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ウキフカセ特集!釣果アップのコツやフグ対策など、ウキフカセを極めよう!

ウキフカセ釣りは非常に奥深く、競技会も開催されるほど、釣り人の心を燃えさせる魅力に溢れています。この記事では、ウキフカセ釣りを始めたばかりのビギナー向けに、釣果アップのコツや、釣果アップを邪魔するフグへの対策について、詳しくご紹介します。
2020年8月27日
cgjpm705
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釣果アップのコツは, 主に4つある

ウキフカセ釣りは, 各所に釣果アップのコツが存在する

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/381223?title=%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88&selected_size=s

仕掛けのパーツ一つ一つから、釣り場の環境に至るまで、ウキフカセ釣りの各要素には、釣果アップのコツがたくさん存在しています。ウキフカセ釣りでは、仕掛けに使用されているパーツが多いので、それらをすべて研究し、釣果アップのコツを探っていくには、長年の経験が必要不可欠です。また、刻一刻と変わる釣り場の状況を的確に読み取り、状況にあった自分なりの釣り方を展開していけるようになるためにも、毎週欠かさず釣り場に通い続けなければなりません。

ウキフカセ釣りビギナー向けに, 釣果アップのコツを4つご紹介!

釣果アップのコツについて、あまり深く掘り下げて解説してしまうと、難解な内容になってしまう可能性があるので、この記事では、ウキフカセ釣りを初めて、まだ間もないビギナー向けに、釣果アップにつながる重要な4つの釣り方のコツについて、なるべく分かりやすく、詳しく取り上げていきます。

1.常にウキの浮力を安定させる

ウキの浮力調整は, アタリの感度を左右する

ウキフカセ釣りは、ウキで魚のアタリを取るため、ウキの感度をいかに上げられるかが釣果を左右します。特に、大型の魚ほど警戒心が高く、エサをくわえても、その場からあまり動かず、ウキがほとんど動かない場合もあるため、わずかな動きの変化も捉えられるように、ウキの浮力が設定されていなければなりません。

タナが変わると, ウキに掛かる荷重も変わる

立っている時のウキは、仕掛け全体の重さが掛かることで、バランスを保っています。しかし、狙うタナが深くなると、ウキより下の道糸が長くなり、海水の浮力を受ける部分の面積が増えることで、仕掛け全体の重さが軽くなります。そうすると、ウキに掛かる荷重が軽くなるため、ウキのボディーのうちの、水上に出ている部分の面積が多くなってしまい、アタリに対する感度が低下したり、ヒョコヒョコと不安定な浮き方になったりします。

出典: http://fishing.shimano.co.jp/isobohatei/gure_fukase/index.html

狙うタナが浅くなる場合は、その逆で、仕掛け全体が受ける浮力の低下で、ウキに大きな荷重が掛かり、結果として、ウキが水没してしまい、アタリが取りづらくなります。狙うタナが大きく変わった場合には、その都度、ウキの浮力のバランスを調整し直す必要があるのです。

ガン玉の増減で, ウキの浮力を安定させる

ウキの浮力を調整するのに、一番簡単で手っ取り早い手段は、ガン玉を増減することです。やり方は単純で、狙うタナが深くなったら、今付いているガン玉を、重めのガン玉に交換するか、極小のガン玉を追加し、狙うタナが浅くなったら、今付いているガン玉を、軽めのガン玉に交換します。微妙な重さの調整ですが、この微調整が、釣果をアップしていくうえで非常に重要なポイントとなります。

2.状況に応じてハリスの長さを変更する

ハリスの長さで, エサの沈下速度が決定する

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/647379?title=%E3%83%A1%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%EF%BC%88%E5%B7%BB%E3%81%8D%E5%B0%BA%EF%BC%89&selected_size=s

投入された仕掛けは、着水後、ガン玉が先行する形で、ハリスと道糸を引っ張りながら、目的のタナまで沈んでいきます。ハリスが長いと、水の抵抗を受ける面積が増えますから、その分沈んでいくスピードは緩やかになります。逆にハリスが短いと、水の抵抗を受ける面積は減りますから、素早く目的のタナにエサが到達する仕掛けになります。付いているガン玉の重さが同じでも、ハリスの長さが違うだけで、エサの沈下速度は変化するのです。

ウキフカセ釣りでは, 状況次第でエサがタナに到達しないことも・・・・

出典: https://www.youtube.com/watch?v=3K-lxaKOK9k

ウキフカセ釣りは、マキエで魚を寄せながら釣ります。魚たちがたくさん寄っているところに仕掛けを投入すると、魚たちが我先にと付けエサに群がり、仕掛けがタナに届く前に平らげられてしまいます。寄っている魚たちが本命であれば良いことなのですが、本命ではないエサ取りの魚たちの場合は、非常に厄介です。そのような場合には、ガン玉の重さを重くし、使用するウキを大きくすることに加え、ハリスを短くして、狙っているタナに素早くエサを送り届けられるように工夫します。

