沢登り用の靴とは?選び方から考えるおすすめシューズ10選をご紹介!のイメージ

沢登り用の靴とは?選び方から考えるおすすめシューズ10選をご紹介!

沢登りは、様々な危険と隣り合わせのルートを歩いて、山頂を目指します。安全かつ快適に沢登りするためには、適した靴を選ぶ必要があります。沢登りで歩くルート、沢靴の特徴や選び方をまとめ、おすすめ沢登りシューズ10選を紹介します。

2018年02月05日更新

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目次

  1. 沢登りとは?
  2. 沢登りで歩く、8種類のルート
  3. 沢登りに必須な沢靴と構造
  4. 4種類の沢登り用の靴
  5. 渓流釣りと沢登りで使う靴の違い
  6. 沢登り用の靴の選び方
  7. おすすめ沢登りシューズ10選!
  8. "フェルトソール"タイプの沢登りシューズ(モンベル)
  9. "ラバーソール"タイプの沢登りシューズ(モンベル)
  10. "地下足袋・ワラジ"タイプの沢登りシューズ(モンベル)
  11. ”フェルトソール”タイプの沢登りシューズ(キャラバン)
  12. ”ラバーソール”タイプの沢登りシューズ(キャラバン)
  13. ”地下足袋・ワラジ”タイプの沢登りシューズ(キャラバン)
  14. 沢登りシューズに合わせる靴下
  15. まとめ

沢登りとは?

沢登りとは、沢を伝って歩いて、山頂を目指す登山のことをいいいます。 通常の登山では、整備された登山道に沿って歩きますが、沢登りでは、歩きやすいところを自身の判断で選んで前へ進みます。その道のりは、岩がごろごろしたところ、沢の中、滝、大きな岩、藪(ヤブ)だったりして、危険が伴うルートです。

このように、一般登山道とは異なり、沢登りでは様々なルートを歩くため、バリエーションルートと呼ばれています。バリエーションルートには、他に、登攀具を使った岩登りや、積雪期の登山などがあります。

沢登りで歩く、8種類のルート

沢登りではバリエーションに富んだ様々なルートを歩きます。沢登りで歩くルートの種類を、8つにまとめました。

1. 川原・ゴーロ

沢に入渓してからしばらくの間は川原を歩くことになるでしょう。川原には岩がごろごろしており、そのような場所をゴーロといいます。

2. ナメ

一枚岩の上を水が流れているところをナメといいます。傾斜が緩やかな場合はナメ床で、傾斜がきついところをナメ滝と呼んでいます。

ナメ床です。

ナメ滝です。

3. 沢床

沢の中のことをいいます。足を水の中に入れて、じゃばじゃばと歩きます。沢の中は、石や岩がありますが、苔が成長しているので滑りやすいです。

4. 滝

沢登りの滝は、小さいものから大きいものまで様々あり、出てくるたびに、直登するのか、高巻くのか判断します。滝を直登する場合は、濡れた岩や乾いた岩で滑るので、登高には十分注意する必要があります。

5. 岩

沢登りでは、ルート上に大きな岩が出てくることもあります。岩を越えるには、滝と同様、直登するのか高巻くか判断します。岩を登る際は、浸食されて滑りやすくなっているので、十分注意する必要があります。

6. 高巻き

滝や岩が出てきたときに、直登できないと判断したら、横から回り込んで越えます。 高巻きによる通り道は、岩場であったり、藪の斜面であったりします。高巻きは、険しい道のりとなる可能性があるし、降り口をうまく見極める必要があるため、高度な技術が必要となります。

高巻きのために藪へ分け入る場合もあります。

7. アプローチ

沢登りのコースに入るには、登山道や林道から沢に降りますが、登山口や駐車場から歩き始めて、沢に入渓するまでの区間をアプローチといいます。

8. 源頭

源頭は、沢の最上流部のことをいいます。沢登りでは、源頭から藪漕ぎをするなどして、尾根上の一般登山道や山頂を目指します。

沢の源頭部です。

山頂へ向けて藪を漕ぐ場合もあります。

沢登りに必須な沢靴と構造

沢登りは、一般登山道はとは異なるバリエーションルートを歩くため、専用の沢登り用の沢靴が必要になります。 沢靴は、いくつか種類がありますが、オーソドックスなのは、登山靴の靴底ソールを、フェルト素材やラバー素材のソールに張り替えたような構造のものです。 これにより、沢の滑りやすい場所でもグリップが効いて、滑りにくくなります。

