LODGE ロッジ ロジック サービングポット(1クォート)L1SP3
コールマン ダッチオーブン10インチ 170-9392
ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン(10インチ) ST-910
ベルモント(Belmont) ダッチインダッチオーブン BM-255
ユニフレーム UNIFLAME ダッチオーブン10インチスーパーディープ 660973
ダッチオーブンとは?
ダッチオーブンをご存知ですか?ダッチオーブンは分厚い金属の蓋の上に炭火を乗せられる鍋のことです。ダッチオーブンの歴史は古く、アメリカの西部開拓時代に使われていたことで有名です。
焼きたて・出来たて料理が簡単に作れる万能鍋!
ダッチオーブンは家庭ではなかなかできない鶏の丸焼きやパエリヤ、煮込み料理など、簡単で手軽にできてしまう万能鍋です。
さらにダッチオーブンは密閉性が高いので、水を使わない無水料理もできちゃいます。カレーやシチューなどの煮込み料理など、ダッチオーブンで作ると野菜などの甘さが引き立ち、普通の鍋で作るものとひと味違う料理が味わえます。
ダッチオーブンには種類や大きさも色々ある
一口にダッチオーブンといっても、サイズや種類が色々あります。まずはダッチオーブンの種類についてご紹介いたします。
鋳鉄製のダッチオーブン
一般的なダッチオーブンといったらこちらの鋳鉄製の物を指すことが多いほど、古くから愛されている鋳鉄製のダッチオーブンです。使い込むほど味のでる鋳物製はこれから長くキャンプやアウトドアをやっていきたい人にもおすすめです。使えば使うほど愛着がでてくるでしょう。
LODGE ロッジ ロジック サービングポット(1クォート)L1SP3
【スペック】 ●1クォートサイズ内径:15.5cm ●1クォートサイズ重量:1.9kg ●1クォートサイズ深さ:6cm ●生産国:アメリカ
鋳鉄製のダッチオーブンといったら、このロッジというくらい歴史が古いメーカーです。1869年のアメリカサウスピッツバーグで生まれたロッジは長年多くのキャンパーに愛されてきました。ロッジのダッチオーブンは工場出荷時に安全な大豆油で慣らし済みですので、届いたらお湯で洗うだけですぐに使えるのも特徴的です。
お手入れが面倒な部分も
鋳鉄製のダッチオーブンは使う前にシーズニングという作業が必要となります。鋳鉄製のダッチオーブンには錆止めのために塗られているワックスが施されているため、これを落とし、食用油を馴染ませることによって匂いや焦げ付きを防ぐために大切な作業ですが、使用するたびにシーズニングの必要があるため、手間がかかります。
こちらのダッチオーブンもおすすめ
コールマン ダッチオーブン10インチ 170-9392
【スペック】 ●サイズ:直径約25×13(h)cm、内径/直径約23.5×11(h)cm ●質量:約6kg ●材質:鋳鉄、他 ●付属品:ケース、リッドリフター ●お薦めメニュー:炊き込みごはん、パン
こちらのコールマンのダッチオーブンは植物性のオイル仕上げなので、シーズニングが不要!届いてすぐに調理が始められるダッチオーブンです。
ステンレス製のダッチオーブン
ステンレス製のダッチオーブンは近年人気のアイテムです。鋳物製のダッチオーブンと違い、シーズニングが不要で水洗いができ、お手入れも簡単です。お家のお鍋と同じように扱えるので、初心者にもおすすめです。
ソト(SOTO) ステンレスダッチオーブン(10インチ) ST-910
【スペック】 ●本体サイズ:幅35×奥行28×高さ16cm ●重量:5.2kg ●材質:ステンレス(底網:ステンレス) ●原産国:日本 ●満水容量:5.2L ●サイズ:内径25.9×深さ11.5cm ●付属品:底網
SOTOのステンレス製ダッチオーブンは安心の日本製ダッチオーブンです。ステンレス製なので錆に強くシーズニングも不要なので、届いてすぐに使えるのも嬉しいですよね。また、IHやガスコンロ、電気プレートなど、炭火だけではなく、ほとんどの家庭の熱源に対応しているので、普段の料理にも活躍できるダッチオーブンです。
ベルモント(Belmont) ダッチインダッチオーブン BM-255
【スペック】 ●素材/本体:ステンレス ●サイズ/本体:直径約200×75mm ●フタ:直径約210×35mm ●ハンドル約185×35mm ●板厚:3mm ●小雀陣二氏のレシピブック付属 ●セット内容:本体,リフター,底網,収納ケース,レシピブック
ベルモントのステンレスダッチオーブンは、ハンドルが別になったしんぷるな構造が特徴的です。さらにダッチオーブンのフタを裏返せばスキレットになり、ダッチオーブン以外の使い方もできる万能鍋です。収納ケース、レシピブック付。ステンレス製なので届いてすぐに使えちゃいます。
ステンレス製だから錆に強い!
