植田漁具 徳用ロック式コークスクリュー(50入) 黒 1 CO-021B5
磯のチヌ・グレ釣りで揃えるべきタックルは?
コマセを撒き、コマセに寄ってきたチヌやグレを、オキアミなどの付けエサで狙うウキフカセ釣りは、磯釣りで最もポピュラーの釣り方といえるでしょう。チヌ (クロダイ)は、港湾や堤防からでも簡単に狙うことができますが、磯から釣れるチヌはサイズが大きく、ファイトも強烈です。グレ (メジナ)は、尾長グレと口太グレの2種類が磯釣りの主なターゲットなっており、特に尾長グレが引きが強く、釣り人にも人気です。
仕掛け以外の基本的なタックル
磯のチヌ・グレ釣りで揃えるべき、仕掛け以外の基本的なタックルとしては、0.8 - 3号の磯竿、2000 - 3000番のレバーブレーキスピニングリール、コマセを入れるためのバッカン、コマセをまくためのヒシャクなどが挙げられます。その他に、各種タックルを収納するための磯バッグやクーラーボックス、仕掛け作りに必要なハサミやプライヤーなども必要です。
仕掛けの基本的なアイテム
磯のチヌ・グレ釣りでは、2 - 4号の道糸 (メインライン)、000 - 4Bの各種円錐ウキ、道糸 (メインライン)に対応するウキ止め糸やシモリ玉 (全遊動式仕掛けでは不要)、円錐ウキが下がることを防ぐフカセストッパー、極小サイズのスイベル (使用しない場合もある)、円錐ウキに対応する各種ガン玉オモリ (全遊動式仕掛けでは不要)、チヌバリやグレバリなどの各種ハリ、1.5 - 3号のハリスなどを揃える必要があるでしょう。
磯のチヌ・グレ釣りタックル【竿】
竿の基本的な選び方
糸 (ライン)の太さに合わせて、0.8 - 2号の磯竿を選びます。細めの糸 (ライン)を使って、竿全体のクッション性をいかしながらジンワリと魚を浮かせていく場合は0.8 - 1.2号程度が、太めの糸 (ライン)を使って、魚の引きを竿のパワーでねじ伏せるようなアグレッシブなやり取りをする場合は1.5 - 2号程度が、それぞれ適しているでしょう。特にグレは、掛かるとハエ根に潜り込もうとすることがあるので、ハエ根をクリアできる5.4m前後の長さの磯竿が一般的です。
入門用におすすめの竿
大手釣り具メーカー ―「グローブライド」の「ダイワ」ブランドの竿です。ターゲットやフィールドを問わず使えるオールマイティー性の高い竿で、磯釣りの入門用にもピッタリです。もちろん有名メーカーの商品ですから、エントリーモデルでも品質は折り紙付きですよ。
磯のチヌ・グレ釣りタックル【リール】
リールの基本的な選び方
強烈な引きを見せるグレやチヌを、しなやかな竿と細めの糸 (ライン)で釣り上げるこの釣りでは、「レバーブレーキスピニングリール」と呼ばれる、リールのフットに付いたレバーを握ると、握っている間だけ一時的にドラグがフリーになる機能が付いたスピニングリールが必須でしょう。大きさは、使用する道糸 (メインライン)に適合した1700 - 2500番程度のサイズが使い勝手が良いのですが、特にパワーがある大型の尾長グレを相手にする場合や、太めの糸 (ライン)での釣りの場合は、3000番のスピニングリールを用いる場合もあります。
入門用におすすめのリール
大手釣り具メーカー ―「シマノ」のリールです。大手釣り具メーカーならではの抜群の操作性と、手にフィットする握りやすさを追求した納得の商品です。最大巻き上げ長が長いハイギアタイプですので、不意の大物にも安心な、最高の入門用リールと言えるでしょう。
磯のイシダイ釣りで揃えるべきタックルは?
