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バジルの育て方!初めてでも安心の栽培アドバイス決定版!

イタリアン料理に相性のよいバジル。バジルをご家庭で育ててみませんか。土だけでなく水耕栽培などでもに育てられるバジルは育て方も簡単です。今回は栽培方法全般についてご紹介いたします。初めて育てられるという方はぜひ参考にしてみてください。
2020年8月27日
printemps117
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バジルを育ててみよう!バジルの特徴

スイートバジル=バジル?

バジルを育てたいと思って園芸店に行くと、「スイートバジル」という名前で種や苗が売られていたりします。バジルにはいくつか種類があり、スイートバジルの他に、「レモンバジル」や「ブッシュバジル」といった品種があります。 ただ店頭で多く見かける「スイートバジル」はバジルそのものを指すほど、ポピュラーな種類で、甘みのあるさわやかな香りが特徴です。 寒さには弱い性質があることから、一年草として扱われていますが、基本的には丈夫で育てやすいので、初めて育てる方も安心です。

水が大好き!トマトとも相性のよいバジル

後ほど説明いたしますが、バジルは水を好む性質があり、栽培には水やりが欠かせません。 また料理の盛り付け上でもそうですが、栽培においてもトマトと相性がよく、トマトの「コンパニオンプランツ」としてトマトを植えた近くに植えておくと、乾燥を好むトマトに対して水が大好きなバジルは、お互いの生長をよくします。

栄養たっぷり!イタリアン料理には欠かせないハーブ

バジルはシソ科の植物でさわやかな香りがイタリア料理と相性が良いです。ピザのトッピングやパスタソースなどによく使われています。 バジルの特徴として栄養価が高い所も挙げられます。 バジルにはβカロテンが豊富に含まれているのですが、βカロテンには体の免疫効果を高め、体の廊下を防ぐ抗酸化作用があるので、がん予防にも効果があるといわれています。 そのほか、胃腸の働きを改善したり、殺菌効果や咳止め効果の他、疲労回復やリラックス効果など幅広い効能を持っています。

バジルを育てる!まずは土づくり。

バジルが育ちやすい土の特徴は?

スイートバジルは水もちのよい土を好み、中性~弱アルカリ性に偏った土を好みます。 初めてバジル栽培にチャレンジする方は、市販のハーブ用の培養土を用意すると、肥料や土のPhが整っているので手軽でおすすめです。 少し慣れてきたら、よりスイートバジルに合った土作りにチャレンジしてみてもいいでしょう。 その場合は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合の土に大さじ1杯の苦土石灰と化成肥料を混ぜ合わせて1~2週間ほど寝かせれば専用の土のできあがりです。 よりスイートバジルに合った土作りで、たくさん収穫したいなら自分で土をブレンドするのがおすすめです。植木鉢やプランターなら、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合の土に大さじ1杯ほどの苦土石灰と化成肥料を混ぜあわせて1〜2週間ほど寝かせてください。最後に化成肥料を混ぜあわせて完成です。

バジル栽培に必要な道具とは?

ベランダ栽培にはプランターを用意すると便利!

バジル栽培には準備しなければいけない道具は多くありませんが、種まきにはビニールポット、ベランダ栽培にはプランターや植木鉢があると便利です。 種まき後は土が乾かないようにするため、水やり用のじょうろなどがあるといいでしょう。

種まきからバジルを育てる。時期や方法は?

