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姫リンゴ苗木 アルプス乙女
可愛い実を付ける姫りんご
可愛らしい小さな果実を付ける姫りんごは、盆栽や庭木に利用されます。 姫りんごの原産地は中国で、バラ科・リンゴ属に分類される果樹です。樹高は30㎝位~3m位の高さまで伸びます。
9月~11月には、2~3㎝ほどの赤くて可愛い小さな実を付けます。その可愛らしさから、盆栽や庭木など観賞用として人気があります。そんな姫りんごの、育て方のコツをご紹介します。
姫りんごの苗植えの時期・方法・育て方
姫りんごの苗の選び方は、収穫を早く楽しみたい方は、「鉢植え苗」、収穫を2年目以降まで待っていられる方は、「素掘り苗」または「ポット苗」が良いでしょう。苗は、接ぎ木苗がお薦めです。
良い苗の見分け方
接ぎ木苗は、幹は太くて、艶が良い物、そして木の皮がめくれていたり、こぶになっている苗木は避けて下さい。芽は大きくてかたい物を、継ぎ目部分が目立たず、しっかりと付いている物を選んで下さい。
隙間があるとそこから病気や、害虫が入ってしまう危険性があります。苗木は確かな品質の苗を購入しましょう。
鉢植え栽培の場合の方法・育て方
鉢に苗を植え付けるためには、7号鉢に1株が目安です。土は、水はけの良い、市販の果樹用培養度を使って下さい。
●鉢の底に石を敷いたら、鉢の1/3位土を入れる。 ●苗の根に着いた土を崩さずに、鉢の中心に姫りんごの苗を置きます。 ●苗の周りに土を入れて株を安定させます。 ●苗に水をたっぷりと与えます。
地植え栽培の場合の方法・育て方
姫りんごの苗を地植えする場合は、風通しと水はけの良い場所に植えて下さい。苗を植える穴に腐葉土を混ぜ込んで、植え付けたら、60㎝位の高さに切り戻しをし、支柱で支えて下さい。
品種としては姫りんごと、紅玉の交配品種で、ピンポン玉くらいの実を付けるアルプス乙女が、自家受粉をするので、初心者にも育てやすくお薦めです。
姫りんごの植え替えの方法・育て方
姫りんごの植え替えの時期は11月~3月です。根詰まりを防ぎ、通気を良くするために、植え替えをして下さい。
バラ科の樹種は根の病気にかかりやすいので、病原菌の弱まる秋に植え替えをする場合が多いですが、冬の間に霜で根を傷めるといけないので2月位の植え替えがお薦めです。
鉢の大きさや、生育状態にもよりますが、通常2~3年に1回位は植え替えが必要です。植え替え時には殺菌剤に根を漬けて消毒して下さい。
姫りんごの苗
姫リンゴ苗木 アルプス乙女
可愛らしいミニ林檎(りんご)です。30~50g程の小さい真っ赤な果実がたくさんなります。果実は酸味と甘みのバランスも良く、見ても食べても楽しめるリンゴです。また、花粉も多いので他のリンゴの受粉樹としても適しています。
苗木サイズは、高さ約70~90cm(樹高や樹形は、季節や入荷時期により異なります)で、 収穫まで3年~5年、 収穫期は10月頃です。1年生の接ぎ木苗(つぎ木苗)となっています。
姫りんごの育て方
姫りんごを栽培する管理場所
姫りんごは、実成りがとてもよく、盆栽の他にも、園芸用交配種の庭木としても栽培されています。姫りんごは日の良く当たる風通しの良い場所で栽培します。
春先から梅雨頃までしっかり日光を当てましょう。夏の西日は葉焼けをするので半日陰が良いでしょう。
実は日に当てると色付が鮮やかになりますので、盆栽の場合は、時々鉢を回して陽光が均等に当たるようにしましょう。冬の栽培管理は、鉢土が凍らないように保護しましょう。
姫りんごの水やり
姫りんごは、成長期の間は多くの水を必要としますので、こまめに水やりをして下さい。特に花が咲いてから実が出来るまでの間は多くの水を必要とします。
もし乾かしてしまうと、実が出来ても落果してしまう事があります。花が開花中は、花に水がかかると花粉が流れてしまうので、開花中は花に水が、かからないように気を付けて下さい。
春芽が出てきた頃は水を、1日1~2回で、夏は1日2~3回位あげて下さい。しかし、冬になると2~3日に1回、土が乾いたらたっぷりの水を与えて下さい。
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姫りんごの肥料の与え方・育て方
姫りんごは肥料を好む樹種ですが、肥料過多になると実付が悪くなってしまうので注意して下さい。 春に花が咲き、実がある程度大きくなる6月頃から肥料を与えます。
7月中旬まで肥料をしっかり与えて、実の色付を良くするために8月は肥料を与えません。9~10月に秋肥を与えると実持ちが良くなります。
1月位に寒肥を与えても良いでしょう。肥料は油かすに骨粉(リン酸分)を5割ほど混ぜて与えて下さい。
化学肥料は最小限に抑えて、出来るだけ有機物を施しましょう。鉢植えには、元肥は有機固形肥料を、追肥には、暖効性化成肥料を用いましょう。
◎ワンポイント
※実は遅くとも年内には取り除いて樹の回復を図ってください。 ※姫りんごと紅玉の交配品種であるアルプス乙女は、自家受粉をするので初心者にも育てやすい品種です。