フェルトソールの沢靴です。

また、表面の材質は、水に浸かってもすぐ抜けるよう、メッシュなどの素材になっています。そのため、靴が水を吸収して重くなるようなことはないので、積極的に沢の中を歩くことができます。

4種類の沢登り用の靴

沢登り用の靴にはいくつか種類があり、構造の違い、靴底ソールの素材の違いがあります。それぞれ、耐久性やグリップの効果を発揮する場所に違いがあり、行きたい沢のルート状況や自分の実力によって選び方が異なります。 ここでは、主な沢登り用の靴を4種類に分けて紹介します。

1. フェルトソールの沢靴

ソールにフェルト素材を使用した沢靴は、ヌメリや水苔が多い場所でグリップ力を発揮します。 一方で、花崗岩や乾いた岩では、ややグリップ力が落ちるかもしれません。 また、フェルトは消耗が早いので、アプローチや源頭では、登山道や藪などを歩くために、沢靴とは別に、アプローチシューズ(軽登山靴)を持っていく必要があります。 初心者の方は、あまり岩や滝が多くなく、岩登りの要素が比較的少ないコースへ行くでしょう。そのようなルートには、川原、沢床、ナメ床などが多く、フェルトソールのグリップ力が効果を発揮します。 よって、初心者の方には、フェルトソールの沢靴をおすすめします。

2. ラバーソールの沢靴

ソールにラバー素材を使用した沢靴は、花崗岩、濡れた岩、乾いた岩で優れたグリップ力を発揮します。また、枯葉の堆積した土でも、しっかり歩行できるので、岩を高巻く場合や登山道の歩行にも強いです。 ただ一方で、ヌメリや水苔が多い場所では、滑りやすいという特徴があります。 ラバーソールの沢靴は、岩や滝が多い沢で、積極的に岩登りをしたいという方におすすめです。

3. フェルト地下足袋

フェルト地下足袋は、地下足袋のソールをフェルト素材にしたシューズです。地下足袋のフィット感や快適な歩行性と、フェルトの持つグリップ力を合わせ持っています。また、値段が手ごろなのも特徴です。 ただし、フェルトがすり減ると使えなくなるので、たまにしか沢登りへ行かない方や、シーズンごとにソールを張り替える方におすすめです。

4. 地下足袋+ワラジ

昔の人は、地下足袋にワラジを履いて沢を登っていました。最近では、フェルトソールやラバーソールの沢登り用シューズが主流となっていますが、やはりワラジはかなり滑りにくいとのことです。ヌメリ、苔、岩場のいずれに対しても滑りにくいです。 ただ、ワラジは消耗品で、1日沢登りに行くと、その日にちぎれて使えなくなることもありえます。そのため、予備を常に持っておく必要があります。

渓流釣りと沢登りで使う靴の違い

渓流釣りで使う靴と、沢登りで使う靴は、微妙に選び方が異なります。 渓流釣りは、沢登りと違い、そこまで厳しい岩や滝を登ったりしません。沢の奥深くまで入るという方もいるかもしれませんが、そもそも、沢登りは山頂を目指すことが目的なのに対し、渓流釣りは、釣りをすることが目的です。

よって、渓流釣りでは、登山メーカー(モンベル、キャラバンなど)が作る、沢登り用の靴ほどしっかりしたものである必要がありません。もちろん、沢登り用の靴だと、より快適に渓流を歩けるでしょう。 渓流釣りをする方で、そこまで渓流の奥まで分け入らない場合は、登山メーカーの沢靴だけでなく、釣り具メーカー(SHIMANO、DAIWAなど)が出しているシューズも含めて、検討しましょう。

沢登り用の靴の選び方

沢登り用の靴は、フェルトの沢靴、または、ラバーソールの沢靴に分けれらます。選び方は、歩くルートやコースグレードを考慮して決めます。それぞれ、どのような考え方で靴を選べばよいか、選び方のポイントをまとめました。

