ハイポネックス 錠剤肥料 観葉植物用
自然応用科学 花つき実つきを良くする肥料 / リンカリ肥料 700g
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人気の観葉植物エバーフレッシュとは
エバーフレッシュとは中南米や東南アジアが原産の熱帯植物の常緑樹です。日本に自生するねむの木の仲間で、小さな葉っぱが連なって鳥のような大きな葉っぱを作り出し、その姿は繊細で涼しげな印象がありお部屋のインテリアとして人気のある観葉植物です。
夜には葉を閉じる
エバーフレッシュの特徴は、なんといっても夜になると睡眠運動で葉を閉じることです。これは夜の間に葉っぱから水が蒸発するのを防ぐためと言われています。昼と夜で違う姿が楽しめるのも人気の理由ですね。
春から秋に開花
エバーフレッシュは、4~9月に黄色いフワフワしたお花を咲かせます。涼しげな葉の間に咲くこのお花の姿もかわいいですね。
お花が咲いた後は、真っ赤なサヤのような実ができることもあります。この姿からエバーフレッシュには、「アカサヤネムノキ」という和名がつけられたということです。そしてこの真っ赤な実の中には黒い種が入っています。
大きさも様々
エバーフレッシュは本来30mほどに成長しますが、観葉植物としては大きなものから小さなサイズのものまで様々な大きさのものがあります。大きな鉢をリビングに飾ったり、小さなサイズのものを窓際に飾ったりと置く場所によってサイズを選べるのも人気の理由かもしれません。
そして苔玉にエバーフレッシュ!プレゼントとしても喜ばれそうですよね。
エバーフレッシュは丈夫で育て方も簡単
繊細で涼しげな葉が美しいエバーフレッシュですが、その育て方は簡単で丈夫に育ってくれます。まずは、置き場所や水やりなどの育て方の基本を押さえておきましょう。
置き場所
エバーフレッシュは日光を好む植物なので、基本的には明るい窓辺に置いて育てましょう。しかし、強い日差しに当たると葉が焼けてしまうため、真夏は直射日光に当たらない場所に移してあげましょう。また耐陰性もあるので、日陰でもある程度は育ってくれますが、あまりにも暗い場所で育てていると株が弱って葉が枯れてしまうので注意してください。
温度
エバーフレシュの置き場所や日当たりに加えて温度も大切なことです。エバーフレッシュは中南米や東南アジアが原産の熱帯植物なので、寒さには弱いのです。そのため冬は、室内であっても夜間には窓から離れた比較的暖かい場所に置くなどの注意が必要です。また寒さに弱いと言っても、暖房器具からの温風が直接当たるような場所は避けてください。
水やり
水やりは季節によって少し異なりますので、エバーフレッシュの育て方の中でも注意が必要です。
春から秋にかけては土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと水を与えてください。エバーフレッシュは乾燥が苦手なので乾燥させ過ぎてしまわないように、特に夏の時期は土をこまめにチェックしてください。また、受け皿に残った水は根腐れの原因になりますので、こまめに捨ててあげましょう。
冬の間はエバーフレッシュの生育が鈍るので、土の表面が乾いてから2~3日後に水やりをする程度で大丈夫です。水をあげすぎてしまうと根腐れしてしまうため、冬は水のやりすぎに注意しましょう。
エバーフレッシュに肥料は必要?
丈夫なエバーフレッシュですが、時々肥料を与えることで青々とした元気な葉を保つことができます。しかし1年中与える必要はなく、肥料を与える時期は生育期に当たる4~10月です。冬はエバーフレッシュは休眠期になりますので、肥料を与える必要はありません。
肥料を与える頻度
肥料には植物にゆっくりと栄養を与える固形の緩効性肥料と、即効性のある液体肥料があります。緩効性肥料の場合は1ヶ月に1回程度、液体肥料の場合は2週間に1回程度を目安にあげてください。
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与える肥料の量について
肥料の量についてですが、肥料は多く与えれば与えるほどいいというわけではありません。肥料を与えすぎてしまうと、根を痛めたりかえって軟弱な株に育ったりと、植物によい影響を与えないこともあるのです。植物の大きさや鉢の大きさによって適切な量というのがあり、市販の肥料には栽培状況に応じた適量が記されていますが、実際に肥料を与える際にはその分量よりやや少なめに与える方がいいでしょう。
お花をたくさん咲かせたい場合
エバーフレッシュはかわいいお花が咲く観葉植物でもあります。そこで、お花を咲かせたい場合にはお花用の肥料を使うのもいいでしょう。
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剪定でリフレッシュ!
丈夫なエバーフレッシュは基本の育て方を守っていれば、どんどんと成長して葉を茂らせ大きくなります。あまり葉が茂りすぎては涼しげでスタイリッシュな姿が台無しなばかりか、通気性が悪くなり害虫や枝の痛みの原因になってしまいますので、定期的に剪定をしてリフレッシュしましょう。
剪定に適した時期はいつかというと、成長期である4~5月といわれていますが、エバーフレッシュは丈夫なので実はいつ剪定しても大丈夫です。剪定する際は、思い切って大胆なくらいに剪定しましょう。エバーフレッシュは成長が早いのでまたすぐに葉が伸びてきます。
植え替えてエバーフレッシュをさらに元気に!
