バス釣りのリグ特集!その種類とは
バス釣りのリグの種類はたくさんあります。シーンごとに変えるルアーやワーム、リグ(ジグ)ですが、同じポイントでも釣れる条件はその都度変化していきます。その変化ごとに釣れるワーム、ルアー、リグ(仕掛け)をチョイスするのも釣り人の楽しみのひとつでもあります。 ルアーは基本その物の動きを活かしたパターンがある程度決まっていますが、ワーム(ソフトルアー)は釣り方やリグ(仕掛け)、ジグなどの数多くの種類のパターンからチョイスしていきますので、天候やバスの状態など頭を使った釣り方も必要となってきます。 そんなリグの種類の中でも、バス釣り初心者にもわかりやすく入りやすいバス釣りのリグを10種類ピックアップしましたので見ていきましょう。
バス釣りリグ&ジグ!よく使う種類おすすめ10選!
【リグの種類】1.ノーシンカーリグ
ノーシンカーリグとは、シンカー(オモリ)を付けないリグで、ライン(糸)とフックを直接結んでワームをセットします。軽い仕掛けになってしまうので、基本的にスピニングロッドで使うのが一般的です。ベイトキャスティングロッドでは、重めのワームを使いドラグ調整を使ってコツをつかんでキャストすることになります。バス釣り初心者の場合には、まずスピニングロッドから挑戦してみるとやりやすいのでおすすめです。
ノーシンカーでの釣り方としては、基本的にバスに食わせるためのアクションが必要となってきます。底まで落とし込んで放置するという使い方もあります。アクションとは、ただ巻き・シェイク・ズル引きなどシンカーを使わない仕掛けで、巻ながらアクションさせてバスを誘います。
ノーシンカーおすすめワーム
グラブタイプワーム
ノーシンカーリグでおすすめしたいのが、「グラブ」ワームです。このグラブワームは、イモ虫のような胴体の後ろのある、尻尾にあたる部分がカーリーテールという形状になっていて、水中で引くと揺れるフリルのようにヒラヒラと、バスにアピールしてくれます。わざとカーリーテール部分をカットしてイモ虫状態でズル引きする釣り方もあります。 グラブは、ただ巻きするだけでもカーリーテールがバスにアピールするので、初心者でも簡単に扱えるのでおすすめです。
【リグの種類】2.テキサスリグ
テキサスリグとは、バレット(銃弾)型シンカーを使ったリグで、「シンカー・オフセットフック・ワーム」が仕掛けの基本となります。フックは、オフセットフックが基本です。ワイヤーのシャンク部分(軸)の径は、ワームに合わせて選ぶことが仕掛けを作る際のコツとなります。 テキサスリグの応用では、バレットシンカーとオフセットフックの間にビーズやパールを入れ、シンカーとフックの当たる音「カチカチ」で、バスにアピールして釣ります。
テキサスリグおすすめワーム
ストレートワーム テールカットタイプ
ストレートワームテールカットタイプとは、ストレートワームカーリーテールのカーリーテール部分を少し残した状態でカットされている状態です。この形で販売もされていますが、カーリーテール部分を自分でカットしても同様ですので、カットする位置が違ったものを何種類か試してみるのもおすすめです。
【リグの種類】3.キャロライナリグ
キャロライナリグとは、シンカー(おもり)とフック(ワーム)までの間に、サルカンを付けることによりシンカーをワームから離しリーダー部分を作ったリグ(仕掛け)です。リーダーの長さを変えることで、引いてくる深度を変えることが可能になります。
キャロライナリグには二種類あって、もうひとつヘビーキャロライナリグと呼ばれるリグ(仕掛け)があります。通称ヘビキャロと呼ばれるこのリグ(仕掛け)は、同じ仕掛けでシンカーを重めに、ヘビーにしたものが、ヘビーキャロライナリグといいます。一般的には、1/2oz(オンス)以上のシンカーを使われた仕掛けを、ヘビーキャロライナリグと呼んでいるようです。
キャロライナリグおすすめワーム
シャッド系ピンテールワーム
キャロライナリグでは、底をついばむような演出でバスにアピール。シャッド系のピンテールワームがおすすめです。岩や小石にコツンとあててストラクチャーに沿って引いていきましょう。ストラクチャーにぶつかった際のイレギュラーな動きもバスにとって好アピールとなることもあります。
