

プランター栽培、畑栽培どちらにも共通して言えることは、良い花蕾を収穫するためには、定植する際に株間40~50cm程度のスペースを取る必要があります。これは、根をできるだけ深く広く張れるようにということと、外葉が大きく広がる性質があるので、葉が混み合うことで病気になるのを防ぐ意味があります。

肥料切れを起こさないように注意

大きくてよい花蕾を収穫するためには、生育状態を見ながら追肥を施すというのが大切です。また株が大きくなるにつれて、倒伏しやすくなるので追肥したあとにはしっかりと土寄せするようにします。

カリフラワーを種から栽培する方法

カリフラワーをたくさん育てたい場合は、種を買って植えるのをおすすめします。種まきの際は、育苗ポットを利用して、そこに数粒播くようにすると苗が育てやすいでしょう。

ビニールポットもしくは箱に種を蒔く

ビニールポットは深さが7cm程度、直径3cm程度のものを使います。 まずは種を植える深さ1cm程度の穴を作り、3~4粒少し離して蒔きます。 種を蒔いたあとは、十分に水やりをし、上から新聞紙などを覆って乾燥するのを防ぎます。 新聞紙は芽が出たらすぐに取り除くようにします。また育苗中でも害虫被害に遭わないように、寒冷紗や不織布などをかけて遮光しましょう。 箱まきする方法もあります。箱蒔きする場合は、深さ1cmほどのU字溝を8cm間隔で作り、1粒ずつ1cm程度の間隔をあけながら蒔きます。 種を蒔いたあとは5㎜程度薄く土をかぶせたあと、たっぷりと水やりをします。

発芽と間引きする方法

種が発芽してからは、本葉が2枚の時に2本になるよう、1回目の間引きをおこないます。その後本葉が3~4枚になったら1本になるよう間引きをしましょう。 夏蒔きの場合は、定植近くになったら寒冷紗などをはずし、苗を路地条件に慣れさせておきましょう。 本葉5~6枚になった頃が定植に適した苗の大きさです。

夏の高温対策はしっかり行いましょう。


夏蒔きでは直射日光に当たり過ぎないように、寒冷紗やよしずなどを使って日差しを弱める工夫をします。また朝晩の気温が変わりやすい秋・冬・春は加温や保温をして育苗します。 育苗期間は夏まきが30日(本葉は5~6枚)、冬・春まきは35日(本葉4枚程度)が目安です。

カリフラワーの苗を買って植え付ける方法

いい苗の選び方

カリフラワーを少ない本数で育てる場合は、苗を買って植え付ける方法をおすすめします。 いい苗の選び方としては、本葉が4~5枚付いた大きさがちょうどよく、茎の節間が短くて太くしっかりしている苗を選ぶようにします。 反対に、葉が小さかったり、葉の色が薄かったりするものは、古い苗です。日光が足りずに徒長いるものもよくない苗ですので、注意しましょう。

苗を植え付けるときの方法とポイント

カリフラワーの苗を抵触する際のポイントですが、子葉が地上に出る程度に浅植えにするのがポイントです。 植え付ける際は、根鉢を壊さないようにポットからそっと取り出し、ポットと同じぐらいの穴をあけてそこに植え付けます。 植え付けたら、根元に土を被せてからたっぷりと水やりをしましょう。

カリフラワー栽培で必要な水やりと追肥の方法

カリフラワーは肥料切れに注意!

カリフラワーは肥料を定期的に与え、肥料切れしないようにします。 肥料不足を起こしてしまうと、その後の収穫量に影響がでてしまいます。 1回目の追肥は、植え付けてから3週間ほど経った頃で、本葉が10枚程度になった頃です。1株につき、3gほどの化成肥料を軽く土と混ぜ合わせるようにして与え、株元が倒れないように土寄せします。 2回目以降の追肥は、カリフラワーの品種によっても変わってきますが、大体3週間おきごとに1回目と同じく、化成肥料を同じ量とやり方で与えるようにします。

乾燥しすぎない程度に水やりを

カリフラワーは土が湿りすぎてもダメですが、乾燥しすぎにも弱いので、特に夏場の高温期などに植えた場合は、水切れや乾燥を起こさないようにしましょう。 根焼けなどを防ぐためにも、敷き藁などを施しておくと、雑草などが生えにくく、後の管理も楽になります。

やや乾燥気味な方がいい花蕾ができる

乾燥しすぎには弱いですが、カリフラワーはやや乾燥気味に育てるといい花蕾に育ちます。土の表面が乾いてきた頃に、水やりするぐらいがちょうどいいいようです。

カリフラワーの花蕾は大きくなってきたら遮光する

カリフラワーの花蕾は、日光に当たりすぎるともともと白い種類の花蕾でも、黄色く変色してしまうことがあります。 株の中に花蕾ができて5cmほどの大きさになったら外葉で包み、遮光するようにします。 このように、外葉で包む方法は日光を遮るほか、花蕾につきやすい傷や汚れも防いでくれるので、おすすめです。 もともと白い品種では、遮光をおこなう必要がありますが、カラー品種の場合は、日光に当てることで色合いが鮮やかになりますので、外葉で覆って遮光する必要はありません。

カリフラワー栽培で注意したい病気と害虫について


カリフラワーに発生しやすい害虫

カリフラワーは春から夏に育てる際には、害虫の被害を受けやすくなります。 カリフラワーに発生しやすい害虫は、アオムシ、ヨトウムシ、コナガなどです。 特にアオムシとヨトウムシは放っておくと葉っぱが食い荒らされるので、見つけたらすぐに駆除しましょう。

カリフラワーに発生しやすい病気について

カリフラワーに発生しやすい病気には、苗立ち枯れ病、軟腐病、黒腐病などがあります。 いずれも薬剤による治療が有効です。また病気にかかった株は、そのまま放置せず、ひどい場合は病気の葉を取り除く、それでも改善が見られない場合は、株ごと取り除く必要もあります。

病害虫には防虫ネットを

病害虫には生育初期の段階で、防虫ネットをしておくと被害を抑えることができます。 防虫ネットをかけるときは、土との間にすき間ができないようにしましょう。 また育苗時に発生しやすい立ち枯れ病を防ぐため、株元にはあまり水をやり過ぎないように注意しましょう。

カリフラワーの収穫の時期とコツについて

カリフラワーの収穫ですが、葉の間から花蕾が見え始めてから、早生種だと15日程度、中生で30日程度経った頃が収穫の目安期です。 見た目で収穫の時期を判断するならば、花蕾の直径が10cmぐらい、花蕾の表面が固く締まって滑らかな状態が最もおいしい時期といわれています。 カリフラワーを収穫するときは、外葉を5~6枚付けたまま包丁やナイフで根元を切り取って収穫しましょう。

時期を逃さず収穫するのがポイント

カリフラワーは収穫の時期が多少早い場合は品質的には問題ありませんが、収穫時期が遅れてしまった場合は、花蕾の表面がザラついたり、花蕾の間に隙間ができたりして味や栄養価も急速に落ちてしまいます。 収穫の時期を逃さないよう、気を付けましょう。

栄養もいっぱい、カリフラワーの栽培にチャレンジ!

カリフラワーがお好きな方は、ぜひ一度栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 自分で育てたカリフラワーは、ほっこりとした独特の口当たりと甘みを味わうことができますよ。 ぜひ一度お試しください!