下田漁具 金目鯛さがり スタンダード
フジワラ(FUJIWARA) 深海用リング L シルバー
ダイワ 120 200
下田漁具 ステン掛枠
高級魚金目鯛釣りに挑戦!
金色の瞳を持つ赤い高級魚、 金目鯛の釣りをご紹介。 初心者の方向けに必要なタックルや 釣り方を動画付きでお届けします。 職漁でも同じ方法を使うので、釣果は抜群です!
美味しい魚を釣ってみたい方は必見ですよ!
1.金目鯛は深海の魚!
生息域は水深100mから800mまで!
金目鯛は日本全域の海、 水深100mから800mに生息している 深海の魚です。 幼魚は浅場に、 大型は深場の傾向がありますが 傾向に反して浅場を狙うLTの釣りでも 大物が釣れる事があります。
昭和の時代には伊豆、千葉で 大衆魚として扱われていましたが 輸入物が増えて全国で流通するようになった 近年は高級魚として広く 認知されるようになりました。
深場の大型程色が濃く 釣りたてはシルバー、時間が経つにつれて 目が覚めるような赤みが出てくる魚です。
2.金目鯛釣りのポイントは意外と近い!
1時間程度で釣り場に到着!
マダイやイサキなど ポピュラーな沖釣りのターゲットを狙う ポイントまでの移動時間は1時間程度。 5倍以上水深がある場所での釣りは どれだけ移動時間が必要になるんだろう、 と考えてしまいがちですが 実は同じ程度の移動時間で 釣り場まで到着します。
日本の周りは急激に深くなる場所が多く 普段釣りをする場所が隆起しているだけで 1,000mクラスの谷になっている部分も 意外と近くに点在しているんです。
伊豆下田など先端までは 車の移動時間が必要になりますが 手前から出船している船もあるので 挑戦をお考えの方は お住まいの地域でキンメの得意な 船宿の情報をチェックしてみましょう!
3.金目鯛仕掛けの針数は10本から20本!掛枠を用意しておこう!
予約時に仕掛けの種類を確認しておこう!
下田漁具 金目鯛さがり スタンダード
ブランド | 下田漁具 |
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金目釣り仕掛けの種類についてです。 オーソドックスな仕掛けは 30号の幹糸を1.5m程に ムツ19号のカラ針20本。 地域によって飾り付きのフラッシャーを 使用する場合もあります。
釣りをするポイントによって ハリ数に制限があるので 予約時に必ず確認しておきましょう。浅場を狙うLTキンメは5本や7本と 少なめの針で狙う釣り方なので、初心者の方はこちらからのチャレンジもおすすめです。
4.金目鯛仕掛けのオモリは2kgを使用、安価な鉄筋オモリでもOK!
オモリも予約時に要確認!
水深がある釣りなので オモリはかなりヘビーです。 鉄筋2kg、約540号を使用する場合もあります。 オモリにはいくつか種類がありますが、鉄筋オモリ根掛りに強い棒形状、 価格を重視したタイプのオモリです。
軽いオモリを使うLTキンメは、150号前後と他の釣りと あまり変わらない重さで楽しめます。
5.仕掛けにはヨリトリリングをつけよう!
絡み防止のマストアイテム
フジワラ(FUJIWARA) 深海用リング L シルバー
色 | シルバー |
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仕掛けの先端には 大型リングと 連結スイベルが付いた ヨリトリリングをセットします。 仕掛けが長く 多点掛けで魚が回転するので 必ず仕掛けにセットしておきましょう。 取り込み時もロッドキーパーに 引っ掛けて使えるのでとても便利です。
仕掛けの構成はリングから 幹糸、オモリと一直線の構成なので 構造自体は単純です。 水中ライトはナシ、 アピールを高めたい場合は 魚に目立ちにくい赤を選んでみましょう。
6.金目鯛釣りの道糸は10号800m以上!大型の電動リールを用意しよう!
キンメタックル リールをチェック!
本格的なキンメ釣りの道糸は10号、 800m以上のキャパシティが必要になるので 選択肢はそれほど多くありません。 ミヤマエのコマンドシリーズか ダイワのマリンパワーを チェックしてみましょう。
キンメ1匹あたりの重量は重くても 2kg程度ですが多点掛けで 大きな水圧を受けながらの巻上げになるので かなりのパワーが必要になります。
キンメ船の船電源は24Vがメインなので 12Vリールを使う場合は バッテリーを用意しておきましょう。 事前に連絡しておけば 用意してくれる船宿もあります。 巻き上げ力にこだわる場合も バッテリーの持参がベターです。
7.金目鯛釣りのロッドはオモリ負荷600号、6:4調子で口切れ対策!
キンメタックル ロッドをチェック!
ダイワ 120 200
自重 | 185g |
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サイズ | 高さ : 5.00 cm 横幅 : 10.00 cm 奥行 : 110.00 cm |
キンメ釣りもかなり ポピュラーになってきたので LTキンメ、深場キンメを問わず 大手メーカーからも 専用のロッドが展開されています。 粘り強く大きな曲がりが特徴の グラスロッドから柔らかい モデルを選びましょう。
使用するオモリを考えると 対応負荷は600号程度になりますが グラスロッドは対応範囲が広いので やや負け気味でロッドが曲がった状態になる ロッドがおすすめです。
タフなグラスでありながら シャープな使用感を持つロッドは 高額になりますが、金目鯛釣り 最大のポイントとなる仕掛けを 張ったり緩めたりする動作が 快適に行えます。
8.深海釣りは餌にこだわる!おすすめの付け餌をご紹介!
