PEラインを使いこなそう!
釣りの準備と実釣時のポイントをご紹介!
PEラインの糸巻き方法、 釣りの準備となる リールへの巻き取り方法と 実釣時の巻き取り方についてです。
トラブルが多く 手間の掛かるラインとしても 有名なので使用が不安な方も いらっしゃるかと思いますが、コツを知っているだけで トラブルは大幅に低減出来ます。 糸巻き方法も思っているより手軽! PEラインの扱い方をチェックして PEの釣りに挑戦してみましょう!
リールにPEラインを巻いてみよう!
リールに自分で糸を巻いてみよう!
釣り場や釣り方によって 必要な糸の太さが異なるため スピニング、両軸を問わず リールは3,000円を越えたあたりから 糸付での販売がなくなります。 釣具屋さんで糸巻きを お願いする事も出来ますが 毎回出かけて巻きなおして貰うのは 手間がかかります。
好みのセッティングで 好きな時に巻きな直せるように 糸巻きの方法をチェックしておきましょう! PEラインでの方法をご紹介しますが、 ナイロン、フロロでも同じ要領で 糸巻きが出来ます。
PEラインの巻き方 ラインキャパシティと号数をチェック!
メーカーによる太さの違いに注意!
まずはお持ちのリールに どの号数を何m入れるか決めてみましょう。 必要な分の長さを確保できれば 細い糸でキャパシティが 余ってしまうような号数でもOKです。太いラインで キャパシティが足りない場合は 長さが確保できないのでスプール交換、 リールの乗換えが必要になります。
もう一点、 チェックしておきたいポイントが キャパシティがジャストの場合です。 キャパシティの情報は 同じメーカーが販売しているラインを使って測定されているので、他のメーカーのラインとは太さが異なります。 コーティングが強いラピノヴァや パワープロは若干太めです。
巻き終わって余裕があったな、という程度であればそのまま使用しても まったく問題ありませんが 多すぎる場合はトラブルの原因になるので カットして使用する方法をおすすめします。
PEラインの巻き方 下巻きでスプールの厚みを調整!
エコノマイザー対応製品なら簡単!
スプールの溝に対して ラインが細すぎる場合は 下巻きを行ってスプールに 厚みを与えます。 極細PEを使用するアジングや メバリング、トラウトでは 定番となっている方法です。
方法はいらないナイロンを 同じ糸巻き方法で巻きつけるだけ! 太さに差がありすぎると 間に食い込むので細めの糸を使いましょう。厚みの調整は感覚で行っている方が 多いと思いますが下巻きゲージという厚みを計るの紙がついている場合もあるので そちらをチェックしてみて下さい。
完璧に行いたい場合は一度PEを巻いて ナイロンを接続し巻き取り、 丁度良い厚みになったら リサイクラーで回収して 逆側から巻きつけるという方法もあります。 対応製品が限定されますが エコノマイザー、 エコノマイザーシールという スプールの厚み出し専用製品もあるので こちらも要チェックです。
PEラインの巻き方 糸巻きにあると便利なアイテムをご紹介!
糸巻きにあると便利なアイテムを5つご紹介!
糸巻きにあると便利な アイテムを5つ後紹介! 自宅にあるものを使って 快適に糸が巻けるので 後述する動画と合わせて 糸巻きの準備をしてみましょう。 初めての方でも準備と やり方の確認を行えば スムーズに糸巻きを完了できます。
1/5.セロハンテープ
初めての糸巻きに 挑戦する方は少し驚くかもしれませんが リールへの糸巻きには セロハンテープがあると便利です。 結び目の上からテープを張ることで 隙間を埋めて結び目に 糸が食い込んだり 引っかかったりするのを防ぎます。 細いPEラインの場合は 特に効果が大きいので 糸巻き前に用意しておきましょう。 量は極少量しか使用しません。
2/5.濡れタオル
PEラインは熱に弱いので 巻きとり時の摩擦熱に 注意が必要です。 強く抑えないことも大切ですが 濡れたタオルがあればバッチリ。 太いPEラインを巻くときは 水につけてから巻いてもOKです。 ラインを抑えてテンションをかける他、 スプールを挟んで テンションをかける方法もあります。
3/5.棒状の軸
割り箸、ボールペン、何でも良いです。 ラインスプールの中央には 必ず穴が開いているので 軸を入れれば回転します。 床に置いて巻取りを行うと ヨレが置きやすいので 回転させながら糸巻きを行いましょう。 頻度が高い方は専用のスペース、 固定された軸を用意しておくと便利です。
4/5.空のラインスプール
空のラインスプールは 捨てずに取っておくのがおすすめ。 余りの糸を抜いたり スプールに粘土を入れて 重石にしたり、 色々な方法で再利用できます。 余った糸は下糸にも出来るので 2回目以降の糸巻きには 空スプールも準備してみてください。
5/5.ラインリサイクラー
あれば完璧、 一人で手軽に糸巻きが行える製品です。 万力タイプやロッドタイプ、 クリップタイプなど形状は様々。 ドラグ機能も付いているので スプールにテンションもかけられます。 レベルワインダー無しの 両軸リールに綺麗に糸を巻くための 糸巻き機や自動で巻ける機械もあるので 気になった方はチェックしてみて下さい!
