スピナーベイトを知ろう!
スピナーベイトとはただ巻きをするだけでその独特の波動と大きさの異なる二つブレードのキラキラ光る回転による強いアピール力が特徴のワイヤー系ルアーです。また、巻く速度によって表層からボトムまで幅広く探ることができ、根掛かりしにくいというメリットがあります。条件がそろい、食いが立っているときなんかは、立て続けにバイトがあることも少なくありません。
スピナーベイトの多様性
スピナーベイト1つとっても様々な使い方、アプローチ方法があります。これからそれらを紹介していきます!
スピナーベイトの使い時
スピナーベイトは巻いて釣る典型的ルアーです。春は巻物と言われるようにやはり春に有効です。また、夏のダルさから解放されてバスがよく動き回る秋にも有効なルアーです。特に風が少し吹く夕方にはバイトが連発することも珍しくありません。
スピナーベイトの巻き方
スピナーベイトは基本的に投げて一定の速度で巻いてくるだけのルアーです。しかし、この一定の速度というのがスピナーベイトにとって最も重要なポイントになってきます。バスの食い気があり、よく動き回るようなコンディションの時はおもに中層付近を一定の速度で巻くことでバイトを得られることが多いです。反応が薄い場合は巻くスピードを落としてボトム近くをゆっくり巻くことで追う気のないバスに口を使わせてバイトに繋げる確率を高めてくれます。
とりあえずスピナーベイトでもあり?!
スピナーベイトは巻物ルアーの中でも根掛かり回避率が比較的高いルアーなので初めてのフィールドなどで水中の地形を探るリサーチ役になります。また、魚の反応を探りたい朝一や夕まずめでは、トップウォーターの代わりにバジングやガーグリングと呼ばれる水面を引いてくる巻き方で魚にアピールできます。このバジングやガーグリングを専門に開発された同じワイヤー系のバズベイトというルアーもあり、現在表層の釣りではポピュラーなアイテムになっています。
ワームと合体で釣果アップ!
スピナーベイトのトレーラーにワームを付けているアングラーも多いと思われますが、付けるのと付けないのとではどう違うのか、どう釣果が変わるのかを少し説明していきます。一部ではトレーラーワームを付けるとスピナーベイト自体の波動が弱くなり釣果が悪くなると言われることもあるみたいですが、ワームを付けたぐらいで波動が弱くなるような安い造りではありません。個人的にはメリットしかないように感じます。
トレーラーワームを付けるメリット
トレーラーワームを付けることでまず最初に挙げられるメリットは、根掛かり回避率の向上です。スピナーベイトは基本的に根掛かりをしにくいルアーですがトレーラーワームを付けることでさらに根掛かりしにくくなり、カバーを積極的に打っていけます。それに付け加えスピナーベイトがもつ本来のアピール力に加え、ワームによるアピール力がプラスされてバスを誘います。確実に釣果アップに繋がるので、トレーラーワームは付けることをオススメします! トレーラーワームについて紹介しましたが、近年ではトレーラーにさらにフックを付けるトレーラーフックというものがあります。次はそのトレーラーフックについての必要性や効果について説明していきます。
トレーラーフックとは?
トレーラーフックとは上の画像をみるとスピナーベイトのフックにもう一つフックがついているのが分かると思います、これがトレーラーフックと呼ばれるアイテムです。ではなんのためについているのか、どんなメリットとデメリットがあるのかを解説していきます。
トレーラーフックのメリット
トレーラーフックの最大のメリットはフッキング率のアップにあります。基本的に根掛かりがしにくいスピナーベイトですが、バラシが多いという欠点が実はあります、その欠点を解消してくれるのがトレーラーフックなのです。このトレーラーフックを付けるのと付けないのとではかなりの違いが生まれます。フッキング率が上がり、劇的にバラシがなくなります。このことからスピナーベイトにはトレーラーフックを必ずつけるアングラーも多いです。
トレーラーフックのデメリット
トレーラーフックのデメリットは根掛かり率の少ないスピナーベイトの特徴を殺してしまう事です。トレーラーフックをつけてフッキング率が上がりバラシも少なくなると言う事は水草やその他のストラクチャーに根掛かりしやすくなると言う事になります。ボートでのオープンな釣り場では気にせず巻いてこれますが、おかっぱりでの釣りではどうしてもストラクチャーやカバーなどに注意が必要かもしれません。
トレーラーフックの信頼度
スピナーベイトやバズベイトにトレーラーフックを必ず付けるというアングラーは付ける理由としてプロ、アマに限らずほとんどの人が「3回連続でバラした!」とか「デカかったけど乗らなかった!」という悔しい経験からです。しかもトレーラーフックを付けるようになってからバラシが1回もないなんて言うアングラーも少なくありません。それぐらい一度使ったアングラーからは厚い信頼度を獲得しているアイテムなのです。
トレーラーフックの取り付け方
ここでトレーラーフックの付け方などを説明していきます。販売されているトレーラーフックの多くは上の画像のように二つのゴム部品で上下挟み込むように固定するタイプのものが主流です。また、魚の反応が薄い、いまいちフッキングが乗らないなどといったときは下側のゴムを外して、上のゴムだけで取り付けることによってフックがフリーに動くようになるので、より流動的な動きを見せるので魚へのアピール力と食い上げ、フッキング率もかなりよくなるのでオープンフィールドであれば下側のゴムは外したセッティングがオススメです。最近ではフックに貫通させて取り付けるチューブタイプも販売されています。機会があれば両方試してみてはいかがでしょうか。では次にトレーラーフックのサイズについて説明します。
トレーラーフックのサイズ
トレーラーフックのサイズはどのサイズを付ければいいのでしょうか。もちろんスピナーベイトのサイズにもよりますが、フィールドの状態、魚の活性などによってサイズを選ぶことも大切です。かといって全部のサイズを買うのは面倒だしお金もかかってしまいます、なので持っておくフックのサイズは自分のスタイルに合わせてある程度絞っておくのがいいでしょう。
無難なサイズ選び
トレーラーフックのサイズ選びは悩む人も多いかと思います。スピナーベイトのサイズにもよりますし、トレーラーワームの種類やサイズにも関係してくる場合もあるかもしれません。とはいえトレーラーフックを使ったことがない人にとってはなかなかの悩みどころだと思います。基本的に選ぶサイズは使用するスピナーベイトまたはバズベイトのフックと同等サイズかそれより小さめでOKです。
これはきわめて無難なサイズ選びだと思って大丈夫です。それ以上のサイズだと根掛かりやルアー自体の扱いなど問題が出てくる可能性もあります。フック自体サイズの大きい小さいでフッキングに差はほとんどありません。ならば魚へのプレッシャーを減らすためにもフックサイズは小さいに越したことはありません。
まとめ
トレーラーフックの重要性について説明してきましたがいかがでしたでしょうか?最後に一つ言っておきたいことは、トレーラーフックをつけなくともスピナーベイトでバスをバンバン釣る人はいます!やはり最終的にはアングラー一人一人のテクニックや経験が一番釣果に表れると思います。ただまだまだ釣りたい!釣果を上げたい!一度くらいスピナーベイトやバズベイトで釣ってみたい!と思っているアングラーのみなさん、トレーラーフックを一度使って7みてはいかがでしょうか?手放せないほど中毒になるかもしれませんよ?!