魚の反応が渋いときも, ハリスの長さを調整する

出典: https://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%A8%E3%83%AB-DUEL-%E3%83%97%E3%83%AD100S-%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%AD%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%B3-H1112/dp/B0053JX1I6/ref=sr_1_17?ie=UTF8&qid=1501313832&sr=8-17&keywords=%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%82%B9

魚の活性が低い状況下では、エサを見ても反応が鈍い魚が増えます。こうした状況下では、魅力的なエサを長時間魚に見せつけて、食欲を刺激しなければなりません。こういった悪条件の時には、ガン玉の重さを軽くし、使用するウキを小さくすることに加え、ハリスを長くして、ゆったりとエサを落下させ、魚の目の前でエサの存在を長時間見せつけて、捕食本能を刺激するような工夫が必要になります。

3.仕掛けを動かして, 誘いをかける

魚は, 動くエサに興味を示す

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/335307?title=%E3%82%A2%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%80%80%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%82%AF%E3%83%AD&selected_size=s

魚は普段、自分から逃げようとするエサを本能的に捕食しています。ルアーフィッシングで、激しく動くルアーに魚が喰い付くのもうなずけます。ウキフカセ釣りにおいても、時々竿をシャクってウキを動かし、エサを引っ張るようにして跳ねさせることで、エサが自分から逃げようとしていると魚に錯覚させ、本能的に口を使わせるテクニックがありますので、ここぞという場所で活用してみてはいかがでしょうか。

ウキフカセ釣りでは, 頻繁に仕掛けを再投入することも大切

出典: https://www.youtube.com/watch?v=VPerxQ9P6QM

前述のように、竿をシャクってエサを動かす方法も効果的なのですが、あまり激しくシャクると、付けエサがハリから落ちてしまう可能性があるため、特にオキアミなどの柔らかい付けエサを使用している場合は、静かに動かすしかなく、アピール度も限定的です。一番効果的なのは、アタリが無ければ頻繁に仕掛けを揚げ、再投入することです。エサが落下する際の独特の動きは、竿をシャクるだけでは再現しきれないので、頻繁に再投入を繰り返すことも大切です。

4.魚がいるタナについて理解する

魚がいるタナは, 魚の活性度によって決まる

出典: http://daiwa.globeride.jp/column/hajimete/contents/04/index.html

魚の種類によって、普段生活しているタナがある程度違いますが、活性度によってもタナは変化します。一般的には、魚の活性が上がると、エサを追ってより浅いタナに移動し、魚の活性が下がると、天敵の少ない深い場所へ移動します (大型の魚も、小型の魚を追って深い場所へ移動する)。

魚の活性が上がる時間帯や潮がある

出典: http://keisan.casio.jp/has10/SpecExec.cgi?path=05000000.%95%A8%97%9D%8C%F6%8E%AE%8FW%2F02050100.%92%AA%8E%AC%2F10000100.%92%AA%8E%AC%83O%83%89%83t%2Fdefault.xml

海には、魚の活性が上がる時間帯や潮が存在しています。これを理解することで、魚のいるタナに焦点を絞り、重点的に魚を狙い撃ちすることができるようになります。一般的には、「マズメ時」と呼ばれる朝夕の薄暗い時間帯や、満潮から干潮へ (または、干潮から満潮へと)と水位が大きく増減する時間帯が、魚の活性が上がりやすく、狙い目です。もちろん、その他の条件によっても、魚の活性度は左右されますので、一概には言えません。


まずは, 浅いタナから釣り始める

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/34438?title=%E6%B5%B721&selected_size=s

釣りの経験が浅いうちは、どのタナで魚が釣れるかを正確に予想することは、非常に困難です。一番無難な方法としては、浅いタナから釣り始めて、魚の反応を探っていき、5投ほどしても (マキエが十分効いている状態であることが条件)反応が無ければ、1mずつ狙うタナを深くしていきます。そうすることで、どこかの段階で、魚が寄っているタナに仕掛けが届くようにし、多少時間は掛かっても、正確に魚のいるタナを割り出すようにします。

釣果アップにつながるフグ対策は, 主に2つある

フグは, ウキフカセ釣りの宿敵

ウキフカセ釣りにおける最大の宿敵は、「フグ」類です。ほとんど、日本全国どこでもいる厄介者です。エサ取りという点だけで見れば、キュウセン類やハギ類なども例外ではないのですが、フグで最も厄介なのは、鋭い歯でハリスを切ったり、ハリを折ってしまったりする点です。マキエにたくさんのフグが寄ってしまうと、仕掛け交換だけで1日の釣りを犠牲にする状況にまで追い込まれます。

いろいろな対策法が登場したが, 多くは効果なし

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/292064?title=No&selected_size=s

フグは、自然界では、海のゴミを処理する掃除屋としての重要な役割を果たしているため、あまり悪者扱いするのは良くないのですが、釣り人としては、本命の口に届く前に付けエサを平らげ、仕掛けをことごとく破壊するフグを、何とかして避けたいものです。実際、これまで多くのフグ対策法が、釣りの雑誌や参考書で登場してきましたが、その多くは、ほとんど効果を発揮していないのが現状です。

ウキフカセ釣りに有効な2つのフグ対策法をご紹介!