ステンレス製のダッチオーブンの魅力は何といっても錆に強い!ということです。鋳鉄製などのダッチオーブンはシーズニングをしないとすぐに錆たりしてしまいますが、ステンレスは錆に強い特性を持っているので、お手入れも簡単なうえ、耐久性もあります。
ステンレス製のダッチオーブンは熱伝導性はあまりよくありませんが、魔法瓶の材料にも使われるほど、蓄熱性が優れています。煮込み料理や保温調理など、時間をかけてじっくり作りたい料理にはステンレス製のダッチオーブンはもってこいのアイテムです。
持ち運びも楽チン!
同じ大きさの鋳鉄製のダッチオーブンと重さを比べたとき、ステンレス製のダッチオーブンはその軽さが自慢です。キャンプやバーベキューでダッチオーブンを使用する際、ダッチオーブンの重さにプラスして材料の重さが加わります。火か下ろして運んだりする時など結構な重さになりますが、ステンレス製は鋳鉄製より軽いので、持ち運びにも便利。女性キャンパーにはステンレス製のダッチオーブンがおすすめです。
黒皮鉄板製のダッチオーブン
黒皮鉄とは鉄を1200℃まで加熱して酸化被膜を施した鉄のことです。この黒皮鉄製のダッチオーブンは赤さびが出にくく、シーズニングは必要ですが、鋳鉄製と違い洗剤で洗えるのでお手入れも楽なダッチオーブンです。
ユニフレーム UNIFLAME ダッチオーブン10インチスーパーディープ 660973
【スペック】 ●本体・フタ:黒皮鉄板4.5mm厚 ●クリアラッカー焼付塗装 ●ツル・スタンド・底網:ステンレス鋼 ●重量: 約5.8kg ●付属品:スタンド・底網・レシピブック ●満水容量:約5.0L ●適正炊飯量:1~7合
使用前はこのようにコーティングを焼き切ります。煙が出るまでダッチオーブンを火にかけます。
ダッチオーブンを火にかけ煙がでたら、くず野菜を炒めます。こうすることで鉄臭さが抜け、油をなじませることができます。この後洗って乾燥させ、食用油を薄く塗ってシーズニング完了です。
使用後は洗剤で洗います。鋳鉄製のダッチオーブンと違い、洗剤で洗えるのでお手入れも簡単ですね。仕上げに乾かして食用油を塗って完了です。
パンを焼くのに最適なダッチオーブンは?
ダッチオーブンの大きさは10インチと12インチの物が主流ですが、パンを焼くのにはどちらの大きさが適しているのでしょうか?
ダッチオーブンの大きさは使用する人数によって変えた方が無駄がなく使えます。ソロキャンプや2人など少人数で使用する場合は10インチ、4人など家族で使う場合は、12インチのダッチオーブンがおすすめです。
ダッチオーブンでパンを焼く:失敗しないために1次発酵は家で
パンは発酵することでふわふわのパンになります。キャンプやアウトドアなど、ダッチオーブンでパンを焼く場合、現地で発酵させるのは温度管理が難しく、時間もかかるため、発酵には向きません。
また、生地の材料や捏ねるための道具を持っていくと荷物が増えてしまいます。パン生地はキャンプやアウトドアに行く前日に家で準備し、1次発酵させおきましょう。
2次発酵は冷凍からクーラーボックスへ
材料を捏ねて1次発酵させます。発酵させた生地はバットなどに並べて冷凍庫で凍らせます。キャンプやアウトドア当日に冷凍庫からクーラーボックスへ入れ、5℃以下を保ちつつ運びましょう。約数時間前にクーラーボックスから取り出し、解凍しつつ2次発酵をさせると楽チンです。
材料を捏ねて1次発酵させます。発酵させた生地はバットなどに並べて冷凍庫で凍らせます。キャンプやアウトドア当日に冷凍庫からクーラーボックスへ入れ、5℃以下を保ちつつ運びましょう。パンを焼く数時間前からクーラーボックスから取り出し、解凍しつつ2次発酵させると楽ちんです。
ダッチオーブンで焼きたてパンおすすめレシピ①:ふわふわポリ袋パン
【材料 (8個分)】 強力粉 250g 水170cc 砂糖10g バター(マーガリン)10g 塩4g ドライイースト4g 1:粉類をポリ袋に入れてよく混ぜ合わせます。 2:水を入れて良く混ぜ合わせたら、バターも入れて混ぜ合わせます。 3:温かい所で1時間くらい発酵させます。(1次発酵) 4:2倍くらいに膨らんだら、ガス抜きをします。生地を長方形にのばし、端から巻いて巻き終わりをしっかりとめます。 5:ダッチオーブンにクッキングシートを敷き、8等分にした生地を並べます。蓋をして30分2次発酵させます。 6:生地が膨らんだら、上は中火位で、下は弱火で20分焼きます。 7:パンのいい香りがしてきたら焼き具合を確認して完成♪
