プロマリン|PGワンダーサーフ 360 振出
シマノ|ホリデーサーフスピン
シマノ| サーフリーダー 405DXT
ダイワ|パワーキャスト
ダイワ|投げ竿 スピニング エクストラサーフ T 25-450L・K 釣り竿
ダイワ |ロッド キャスティズム T 25-385・Q
シマノ|スピンパワー 並継 405CX
がまかつ|がま投 バトルサーフ
投げ釣り竿の選び方を, 簡単に確認!
釣り具メーカー各社は、タイプの異なる様々な投げ釣り竿を開発し、販売しています。もちろん、性能は価格に比例しますが、基本的には、投げ釣り竿に最低求められる性能をクリアしているものを選択しなければ、快適な釣りを楽しむことはできません。おすすめ投げ釣り竿ランキングをご紹介する前に、投げ釣り竿を選ぶうえで重要な3つのポイントを、簡単に確認しておきましょう。
1.持ちやすい設計か
投げ釣りでは、仕掛けを投げる際、竿を大きく振りかぶる必要があります。この時、竿が持ちにくい設計だと、不安からキャスト時の体の姿勢が安定せず、結果的に飛距離が低下したり、仕掛けが自分に直撃して大けがを負ったりする原因となります。投法や手の大きさは人によって異なりますが、自分の手にフィットする形状の竿が望ましいです。
2.遠投性能が高いか
遠投性能は、砂浜などのポイントが遠い場所での釣りにおいて重要です。また、堤防や港湾などでも、沖の船道のカケアガリを狙う場合などは、遠投性能の高い竿が有利です。遠投性能は、使用するオモリとの相性の問題もあるため、他の釣り人の評価を総合的に判断した竿選びが大切になってきます。
3.対応するオモリの負荷の表記が明確か
特に投げ釣り初心者が、投げ釣り竿を選ぶ際にやっかいなのが、一部のメーカーの竿で、商品のモデル名と、対応するオモリの負荷の表記とが異なる点です。例えば、商品のモデル名が“25号 - 405cm”という名前であっても、実際に対応するオモリの負荷は、号数20 - 号数30号である場合があります。投げ釣り竿の対応するオモリの負荷を判断する際は、商品名だけではなく、箱などに書いてある、実際に対応するオモリの負荷の表記についても、十分確認する必要があります。
おすすめ投げ釣り竿ランキング・ベスト8をご紹介!
いよいよ本題の、「おすすめ投げ釣り竿ランキング・ベスト8」のご紹介です。好みの投げ釣り竿のタイプは、人によってまちまちなので、この記事では、長年投げ釣りを楽しんできた筆者が自信を持っておすすめする、一押しの投げ釣り竿をご紹介していきます。
投げ釣り竿ランキング8位【浜田商会 プロマリン ワンダーサーフ】
プロマリン|PGワンダーサーフ 360 振出
3,000円以下で買える, 入門用投げ釣り竿の代表的存在
低価格を武器に、これから釣りを始めたい人にぴったりの商品を製造する、「浜田商会」の「プロマリン」ブランドの振り出し投げ釣り竿です。投げ釣り初心者でも購入しやすい低価格がウリのため、総フェノールグラス製なのは仕方ありませんが、同価格帯の他メーカーの投げ釣り竿と比較すると、ガイドや節の継ぎ目 (穂先以外の、ガイドが接着剤で付いている部分の周囲)の作り込みもしっかりしていますし、投げ釣り初心者の入門用投げ釣り竿としては、申し分のない商品です。
対応するオモリの負荷は「号数15号」からで, 幅広く対応
“プロマリン ワンダーサーフ”の対応するオモリの負荷は、長さ360cmモデル、長さ390cmモデル、長さ420cmモデルすべてで、号数15 - 号数25号と幅広く対応しており(長さ270cmモデル、長さ300cmモデル、長さ330cmモデルは、号数15 - 号数25号)、あらゆる状況下での投げ釣りに使用できるオールマイティー性も、投げ釣り初心者用として高く評価できるのではないでしょうか。筆者は、投げ釣り初心者が購入する最初の1本として、すべての点においてバランスが取れている長さ420cmモデルを、特におすすめしています。
投げ釣り竿ランキング7位【シマノ ホリデーサーフスピン】
シマノ|ホリデーサーフスピン
手頃な価格で, 大手釣り具メーカーの品質を体感できる
大手釣り具メーカー ―「シマノ」が製造する、投げ釣り竿のエントリーモデルです。10,000円以下の手頃な価格で、信頼と実績がある“シマノ”の品質を体感できるうれしい商品です。良い道具で投げ釣りを始めたい初心者にも、おすすめできます。低価格を実現しながら、高品質カーボンを50%以上使用しており、安価な商品であっても品質を妥協しないという、“シマノ”のゆるぎない精神を感じ取ることができる竿に仕上がっています。
