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サンスベリアおすすめ15種類!特徴とその魅力をご紹介!

サンスベリアは多肉質の厚い葉が特徴の観葉植物で、古くから観賞用として人気がありますが、近年空気清浄効果があるとされ、さらに人気が高まっています。たくさんの種類があって形状や特徴も様々です。インテリアグリーンとしても人気のサンスベリアを育ててみませんか?
2020年8月27日
『カメレオン』
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サンスベリアとは?

日本でも古くから人気です

サンスベリアは、アフリカの乾燥地帯を原産とするリュウゼツラン科の植物で、サンセベリアと表記されたり、日本名ではアツバチトセラン(厚葉千歳蘭)とも呼ばれます。 非常に丈夫で育てやすく、観賞価値も高いため、古くから人気の植物ですが、近年空気清浄作用があることが発見されたため、室内向け観葉植物としてますます人気が高まっています。 日本でも明治中期頃にはすでに観賞用として流通していたようです。

種類が豊富で簡単に増やせるのも魅力

人気の高まりと共に様々な園芸品種も作られ、その数は数十種類にも及びます。 基本的には多肉質、または棒状の葉を持ち、葉に水分を蓄える性質があるので、乾燥には強いです。 寒さには弱いため、冬は10度以上の温度を維持できる場所での管理が必要です。 地下茎から子株を生じる性質があり、葉挿しでも容易できるため、お気に入りの品種はご自宅でも簡単に増やせるのも人気の要因です。

大型の種類、サンスベリア・ローレンティー

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★☆☆☆☆ おすすめ度:★★★★★

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・ローレンティーは、最もベーシックな品種で、100円ショップでも入手可能なくらい流通数も多いです。 剣状で肉厚の葉がいくつも立ち上がる形状で、黄色っぽい斑が入るのが特徴です。 この斑が虎の尾を連想させることから、トラノオや虎の尾とも呼ばれます。 サンスベリアの中では比較的成長が早く、地下茎で子株を増やすので、定期的な植え替えが必要になると思ってください。 大きくなると一枚の葉が1メートルを超えるものも出てくるので、大きく育てたい場合はそれなりのスペースを必要とします。 植え替えの際に根を切り詰めてやると、ある程度大きさはコントロールできます。 春から秋にかけては、土が乾いたらたっぷりと水を与えてください。 気温が下がると水を吸わなくなるので、11月~3月くらいまでは断水または、土の様子を見ながら月に1回程度の灌水でかまいません。 サンスベリアを枯らしてしまう一番の原因は、休眠期の水のやりすぎです。 サンスベリアを育てるためのノウハウを学ぶためには一番扱いやすいので、オススメの品種です。

大型の種類、サンスベリア・スタッキー

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★☆☆☆ おすすめ度:★★★☆☆

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・スタッキーは、ローレンティーの葉が棒状に変わったような形で、やはり大きくなると1本の葉が1メートルを超える長さになります。 また、太さも2~3センチ程度になるので、最大サイズのものは迫力があります。 葉が棒状なので、ローレンティーよりは葉からの水分の蒸散が少ないですが、それでも大型のサンスベリアは水を良く吸い上げるので、春から秋にかけては土が乾いたら鉢底から流れるくらいたっぷりと水を与えてください。 また、室内で管理していると、日照不足で葉が太くならず、長く伸びたときにしなって倒れてくることがあります。 成長期にはなるべく日に当てて、太い葉になるように育てましょう。

大型の種類、サンスベリア・シリンドリカ

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★★★☆ おすすめ度:★★★☆☆

サンスベリア・シリンドリカ(キリンドリカ)は、スタッキーに似ていますが、株元がつながって扇状になっているのが特徴です。 スタッキーと同じように、大きくなると一本の葉が1メートルを超えるので、置き場所を考える必要が出てきます。 また、扇状に幅も広がってくるので、縦にも横にもスペースを要します。 シリンドリカも春から秋にかけてはよく日に当てて、しなりにくい丈夫な株に育てましょう。 育成期に屋外で管理する場合、扇状に広がった株は風を受けて倒れやすくなるので、鉢を固定する必要があります。 休眠期に水をやりすぎると、株元が腐って外側の葉からどんどん倒れていきますので、冬場の水の管理は特に注意が必要です。

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

大型の種類、サンスベリア・バキュラス・ミカド

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★☆☆☆ おすすめ度:★★★★☆

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・バキュラス・ミカドは、棒状の葉を持つサンスベリアの中では、最もシャープでスタイリッシュな品種ともいえます。 以前は流通数も少なく、あまり見かけることはありませんでしたが、近年小さな株が数多く出回るようになりました。 この品種も大きくなると1メートル近くにはなりますが、葉が細い棒状なため、立ち上がる姿はそれほど場所を取りません。 ただ、スタッキーやシリンドリカなどに比べると、葉が太くならないので、株の外側はどうしてもしなって倒れやすくはなります。 スタイリッシュな姿を維持するには、細く倒れやすくなった葉は思い切って切り取ってしまうことです。 育成期によく日に当てると、ある程度太くはなりますし、固くしっかりした葉になるので、日照不足と水のやりすぎに注意しながら、丈夫な株に育てましょう。