140cmわんたるママさんのふわふわポリ袋パンのレシピは材料をポリ袋に入れてまぜ、1次発酵まで袋の中で完結するので作り方も簡単!粉も飛び散らず、道具も少なくて済むので、キャンプやアウトドアにもぴったりですね。
ふわふわポリ袋パンのアレンジとして枝豆チーズのポリ袋パンのレシピも紹介されています。こちらも美味しそうです。
ダッチオーブンで焼きたてパンおすすめレシピ②:花まるパン
【材料】 強力粉:350g ドライイースト:3g 塩:6g 水:250CC
【作り方】 1:材料をボールに全て入れ、10分から20分程ベタベタ感がなくなるまでこねます。 2:生地がベタベタしなくなってまとまりができたら、濡れふきんをかぶせて暖かい場所に置いておきます。生地が2倍くらいに膨らめばOK! クルミやレーズンなどを入れる場合はこの時点で入れておきます。 3:生地が発酵したら生地をまるめながら温めたダッチオーブンに並べていきます。ダッチオーブンにクッキングシートやアルミホイルを敷いてからパン生地を入れると生地がくっつかず、取り出す時も簡単に取り出せます。 4:温めたダッチオーブンに生地を入れたら、フタをして15分程生地を発酵させます。 5:炭をダッチオーブンのフタの上にも載せて、20分くらい焼いていきます。パンのいい香りがしてきたら蓋を取り、焼き加減をチェック。綺麗な焼き色がついてパンの底が焼けていれば完成です。
アレンジとしてソーセージを巻いて焼けばジューシーでお子様にも喜ばれそうなパンになります!お好みでレーズンやナッツなど入れても美味しそうです。
ダッチオーブンで焼きたてパンレシピ③:簡単ふわモチ黒糖パン
材料 (6〜8個分) 強力粉 270g 無塩バター20g 塩3g 黒糖 20g はちみつ 20g *水200cc *ドライイースト4g (打ち粉用に強力粉)少々 【作り方】 1:水を人肌に暖めておく。ボールに*以外の材料を入れ暖めた水にイーストをよく溶かしたものも入れ手で混ぜる。 2:始めはベトベト状態で混ぜにくいですが、15〜20分位たたいて、もんで、こねるをボールの中で繰り返します。 3:表面が滑らかになったら、まとめてフタ付き大きめタッパー等に入れ、1時間一次発酵。寒い日は車中で毛布等にくるむのがお勧め。 4:気温にもよりますが、肌寒い秋の車中で1時間くらいおくと約2倍に膨らみます。気温が高い場合、車中でなくてOK。 5:ダッチオーブンを少しだけ空焼きし、暖めておく。手で触れる程度に! 手に材料外の強力粉をつけ、ガス抜きし6等分にまるめる。 6:ダッチの底網の上にオーブンシートを敷き並べる。フタをして30分二次発酵。気温が低い場合、火の近くに置いておくとよい。 7:膨らんだのを確認したら、焼きに入ります。 8:上は中火、下は弱火で約20分。焦げやすいので、火の近くで様子を見ながら、パンのいい香りがしてきたら、フタの開け時です。 9:表面サクッ中はふんわりおいしい♡キャンプが、より楽しくなりますよ♪火加減は下が焦げやすいので注意。焼けたらすぐ取り出す。 10:ダッチオーブンはユニフレーム製10インチ スーパーディープを使用しています。
こちらの黒糖パンも作り方が簡単なので、ぜひ一度作ってみたいパンですね。
ダッチオーブンで焼きたてパンレシピ④:カンパーニュ
カンパーニュはフランス語で「田舎」という意味だそうです。元々はパリ近郊で作られたカンパーニュをパリで販売したところ、その素朴な味わいにパリ市民が故郷のパンを思い出し、カンパーニュと呼んだことが始まりとされています。
【材料】ダッチオーブンは10インチの深いものを使用 ●強力粉:400g ●ライ麦粉(全粒細挽き):200g ●ドライイースト:10g ●塩:8g ●クルミ:100g
カンパーニュは焼きたてより冷めてからのほうが美味しく、数日は日持ちがするので、キャンプやアウトドアにもぴったりのパンです。寒い季節のキャンプにはシチューやスープと一緒に食べたり、カンパーニュをスライスし、クリームチーズやスモークサーモンをのせてオシャレなサンドウィッチとして食べても美味しいですよ!
ダッチオーブンでのパンの作り方まとめ
1つ持っていると便利な万能なダッチオーブンでの美味しいパンの作り方やレシピをご紹介いたしました。焼きたての料理やパンが作れるダッチオーブンは使い込むほど味のでるアイテムです。ぜひキャンプやアウトドアで焼きたてのパンを堪能してみてくださいね。