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/801993?title=%E7%9B%BE%20%20(%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8)&selected_size=s

この記事では、フグを避けつつ、本命の口に確実にエサを届けるために、筆者が効果を感じた2つのフグ対策についてご紹介します。少しテクニックがいる内容となっておりますが、完璧にマスターすれば、フグに邪魔されることなく、自分の釣りに集中できるようになりますので、ぜひ覚えておきましょう。

1.マキエの撒き方を工夫する

フグは, それほど遊泳能力が高くない

フグは、ずんぐりむっくりとした体型です。怒った時に空気を含み、顔を膨らませるための伸縮する皮も、普段はたたまれているので、全体的に水の抵抗を受けやすい体型になりますから、泳ぐスピードは、それほど速くありません。まずは、このことを頭に入れておきましょう。

ウキフカセ釣りにおけるフグ対策は, 遊泳能力の違いを利用する

泳ぎが遅いフグとは対照的に、ウキフカセ釣りの本命のターゲットのほとんどは、遊泳能力が高い魚です。そのため、エサに追いつくまでのスピードの違いを利用したフグ対策が有効です。やり方としては、まず、足元のすぐ近くにマキエを4 - 5投ほど撒きます。最初にマキエに群がるのは、フグなどのエサ取りの魚たちなので、しばらく仕掛けを投入せずに待ちます。ほとんどのマキエの配合エサの袋には、沈下速度が記載されていますので、これを参考にして、狙うタナにマキエが届くまで待ちます。


狙うタナにマキエが届く頃になったら、マキエを撒いた場所から離れた沖目に仕掛けを投入し、仕掛けの周辺に1 - 2投の少量のマキエを撒きます。最初に大量に撒いたマキエには、すでに多くのエサ取りの魚たちが寄っており、それの動きを見た本命の魚たちが、徐々にマキエに近寄って行こうとします。その時、沖にもマキエが撒かれると、本命の魚たちは、まだエサ取りの魚たちが寄っておらず、横取りの心配をすることなく捕食活動を行える、沖のマキエに向かって泳いでいきます。

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/398072?title=%E6%B5%B7%E3%81%AE%E3%81%95%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%AE%E6%A5%BD%E5%9C%92%EF%BC%96&selected_size=s

もちろん、フグも沖のマキエの存在に気付き、一部は向かっていきますが、沖のマキエまではかなりの距離があり、本命の魚たちの方が泳ぐスピードが速いため、なかなか追い付けないというわけです。そして、フグの群れが沖のマキエに追いつく前に、本命の魚たちのみを釣り上げてしまおうという作戦です。遊泳能力の違いを利用したこのフグ対策は、意外と効果があるので、フグに悩まされている方は、一度試してみる価値がありますよ。

2.頻繁に付けエサの種類を変える

知能が低いのも, フグの特徴

フグは毒を持っているため、天敵から襲われる心配がなく、それ故頭が悪いのも特徴の一つです。マキエを撒くと、簡単に浅いタナに寄って来ますし、エサが目の前にあると、警戒する素振りを全く見せずに襲い掛かっていきます。挙句の果てには、海中に漂っているエサに似た小さなプラスチックのゴミにさえ喰い付く始末です。

フグがエサであることに気付く前に, 本命に口を使わせる

知能が低いフグは、今までと違う種類のエサが目の前に現れると、それがエサであることを、瞬時に判断することができません。この性質を利用したフグ対策も効果的です。方法は簡単で、付けエサを数種類用意しておき、2 - 3投ごとに付けエサの種類を変えながら釣るだけです。どのターゲットにも使えるエサのバリエーションとしては、オキアミや虫エサに加え、練りエサなども効果的でしょう。クロダイ狙いの場合には、クロダイの雑食性を利用し、コーンやさなぎ、フナ虫やスイカなども用意しておくと、フグを混乱させる効果が大いに期待できます。

フグ対策では, 「釣りをやめる」も選択肢

出典: https://www.photo-ac.com/main/detail/903868?title=goodbye%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8&selected_size=s

撒いたマキエに、フグなどのエサ取りの魚たちがたくさん寄っていても、本命の魚たちの活性が上がっていれば、すぐにエサ取りの魚たちを勝手に散らしてくれます。裏を返せば、フグが全く散らないということは、近くに本命の魚たちが来ていない証拠でもあるのです。こういった場合には、釣る場所を移動したり、釣りをやめたりするのも選択肢の一つです。楽しいはずの釣りの時間に、ひたすらフグと向き合うのは、かえってストレスをためる原因になりますよ。

ウキフカセ釣りを極めよう!

ここまで、ウキフカセ釣りの釣果アップのコツや、有効なフグ対策についてご紹介してきましたが、いかがでしたか。もちろん、この記事に書いたこと以外にも、様々な釣果アップのコツやフグ対策があります。釣りの雑誌や参考書には絶対に載っていないような、高度なテクニックを編み出したベテランの釣り人も、日本全国にはたくさんいます。そうした奥深さが、このウキフカセ釣りの最大の魅力なのです。