チヌやグレと並ぶ、磯釣りの代表的なターゲットがイシダイでしょう。竿ごと水中に引きずり込むような強烈なパワーに耐える強靭な仕掛けや、高級海産物をふんだんにエサに用いる大胆さと、イシダイ特有の「三段引き」と呼ばれる、喰い込み時の竿先の動きを巧みに見極める繊細さを兼ね備えた究極の磯釣りで、磯に揚がるなら一度は体験してほしいロマンあふれる釣りです。
仕掛け以外の基本的なタックル
イシダイの引きは、陸から狙える魚の中でもトップクラスですので、イシダイのパワーにも負けない5m前後のイシダイ竿と、猛烈な引きに耐える強靭な3000番前後の両軸リールの他に、竿が海中に引きずり込まれないように固定するために、岩に打ち込んで使用するピトン式竿掛けなどが必要となってきます。もちろん、チヌやグレ釣りと同様に磯バッグやクーラーボックスも必要ですし、ハサミやプライヤーに関しては、イシダイの仕掛けに用いられる強靭な糸 (ライン)やワイヤーを加工できる専用品が必須でしょう。
仕掛けの基本的なアイテム
植田漁具 徳用ロック式コークスクリュー(50入) 黒 1 CO-021B5
捨てオモリ式ブッコミ釣りの場合は、20号前後のナイロン製道糸 (メインライン)、根ズレによる仕掛けの紛失やバラシを防ぐ37番前後のワイヤー、大型コークスクリュー三又サルカン、5 - 8号のナイロン製捨て糸、20 - 30号の六角型オモリ、イシダイの鋭い歯に擦れても平気なワイヤー製ハリス (根ズレ防止ワイヤーと同様の太さ)と、イシダイの堅い口に針先を刺す頑丈なイシダイバリなどが必要で、九州南方宙釣りでは、コークスクリュー三又サルカン、捨て糸、六角型オモリの代わりに、30号前後のナツメ型中通しオモリと、大型コークスクリューサルカンが必要となります (透明チューブが必要な場合もある)。
磯のイシダイ釣りタックル【竿】
竿の基本的な選び方
前述の通り、イシダイの引きは、たとえ幼魚であっても強烈です。ましてや、白黒の縞模様が消えた「クチグロ」クラスの老魚ともなれば、さらなるパワーで落水の危険もあるほどです。とはいえ、イシダイは警戒心が強い一面もあり、エサをくわえた時、少しでも違和感があると、すぐにエサを吐き出してしまいます。そのため、強い引き込みに負けない強い胴と、イシダイに違和感を感じさせない喰い込みの良い竿先を兼ね備えた、5m前後のイシダイ専用竿でなければ、イシダイ釣りは成立しません。
入門用におすすめの竿
グローブライドのダイワブランドの竿です。近年は、個体数の減少や生息環境の変化で、宙釣り系の足元狙いではない遠投による釣りでなければ、満足のいく釣果が望めなくなっています。この商品は、喰い込みの良さと遠投性能を兼ね備えた穂先を採用し、近年のイシダイ釣りの環境変化に適応した究極のイシダイ竿と言えるでしょう。
磯のイシダイ釣りタックル【リール】
リールの基本的な選び方
イシダイのパワーをねじ伏せるには、3000番前後の頑丈な両軸リールが不可欠です。宙釣り系の釣り方では、タナを計測するためのカウンター機能が付いたリールが必要となってくるでしょう。
入門用におすすめのリール
シマノのリールです。入門用に最適な低価格設定ながら、イシダイの引きに負けないパワーや、宙釣り系の釣り方に必要なデジタルカウンターなどの、イシダイ釣りに必要不可欠な機能を搭載した、筆者一押しの商品です。錆の発生を抑制し、スムーズな回転が持続する「S A - RB」の採用で、長期間の使用でも安心です。
磯の青物釣りで揃えるべきタックルは?