バジルの種まきや苗植えに適した時期をおさえておこう。


バジルを種まきもしくは苗植えで育てる際は、栽培に適した時期を押さえておきましょう。ちなみにバジルの種の発芽温度は20度以上となっていますので、北海道や東北など寒冷地であれば5~6月、関東から中部地方、近畿の太平洋側であれば4月中旬~6月中旬、四国や九州、沖縄など暖地であれば4~6月上旬ごろが種まきや苗植えに適した時期です。

種は直播、もしくは苗を育ててから植えるのがよい

バジルの種を蒔くときは、地面に直接種を蒔いて育てるか、苗まで育ててから畑やプランターに植えていく2通りの方法がありますのでご紹介いたします。

種を育苗ポットに蒔いて本葉10枚ほどになるまで

種を苗まで育ててから植え付ける場合の手順です。 1.育苗ポットに種まき用の土を8~9分目ぐらいまで入れる。 2.種が重ならないよう2㎝ほどの間隔でくぼみを作って種を蒔き、土を薄くかける。 3.鉢皿に水を溜めてそこにポットを漬け、上下から常に土が湿るような状態にしておく。 4.2~3日で発芽するので、込み合っている部分や生長がよくない芽を取り除き、間引きする 5.本葉が10枚ほどになったら畑や植木鉢、プランターに植え替える。

バジルを育てる際に大事なのは水やりと日光

長時間日光が当たる環境で育てよう!

バジルは日光をたくさんあてることで葉っぱが大きく育つ特徴があります。苗を日当たりの悪いところで育てると「徒長」といって茎がひょろひょろで軟弱になってしまったり、葉っぱが大きく育たなかったりするので注意しましょう。 ただ日光に浴びさせることは大事ですが、夏場の強い直射日光や西日にあて過ぎると葉っぱが焼け、時には枯れてしまうこともあるので、午前中の柔らかな日差しが当たる場所や、反日蔭になる場所に置くのがおすすめです。

毎日たっぷりと水やりすることも大事

バジルは水を好む性質があるので、雨の日以外、もしくは土の表面が乾いてきたら水やりをおこないましょう。土が乾燥した状態で長く放っておくと、葉っぱが固くなりがちです。鉢植えの場合は鉢底から水がながれでるくらいたっぷりと水を与えるといいでしょう。

追肥や肥料の与え方について

バジルは肥料をたくさん必要とするハーブです。肥料を与える際は葉の生育期である6~10月に1か月に1度油粕を株元に施す、もしくは既定の濃度で薄めた液体肥料を与えます。 葉が黄色くなって枯れるのは肥料不足のサインです。 夏場は特にぐんぐん茎をのばしていきますので肥料を切らさないように注意しましょう。

バジルは伸びてきたら剪定しましょう。

なぜ摘心や剪定が必要なのか?


バジルの葉っぱをそのまま放っておくと花が咲き(とう立ち)、葉っぱが育たなくなってしまうので、生長して草丈20cmくらいになったら、芽先を摘み取りワキ芽を伸ばすようにします。これを摘心といいます。摘心を3~4回繰り返すと枝の数が増えるので、葉がたくさん収穫できるようになります。 ただ、バジルも種類によっては摘心する必要がないものもあります。例えば「ブッシュバジル」のように、自然に細かく枝分かれしている品種はこまめな摘心は必要ありません。

摘心の方法について

摘心の方法について少し手順を踏みながらご紹介いたします。 1.バジルの葉が、8~10枚くらいの数になってきたら一番の幹となっている先を切り落とします。 2.摘心して切り離した側は、そのまま調理用として使ってもいいですし、水につけて根を伸ばすことで新しい株として育てることもできます。切り残した元の株はそのままにしておいて構いません。 3.摘心後、切り残された株はそのまま放っておくと、脇から枝が伸びてそのまま2本に分かれてまた生長していきます。  

バジル栽培で注意したい病気や害虫について

バジルには、新芽や茎にアブラムシがついたり、種まき後生えたての芽をナメクジに食われてしまったりすることがあります。 アブラムシがついているのを見つけたら、すぐにガムテープなどでくっつけて除去するか、牛乳を霧吹きなどで吹きかけると効果があります。 抵抗がなければ、殺虫剤を使う方法もありますが、できれば天然由来成分で作られた殺虫剤が安心です。

バジル収穫の時期や方法は?

