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サボテンの水やりは難しい!?正しい水やり方法を教えます!

主に乾燥地帯に生息するサボテン。棘が痛いですが、肉厚で丸いサボテンはインテリアとして人気で、人々から愛されています。育成に水やりが必要ですが、乾燥地帯の植物は水やりの必要ない?など疑問があると思います。そんなサボテンの正しい水やりについて紹介します。
更新: 2021年12月3日
haduki0
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サボテンの原産地は?

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サボテンの主な原産地は、アフリカ大陸からインド洋周辺に生息しています。 サボテンの多くは主に乾燥地帯で見かけますが、中には、熱帯の森林地帯、高山、湿地帯などに生息する種類もあります。

主な乾燥地帯に生息するサボテンは、暑さに強く低温に弱い種類が多いですが、高山に生息したりなど寒い場所に生息するサボテンも存在しており、一概に暑さに強いとは言えません。 育てるサボテンの原産地を確認し、サボテンに合わせた環境作りをしてあげましょう。

サボテンは水やりが必要ない?

サボテンの多くは乾燥地帯に生息しており、その環境でも育つことから水やりは少しでいいと思われています。そして、その少なさから霧吹きで簡単に水やりが出来ると認識されています。

確かに、他の植物と比べてサボテンは、乾燥に強く水やりの頻度は少なく簡単な部分があります。 ですが、サボテンも植物である以上は水が必要で、生長時期には水を多く必要とします。 乾燥に強いからといって水やりをしなかったり、霧吹きで葉水程度の水やりなどはせず、育てるのに必要な水やりをしっかりしましょう。

ただし、例外としてサボテンは成長が著しく下がる時期が存在し(いわゆる休眠時期)、その期間の水やりはほとんどいりません。 育てるサボテンの性質を理解して正しい水やりをしましょう。

サボテンの簡単な水やり

サボテンの水やりの方法は、一回の水やりでたっぷりとあげることです。 乾燥地帯での植物だから、少しの水をこまめに上げるのではなく、サボテン自らが必要な分を蓄えることが出来るように、水やりをします。

土を湿らせる程度の水やりではなく、水が鉢の淵に来るぐらいの「少し水やりしすぎたかな?」と思うような量をあげましょう。 多少多すぎでも、土づくりがしっかりしていれば水はけも良く、余分な水分を逃がし根腐れもしません。 気にせずたっぷりと水やりをしてあげましょう。

サボテンは季節によって水やりの頻度が違う!?

サボテンの水やりの頻度を確認する簡単な方法は、土を確認するといいです。 土は水分を含んでいると、黒く湿っていますが、水分が無いと、白くカサカサしています。それを目安に水やりをしてください。

もしくは、竹串などを土に挿し、竹串が濡れていないなら乾いています。 ただ、サボテンは季節によって休眠したり、生長が盛んな時期があったりなどで、多少変わってきます。

春秋の水やり

サボテンの生長時期です。土が乾いたら水やりをしてください。 サボテンの大きさ、置く場所、気温など条件によって違いはありますが、大体1~2週間に一度くらい頻度で水やりをします。

暑い夏場の水やり

サボテンの休眠時期です。休眠している為、あまり水分を必要としません。ですが、夏場は水分が蒸発しやすい為、月に一度の頻度で水やりをしましょう。

大きいサボテンなら貯えている水分も多く、水やりをしなくても自前の水分で生き抜きます。 水やりの時間は涼しい時間、朝や夜が良いです。昼間に水やりをすると鉢の中の水分が痛み、根が傷んでしまいます。

寒い冬場の水やり


サボテンの休眠時期です。休眠している為、あまり水分を必要としないことは夏場と同じですが、冬場は気温が低く水分が残っていると凍ってしまいます。水分も蒸発しにくいので、断水してしまっても問題ありません。

ただ、完全な断水は心配な場合は、夏同様月に一度の頻度で水やりをしましょう。 水やりの時間は暖かい時間、昼間が良いです。朝や夜だと水が凍りサボテンを枯らしてしまいます。

サボテンの水やりは霧吹きでもいいの?

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量販店などで見かけるサボテンは、購入時の説明書きに「〇週間に霧吹きで水やり」などと記載されていることがあります。 その為、それを見た初心者の多くは「サボテンは霧吹き程度の簡単な水やりで十分」と、思ってしまいます。

霧吹きで葉っぱを湿らせる水やりを葉水と言いますが、葉水は「枯らさない為の水やり」で、サボテンが満足する水量ではありません。 サボテンを大切に育てようとするなら、霧吹きではなく、鉢などに入れ替えてしっかり水やりを行いましょう。

サボテンの栽培に霧吹きは不要?

霧吹きは水やりとして使用するのであれば、水量が足りずよくありません。 ですが、霧吹き本来の使い方の様に、乾燥を防ぐために使用することがあります。 いくら乾燥に強いからといって、全体が乾燥していることが良いとは言えません。

エアコンの風などが長時間あたると乾燥してしまいます。そのような時は、霧吹きで全体を湿らせ葉水してあげるといいでしょう。 他にも、害虫が付かないようにする、冬眠時期のサボテンにしてあげるなど、水やりに霧吹きはよくありませんが、それ以外の場面では霧吹きが活躍できます。

ただし、夏場の霧吹きは水滴が熱をもつこと、冬場の霧吹きは表面が凍ることがある為、葉水するタイミングに注意しましょう

水のやりすぎはサボテンを枯らす!?