大型の種類、サンスベリア・マッソニアーナ


品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★★★☆ おすすめ度:★★★☆☆

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・マッソニアーナは、サンスベリアの中でも異質の存在といえるかもしれません。 葉は1~3枚程度しか出ませんが、その大きさは群を抜いていて、高さは1メートル近くなり、幅も数十センチになるため、圧倒的な存在感を誇ります。 そのような大株はほとんど流通していませんが、以前見かけた大株のものは、葉の幅が60センチほどにもなっていました。 葉からの水分の蒸散が多いため、他の品種よりも水切れしやすい傾向にあります。 土の乾き具合をよく観察して、水切れしすぎないように注意してください。 育成期に肥料を与えてよく日に当てると、大きな株に育ちます。 大きくなると鉢とのバランスや風で倒れやすくなるので、しっかりした鉢に植えましょう。

大型の種類、サンスベリア・ボンセレンシス

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★★★☆ おすすめ度:★★★★☆

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・ボンセレンシスは、太い棒状の葉が扇状に広がっていく形状の品種です。 本来は大ききくなる品種ですが、成長が遅いため、比較的コンパクトな状態が長続きします。 太い棒状の葉が扇状につながるので、蟹のような形が面白いですが、鉢とのバランスが悪いと倒れやすいので注意が必要です。 流通数が少なく、ほとんど見かけない品種ですが、以前よりは見かけるようになった気がします。 株が小さいうちは水の吸い上げも弱いので、土が完全に乾ききってから水を与えるようにしましょう。

大型の種類、サンスベリア・パンテス

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★★★★ おすすめ度:★★★★☆

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・パンテスは、スタッキーやシリンドリカのように太い棒状の葉を持つ品種です。 非常に希少性が高く、ほとんど見かけることがありません。 本来は大きくなる品種ですが、成長が遅いため、小さな状態を長期間維持することができます。 スタッキーやシリンドリカのように棒状の葉が整然と並ぶことはなく、ロゼットのように放射状になったり、うねって暴れるような形になるので、大株になると扱いが大変です。 定期的に植え替えて、あまり大きくならないように根を整理しながら育てると比較的コンパクトにまとまります。 水切れするとシワシワになりますし、過湿になると株元から腐って外側の葉からボロボロ倒れて折れてきます。 土の状態をよく観察し、年間を通してやや乾燥気味に、冬は完全断水か月に1回程度の灌水に留めましょう。

小型の種類、サンスベリア・ハーニー

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★☆☆☆ おすすめ度:★★★★★

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

大型品種で最も流通数が多いのがローレンティーなら、小型品種で最も流通数が多いのは、このサンスベリア・ハーニーかと思います。 ハーニーやハニーなどという名前で流通しますが、楕円に近い剣型の肉厚の葉が、幾重にも折り重なっている姿はとても愛らしいものです。 成長してもそれほど大きくならないので、室内で管理するのに向いています。 小型の品種は大型の品種に比べて水の吸い上げが少ないので、土が乾くまでに時間がかかります。 土が完全に乾ききった状態をよくおぼえておいて、水やりの頻度を調整してください。 土が完全に乾ききってからたっぷりと水を与えますが、土が完全に乾ききったらすぐに萎れてくるわけではないので、焦って水やりすることのないよう注意しましょう。 特に室内管理の場合、葉の付け根の部分に水が溜まらないように、土の部分に水をやるようにするとよいでしょう。

小型の種類、サンスベリア・ゴールデンハーニー

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★★☆☆ おすすめ度:★★★★☆

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント


サンスベリア・ゴールデンハーニーは、サンスベリア・ハーニーの斑入り品種です。 濃い緑色の葉に黄色のストライプが入るのが特徴で、ハーニーと同様にコンパクトなサイズにまとまります。 育て方は他のサンスベリアと同じでかまいませんが、斑入りの品種の特徴として、日差しが足りなくなってくると斑の部分が薄くなったり消えたりすることがあります。 そのため、美しい班を維持するためには、他の品種よりも日当たりに気を使います。 サンスベリアは、一年中室内管理や半日陰でも育てられるのがメリットですが、斑入りの品種は注意が必要です。

小型の種類、サンスベリア・シルバーキング

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★★★☆ おすすめ度:★★★★★

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・シルバーキングは、葉が全体的に白っぽく見えることから、シルバーの名が付いています。 ハーニーなどと同じように、やや楕円に近い剣状で肉厚の葉が幾重にもこんもり茂ります。 ハーニーに比べるとやや葉が長く伸びますが、それでも数十センチにとどまるため、室内で管理するのにちょうどいいサイズです。 希少性が高く、あまり流通していないので、目にすることは少ないかもしれません。 育て方はほかの品種と同じように、土が乾いたらたっぷりと水をやり、育成期にはよく日に当てましょう。