【リグの種類】4.フロリダリグ
フロリダリグとは、基本的には、ワームにシンカーをねじ込んでワームに止めておき動かないようにする仕掛けです。シンカーの形状はバレット(銃弾ん)状のもので、ワームにねじ込めるように、真ん中に筒状のチューブとワイヤーのスプリングが付いています。これを差し込みながらねじ込んでいくといった付け方です。ですので、見た目はテキサスリグに近いかと思います。
フロリダリグおすすめワーム
クロー系ワーム
フロリダリグにおすすめのワームは、クロー系ワームです。このクロータイプは見たままの、想像通りのザリガニをモチーフにしたソフトルアーです。大ぶりのザリガニのハサミが付いています。すごくリアルなものや、ハサミ部分がカーリーテールになっているものもあります。クロー系は、ロッドアクションでトゥイッチングやジャークを使うと、ザリガニや小エビが後ずさりしながら逃げている感じを演出できます。
【リグの種類】5.ダウンショットリグ
ダウンショットリグには、マスバリを使います。そのマスバリにワームをチョンがけし、その下にリーダー部分を取り最下部に、ダウンショットリグ専用のシンカーを取り付ける仕掛けです。ダウンショット専用シンカーにはワイヤーパーツが付いています。そのワイヤーにラインを(糸)結びます。ダウンショットリグに使うシンカーは、丸型のものとナス型があります。使い分け方としては、基本的に丸型を使用するのですが、ボトムがゴツゴツしていたり障害物が多い場合には丸型のシンカーでは挟まってしまったりするので、ナス型のシンカーの方が、障害物をすり抜けて回収できることが多いのでおすすめです。
ダウンショットリグおすすめワーム
レッグワーム
ダウンショットリグにおすすめのレッグワームは、キャストすると、水平を保ったままフォールしていき、レッグワームのテール部分が小刻みに震えて小魚を演出します。
【リグの種類】6.ジグヘッドリグ
ジグヘッドリグとは、ジグヘッドのヘッド部分のシンカーとフックが一緒になっているリグでそこにワームをセットします。ワームをセットすると、フックのワイヤー部分の半分近くが出ている状態の仕掛けです。ジグヘッドのヘッド部分の上部にアイが付いていて、シャンク部分がストレートになっていますので、通常のオフセットフックやストレートフックと違いよりアクションが付けやすいが、フックがむき出しの分引っ掛かりやすい点は初心者の方も注意したいところです。ジグヘッドは、表層を引くのも中層を引くのも、そしてボトムを引くのも水平に引きやすいジグですので、うまくアクションを付けられれば自然な動きを演出できます。少しコツが必用なジグですが、キャスティングしやすく飛距離も伸びますので、特に初心者の場合シーンに応じたチョイスが必要となってきます。
ジグヘッドリグおすすめワーム
シャッド系ワーム
ジグヘッドリグで使用するワームは、ピックアップ社のトラップシャッドはそのシルエットでバスを魅了し、そのシャッドテールの動きで追わせて食わせるという、見た目もバス釣りをしているアングラーが先に魅了されるようなワームで初心者にも入りやすくおすすめです。
【リグの種類】7.スプリットショットリグ
スプリットショットリグとは、ノーシンカーリグのようにオフセットフックなどのフックをライン(糸)に直接結び、ワームから20~30センチほどの距離開けて、ガン玉(カミツブシオモリ)を挟むシンプルなリグです。
スプリットショットリグおすすめワーム
グラブタイプワーム
スプリットショットリグは、ガン玉(カミツブシシンカー)がオモリですので、ガン玉をずらすことでワーム(ソフトルアー)の泳がせる高さ(タナ)を変えることができるので、ワームをあまり選ばないリグです。その中でも初心者の方におすすめしたいワームは、グラブタイプのワームです。このグラブは、イモ虫のような胴体のお尻部分にカーリーテールと呼ばれる尻尾が付いていますので、効率よくバスにアピールすることができます。
傷ついたグラブの意外な小技
