ダイワ|T3 AIR
シマノ| NEWアルデバラン BFS XG
シマノ| 17 カルカッタコンクエスト BFS HG
アブガルシア(Abu Garcia) ベイト ロッド クロスフィールド XRFC-662ML-BF
シマノ|ブレニアス RIGHT(右)
ダイワ(Daiwa) ベイトリール アルファス エア 7.2R
シマノ|セフィア(Sephia) G5 PE PL-E55N 150m
フィネスとは?
フィネスとは元々はフランス語 の「Finesse」の略の「Fine」から由来していて「繊細な」という意味を持つ言葉です。転じて釣りの用語としての「フィネス」とはノーシンカーワームや、ダウンショットリグ等のライトなルアーを用いたピンポイントで繊細な釣りの事を指しています。
フィネスのデメリットとは
従来のフィネスはスピニングリールに細いラインそして、ライトルアーでピンポイントを狙うどちらかと言えば中級者から上級者向けの釣りでした。当然スピニングリールに細いラインを使った釣りですので、大型のブラックバスがヒットした際はスピニングリールがゆえのパワー負けや、細いラインを使っているゆえのラインブレイクが発生するなどのデメリットを抱えています。
スピニングのデメリットを克服したベイトフィネス
ダイワ|T3 AIR
そういったスピニングリールならではの欠点を克服するためと、近年の技術力の向上が組み合わさってできたのが、ベイトでも繊細な釣りを可能にした新しいタイプのタックル「ベイトフィネス」なのです。今回はこのベイトフィネスについて初心者でもわかりやすく解説していきます。
ベイトフィネスとは?
シマノ| NEWアルデバラン BFS XG
ベイトフィネスとは通常のベイトタックルのイメージである、軽いルアーを投げるのには向かないというイメージを払拭する近年新しく出てきたベイトタックルです。スプールを極限まで軽量化し、またラインも巻く総数を減らすことによってスプール自体を出来る限り軽量化。質の良いベアリングとハイギアを組み合わせてベイトタックルでもスピニングタックルと同様に、軽いルアーでも投げれるようにしたベイトタックルがベイトフィネスになります。
ベイトフィネスのメリットデメリットとは
ベイトフィネスのメリットとは
ベイトフィネスのメリットとはまず第一に、スピニングリールと違い、太く強靭なラインを巻くことが出来るので、スピニングのフィネスと違い大型のブラックバスがヒットしてもパワー負けやラインブレイクの心配をすることなくファイトすることが出来る点。また、本来のベイトリールの特色も持ち合わせているのでスピニングリールよりもより繊細で正確なキャストが可能。片手でキャスト出来るので手返し良くピンポイントのスポットを狙い撃つことができる点です。
ベイトフィネスのデメリットとは
ベイトフィネスの弱点はスプールが通常のベイトタックルよりも回転しやく作られているため、バックラッシュの危険性が高い点。また、意図的にスプールに巻けるラインの量を減らしているのでスピニングリールに比べて、遠投にはかなり向いていない点。そして何より、全体的にフィネスベイトリールは精度を求められる為、通常のベイトリールよりも値段が高めの物が多いという点が上げれます。
ベイトフィネスとスピニングの違いとは
ここまでベイトフィネスについて解説をしてきましたが、中にはベイトフィネスタックルに必要を感じず、スピニングタックルで十分ではないかと考える方もいらっしゃると思います。しかし、ベイトフィネスタックルとスピニングタックルは使い方も得意なフィールドも異なります。ポイントに合わせて使い分けるのが最も大事。ここではフィールドやルアー別にベイトフィネスタックルとスピニングタックルの適性の違いについて解説したいと思います。
ハードカバーでのライトリグ釣り
オーバーハングした木や深いブッシュなどハードカバーのポイントでのライトリグがベイトフィネスタックルが最も力を発揮するフィールドになります。PEラインなどの強力なラインを使い大型のバスがヒットしたとしてもある程度強引なファイトも可能で、ピンポイントに正確にキャストすることが出来ます。対してスピニングタックルにとってはハードカバーは最も苦手なポイントの一つ。太いラインを使うことが出来ない為、繊細な使い方が必要になります。
開けた場所でのライトリグ
開けた場所でのライトリグの釣りではスピニングタックルに軍配が上がります。開けた場所に投げるのにさほどキャストの精度は必要ない為、スピニングタックルのデメリットが気にならない上に、ベイトフィネスタックルは遠投には向かない上、タックルの重量がスピニングタックルに比べ重いので、手首に掛かる負担が大きくなります。
小物の巻きもの系ルアー
ミノーやトップウォーターなど、小型の巻きもの系ルアーでは若干ベイトフィネスタックルの方に軍配が上がります。元々ベイトリールである為、トルク、キャストの精度、りーリングの安定性とベイトフィネスタックルの方が小型の巻きもの系ルアーを上手く使えますが、ギアの関係で、超スローリトリーブの使い方だけはスピニングリールの方に軍配が上がります。
中型の巻きもの系ルアー
3/8oz程度のスピナーベイトを始めとする中級の巻きもの系ルアーでもやはりベイトフィネスタックルの方が使えるライン、リトリーブの安定性、キャストの正確性の面でスピニングタックルを上回っています。しかし、小型のルアーと同じように超スローリトリーブの使い方だけはベイトフィネスタックルは得意ではないのでスピニングの方が有利です。
ジグヘッドやラバージグ
元々細いラインしか使うことが出来ず、ピンポイントを狙うのが不得意なスピニングタックルはルアーの重量があり、ピンポイントを狙うことの多いラバージグやジグヘッドの扱いにあまり向いていません。ベイトフィネスタックルではよほどの重量のリグでない限り問題なく扱えるので、これらのルアーを使うのは圧倒的にベイトフィネスタックルが向いていると言えます。