歩くルートから考える沢登り用靴の選び方

沢登りのコースは変化に富んでおり、上記の"沢登りで歩く、8種類のルート"で示したように、色んなルートを歩きます。沢登り用の靴の選び方は、歩くルートの種類から考えましょう。 ■フェルトソールの沢靴が効果を発揮するルート ソールがフェルト素材の靴は、ヌメリや水苔に対して滑りにくいという特徴があるので、以下のようなルートで、効果を発揮します。 ・川原 ・ナメ床 ・沢床 ■ラバーソールの沢靴が効果を発揮するルート ソールがラバー素材の靴は、花崗岩、濡れた岩、乾いた岩に対して滑りにくいという特徴があるので、以下のようなルートで、効果を発揮します。 ・岩登り ・滝登り ・高巻き ・アプローチ ・源頭

このように、フェルトソールとラバーソールには、それぞれ得意な場所があり、選び方も異なってきます。ただ、不得意な場所でも全く歩けないわけではなく、滑りやすいというだけです。 これらの特徴をふまえ、まずは、初心者向けのコースに多い、川原、沢床、ナメ床で効果を発揮する、フェルトソールの沢靴を用意し、慣れたらラバーソールを用意すると良いでしょう。そのあとは、行く沢によって使い分ければいいのです。

コースのグレードから考える沢登り用靴の選び方

沢登りのコースにはそれぞれ難易度のグレードがあります。ガイドブックでは、初級、中級、上級と分けられています。グレードによっても、靴の選び方は変わります。 初級コースの場合、登攀具やロープなしでも登れる沢が多く、沢床や川原歩きが多いので、フェルトソールの沢靴がおすすめです。 一方、中級や上級コースの場合は、登攀具やロープを使って、積極的に岩や滝を登ったり、高巻きをする場合もあるので、ラバーソールの沢靴がおすすめです。

おすすめ沢登りシューズ10選!

沢登りシューズは、モンベルとキャラバンの靴をおすすめします。いずれも長年、沢靴作りに実績のあるメーカーです。

モンベル(mont-bell)の沢登りシューズ

モンベルは、アウトドア用品、登山用品を総合的に扱うメーカーで、沢登りシューズにも力を入れています。モンベルの沢登りシューズを、以下に7足紹介します。

キャラバン(caravan)の沢登りシューズ

キャラバンは、特に登山靴に力を入れている、登山用品メーカーです。キャラバンは、長年様々なシリーズの沢登りシューズを作っており、実績があります。キャラバンの沢登りシューズを、以下に3足紹介します。

"フェルトソール"タイプの沢登りシューズ(モンベル)

おすすめ沢靴①  サワートレッカー(モンベル)

モンベル|サワートレッカー

シューズの生地にメッシュを使っているので、沢からあがった際、すぐに水が抜け、そのあとの歩行が快適です。ソールは、ポリプロピレン(化学繊維)のフェルトを使用しているので、ヌメリや水苔の多いルートでしっかりグリップを効かせることができます。 滑りやすいところでしっかりグリップしてくれるので、初心者の方は、こちらのモデルがおすすめです。 フェルト素材はソールがすり減りやすいですが、この靴は、ソール張り替えをすることができます。

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おすすめ沢靴② サワークルーザー(モンベル)

モンベル|サワークルーザー

サワートレッカーのソールを、ウールフェルト素材にしたものです。ウールフェルト素材は、ヌメリや水苔、花崗岩、濡れた岩、乾いた岩、あらゆる沢のルートでグリップが効くソールです。 ウールフェルト素材は、ソールがすり減りやすいのですが、ソールを張り替えることができます。

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"ラバーソール"タイプの沢登りシューズ(モンベル)

おすすめ沢靴③  サワートレッカーRS(モンベル)

モンベル|サワートレッカーRS

サワートレッカーのソールを、ラバーソール素材(アクアグリッパー)にしたものです。ラバーソール素材のため、花崗岩、乾いた岩、濡れた岩で、特にグリップ力を発揮します。 より岩場の多い、技術的難易度の高い沢に挑戦する方におすすめです。

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おすすめ沢靴④ サワークライマー リールアジャスト(モンベル)

モンベル|サワークライマー リールアジャスト

沢靴は柔らかい素材のため、着脱が面倒です。"サワークライマー リールアジャスト"は、着脱をしやすくするために、つまみを回すだけで、緩くしたりきつくしたりできる、リールアジャストシステムを導入しています。 ソールは、サワートレッカーRSと同じ、ラバーソール素材(アクアグリッパー)を用いています。

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"地下足袋・ワラジ"タイプの沢登りシューズ(モンベル)