サボテンの水やりはたっぷりした方が良いですが、やりすぎは逆によくありません。 水やりが多すぎると、吸い上げきれない水が地中に残り、根腐れを起こしてしまいます。

水はけが良いと余分な水分が抜けますが、限度がある為、水やりのし過ぎに注意しましょう。 初心者がサボテンを枯らす原因は水やりのやりすぎです。可愛がりたいのはわかりますが、サボテンに合わせた水やりをしましょう。

雨の日は特に注意!

雨は一般的な植物にとって、大量に水分を補給できる恵みの雨ですが、サボテンにとっては吸収できない量の水量により、根が腐り枯れる原因になります。 その為、雨ざらしによる水やり?はサボテンにとってよくありません。

小雨程度なら大丈夫だと思いますが、6月の梅雨や8月の台風など、降水量が多い日は室内に入れるか、屋根のあるところで雨宿りさせてあげましょう。

水分不足はどうなるの?

水分不足になると全体的に色が薄くなり、元気がなくなります。 また、葉っぱも固くなり、手触りもカサカサしてきます。 サボテンも植物である以上は水分不足で枯れてしまいます。 そのような状態になる前に土や色、手触りなどから判断し水やりをしましょう。

サボテンの鉢選び!水やりしやすい鉢はどんな鉢?

サボテンを購入後、ポットから鉢へ移し替えますが、サボテンは「保水性がよく、水はけが良い」必要があり、さらに「寒さに弱い」為、土中を暖かくする必要がある、我儘な植物です。 それに合わせた鉢選びをしなければなりません。 お勧めは「プラスチック製の鉢」と「駄温鉢」です。


プラスチック製の鉢

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プラスチック製は、保水性が良くサボテン栽培にとても向いています。 軽くて持ち運びしやすいことや、鉢色が黒だと太陽熱を保ちやすく、土が温まりサボテンにとって良い土の環境が作れるでしょう。

ただし、保水性が良いということは、逆に「水はけが悪く、多湿な鉢」と言うことです。湿気が多いと時期によってはカビなどが発生しやすく、根腐れも起こりやすい環境です。 あまりにも水はけが悪い様なら、排水の穴が多い鉢や、水はけが良い土に替えて様子を見ましょう。

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駄温鉢

この鉢もプラスチック製の鉢同様に保水性が良いです。 プラスチック製の鉢よりも保水性は落ちますが、その分水はけが良いことなので、サボテンが望む「保水性が良く、水はけが良い」鉢の条件に合います。 見た目のしっかりしており、インテリアに最適です。

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素焼きの鉢は不向き?

多くの植物に使用されているメジャーな鉢ですがサボテンには不向きです。 素焼き鉢の一番の特徴は、「通気性がよく水はけが良いこと」ですが、水はけがよすぎる為、保水性も必要なサボテンには不向きです。また、気化熱によって土も冷めやすく、暖かい土を望むサボテンには絶対とは言いませんがあまりお勧めしません。

サボテンに合わせる土選び

サボテンは、水はけが良くても保水性が良くても駄目な難しい植物です。 一般的な園芸用の目が細かく保水性が良い土や、観葉植物などの目が粗い水はけが良い土ではうまく育ちません。

慣れていれば複数の土からサボテンに合わせた土を作ることが出来ますが、初心者などは難しいと思います。 余計なことはせず、店やインターネットなどでサボテン専用の土を購入することをお勧めします。

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サボテンを水栽培で育てよう!

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サボテンは「土を使った鉢栽培で育てる植物」だとほとんどの人が思っていると思いますが、水栽培でも育てることが出来ます。

意外と簡単水栽培での育て方

作り方は比較的簡単です。 1:サボテンをポットから出し、土を優しく取り除く 2:根っこを1~2cm程残して切り取り、乾燥させる 3:根っこを少し水面に当たるように調整しながら、サボテンを鉢の上に固定 上手く設置できれば約2週間ほどで根っこが育ち、水を吸い上げて元気に育ちます。

水替えの頻度は大体一週間を目安に替えてください。 土に植えるのと比べて、水替えの頻度は多くなりますが、土を作る必要が無い為植え替えがしやすいことや、水はけについて注意する必要が無く、簡単に育てることが出来ます。 見た目も綺麗な為、ぜひインテリアとして作成してみてください。

育てる際の注意点

サボテンを水栽培で育てる際に注意することは、根を水に浸しすぎないようにすることです。 浸しすぎるとうまく水を吸い上げることが出来なくなり、根腐れしてしまいます。 根腐れしないように水かさを調整しましょう。

ガラス鉢で育てる際は火災に注意!

水栽培用の鉢は何でもいいですが、金魚鉢の様な曲面があるガラスの鉢は置く場所に注意してください。 鉢の曲面が凸レンズの役割を果たし、直射日光を集めてしまいます。丁度虫眼鏡の様な光の集め方になり、光の先に燃えやすい物があると熱を蓄え発火します。

実際に金魚鉢による火災は存在しており大変危険です。また、熱を蓄えることで水温も上昇し、植物にとってよくありません。 窓欺は光が反射してキレイではありますが、安全とサボテンの為直射日光の無い場所で育てましょう。

まとめ「サボテンを元気に育てよう!」

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サボテンは観葉植物と同じように水やりの頻度が少なく、世話があまり必要ありません。その為、忙しい社会人などに好まれています。 しかし、休眠時期の水やりや、雨による水やりのしすぎなどによって枯らしやすい植物です。

その他にも土や鉢選び、温度調整、植え替えなど手間がかかり、初心者にとっては難しい部分があります。 ですが、どれも頻繁なことではない為、一つ一つをしっかりと調べ実行すれば難しいことではありません。 正しい水やりを行い、枯らしたり根腐れに注意して元気に育てましょう。