エバーフレッシュなどの観葉植物は、2、3年に一度植え替えをしましょう。長い間植え替えをしないと、鉢の中の土壌は栄養分や微生物が減って生育が悪くなってしまいます。また、鉢の底から根が出てきたり下葉が枯れてきたら、根詰まりを起こしている合図なのですぐに植え替えてあげましょう。
植え替えの時期
植え替えに適した時期は4~6月ですが、真冬以外ならばいつ植え替えをしても大丈夫です。
植え替えの手順
1.鉢から株を抜き、古い株や土を取り除く。 ※この時に詰まっている根を1/3程度切り落とします。 2.植え替える鉢に敷石を敷いて観葉植物用の土を少し入れた上に株を置く。 ※これ以上大きくしたくない時は同じ大きさの鉢に、そうでなければ一回り大きな鉢にしましょう。 3.根の回りに土をすき間なく入れ水やりをする。 4.枯れた枝などを切り落とす。 5.半日陰で管理し、新芽が伸びたら日なたに移動する。
エバーフレッシュを挿し木で増やそう!
挿し木とは、観葉植物やハーブを増やす際に利用する方法の一つで、茎や枝の一部を切って土に挿して根を出させるという方法です。エバーフレッシュも挿し木で増やすことができます。挿し木で増やすことで、大きく成長したエバーフレッシュとはまた違う雰囲気の小さなエバーフレッシュを楽しむことができますよ。
挿し木の方法
1.挿し木にする枝を10~15cmの長さに切り先端の葉を3~4枚残して他の葉を切り落とす。 2.残した葉は、葉から蒸発する水分を減らすために半分程度にカットする。 3.枝の切り口を10~20分水につける。 4.小さめの鉢に赤玉土や挿し木専用の土を入れ枝を挿す。 5.日陰で土が乾かないように管理する。 6.2~3ヶ月たって根が出たら鉢に植え替える。
エバーフレッシュの挿し木に適した時期は5~8月になりますので、剪定や植え替えを行い、その際に切った枝や葉を利用するとよいでしょう。
エバーフレッシュの病害虫対策
春から秋にかけて「ハダニ」「カイガラムシ」などの害虫が発生することがあります。これらの虫は植物の葉や茎について養分を吸い、葉を変色させてしまいます。葉の裏や根元、新芽などにつきやすいので、普段からこまめにチェックしましょう。もし見つけたら歯ブラシや水で洗い流し、薬剤を散布して駆除してください。
病害虫予防には葉水(はみず)を行うことが効果的です。葉水とは霧吹きスプレーで、葉の表面に直接水をかけることです。害虫予防とともに葉に潤いを与えることもできます。
こんな時は?エバーフレッシュの葉が落ちる
エバーフレッシュの葉が落ちたり枯れてしまう時は、日照不足や水不足、根腐れや根詰まり、風通しが悪いことなどの原因が考えられます。また西日などの強い日差しが原因の場合もあります。原因を見極めて、置き場所を変えてあげたり、植え替えで古い根を取り除いたりしてあげましょう。
その他にも考えられる原因として、冬場に部屋の中が寒すぎる場合もあります。エバーフレッシュは熱帯植物なので寒さは苦手です。最低でも8℃以上ある場所で育てましょう。
こんな時は?エバーフレッシュの葉が昼間も閉じている
昼間は葉を開き夜は葉を閉じるエバーフレッシュが、昼間も葉を閉じていたらそれは水不足が原因です。夜に葉を閉じるのは夜間に葉から水分が蒸発するのを防ぐためですから、昼間も閉じているということは昼間も水分蒸発を防いでいるということですね。
こんな場合はもちろんたっぷりお水をあげましょう。葉水をしてあげることで葉の湿度を保つことも大切です。
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こんな時は?エバーフレッシュがぐったりしている
エバーフレッシュが元気がなくぐったりとしていたら、根腐れ・根詰まりの原因が考えられます。春から秋にかけてはたっぷりとお水をあげる必要がありますが、受け皿に水がたまったままにしていませんか?受け皿に水を残しておくと根腐れの原因になります。たっぷりと水やりをしてあげた後、受け皿の水は捨てておきましょう。
また、冬に夏と同じように水やりをしているとぐったりとしてしまうこともあります。エバーフレッシュは冬は成長が止まるため春から秋のように水や栄養を必要としません。この時期に水を与えすぎると根腐れをおこしてしまうこともありますので、水やりは控えめにして肥料は与えないようにしましょう。
こんな時は?エバーフレッシュに茶色い芽が!
エバーフレッシュの枝先に枯れたような茶色い芽が出てきますが、これはエバーフレッシュの新芽です!新芽といえば青々とした緑を思い浮かべる方が多いと思いますが、エバーフレシュの新芽は枯れたような茶色なのです。新芽がでるということは、枯れたどころか順調に成長しているということですね。
初めて見ると、枯れてしまったのかと不安になり摘み取ってしまいたくなると思いますが、これがエバーフレッシュの新芽ですから摘み取ったりしないでくださいね。しばらくすると成長して伸びていきます。
まとめ
お部屋のインテリアとして人気の観葉植物、エバーフレッシュの育て方についてご紹介してきましたがいかがでしたか?エバーフレッシュは特別な手間のかからない丈夫な観葉植物で、ぐんぐんと成長してくれますよ。そしてご紹介してきたように、夜には葉が閉じたり、かわいらしいお花が咲いたり、真っ赤な実をつけたりと、色んな姿を楽しむことができる観葉植物でもあります。
お部屋にエバーフレッシュを置いて、お部屋のグリーンとして楽しむだけではなく、エバーフレッシュの様々な姿を楽しんでみてはいかがでしょうか。