PEラインの巻き方 糸の巻き方を動画でチェック!
実際の糸巻きを動画で確認しておこう!
PEラインの糸巻き方法を 紹介している動画です。両軸リールで糸巻きを 行う場合も方法は同じ。スプールが回転してしまうので テープでスプールを2周ほどさせてから ユニノット、テープで固定してください。
リールをロッドにセットし、 ベールを返してスプールに ラインを結びます。 第一ガイドしか使わないので 短い状態でOKです。結び方はラインをアイに結ぶ 結び方、ユニノット。余分な糸をカットしたら 糸が結び目に食い込まないように テープを貼り付けておきましょう。
濡れたタオルで 軽くテンションをかけながら リールに糸を巻いていきます。 フワフワに巻くとトラブルが起きますが 強く握りすぎるとラインが劣化します。 軽く抑える程度でOKです。
ラインスプールは必ず中央に穴が開いているので、棒に刺して回転させながら 糸巻きを行うとヨレにくく 綺麗に巻けます。 一人で行う場合は足の指で 抑える方法がおすすめ。 スプールエッジから 糸が溢れていないか、 バランスを確認して 糸巻きの完成です。
PEラインを使って釣りを楽しもう!
実際の釣りでの使い方も確認しておこう!
伸びにくく飛距離も出しやすい PEラインですが 他の糸に比べると トラブルは若干多めです。 ほんの少し動作を追加するだけで トラブルを低減させる事が出来るので 釣りに行く前に是非確認しておいてください。
PEライン実釣編 指でライン放出を調整!
サミング、フェザーリングを行う
サミングはベイトリール、 フェザーリングはスピニングの 場合の呼び方でやる事はどちらも同じです。 着水時に糸の放出を 指で制限する事で 急に糸の放出が止まったり 風で余分な糸フケが出るのを防ぎます。
スプールエッジを軽く指で 抑える程度でもOKなので これから釣りを始める方は クセとして身に付けてしまいましょう! PEラインだけでなく エステルやフロロなど トラブルの起きやすい 細糸全てに有効な方法です。
PEライン実釣編 竿を立ててから巻き始めよう!
巻き始める前に竿を立てる!
PEラインの釣りは 着水後、着底後巻き始める前に 竿をスッと立ててから 巻き始めるのがポイント! 巻く前なので多少 糸フケが出ていると思います。 ゆっくりではなく 少し勢いをつけて 竿を立ててみてください。
糸が真っ直ぐになって 仕掛けの重さ、水の抵抗が 糸に掛かるので多少 テンションが掛かると思います。 PEラインはフワフワと巻かないように、 必ずテンションを掛けてから 巻き始める事を意識してみましょう!
PEライン実釣編 ロッドの糸絡みに注意!
PEラインは軽くコシが無いので 風で流されたり 水で張り付いたりして 竿先やガイドに絡みつく事があります。 そのまま投げると破損や 糸絡みの原因になるので 違和感を感じたら 必ず糸絡みのチェックをしましょう。
数年前までは特に このトラブルが多発していましたが 現在販売されているロッドは ほとんどが絡みにくく 抜けやすいガイドを使用しているので 頻度は低減されています。
PEラインで釣りを楽しもう!
使い方をチェックしてさっそく実践!
PEラインをトラブル無く 使用する一番のコツは トラブルの実体験、慣れです。 釣りに慣れている方は ラインの事を意識せず 釣りをしているように 見えるかもしれませんが、 自然にトラブルを 低減させる動きをしています。 使い方を簡単にチェックしたら さっそく実践でチェック! PEラインを用意して釣りに出かけましょう!