バジルの摘心を3~4回済ませたあと、7~10月頃まで葉の収穫をします。 バジルは葉と葉が重なり合って蒸れると風通しが悪くなり、葉が傷んでしまうので、重なり合った部分を中心に葉っぱを摘み取っていくようにすると、より長く収穫を楽しむことができます。

バジルは増やせる!挿し木で育てるときの方法について

バジルの挿し木は簡単!

バジルは繁殖力が強いので、摘心の際などに切り落とした茎を水に浸けて置くだけで根が生えてきて、それが根付くと別の株として育てることができます。コップなどに液体肥料を加えた水を張り、10cmほどの長さに切った茎を指して、数日浸け置きしておきます。だんだん根が生えてくると思いますので、根が5~6cm生えてきたら、鉢や地面に植え付けても構いませんし、そのまま水耕栽培として続けても構いません。

バジルを挿し木で育てる方法

バジルは苗が育って収穫できる時期内であればいつでも挿し木で増やすことができます。挿し木で育てる際は室内など適温が保てる場所がおすすめ。そうすれば挿し木をして1年十育てることもできます。 挿し木をする際は摘心のタイミングで摘み取った茎を利用すると一番効率がよいでしょう。 【挿し木の手順】 1.バジルの茎を10~15cmほどの長さに切り取り、切り口が斜めになるようにカットする。 2.他の葉っぱを切り落とし、先端についた葉っぱだけを2~3枚ほど残す。 3.切り口を1時間ほど水に浸けて吸水させ、育苗ポットまたはセルトレイなどにハーブ用培養土を入れる 4.割りばしを使って土の中心に深さ2~3cmほどの穴をあけて茎を穴に挿し、土を寄せて安定させます。 5.土が乾かないよう水やりをしながら半日陰で管理し、1か月ほど経って根が十分に生えてきたら、鉢や地面に植え替えて日当たりのよい場所で管理しながら育てるとその後もたくさんの葉を収穫して育てることができます。

水だけでもOK。バジルの水耕栽培の方法について

水耕栽培のメリット


水耕栽培で育てられるメリットですが、一つは土を使わないので害虫が寄ってくる心配がないことです。また用意するものは水と液体肥料だけ。容器は使い捨てのペットボトルやビンなどを使って栽培することも可能なので、費用はほとんどかかりません。 あとは水耕栽培する場合は、屋外だけでなくキッチンやテーブルの上、窓際など室内でも育てることができるので、日光のあてすぎやうっかり放置していたことで枯らしてしまう心配が少ないこともあげられます。

バジルは室内でも育てられる、方法と注意点

バジルを室内で育てる際の注意点は?

先ほど水耕栽培にてバジルの室内栽培が可能です。室内栽培において一番簡単な方法は、挿し木の苗を育てると同じように、水を入れたコップに苗を挿して室内で管理する方法が一番簡単で取り組みやすいでしょう。

バジルの栽培キットで育てる。

見た目もかわいいバジルの栽培キット

初めてバジル栽培をされる方は、バジルの栽培キットを用いて栽培されることもおすすめします。 バジルの栽培キットは園芸用品店や園芸用品も扱う雑貨店、通販ショップなどで簡単に購入することができます。こうしたキット栽培は、室内でもスペースを取らず、ミニサイズの植木鉢やコンパクトでかわいいデザインがそろっています。

バジルの栽培キットはプレゼントにもおすすめ

バジルの栽培キットは、家庭菜園やガーデニング、観葉植物などに興味のある方へのプレゼント用にもおすすめ。またキットを自分用に買って、日々育てたバジルをそのまま調理用として用いることができるので、毎日の生活がより楽しくなりそうです。

意外と丈夫で育てやすいバジル

イタリア料理に欠かせないおしゃれなバジルですが、栽培は意外と簡単なことがわかります。 栄養価的にも、料理の彩りにもよいハーブですので、興味のある方はぜひチャレンジしてみましょう。 また栽培キットはキッチンやリビングの窓辺に癒しを与えてくれますよ。