グラブの尻尾部分、カーリーテールをカットしてしまうことで、イモグラブとして使用する小技もあります。バス釣りをしていると、バスやギル(ブルーギル)にカーリーテールの一部や全部を持っていかれたり、破れたりしてしまうことがよくあります。そういうときにテール部分をハサミでカットしてしまい、イモグラブとして使用します。付け方としては、カーリーテールが付いていた場所が前方向となり、後ろ浮きにオフセットフックをセットします。ワイヤー部分が少し見えるくらいのセットで針先はワームに薄く隠して引っ掛かりにくくさせます。そして、グラブのときとは反対に泳がせることになります。この状態になるとイモグラブをセットしキャスティングすると、フォールするだけでテールが揺れてバスへのいいアプローチとなります。
【リグの種類】8.ネコリグ
ネコリグとは、村上晴彦さん発明のリグで、ストレートワームにマスバリをチョンがけし、ストレートワームの頭部分にネイルシンカーを埋め込んだリグ(仕掛け)です。マスバリは、ワームの向きに水平を保ちながら針先を後ろ向きに指すことがポイントです。後ろ向きに指すことで、カバーなどで引っ掛かりにくくしてくれます。そして、頭部分にネイルシンカーを埋めているので、キャスティング時もスピニングロッドでキャストしやすく、着水後のフォールスピードがとても速いのが特徴です。フォールスピードが速いということは、ボトムに着くのも速いので、フォールじのバイトを狙うよりは、ボトムでのバイトを狙った釣り方となります。
ネコリグおすすめワーム
ストレートワーム
ネコリグは、あの「常吉リグ」の生みの親である「村上晴彦さん」です。村上晴彦さんのバス釣りを楽しみながらたくさん釣るというスタイルがブログやDVDで見られますが、ネコリグというのは、『ネコそぎ釣れるリグ』というバス釣り初心者でなくても心躍るリグなのです。このリグの発明者村上晴彦さんの思いは、ストレートワームをネコリグに使うことだと思いますので、ここはストレートワームが初心者でも根こそぎ釣れるリグであり、選択肢はストレートワーム1本で勝負してみましょう。
【リグの種類】9.アラバマリグ
アラバマリグとは、スピナーベイトにも似たリグで、スピナーベイトにもあるワイヤー部分が、傘のようにワイヤーの骨組みがあります。傘のようなワイヤーのその骨組みは、通常4本から5本あり、その先にブレードが付いているという結構派手な見た目のリグです。4本から5本あるそのワイヤーが傘のように見えることから、アンブレラリグと呼ばれることもあります。本当にワイヤーの目立つリグということですね。
アラバマリグおすすめワーム
シャッドテールワーム
【リグの種類】10.ワッキーリグ
ワッキーリグには、「ノーシンカーワッキーリグ」と「ジグヘッドワッキーリグ」があり、ジグヘッドまたはマスバリをストレート系ワームの中央あたりに刺します。ネコリグと似ているようですが、ネイルシンカーは使いません。ノーシンカーワッキーリグは、フックのマスバリのみでふわふわと漂うようなワームの動きで釣ります。ジグヘッドワッキーリグでは、ジグヘッドを使用し、ワーム中央あたりにフックを刺します。ですのでジグヘッドの重さによってキャストしやすくなります。その他に1インチのジグヘッドを使用するインチワッキーリグと呼ばれるものもあります。
ワッキーリグおすすめワーム
ワッキーリグは、ワームなりの動きを活かすため、ストレートワームが最適です。中層を狙いたい場合にはノーシンカーワッキーリグを、ボトムを狙いたい場合にはジグヘッドワッキーリグでボトムを取るのがおすすめです。ジグヘッドの重さを変えることで、狙える範囲がかわってきますので試してみてください。ノーシンカーワッキーリグやジグヘッドワッキーリグは、針先がむき出しのため、根がかりやトラブルは発生しやすいので注意が必要です。
まとめ
バス釣りの仕掛けで役立つリグの種類特集、10種類のリグをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。バス釣りをする上で、ワーム(ソフトルアー)を使ったリグとは切っても切れない存在です。いくつものリグを知っていることでバスとの遭遇確率も上がってくると思います。これらのリグを使ってたくさんの笑顔がバサーのみなさんに広がると嬉しいです。
ノーシンカーにグラブを使いただ巻きで、おすすめはトップウォーターでピロピロピーと引いてください。野池の朝まずめ夕まずめは爆釣必至!!