原点に立ち返った, 信頼の基本設計
上位モデルのように、特殊な設計や素材を採用しているわけではありませんが、仕掛けを遠くへ飛ばし、大きな魚を手にするという、投げ釣り竿の基本的な部分を、しっかりと重視した設計になっています。405cmモデルと425cmモデルは、標準の「EX-T」タイプと、遠投力に優れる「DX-T」タイプの2種類がラインナップされており、アグレッシブな釣り人の要求にも応える、まさに“シマノ”のエントリーモデルの真骨頂とも言える竿です。
投げ釣り竿ランキング6位【シマノ サーフリーダー】
シマノ| サーフリーダー 405DXT
「シマノ ホリデーサーフスピン」よりも, 上位の竿が欲しい方におすすめ
“シマノ”の振り出し投げ竿のラインナップで、中級に位置する商品です。実は、「シマノ ホリデーサーフスピン」の1ランク上位のモデルには、「シマノ サーフチェイサー」という竿があり、さらに1ランク上位の“シマノ サーフリーダー”との価格差は、「405DX-T」モデルのメーカー希望小売価格で8,600円あります。とはいえ、性能と価格のバランスを総合的に考えたとき、筆者はぜひ“シマノ サーフリーダー”をおすすめしたいのです。
計算し尽くされた設計で, 高い遠投性能を実現
筆者が、“シマノ サーフチェイサー”ではなく、“シマノ サーフリーダー”をおすすめする一番の理由は、遠投力です。確かに両者とも、高いキャストパフォーマンスを実現する「ハイパワーX」が採用されている点では同じです。しかし、“シマノ サーフリーダー”には、それに加えて、「新世代先調子マイルドチューン」設計が施されており、これがさらなる遠投力向上の決め手となっています。“シマノ サーフチェイサー”も、決して悪い投げ釣り竿ではないのですが、長期的に使用することを前提に、高い遠投性能で、小規模漁港から遠浅砂浜まで幅広く使える、“シマノ サーフリーダー”をおすすめしているわけです。
投げ釣り竿ランキング5位【グローブライド ダイワ パワーキャスト】
ダイワ|パワーキャスト
「グローブライド」の「ダイワ」ブランドの, 並継投げ釣り竿のエントリーモデル
大手釣り具メーカー ―「グローブライド」が製造する「ダイワ」ブランドの、継竿初心者にもピッタリな、並継投げ釣り竿のエントリーモデルです。並継投げ釣り竿としては手軽な価格ながら、冬場の堤防からの大ガレイから、秋の砂浜からのピンギスに至るまで、状況を選ばない高いオールマイティー性で、幅広い釣り人を満足させられる仕上がりです。
振り出し投げ釣り竿にはない, 抜群の操作性を味わいたい
並継投げ釣り竿は携帯性に劣りますが、振り出し投げ釣り竿にはない長所がたくさんあります。キャスト時に、竿の胴へオモリの負荷が乗ってくる感覚も、振り出し投げ釣り竿とは比べ物にならないほど、気持ちの良いものです。高い遠投性能だけではなく、大型魚が掛かった時の引きも一味違う並継投げ釣り竿の魅力を、手頃な価格で体感してみませんか。
投げ釣り竿ランキング4位【グローブライド ダイワ エクストラサーフT】
ダイワ|投げ竿 スピニング エクストラサーフ T 25-450L・K 釣り竿
“ダイワ”の中級振り出し投げ釣り竿
“ダイワ”ブランドの振り出し投げ釣り竿のラインナップで、中級に位置する商品です。上位モデルには、「グローブライド ダイワ ランドサーフ」や「グローブライド ダイワ スカイサーフ」などが存在しており、単に商品グレードを見る限りでは、突出した性能があるようには見えません。
“4位”に選んだ理由は, 価格以上の高い完成度
この価格帯の中級モデルを、あえて4位に選んだのには、明確な理由があります。それは、価格以上に基本設計がしっかりしており、完成度が高いことです。“ダイワ”は、レジン量を減らし、カーボン密度を高めた「HVF」カーボンや、節の継ぎ目 (穂先以外の、ガイドが接着剤で付いている部分の周囲)のパワーロスを減らす「Vジョイント」の採用を、宣伝のうたい文句にしていますが、実際に使ってみると、安定したキャストパフォーマンスや、コロダイなどの超大物狙いへの対応力など、トータル的に優れた竿であることがお分かり頂けると思います。商品グレード自体は中級ですが、それ以上に満足できる商品として、4位にランキングした次第です。
投げ釣り竿ランキング3位【グローブライド ダイワ キャスティズム T】
