アウトドアでもインドアでも！ 握って飲むスクイズボトル
登山やツーリングのみならず、ジムやプールなど、運動するときに欠かせないのが飲み物。普段、どのようなものをお使いですか？ ペットボトルは軽いけれど、洗って使い回すには溝が多くて衛生状態が心配。かといって水筒は重い……という場合にぴったりなのがスクイズボトルです。
スクイズボトルとは？
スクイズ＝絞る ボトル
スクイズボトルとは、その名の通り絞って飲むタイプのボトルを指します。そのため容器がやわらかく弾力があるのが特徴です。 他にも、飲み口が円柱状になっており、口にくわえて吸い出すようにして飲むという特徴があります。
保冷効果はそれほど
スクイズボトルの保冷機能はそこまで高くありません。 イメージとしては、ペットボトルを便利にしたようなものだと考えるとわかりやすいです。もっとも、商品によって若干保冷効果が高めてあるものもあるため、お好みに合わせて選んでみてください。 また、専用のキャリーケースが販売されている場合は、キャリーケースを利用することで保冷効果を高めることができます。 専用のケースがない場合でも、既存のケースを使ったり、それに手を加えてオリジナルのケースを作ることで保冷性を確保することが可能です。
おすすめポイントはキャップが行方不明にならないこと
ちなみにこのスクイズボトル、ペットボトルと異なり、キャップが行方不明にならないよう、本体とキャップが繋がるような構造になっているものが多いです。 （一部例外があります） そのため、移動中に小物を落としがち……という方でも安心です。
スクイズボトルの洗い方
おすすめは柄付きスポンジ
スクイズボトルは500mlから1Lのものが主流です。そのため、ボトルの底まで手が届かず、洗いづらいという面を持っています。 そんなときにおすすめなのが柄付きスポンジです。手をボトルの底まで入れずとも簡単に洗うことが出来ます。もちろん、普段のグラス洗いにも重宝すること間違いなしです。 スーパーやドラッグストア、ホームセンターなどに売っていますので、使いやすそうなものを探してみてください。 あえて買うのはちょっと……という場合には、割りばしと食器洗いスポンジを組み合わせて輪ゴムで留めれば、オリジナルの柄付きスポンジを作ることも可能です。
着色汚れには酸素系漂白剤がおすすめ
スクイズボトルには水漏れ対策としてパッキンが使用されていることが多いです。しかしこのパッキン、時間の経過と共に着色が気になってくるのが困りもの。 そんなときに役立つのが酸素系漂白剤です。 塩素系と比べてにおいが強くなく、基本的に他の洗剤と混ぜても有害ガスが出ないメリットがあります。また、漂白のみならず除菌、消臭効果もあるのが嬉しいところです。 普段の洗濯にも使用できるため、ひとつ常備しておくのがおすすめです。
白い汚れにおすすめのクエン酸
ボトルをしばらく使っていると、内側に白っぽい水垢のような汚れがつくことがあると思います。その原因は水に含まれるカルシウムです。 そんなカルシウム汚れを落とすのに便利なのがクエン酸。つけおき洗いに使っても良し、面倒なら洗剤と混ぜて使っても良しと便利なアイテムです。 塩素系漂白剤と一緒に使用すると有毒ガスが発生しますが、前述の酸素系漂白剤となら一緒になっても有毒ガスは発生しないのでご安心ください。
おすすめのスクイズボトル10本
スクイズボトルはスーパーやホームセンターで手に入れる以外に、インターネットでも購入可能です。 今回は機能やデザインから、おすすめの10本をご紹介します。
1/10. NIKE(ナイキ) 水筒 スクイズボトル 0.57L N600
握りやすさがダントツ！
運動靴やウェアなど、スポーツ用品に関しては圧倒的なシェアをもつナイキ。そのナイキから出ているスクイズボトルがこちらです。 黒いラバーグリップとへこんだ形状により、汗をかいた手でも握りやすくなっています。
キャップレスで飲みやすいのもおすすめポイント
ナイキN600はキャップがないタイプになっています。そのため、運動中でもキャップを外す手間なくすぐに飲むことが出来て便利です。 キャップをなくす可能性ゼロ！ という安心感がありますが、飲み口が外に出ているのが気になる方は注意が必要です。
底が細くて収納がしやすい
ナイキN600は他のスクイズボトルと異なり、底に向かって細くなる形状をしています。 そのため、ボトルホルダーやザックのボトルポケットに差し込みやすく、収納しやすいというメリットがあります。 ザックを背負った状態で後ろ手にボトルを突っ込む方には有難い形状です。
ファンの多いナイキマーク
ナイキのブランド力なのか、そのシンプルさゆえか、ナイキマークにはファンが多く存在します。 ナイキスクイズボトルN600にはわかりやすく、しかし主張しすぎない位置にナイキマークが配置されています。ボトルを握っている状態でもナイキマークが隠れないのはさすがのデザイン性といったところ。 洗っても落ちにくいので、ナイキやナイキマークが好き、という方は選ぶ価値ありです。
