ガーデニングで庭をデザインしよう!失敗しないコツ教えます!のイメージ

ガーデニングで庭をデザインしよう!失敗しないコツ教えます!

和風や洋風の庭をDIYでデザインやガーデニングする上での基本的なルールを初心者の方に分かりやすく説明しました。このデザインルールを利用して素敵なガーデニ ングや手作り花壇をデザインして下さいね。DIYのガーデニングにピッタリの庭づくりのコツをです。

2020年06月06日更新

yagih
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目次

  1. はじめに
  2. 庭のデザインのコツを押さえて 初心者のDIYガーデニング
  3. DIYのデザインや庭づくりの目的を自覚すること
  4. ガーデニングのデザインや庭をDIYする目的はなに?
  5. 庭のデザインでガーデニングのイメージを膨らませよう
  6. ガーデニングのデザイン画に着手する前に庭の周囲を見渡そう
  7. ガーデニングの前にデザインの基礎を知ろう
  8. ガーデニングや庭の手作りでの初心者必須のテクニック
  9. ガーデニングや庭づくりのデザインでの奥行とは?
  10. ガーデニングで重要なその他の効果
  11. ガーデニングや庭づくりの具体例
  12. まとめ

はじめに

 四季折々の花や草木を観賞できる庭やモダンな庭にいると心浮き立ちます。また、素敵な庭にはチョットした発見と感動がありますよね。初心者でも庭造りのコツを押さえてDIYでモダンな洋風ガーデニング、素敵な和風の庭を造り、四季を通じて花壇やガーデニングのデザインに用いて庭づくりを楽しみましょう!

庭のデザインのコツを押さえて 初心者のDIYガーデニング

 自宅に古びた花壇があるから、マンションのベランダがチョット広いから、玄関までのアプローチを素敵にしたいから、などと庭のデザインやガーデニングに取組んだ理由には色々な動機があると思いますが、読者のあなたは如何でしょうか?  例えば、アパートやマンションへのアプローチが寂しいと感じたら、入口に至るラインのデザインを考えましょう。例えば、花壇が無理なら代わりにプランターを置いたらどうなるでしょうか?写真1に例を示します。複数のプランターを同じ色で統一し、花の色も統一しましたので、明るくシャープでモダンな印象になりますよね。  ガーデニングを始めると、ああしたい、こうしたい、といった庭のデザインへの要求が高まります。デザインにはルールがあります。特に庭のデザインは古今東西積み重ねられた歴史がありますが、初心者でもチョットしたコツを押さえればDIYで素敵な庭になることを請け負いますよ。

DIYのデザインや庭づくりの目的を自覚すること

 ガーデニングをしていると、ああでもない、こうでもない、と掘っては埋め、埋めては掘る、の作業の繰り返しになることを経験した方も多いでしょう。これは、庭づくりの目的の自覚が無いままガーデニングをしているからです。ガーデニングの作業自体が楽しいので、つい手が動いてしまいますね。  また、完成してもチョット違う、イメージと異なる、という感想を抱くのも無意識の自分の目的とできた庭の風景が異なるからです。    目的を明確にして、DIYでデザインから始めると完成した庭の前に立ったときの気分は格別ですね。素敵なガーデニング体験は、デザインから手作りです。

ガーデニングのデザインや庭をDIYする目的はなに?

 庭づくりの目的を明確にせよ、というと初心者の方には大げさなことのように思えますが、もっと身近な捉え方でOKです。花壇のデザイン、庭いじり、土いじり、ガーデニングが楽しいから、一面の花畑を見たいから、という目的を持っていたら目的に沿ったデザインをしますよね。この頃合でOKです。    ただ、庭やガーデンに対する目的の設定のポイントがあります。それは、見る庭か使う庭かの選択です。さりとて、これは黒・白の選択でなくどちらに比重を置いているか、というレベルです。また手作りでの庭づくりそのものにある、でもOKですよ。  以下に目的のイメージを記載しましたので参考にして下さい。 見る庭・見るガーデン 洋風のお花畑を散策しているみたい 素敵な日本庭園を見てみたい 使う庭・使うガーデン 今日は、手作りBQQしょう! ハーブを育ててみたい

庭のデザインでガーデニングのイメージを膨らませよう

見る庭・見るガーデン、使う庭・使うガーデンのように庭づくりの目的が決まったら、具体的なデザインに着手する前に庭のイメージを膨らませましょう。初めての方にとってガーデニングのイメージを膨らませることは難しいことですが、自分のしたい事と庭・ガーデンから、すぐさま頭に浮かぶイメージを捉えてください。洋風の庭、和風の庭、モダンな庭などです。これは自動思考といって本人の潜在意識が作り出すイメージです。ここを出発点すると、チョット違うな、ということは少なくなります。  庭・ガーデンに対するイメージを膨らませると、花や草木、和風と洋風、石組みやロックガーデンのようなDIYで作りたい風景があらわれますよ。また、この段階で庭やガーデンの写真集やインターネット上の庭などの風景写真を見ることもイメージを膨らませることに役立ちますので、ぜひ試してください。