駿河湾おすすめの餌はカツオのハラモ
キンメのエサはサバの切り身やシャケ皮、 イカタンなど釣り人や船宿によって様々です。 おまじない的な要素も強いですが 駿河湾おすすめの餌はカツオのハラモ。 投入に遅れないよう事前に 仕掛けにセットしておいて下さい。
場所によってはイカ類以外NGの場合もあるので こちらも予約時に船宿に確認しておいてください。
9.初めての深場釣りはレンタルタックルで楽しもう!
フルレンタルでも楽しめる!
深場のロッドと電動リールは 専門的な要素が強すぎて マグロの泳がせ、同じ深場の アカムツぐらいしか流用先がありません。 価格も他の釣りに比べて高額なので やってみてから決めたい方には レンタルタックルがおすすめ!
対応出来る船宿を見つける必要がありますが レンタル代は3000円から5000円程度、 仕掛けやオモリ、エサも別途用意してもらえます。 金目鯛を買うより安く済むので お土産付きという事で 是非一度挑戦してみてください。
キンメの釣りにハマったら 専用のタックルを揃えてみましょう!
10.金目鯛の釣り方!仕掛けの投入・回収は船長の指示に従おう!
他の釣りにはない投入方法は要チェック
LTキンメの仕掛け投入を 紹介している動画です。 船先頭を1番に 船長の指示に従って 順に仕掛けを投入していきます。 仕掛け投入に時間が掛かるので船長が潮を見ながら船を動かして、仕掛け同士が絡まないように糸が落ちていく角度を調整します。
回収も同様に仕掛けが絡まないよう、船長の指示順に行いましょう。水深や地形変化、 仕掛けを張ったり緩めたりも アナウンスがあるので 必ずチェックしておいて下さい。
浮いている場合は投入中に指で リールの糸を押さえて 仕掛けをゆっくり落とす 指示がある場合もあります。 仕掛けが落ちるタイミングで 群れの上に来るよう計算して 投入しているので トラブルで落とせなかった場合は 基本的には1回お休みです。
11.金目鯛の釣り方!金目鯛の取り込みは近くの人と協力しよう!
タモのフォローで助け合い
口切れしやすいターゲット、 針数も多いので巻き上げはスローに、 取り込みは2人で行うのが基本です。 回収も順番なので 隣の人と協力し合って 取り込みを行ってください。
小型や種類の違う魚は そのまま抜き上げて船中へ、 大型はタモを入れてもらいましょう。仕掛けは糸が太いので ラフに扱っても解いて再利用できます。
隣の方の巻上げが終わるまでに 回収を終えたいので気持ちは焦りますが、手繰りが速いと外れてしまうので 落ち着いて慎重に行いましょう。
12.金目鯛の釣り方!投入準備をしてから魚を処理する方法がおすすめ!
回収が終わったら投入準備を済ませよう!
下田漁具 ステン掛枠
ブランド | 下田漁具 |
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自分の回収、隣の方の 取り込み補助が終わったら 仕掛けの再セットに取り掛かります。 出船前に仕掛けの巻かれた掛け枠を4組程度、 エサが付いた状態で用意して 交換する方法がおすすめです。
次回投入準備が完了したら 魚を針から外して処理、 使用した仕掛けを空いた 掛け枠に巻き直して再利用です。1日のトータル投入回数は 6回から8回程度になるので 4組を掛け枠に、残りは再利用と 目処を立てながら 仕掛けを準備してみてください。
13.掛け枠の使い方とマグネットシート
仕掛け再利用に巻き方を確認しておこう!
LTキンメの場合は針数が少ないので 他の釣り同様のイメージで 仕掛けを扱う事ができますが 15本以上の仕掛けは掛け枠が必須。 巻き方を動画でチェックしてみましょう!
マグネットシートに針を置き 仕掛け先端に輪ゴムをかけて 掛け枠上部にセット。 中段と下段の突起に ミキイトを巻きつけます。 クロスさせながら行ってください。
エダスまできたら上段の突起に 針をかけて同じ要領で 中段下段に巻きつけて行けば完成です。 船上で行う必要があるので 自宅で1度練習しておくのがおすすめ。
マグネットシートは LTキンメ、深場キンメを問わず 船べりにセットすると非常に便利なので こちらも必ず用意しておいて下さい。
金目鯛釣りを楽しもう!
ロマン溢れる深場の釣り
PEライン登場後、道具の進歩で500mを越える 水深でも釣りが楽しめるようになりました。 釣り以外では関わりを持つことの無い 深海の世界を楽しむロマンが深場釣りの魅力です。
やや敷居の高い釣りではありますが 予約時に伝えれば しっかり配慮してもらえるので 針数を減らして美味しい 高級魚の釣りに挑戦してみましょう!