小型の種類、サンスベリア・ロブスタ

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★★★☆ おすすめ度:★★★★☆

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・ロブスタも流通数の少ない珍しい品種です。 肉厚の葉が交互に生え、蟹が足を広げたような形状になります。 ロブスターよりも蟹に似ている気がしますが、ロブスターという名前はこの形状から来ているようです。 比較的小さな品種ではありますが、葉の先端がとがり、大きくなると葉の長さが数十センチになるため、幅が広くなってくるのでそれなりにスペースを要します。 水やりの際は、葉の付け根に水が溜まりやすいので、土に水をやるようにした方が良いでしょう。

小型の種類、サンスベリア・ロリダ

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★★★☆ おすすめ度:★★★★☆

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・ロリダもロブスタと似た形状ですが、ロブスタよりもさらに肉厚な葉で重厚感があります。 こちらも成長が遅い品種なので、長い期間小さなサイズで楽しめます。 流通数がきわめて少ないので、どうしてもという場合は多肉植物や観葉植物を多く取り扱うお店に問い合わせて、取り寄せてもらう方が早いと思われます。 水やりの際は、葉の付け根に水が溜まりやすいので、土の部分に灌水するようにするとよいでしょう。

小型の種類、サンスベリア・コパトーン

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★★★☆ おすすめ度:★★★★★

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・コパトーンは一見するとサンスベリアとわからないような姿です。 コパトーンはcoppertone、つまり銅のような風貌という意味です。 カッパートーンやコッパートーンなどとも表記されます。 その文字通り、赤銅色の葉が一番の特徴で、とても流通数が少ない品種でもあります。 あまり大きくならない種類なので、室内管理向けですし、色合いや形状も落ち着いた雰囲気なので、インテリアグリーンとしても最適です。 成長が遅いので、小さい状態を長く楽しむことができます。 水やりは他の品種と同じように、土が乾いたらたっぷりと水を与え、成長期にはよく日に当てましょう。

小型の種類、サンスベリア・バナナ

品種の希少性とおすすめ度


希少性  :★★★★★ おすすめ度:★★★★★

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・バナナも流通数が少なく大変希少性の高い品種です。 本来は大きくなるようですが、成長が遅いため大株は見たことがありません。 肉厚の葉が交互に重なり合って生えますが、その形状がバナナの房に見えることからこの名が付いたようです。 こちらも葉の付け根に水が溜まりやすいので、土の部分に灌水するか、溜まった水は捨てるようにしましょう。

小型の種類、サンスベリア・エイレンシス

品種の希少性とおすすめ度

希少性  :★★★★★ おすすめ度:★★★★★

葉・株の特徴、水やりや育て方のポイント

サンスベリア・エイレンシスは、サンスベリアの中でも最も希少性の高い品種のひとつです。 肉厚の葉がカールして棒のような形状を取りますが、少し反って牛の角のようになります。 成長が遅く、小さな状態を長く楽しむことができ、室内管理に向いています。 丸まった葉の内側に水が溜まると、夏場はそこから蒸れてくるので、水が溜まらないように土の部分に灌水するか、溜まった水はすぐに捨てるようにしましょう。

花も楽しめます

甘い香りの花が咲きます

サンスベリアは、長く育てていると花芽が上がってきて花を咲かせることがあります。 花は夕方から咲きはじめ翌朝にはまた閉じてしまいます。 大きく充実した株でないと花を咲かせることがないので、花を咲かせようと思ったら、まずは株を大きく育てることが重要です。

増やすときの注意

葉挿しより株分け

サンスベリアは、葉挿しや株分けで容易に増やせます。 葉挿しの場合は一枚の葉を長さ5~10センチ程度に切り分け、土に挿しておけば簡単に発根します。 このとき上下を間違えないように注意さえすれば、あとは適度に湿度を保つだけで難しい管理は必要ありません。 ただ、葉挿しの場合は、先祖返りして親と同じ形状にならない場合があります。 そのため、お気に入りの株を増やすなら、葉挿しよりも株分けの方が確実です。 サンスベリアは、地下茎を伸ばしてよく子株を生じます。 根が付いた状態の子株なら、そのまま切り離して土に植えておけば新たな株として成長を始めます。

まとめ

サンスベリアは数十種類にも及ぶ園芸種が存在し、それぞれ特徴的な形状をしています。 育て方はどれもほぼ同じで、春から秋にかけての育成期には、良く日に当てて土が乾いたらたっぷりと水を与えます。 冬は完全断水か月に1回程度の灌水に留めますが、春になって水をやり始める際は、いきなりたっぷりと水を与えないで、土の様子を見ながら徐々に水やりの回数を増やしていくのがコツです。 寒い季節から暖かくなってきても、水を吸い上げる力が回復していないうちにいきなり水をたっぷりと与えると、水を吸い上げきれずに根腐れする恐れがあります。 サンスベリアは丈夫で育てやすい植物ですが、水やりを失敗すると根腐れしやすいです。 根腐れしても葉の部分が生きていれば、そこから葉挿しして復活することもできます。 丈夫で育てやすい部分とデリケートな部分が共存する植物という認識で、大事に育てていきましょう。