ガーデニングのデザイン画に着手する前に庭の周囲を見渡そう

 庭づくり・ガーデニングも手作りの場合は、“ものつくり”に相当しますので、寸法と形状(四角とか、台形とか)を押さえておくことが重要です。また、作ろうとする周辺の環境も見直してください。ジャマになるものや影響を受けるものがあるかの確認です。手作りでは重要なポイントです。    作庭する向き(南向き、北向き、日当たり、日陰など)も庭づくり・ガーデニングには重要な要素です。特に花壇が北向きや日陰だと育つ植物に制限がありますので、位置や方向のチェックを忘れないで下さい。

ガーデニングの前にデザインの基礎を知ろう

 誰もが素敵な美しい庭やモダンなガーデンを作りたいと願っています。ひとは誰でも美しいと感じる要素があります。古今東西、洋風でも和風でも造形物には一定の法則があります。これは、黄金比や白銀比と呼ばれる分割の比率や黄金螺旋という配置のルールです。これらのルールに従って初心者の方でも庭やガーデンを手作りのデザインをすれば美しさは倍増しますよ。モダンな花壇の出来上がりです。  デザイン上有用な比率を貴金属比と呼ばれています。これはポスターなどのデザイン画や建築に多用されており、作庭やガーデニングに用いることが多い比率について説明します。

デザインで重要な黄金比とは?

 古代ギリシャ、ローマ、エジプトで発達したデザインのルールです。ミロのビーナスやミケランジェロの彫像に多用されている寸法の分割ルールです。近くはリンゴのデザインで有名な会社のマーク(リンゴ)に多用されていますよね。縦横の比で概略以下の数値となります。 1:1.618   約5:8  図1に黄金比の長方形を示します。どこかお馴染みの形状となっています。これは、名刺に用いられている縦横比です。

デザインで重要な白銀比とは?

 日本の伝統的な建築や図案に用いられている比率です。法隆寺の設計にもこの比率が活躍しています。白銀比には2通りあり、縦横の比で概略以下の数値となります。        1:1.414  約5:7        1:2.414(1+1.414) 約5:12  白銀比の1.414は、正確には2の平方根です。  図2に白銀比の長方形2種類を示します。縦横比が5:7の長方形は、日本の紙の規格となっています。紙の規格は、AとBの2種類あります。A4サイズの紙とかB5サイズの紙ということで日常的にお馴染みの寸法です。

デザインで重要な青銅比とは?

あまり馴染みのない言葉ですが、横長の比率が大きい造形に利用されています。WEBデザインの横長部分(TOP画面の上部など)のサイズに多用されています。縦横の比で概略以下の数値となります。        1:3.303  約5:16.5  図3に青銅比の長方形を示します。

デザインで重要な黄金螺旋とは?

 図4に示すように、黄金比を持つ長方形の短辺で構成された正方形を先ほどの長方形に重ね、重ねられていない部分を辺とする正方形で埋める作業を繰り返します。正方形の対角にある点を結ぶ曲線を黄金螺旋、ベルヌーイの螺旋といいます。空間や造形をこの螺旋に沿って配置すると美しく感じます。

ガーデニングや庭の手作りでの初心者必須のテクニック

 貴金属比(黄金比・白銀比・青銅比)と黄金螺旋のルールは、平面と高さ方向の配置を決める基本的なルールです。洋風でも和風でも素敵な庭づくりには必須です。  これらのルールの応用として、平面上の配置を考える基本を図5に示しました。図5(1)にあるように長方形(5:8)の短辺の正方形と長方形を重ね合わせます。重ね合った部分と余白の境界に上下の直線(a)・(a‘)を引きます。反対側(余白部)も同様にして分割します。  また、左右方向の直線は、図5(4)にあるように余白部の短辺を正方形とする図形を余白部に重ね合わせます。重ね合った部分と余白の境界に左右の直線(A)・(A‘)を引きます。反対側(余白部)も同様にして分割します。  図5に示すように長方形が9分割(3×3分割)されました。それぞれの領域を選択して配置すれば、バランスのいい状態になります。例えば、花壇への花の配置などに応用できます。

ガーデニングや庭づくりのデザインでの奥行とは?

 庭づくりやガーデニングでは、平面上のデザインとはことなる重要な点に奥行きというファクターがあります。庭やガーデニングは、自宅で行うため面積は限られています。限られた面積の中で広さや高さを出す工夫をします。そのために作庭やガーデニングには、奥行きを出すために種々のテクニックが使われています。その多くは目の錯覚の利用というよりは、全て目の錯覚により奥行き感が得られます。  図6に目の錯覚の代表例を示します。オレンジ色の2本の直線が中心の●付近で膨らんで見えますよね。

遠近法とは

 遠近法による奥行き感の表現法は、近くに大きなものを置き、遠い所に小さいものをおくという考え方です。和風の庭でいうと近くに大きな岩を置いて、遠い所に小さな岩を配置します。  神宮外苑の絵画館前の並木道に立つと、絵画館までの直線の道が長く感じられます。これは、道の両側に立つ木々の入り口側が高く、絵画館に近い程、低く剪定されているからです。  遠近法による奥行き感の基本を図7に示します。図7の(1)は、近くの場所A地点に矩形を配置し、遠方のF点へ矩形が収束していく状態を示しています。A→B→Cと矩形を移動させると、B点,C点にある矩形の大きさになります。  もしも、図7の(2)のようにC点で感じられるサイズの矩形をC→Bに移動させると、距離感(奥行き感)は図7の(3)にあるようにB→Cのように遠方にあるように感じられます。