おすすめ沢靴⑤ サワーシューズ(モンベル)

モンベル|サワーシューズ

地下足袋とワラジの特長を取り込み、モンベルが独自の構造に進化させたシューズです。ソールにはフェルト素材を使用しており、ヌメリや水苔のルートでも滑りにくいです。 また、足首はフィット感の高い素材(ネオプレン)を使用しており、快適な履き心地です。 ただし、ソールは張り替えできず、フェルトがすり減ったら使えなくなるので、定期的に沢靴を買い替えるという方にはおすすめです。

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おすすめ沢靴⑥ サワタビ(モンベル)

モンベル|サワタビ

地下足袋の特長を取り込み、モンベルが独自に構造を進化させたシューズです。柔らかい素材(ネオプレン)を使用しているため、抜群のフィット感です。ソールは、ラバー素材を用いており、岩場でもしっかりとしたグリップ力を発揮します。 歩くルートによっては、おすすめ沢登りシューズ⑦で紹介する、"サワーサンダル"を装着すれば、フェルト素材を生かした高いグリップ力を発揮できるでしょう。

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おすすめ沢靴⑦ サワーサンダル(モンベル)

モンベル|サワーサンダル

沢で滑りにくいワラジの特長を取り込み、モンベルが独自に構造を進化させたサンダルです。ソールはフェルト素材を使用しているため、ヌメリや水苔の多いルートでグリップ力を発揮します。 サワーサンダルは、さらに安定感をだすため、おすすめ沢登りシューズ⑥で紹介した、"サワタビ"と組み合わせて装着しましょう。

詳細はこちら

”フェルトソール”タイプの沢登りシューズ(キャラバン)

おすすめ沢靴⑨  渓流 KR-3F(キャラバン)

キャラバン|渓流 KR-3F

キャラバンの渓流シリーズ"KR-3F"は、フェルト素材のソールを使用したモデルで、ヌメリや水苔に対して滑りにくく、沢登り初心者におすすめなモデルです。 ソールがすり減ったら、張り替えをすることができます。 足の横幅が広い方のために、”KR-3F WIDE”モデルもあります。

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”ラバーソール”タイプの沢登りシューズ(キャラバン)

おすすめ沢靴⑧ 渓流 KR-3R(キャラバン)

渓流| KR-3R

キャラバンの渓流シリーズ"KR-3R"は、ラバー素材のソールを使用したモデルで、アプローチ、沢登り、岩登りでグリップ力を発揮します。 ソールがすり減ったら、張り替えをすることができます。 足の横幅が広い方のために、"KR-3R WIDE"モデルもあります。

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”地下足袋・ワラジ”タイプの沢登りシューズ(キャラバン)

おすすめ沢靴⑩  渓流 タビ(キャラバン)

キャラバン| 渓流 タビ

キャラバンの渓流シリーズ"タビ"は、地下足袋にフェルトをつけたタイプの沢登りシューズです。ソールがフェルト素材なので、ヌメリや水苔でも滑りにくいです。また、このタイプの靴は、素材が柔らかいので、歩きやすいでしょう。低価格なところも魅力です。 ただし、ソールは張り替えはできず、フェルトがすり減ったら使えなくなるので、定期的に沢靴を買い替えるという方にはおすすめです。

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沢登りシューズに合わせる靴下

沢登り用靴に合わせる靴下は、ネオプレン素材の靴下がおすすめです。保温性が高いうえ、小石や砂利が入らないようにしてくれます。

モンベル ネオプレン プレーンソックス

モンベルのネオプレン素材のソックスです。

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WIC.トレッキングストリームソックス

モンベルのサワーシューズやサワタビ、キャラバンの渓流 タビの場合は、すでにシューズの生地がネオプレン素材なので、保温性があってフィット感もあります。そのため靴下は、化繊のもので構いません。 ただし、シューズの構造から、ソックスは指が分かれているタイプである必要があります。おすすめは、"WIC.トレッキングストリームソックス"です。

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まとめ

沢登りをするためには、専用の靴が必要で、大きく分けてフェルトソールとラバーソールの沢登りシューズがあることを紹介しました。また、沢登りシューズの選び方を説明し、おすすめの沢登りシューズ10選を紹介しました。 安全かつ快適に沢登りをするために、それぞれのシューズの特徴をよく理解し、目的に合った、最適な靴を選びましょう。

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