外海に近く、潮通しが抜群に良い磯は、大型の青物狙いにも最適なフィールドです。条件が揃えば、ルアーフィッシングで10kgクラスのカンパチやヒラマサがお目見えすることもあります。このクラスの青物は、同サイズのマグロにも劣らない強烈なファイトが魅力です。もちろん相手が大型ですから、タックルもパワー重視の選び方となるのは、言うまでもありません。
仕掛け以外の基本的なタックル
大型の青物を相手にする磯からのルアーフィッシングでは、ミノープラグの他にメタルジグも広く用いられています。竿は、プラッキングの場合は、20 - 60gまでの幅広いミノープラグのキャストが可能なミディアムアクションの竿が、ジギングの場合は、100g前後の重いメタルジグが難なくキャストできるミディアムヘビーアクションからヘビーアクションの竿が必要です。リールは、使用するルアーを問わず、4000 - 5000番の頑丈設計で、ハイギアタイプのスピニングリールが必須でしょう。もちろん、タックルケース、バッグ類、クーラーボックスなども用意する必要があります。
仕掛けの基本的なアイテム
ルアーフィッシングの必要アイテムはシンプルで、2.5 - 4号の8本寄りPE製メインライン、70ld前後のナイロン製ショックリーダー、各種ルアーのみです。ただし、ショックリーダーに関しては、根ズレがひどい場合や、巨大な青物が相手の場合は、90lbクラスのショックリーダーが登場する場面もあります。
磯の青物釣りタックル【竿】
竿の基本的な選び方
竿は、使用するルアーに適したものを選択する必要があります。70g以下の軽めのメタルジグやミノープラグを使用するのであれば、パワーのあるミディアムアクションでも十分使い物になりますが、70g以上のルアーを用いるのであれば、ミディアムヘビーアクションからヘビーアクションの竿でないと、遠投力に欠ける場合があります。長さは、9ft前後でも一応釣りにはなるのですが、沖で発生したナブラを超えるキャストを繰り出すには、やはり多少取り回しの悪い10ft前後の竿に分があるでしょう。
入門用におすすめの竿
ダイワのプラッキング用の竿です。同価格帯の他の商品と比較すると、非常に操作性に優れ、遠投力もあります。胴の張りもしっかりとした仕上げで、激しい連続ジャークアクションでもストレスを感じさせません。軽めのメタルジグを使うライトジギングにもおすすめですよ。
ダイワのジギング用の竿です。120gまでのヘビーウェイトメタルジグのキャストにも対応していながら、20,000円を切る (Amazonの商品価格)低価格がうれしいですね。もちろん高弾性のカーボンを使用した設計で、レコードクラスの青物にも安心です。
磯の青物釣りタックル【リール】
リールの基本的な選び方
ジギングにおいては、ベイトリールも使用されることがあるのですが、遠投が必要な場面では、幅広いルアーで使えるスピニングリールが適しています。4000 - 5000番のサイズで、ハイギアタイプの頑丈な作りのリールである必要があります。青物との強烈なやり取りが想定されるため、握りやすいリールハンドルの形状も大切でしょう。最大ドラグ力 (実用値)は、最低でも4.5kgはないと、ドラグが一切意味をなさない状況に陥ってしまうため、必然的にある程度の品質グレードのスピニングリールをチョイスする形となります。
入門用におすすめのリール
シマノのリールです。入門用にもうれしい20,000円台のスピニングリールとは思えぬ、スムーズでパワフルなローター回転は、スピニングリールの最高傑作 ―「ステラ」をはじめとした様々なスピニングリールを、次々と世に送り出してきたシマノだからこそ実現できたと言っても、過言ではありません。手にフィットするEVA製ハンドルノブで、10kg級の青物の強烈なファイトでも安心です。
安全第一で磯釣りを楽しもう!
いかがでしたか。もちろん、揃えるべきタックルには含めませんでしたが、スパイクブーツやライフジャケットの着用は、釣り人が果たすべき当然の義務です。また、落水時に救助を要請するために必要な携帯電話は、防水ケースに入れておくなどの工夫も必要でしょう (機器の防水機能では不十分)。磯釣りは、港湾や堤防ではお目にかかれないようなターゲットが釣れるのが魅力ですから、安全第一で磯釣りを楽しみましょうね。