色での演出

 図8に色を用いた演出の説明図を示します。一般に赤や黄色などの暖色系の色は、進出色(手前に感じる色)、ブルー系の寒色系の色は後退色(後ろに感じる色)と言われています。図8に図形的に同一な図形に色彩を付した画像を示します。図8の(1)と(2)は、図形的には同一ですが、図形の外側から色を暖色→寒色、寒色→暖色と変化させました。  図8(1)は、外側に進出色を配置し中心部に向かって後退色を配置した図柄です。また図8(2)は、これとは逆に外側に後退色を配置し中心部に向かって進出色を配置した図柄です。この図から(1)は奥に向かっている印象(中心部がへこんでいる)を受け、(2)は中心部が盛り上がっている印象を受けます。これらのことより、色の配置により奥行き感を強調することが可能です。

色の彩度にいる遠近感(手前を明瞭に遠法は曖昧に)

 手前にある物体の色は、明瞭に見えますが、遠方の色は曖昧になります。図9に示すように外側の色を明瞭にして内部に向かうに従って曖昧な色に変化させました。これにより中心部が遠方にある印象を受けます。

曲線による遠近感

 和風の庭には、曲線が多用されます。特に小道に関しては、直線でなく曲線状に道を描きます。図10に直線、直線に組合せ、曲線、踏み石を飛び石状に配置した図を示します。これらが示すように単純な直線状の小道より空間の広がりを感じさせることができます。  写真4に示すように曲線と飛び石効果を狙った玄関へのアプローチ付近の写真を示します。

ガーデニングで重要なその他の効果

 庭づくりやガーディングにおいて利用できる目の錯覚を応用したテクニックを示しましたが、その他の有用な手法もあります。    平面な地盤面に段差や高低差をつくることで、奥行き感や空間の広がりを感じさせることがきます。また、平行な直線で構成された面の遠方部に斜線を導入することでモダンで複雑な味わいがでます。写真3に曲線・直線・斜線の組み合わせの事例を示します。この写真中の中央右にある御影石のオブジェが緊張感を醸し出します。  庭などの開放空間にでると、視線が彷徨います。これにより庭が平板な印象を持つことがあります。写真4に示すように動き回る視線を止める点景物を配置することで明瞭な印象を与えることができます。  また、樹木などで視線を区切ることにより、その奥への想像力を掻き立てて奥行や空間の拡大を感じさせる手法もあります。写真5に白色のプランター/樹木/蓮池(に見立てた火鉢)と置いて奥行感を強調した例を示します。  京都の天竜寺の庭園の造形技法で有名な借景という技法があります。周辺の風景を庭やガーデンの要素として取り込んでしまう技法です。これにより雄大な風景を庭に取り入れることができます。

ガーデニングや庭づくりの具体例

庭やガーデンにおけるデザインに応用できるルールを説明してきましたので、これらのルールを適用した中庭のデザインを具体的に考えてみます。図12にデザインを示しますが、これは、縦横5:8の長方形の中庭をイメージしています。以下の手順でデザインしています。 ① この中庭の目的は、庭の自作(DIY)と観賞用です ② 長方形を黄金比の節で述べたように3×3に分割します ③ 中庭の入り口と観賞方向を決めます ④ 全体のイメージを作ります(山の湖から水が流れ出し海に至るイメージです) ⑤ 山と湖を左上に配置し、川を右に通しますが、斜め下に蛇行させて右の海に流します ⑥ 川を挟んで森と平野を配置します ⑦ 中庭の上辺と右辺の上部に竹垣を配置します ⑧ 入口から飛び石で散策用の道を配置します このデザインの特徴の一つとして、左から右側に川が流れ、末広がり形状をもって海に続く広がりを出しています。デザイン上では海は描かれていませんが、川が源流から流れ出してまがりくねり、やがては幅が広くなる有様から海が想像されます。  また、飛び石を入口から中央部に向かって弧を描くように配置することにより、リズム感、躍動感が生まれました。 庭づくりの作業が終了したら、左上部にある山のイメージの石の上に壺か平皿を点景物として置きます。壺のように高さのある点景物を置くことにより上下の広がりを出します。 点景物は、個人の趣味的要素が強いものですが、灯篭などを配置できればベストですが、重量がかなりあるのでDIYでの配置が困難です。例えば、紹興酒の壺や茶壷などがインパクトのある点景物となりますよ。

まとめ

初心者の方にも分かりやすいデザインのコツと庭づくりやガーデニングに応用できるよう事例を交えて技法の使い方を説明してきました。洋風でも和風でも素敵な庭を造るには、デザインの基本的なルールを身につけて下さいね。ちょっとしたコツを押さえることで、あなたの手作りの庭が素敵な庭に、あなたのガーデニングがモダンに見えます。

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