使い終わったら早めに洗うことをおすすめします
さすがナイキというべきか、水漏れ対策がばっちりされているため、パッキン部分など入り組んだ構造になっています。 そのため、使いおわったら早めに洗うようにしてください。カビます。
2/10. ヴァームスクイズボトル 500ml用
ヴァームスクイズボトル｜500ml用 - 明治
出典:Amazonおすすめポイントは安い＆軽いこと
１本300円程度とかなりお得なヴァームのスクイズボトル。重さも68gという軽量なものとなっています。 持ち具合としてはへこみ部分に指をかければ滑り落ちることもなく、手全体で握ることで中身を出すことが可能です。
キャップがなくならない構造
ヴァームのスクイズボトルはキャップがなくならないように本体と繋がっています。そのため、キャップの開閉が片手で簡単にできるのが特徴です。 キャップがついている分、鞄の中に入れても飲み口が汚れる心配がなく、衛生面で安心して使用することができるのはメリットの一つ。 キャップが邪魔！ という方は本体と繋がっている部分をハサミで切ってしまえばキャップレスで使用可能です。キャップなしでも漏れない（ただしボトル本体に圧がかかれば漏れる場合もあります）のでお好みでどうぞ。
ヴァームのパウダーとの相性◎
ヴァームスクイズボトルの容量は約500mlです。そのため、ボトルに水をいっぱいにしてヴァームウォーターパウダーを一袋入れれば、ちょうどヴァームウォーターが出来るようになっています。 パウダーを溶かすための水をはかるのが面倒なときでも、ボトルで計量できるので簡単です。 また、飲み口を下げて出てこない状態になっているのを確認した上でヴァームボトルを振れば、すぐにヴァームパウダーを溶かすことができるので、パウダーの溶け残りの心配もありません。
白地に青色が好きな方におすすめのヴァームボトル
ヴァームのロゴは赤と青のグラデーションですが、ヴァームスクイズボトルのヴァームのロゴは青色単色という特徴があります。 そしてこのボトルは白地のため、空きスペースに名前を書いたりデコレーションをするなど、オリジナル感を出しやすいのもポイント。 シンプルなボトルだからこそ、オリジナルな自分だけのボトルにすることが可能です。また、オリジナルボトル化は他の人との取り違え防止にもなるのでおすすめです。
3/10. ザバス スクイズボトル 500ml
ザバス｜スクイズボトル 500mL(1コ入)
出典:Amazonおすすめポイントは安い＆軽いこと。でも太い
安くて軽いザバスボトル。こちらはヴァームのボトルの色違いデザインです。 ペットボトルより太いので、ボトルホルダーとの兼ね合いに注意してください。通常のペットボトルホルダーに入れようとすると少しきついかもしれません。 また、ザバスのボトルは利用者が多いため、取り違え防止のためにゴムを巻くなどしてオリジナルっぽさを出すと便利です。また、ゴムを巻くことで滑りづらくなり、持ちやすさが改善されるので試してみてください。
プロテインシェイカーの代わりにできるか
ザバスといえばプロテイン、という方も多いのではないでしょうか。 ザバスのプロテインは水か牛乳200-300mlにスプーン3杯のプロテインを溶かして飲むものが主流です。そのためプロテインシェイカーとして500mlサイズが販売されています。 ザバスのスクイズボトルはプロテインシェイカー同様500ml。もしかしたらこのスクイズボトル1本で事足りるのでは……と魔がさす方もいるかもしれません。 結論から言いますと、普通に飲むと飲み口の構造上、つまったり、出が悪かったりします。 プロテインシェイカー代わりに使う場合には、キャップの元部分をねじって本体から完全に分離してから、本体に直接口をつける形で飲むことをおすすめします。
4/10. ザバス スクイズボトル 1000ml
ザバス｜スクイズボトル 1000mL(1コ入)
出典:Amazon使いやすさでおすすめできる、安定の１L
500mlじゃ足りない、という方にお勧めのサイズなのがこちら、1Lボトルです。 プールやジムなど、ボトルを指定場所に置いておくスタイルの方には重宝するサイズだといえます。
大きいことがネックになることも
たくさん入って便利な1Lボトルですが、ボトルが大きくなるぶん持ちにくくなるのがネックです。 特に太さの点から、女性の手に余るサイズだといえます。そのため、握りづらさから中々中身が出てこない、というデメリットもあります。 男性なら十分握れるサイズではあるので、ご自身の手の大きさで選んでみるのがおすすめです。
5/10. アミノバイタル スクイズボトル 1L用
味の素｜アミノバイタル ウォーターチャージスクイズボトル 1L用 1本
出典:Amazonキャップがなくならない構造