ダイワ |ロッド キャスティズム T 25-385・Q
鮮やかなオレンジのデザインが特徴的な, 振り出し投げ釣り竿
鮮やかで存在感のある、オレンジ色を基調としたデザインが特徴的な、“ダイワ”ブランドの振り出し投げ釣り竿です。歴史は、まだそれほど深くないですが、開発当初から、投げ釣りに新たなる可能性を生み出すことをコンセプトとしている竿です。
自由な投げ釣りを提唱して, 投げ釣りの新たな1ページを切り拓く
“グローブライド ダイワ キャスティズム”は、竿掛けに竿をかけて、ジッとあたりを待つ従来の投げ釣りにとどまらず、近年登場している、釣り人から積極的に魚に誘いかけていくアクティブな投げ釣りや、そこから派生した、投げ釣りの道具を使用する様々な釣り方を、強力にサポートします。そのため、対応するオモリの負荷は、長さ290cmモデルが号数6 - 号数20号、長さ365cmモデルが号数10 - 号数25号、長さ385cmモデルが号数10 - 号数35号の各種と、非常に幅広いラインナップとなっており、状況に応じて仕掛けを変更し、竿1本であらゆる状況やターゲットに対応する、新しいスタイルの投げ釣りを提唱します。
投げ釣り竿ランキング2位【シマノ スピンパワー】
シマノ|スピンパワー 並継 405CX
設計のすべては, 「より飛ばす」ため
仕掛けを、誰よりも遠くへ飛ばしたい釣り人におすすめする、“シマノ”の最高級の汎用並継投げ釣り竿です。竿尻に取り付けるウェイトバランサーや、抜群の糸滑りを実現する「Sic7点ガイド」など、遠投力をとことん追求した末にたどり着いた、並継投げ釣り竿の完成形と言っても過言ではありません。
価格も最高級クラスだが, 遠投性能も最高級クラス
気になる価格は、メーカー希望小売価格で約9 - 13万円と、庶民ではとても購入できない最高級投げ釣り竿です。それだけに、遠投性能はパーフェクトで、仕掛けの飛距離を競う競技会では、プロのキャスティング選手が、200m越えの飛距離をコンスタントに叩き出すポテンシャルを持っています。もちろん実際の釣りで、飛距離が200mを超えるようなキャストを繰り出せば、エサがちぎれてしまうことは必至なので、果たして高い遠投性能が実用的なのかどうかは分かりませんが、これ以上無いキャストパフォーマンスを備えていることは、揺るぎない事実でしょう。
投げ釣り竿ランキング1位【がまかつ がま投 バトルサーフ】
がまかつ|がま投 バトルサーフ
「がまかつ」が具現化した, 振り出し投げ釣り竿の理想形
大手釣り具メーカー ―「がまかつ」が製造する、中級振り出し投げ釣り竿です。カーボン含有率は、堂々の「99.9%」で、ガイドとグリップとリールシート以外、すべてカーボンできているような竿です。ウェイトバランサーや、ガイドの回転を防止するガイドロック機構なども、標準で装備されていて、振り出し竿の携帯性をそのままに、並継竿に引けを取らないキャストパフォーマンスを実現した、まさに振り出し投げ釣り竿の理想形と言えるでしょう。
並継投げ釣り竿と同等の飛距離を叩き出す
並継投げ釣り竿は、節の継ぎ目(穂先以外の、ガイドが接着剤で付いている部分の周囲)の構造上、投げた時のパワーロスが少ないため、竿全体の反発力を十分に活かしながら、仕掛けをより遠方へ飛ばすことができます。それに対し、振り出し投げ釣り竿は、節の継ぎ目が外側と内側で重なる構造になっているので、この部分でパワーロスが生じ、竿全体で発生する反発力すべてを仕掛けに伝えることが難しいです。ところが、この「がまかつ がま投 バトルサーフ」は、高反発カーボン素材で剛性を高めることで、並継投げ釣り竿と同等の飛距離を叩き出すことに成功した竿です。やや高めの価格設定ですが、思いっきり遠投する爽快気分を味わわせてくれる竿に仕上がっています。
自分に合った竿で, 楽しい投げ釣りライフを!
ここまで、投げ釣り初心向けの入門用から、より遠くへ飛ばしたいベテラン向けまで、さまざまな投げ釣り竿についてご紹介しましたが、いかがでしたか。投げ釣り竿は、遠投力を大きく左右します。遠投性能が高いということは、その分、遠くのポイントにいる魚を狙うことができるということす。また、柔らかいエサを使用している場合、思いっきり投げるとエサがちぎれてしまう可能性がありますから、軽い力でも十分な飛距離が出る竿を選ぶことも大切なポイントとなります。皆さんも、自分に合った投げ釣り竿を選んで、快適な投げ釣りライフを目指しましょう。