ビッグベイトなどの大型ルアー
元々使えるラインが細く、重いルアーを扱うのが苦手なスピニングタックルはもちろん、ベイトフィネスタックルも ビッグベイトなどの大型ルアーをキャストするにはスプールの耐性が足りず、向いていません。ビッグベイトなどを投げる際はビッグベイト用のベイトリールをおすすめします。
ベイトフィネスタックルに向いた使い方とは
ベイトフィネスは万能タックル
シマノ| 17 カルカッタコンクエスト BFS HG
これまでの話を纏めると、ベイトフィネスタックルに向いた使い方は、ノーシンカーワームやダウンショットリグなどのフィネスな釣りはもちろん、小型から中型のルアーやラバージグでも扱える比較的万能なタックルであるという事が分かります。さらに、流石に超大型のルアーは扱いきれませんがある程度の重量のルアーまでスピニングタックルと違って扱うことが出来るのでバスフィッシングに限らず、シーバスなどのソルトウォーターゲームにも対応できる幅広く汎用性の高い使い方が出来ます。反面、どうもベイトフィネスは人によって合う、合わないがあるようなので、使い勝手はいいですが人を選ぶタックルであるとも言えます。
ベイトフィネスは陸っぱりに向いている
この事からベイトフィネスタックルは、大きく広大な池や湖で使うより、こじんまりした野池の陸っぱりで使うのにおすすめできるとも言えます。小さい野池ならば陸っぱりでもベイトフィネスタックルの弱点の一つである遠投性能の低さもさほど気になりませんし、そういった野池の陸っぱりこそベイトフィネスタックルが力を発揮する深いブッシュや、カバーなどのポイントを多く含んでいたりするからです。
入門向けベイトフィネスロッドとは
初心者が入門向けにベイトフィネス用のロッドを買うならばまずは少し短めのロッドを選ぶこと、ロッドの硬さは柔らかすぎ無いことをそして値段が高すぎないことを重点的に考えればよいと思います。まずロッドの長さですが、基本的にベイトフィネスは元々長距離を飛ばすことに長けたタックルではありません。そこは割り切って短めのロッドを選ぶべきでしょう。 続いてロッドの柔らかさですがこれはある程度硬さがあればある程度幅広いタイプのルアーを扱うことが出来るからです。特化したロッドを買って、自分はベイトフィネスは合わなかったとなったら倉庫の肥やしになるだけです。そうならない為にも、最初の1本は汎用性をある程度持たせたものを買うのが良いでしょう。
おすすめ入門向けベイトフィネスロッド
アブガルシア(Abu Garcia) ベイト ロッド クロスフィールド XRFC-662ML-BF
コストパフォーマンスに優れたオールラウンダーな使い方の出来るロッドでベイトフィネスの入門にはもってこいのベイトロッドです。ロッド自体も軽めに作られており、パットもしっかりとしているので扱いやすいおすすめのベイトフィネス入門向けベイトロッドです。
入門向けベイトフィネスリールとは
シマノ|ブレニアス RIGHT(右)
ベイトフィネスリールの最大の弱点。それは通常のベイトリールに比べ値段が高いという事です。その分、通常のベイトリールより重量が軽く、扱いやすいという利点もありますが、高い買い物になってしまうので初心者が入門向けに手を出すリールは慎重に考えなければなりません。ベイトフィネスリールに求められるのはもちろん軽量の3g程度のルアーを軽快に投げることのできるキャスティング性能。これが無ければただのベイトリールと大差が無くなってしまいます。ただ、こればかりは投げてみないと分からないことが多いので、店頭で焦って買わず、ネットなどで評判を見てから買うと良いでしょう。
おすすめ入門向けベイトフィネスリール
ダイワ(Daiwa) ベイトリール アルファス エア 7.2R
ベイトフィネスリールの中でもコストパフォーマンスに優れ値段以上の性能を持つリールです。ブレーキ調節をしっかりすればバックラッシュが全くおきないほどブレーキ性能が良く、3g程度のルアーでも軽快な飛距離をたたき出します。軽量、コンパクトで剛性も高いのでベイトフィネス入門向けベイトリールとしては最高の1台の一つだと思われます。
ベイトフィネスリールおすすめ12選!ダイワ・シマノ・アブガルシアなどご紹介!
ベイトフィネスリールのおすすめ12選です。人気のダイワ、シマノ、アブ製リールについて紹介しています。ブレーキセッティング、バックラッシュから...
ベイトフィネスにおすすめのライン
シマノ|セフィア(Sephia) G5 PE PL-E55N 150m
ベイトフィネスタックルを使う上でおすすめのラインはやはりPEラインになります。理由としてはPEライン自体が他のラインよりも軽い為。ラインが軽ければそれだけスプールの重量も軽くなり、より軽いルアーが投げやすくなるからです。さらにPEラインならバックラッシュした際のダメージも軽減することが出来ます。以上の理由からベイトフィネスではPEラインを使う事をお勧めします。
ベイトフィネスは最初の1台にもおすすめ
いかがでしたでしょうか?ベイトフィネスはその特性上、大型のルアー以外の様々な釣りに対応できるとても汎用性の高いタックルです。ベイトフィネス1台さえあればバスフィッシングはもちろんトラウトや、シーバスだって狙えてしまいます。この事から、ベイトフィネスはこれから釣りを始めようという方の1台目のタックルとして非常におすすめであるとも言えます。新しくベイトフィネスに挑戦する方はもちろんこれからルアーフィッシングを始めようという方にもぜひ、ベイトフィネスに触れて釣りの楽しさを味わってみてください。