※通気性と水はけの良い肥沃な土を使って下さい。 ※肥料不足は成長に大きな差が出ます。
※葉が枯れない程度に乾燥気味に育てると実が甘くなります ※ピンポン玉くらいの実が付ます。
姫りんごを育てるための用土
通気性と水はけのよい肥沃な土を用意します。水はけ、水もちのよいことが一番大切です。この条件が合えば、土はあまり選びません。一般的な市販の用土を混合して用いる場合は、赤玉土小粒7~8、腐葉土3~2の配合土を用います。
姫りんごの花
姫りんごの花は、5~6月になると、紅色のつぼみで、開くと3~4㎝ほどの真っ白の花を咲かせます。桜の季節ですが、桜の花とはまた一味違った可愛らしい花が咲きます。満開に咲いた花は壮観で、とても綺麗です。
姫りんごを結実させるには
姫りんごの花芽の特徴
姫りんごは主に前の年の枝が成長し、その先の芽が花めになるので、5月~7月に成長が止まった新しい梢の先が花芽になります。
姫りんごの実を結実させるには
姫りんごは、単体で実る品種と、姫りんごの受粉に、受粉樹(深山カイドウ等)をそばに置かないと実にならない品種があります。受粉樹をそばにおいて、虫に受粉させます。自分で受粉させるには、綿棒などを使って花粉を付けていくのも良いかと思います。
姫りんごの剪定・育て方
庭植え・盆栽の剪定方法
姫りんごは、地植え、鉢植えどちらも12月~来3月下旬位までに選定して下さい。姫りんごの選定は、約4年目くらいから選定を行います。4年目以降は、短枝や、立ち枝との分岐点のすぐ上で切ります。
開花までの年数を短くするためにも、枝分れさせたいところのすぐ上で切ると言う剪定方法で選定します。
時期別の剪定・育て方
生育期間中の剪定(5~6月頃)
春から伸びた枝で花の付かない徒長枝(伸びたままの、勢いの強い枝の事です)のみを1~2節残して剪定します。1回剪定しても、勢いのある枝が又伸びてきますので、夏ごろに2回目の剪定をして枝を詰めるようにして下さい。
花の付く枝は剪定せずに実が膨らんでくると実を残して先を剪定して下さい。切り株や木の根元から出る若芽等不要な木はこの時期に剪定しておきましょう。
休眠期間中の剪定(2~3月上旬)
姫りんごの実は自然落果を待たないで切り取って下さい。そのままにしておくと木が弱ってしまいます。 摘果の時期は10月~12月の休眠期に入る前がベストです。
休眠中は不要な枝や、切り株や木の根元から出る若芽等混み合ったところは間引き剪定をして下さい。
姫りんごの仕立て方
姫りんごの枝は、垂直に伸びる勢いが強い(徒長枝)ため、下に誘引することで木の衰えを遅くする事が出来ます。樹高が1m位になってと木頂上の枝を切り戻して、横に伸ばすように形を整うてください。
姫りんごの挿し木
●剪定した後の気を挿し木にする時は、切る口が綺麗でなければならないので、ハサミで切った後カッター等で切断面を綺麗にして下さい。 ●しばらく水につけます。 ●根を伸ばす方へ栄養がいかないので、花芽はとって下さい。
●用土に水をかけ、割り箸の様な物で穴をあけ、切り口に傷が付かないように枝を指して下さい。 ●後は水をかけて、水の力で周りを埋めていきましょう。 ●刺した枝には根がないので、葉に水を1日3回~4回位掛けて下さい。
●日陰の風通しの良いところで、育てて下さい。
姫りんごの病気・害虫
姫りんごの病気
★斑点落葉病:葉に小斑点が出来、落葉する、致命的な病気です。
★腐乱病 :枝幹を侵す病気です。 ★黒星病 :葉や果実を侵す病気です ★うどんこ病:主に葉や新梢に発生する病気です。
★モニリア病:葉や花が侵されて褐色に変化し葉腐れ、花腐れになります。
いずれの病気も、薬剤散布だけでなく、被害を受けた葉や花、枝の切除、落ちた葉の徹底処理が重要です。
姫りんごに着く害虫
☆キンモンホソガ:幼虫が葉に侵入し、葉肉を食害するため葉が育ちません。 ☆シンクイムシ類:果実や新梢の侵入食害する害虫です。 ☆アブラムシ類 :特にリンゴアブラムシは薬剤散布で防除しましょう。
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姫リンゴの収穫
姫りんごの収穫時期は、10月上旬~下旬頃、ピンポン玉のサイズに実が育てば収穫の時期です。 姫りんごはそのまま食べても味は酸味が勝り、 食用としては劣りますので。お祭り屋台のりんご飴や、アートフラワーや、クリスマスのリースに着けたりすると可愛いです
姫りんごの食べ方
ジャムにしたり、可愛い姫りんごを丸ごとそのまま利用したアップルパイも可愛いお菓子が出来ます。
姫りんごの飾り方
まとめ
姫りんごは花も楽しめる果樹です。姫リンゴの栽培はさほど難しくありません。桜の様な春を思わせる花や、小さな赤い実が可愛らしく、1年中それぞれの季節を通して違った姿を見せてくれ、心を癒してくれる事は間違いないでしょう。
庭植えの場合は、日当たりが良く、強風の当たりにくい場所に植えて下さい。
6月半ばの青いりんご