キャップと本体が分離しないようになっているため、キャップをなくしやすい方におすすめのボトルとなっています。 もっとも、キャップが若干固くて開けづらいため、気になる方は何度か開け閉めして空きやすいように緩める工夫をするといいでしょう。 キャップがすぐに取れるのが嫌だ、という方には断然おすすめです。
軽い＆安い。しかし太い
軽さと安さはこちらのアミノバイタルボトルもかなり良い線をいっています。 もっとも、直径が８cm以上あることで、手の大きい方でないと持ちづらいというデメリットもあります。
6/10. 大塚製薬 アミノバリュー スクイズボトル 1L用
大塚製薬｜アミノバリュースクイズボトル1L用
出典:Amazonソフト素材で軽い
他のボトルよりも若干ソフトさがある素材で軽いです。 キャップも本体と離れない構造になっているため、キャップをなくしやすい方にも安心です。もっとも、キャップと本体をつなぐ紐の、特に接続部分の強度があまり高くないので、優しく扱うことをおすすめします。
ここがおすすめ！ 専用キャリーケースの存在
大塚製薬 アミノバリュー スクイズボトル キャリージャケット 1枚
出典:Amazonアミノバリューオリジナルデザインのキャリーケース。 こちらは1Lボトルがちょうど入るように設計された、アミノバリュースクイズボトル専用ケースとなっています。 スクイズボトルだけでは保冷性があまりないですが、このキャリーケースを利用することで保冷性を高めることができます。また、内容物と外気との温度差による結露で周囲を濡らしてしまうことも防止できます。
アミノバリュー1L用パウダーを溶かせば完璧
アミノバリューのパウダーは1Lの水に溶かすタイプが主流です。 そのため、このスクイズボトルに水を入れてパウダーを溶かすだけで、面倒な軽量なくアミノバリュードリンクを作ることができます。
7/10. 大塚製薬 エネルゲン スクイズボトル 1L用
大塚製薬 ｜エネルゲン スクイズボトル1L用
出典:Amazon軽い、安い、太い
エネルゲンのスクイズボトルはアミノバリューのボトルの色違いです。黄色のボトルは意外と使っている人が少ないので、オリジナル感を出したいのであればエネルゲンのボトルがオススメです。
専用キャリーケースがあります
エネルゲン スクイズボトル キャリージャケット
出典:Amazonこちらはエネルゲンオリジナルデザインのキャリーケースです。 裏面にメッシュ素材のポケットがついているため。ちょっとしたメモやペンを入れておくのに便利です。 もちろん保冷性向上や結露予防に役立ちます。
8/10. 大塚製薬 ポカリスエット スクイズボトル 1L
安い、軽い、太い
アミノバリュー・エネルゲンの色違いボトルです。安さと軽さに特徴があり、同時に1Lボトル特有の太さと大きさがあります。
専用キャリーケースがあります
ポカリスウェットオリジナルデザインのスクイズボトル専用キャリーケースです。 こちらも他の製品同様、保冷力アップと結露予防に役立ちます。
9/10. bobble フィルター付きウォーターボトル 560ml
手軽に美味しい水が飲める！
560ml入るこちらのボトル。実は浄水機能がついているんです。 本体側キャップ部分に付属しているフィルターの効果により、水道水を美味しく飲みやすくしてくれます。 また、緊急事態の際は魚が棲んでいる川などの水であればこのボトルを使用して飲むことも可能とのことです。（感染症予防のため川の水を飲む場合は煮沸してください） そのため、登山の際は現地でのクッキング用に一本持って行くのも便利かもしれません。
オリジナルさをアピールできる
bobbleのボトルは、日本の水道水はそのまま飲めるため利用者が少ないですが、海外では人気のボトルの一つです。 汗を多くかく場面で、スポーツドリンクのみでは濃度の関係上脱水症状を起こす可能性がある場合など、ただの水を準備しておく必要に迫られる場合もあると思います。 そんなとき、自分だけのオリジナルボトル感を出すにはもってこいの一本です。
10/10. bobble フィルター付きウォーターボトル 385ml
bobbleのミニサイズ
560mlだと少し多いな、という場合はこちらのミニサイズはいかがでしょうか。385mlと小ぶりで、軽い水分補給にぴったりのサイズです。 一人登山時に小川の水でコーヒーを淹れたい、と思い立ったときはこのボトルを使ってみてください。ちょうど一人分の水が量れて便利です。
しっかり水分をとって快適なアクティビティを！
今回、スクイズボトルと一緒にキャリーケースの紹介もさせていただきました。 専用のキャリーケースが存在しない場合は、タオルを巻いて輪ゴムで留めたり、防災用保温シートやプチプチ素材などを利用してオリジナルのキャリーケースを作ってみてもいいかもしれません。 どんなアクティビティでも水分補給は必要不可欠です。この記事をきっかけにご自身に合ったボトルが見つかれば幸いです。