Moderno La Terre|ウォーキング トレッキング シューズ
コロンビア|トレッキングシューズ メンズ ミッドカット
スカルパ| キネシス MF GTX
mont-bell |アルパインクルーザー 2500 Men's
トレッキングシューズとは?
トレッキング(trekking)=山歩き
トレッキングは英語で山歩きを意味します。 すなわち山の中を歩けばトレッキング。 そのため、山頂へ登りつくことを目的とする「登山」よりも広い意味を持っています。 もちろん、トレッキングには登頂する場合も含まれます。
トレッキングシューズ=山歩き用の靴
山歩きを意味するトレッキング。 そのためトレッキングシューズとは、山歩き用の靴のことを意味します。 もっとも、山と言っても岩やがれきの多い山から里山、散策道まで様々。 そんな色んな山に対応するため、トレッキングシューズにも様々な種類があります。
トレッキングシューズの種類
種類は大きく分けて4つ
トレッキングシューズにはおよそ4種類あります。 これは登りたい山や季節(雪山かどうか)によって分かれているものです。 主な違いとしては、カット(足首部分のサポート)がどの高さまであるかが違います。 履き口から伸びる布地の長さが長ければハイカット、くるぶし丈であればローカットです。 以下で具体的に見ていきます。
ローカットシューズ
Moderno La Terre|ウォーキング トレッキング シューズ
日帰りの散策向けのトレッキングシューズ
ローカットシューズは日帰りで軽く近くの里山を歩くのに向いています。 舗装されていたり、登山道・散策道として整備されている山に向きます。 ウォーキングシューズといったほうがイメージは近いかもしれません。 トレッキング初心者が一番気楽に履けるのがこのタイプです。もちろん、普段使いしても大丈夫です。
ミッドカットシューズ
コロンビア|トレッキングシューズ メンズ ミッドカット
日帰りの軽い登山向けトレッキングシューズ
ミッドカットのシューズは、ローカットよりも足首周りを固定してくれます。 軽くて柔らかいものが多いので、サポート力の強いウォーキングシューズといった感じで履くことが出来ます。 そのため、トレッキングシューズ初心者でも履きやすい靴となっています。
ハイカットシューズ
スカルパ| キネシス MF GTX
2000~3000m級の山にも対応できるトレッキングシューズ
ハイカットになると、足首をかなりしっかりとサポートしてくれます。 また、靴全体が固く、つま先に物が落ちてきても痛くありません。 木の枝などを踏んだりした場合にも安心です。 そのため、岩山やがれきのある山へ行く場合にはハイカットがおすすめです。 富士山や夏のアルプスなどに行く場合はハイカットを選んだ方がいいでしょう。 また、低めの山であっても登山初心者の場合は、足首のぐらつき防止のためにハイカットシューズを選ぶことをお勧めします。
下りも安心のホールド力
ハイカットシューズの真価は下り坂において発揮されます。 駅伝やマラソンの選手が下り坂で故障することが多いように、脚への負担は登りよりも下りの方が大きいです。 ハイカットシューズは足首だけでなく靴の中で足をホールドしてくれるため、足が靴の中で滑って行かないという特徴があります。 靴の中で足が滑らないということは、余分に踏ん張る力が不要だということ。 踏ん張らない分、脚への負担が軽減され、楽に下山することが出来ます。
雪山対応タイプ
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雪山の特徴
雪の残る山は滑りやすさ、濡れ、寒さなど、夏の山とはハードさが大きく違います。 そのため、雪山をトレッキングする場合には冬靴と言われる雪山に対応可能な靴が必要となります。
選びやすい4シーズンタイプ
4シーズンタイプとは、夏の山も、雪がある山でも利用できるタイプの物をいいます。 アイゼンという滑り止め用のトゲトゲした金属金具を装着できるようになっています。 靴の裏にアイゼンをつけることから、ソール(足の裏)はかなり固く、曲がりません。 登山初心者の場合、いきなり雪山に挑む方は少ないと思いますが、今後雪山にもチャレンジしていきたいと考えている場合は、この4シーズンタイプを選ぶのもおすすめです。
冬季用ブーツ
革製や特殊素材製などでできている冬季用ブーツ。 4シーズンタイプよりも防寒性に優れているもののが特徴です。 ただし、片足で1kgほどとかなり重いです。 軽量化されているものもありますが、軽量化されても片足で800gを割ることはないことに注意が必要です。 また、軽量化されているものは他よりも防寒性が劣りやすいというデメリットがあります。
種類の選び方
選び方1 いつ行くか
靴選びに必要なのは、まず、いつの山に行くかを決めることが必要です。 先に紹介したとおり、夏の山と冬の山では寒さも、滑りやすさも大きく変わってきます。 そのため、冬の山へ行く場合は雪山対応タイプの4シーズンタイプか冬季用(冬山用)ブーツを選んでください。 夏の山の場合は厳冬用以外の靴の中で、山のレベルや好みに応じて選ぶことになります。
選び方2 どのレベルの山に行くか
トレッキングをするにしても、200m未満の山から3000m級の山まで対象は様々です。 2000m級以上の山の場合はハイカットを選ぶのがベストです。 山によっては標高が高くなくても難易度が高い山も多くあります。そのため、事前に山の情報を調べた上でミドルカットにするのか、それともハイカットにするのかを決めるのがおすすめです。 また、初心者向けと言われている低めの山であっても、夏でも雪が残っているなど、初心者にはハードな場合もあるため注意してください。
サイズの選び方
初心者こそ実店舗へ行くべき
このページを見ている方はきっと登山初心者のはず。 ということは、これから靴やザック(リュックサック)などを揃える必要があると思います。 そうなると気になってくるのが予算。 インターネットで買える靴は低価格のものも多く魅力的に見えてくると思います。 しかし、靴だけは少し頑張って時間とお金をかけた方がいいです。なぜなら、山は登った分、必ず下りてこなくてはいけないからです。 登った分下りる必要があるのは当然だ、と思われるかもしれません。しかし、実際は下山していると、登頂時の興奮がさめてしまってただバテているだけ……なんていうことも多いです。 そんなときに助けてくれるのが足と脚に負担のかからない靴の存在です。 無事に帰宅するためにも、多少高くても実店舗へ行き、実際に履いて選んでください。 実際に足を入れて選ぶことで、メーカーによる足型の違いや履き心地、同じハイカットでもくるぶしへの当たり具合が違うなど、発見がたくさんあります。
登山用の靴下を履こう
まず、サイズ選びの前に登山用の靴下を履いて下さい。 登山用の靴下は厚手で、普通の靴下の長さよりも長いです。 厚手であることで、足をしっかり包み込みつつ、クッションの役割も果たします。 また、長さがあることで、夏でも涼しい山において暴漢の役割も果たします。 初めて履くと横幅がきつく感じるかもしれません。それがサポート力です。 トレッキングシューズを履く場合は登山用靴下の着用が必須です。 そのため、サイズ選びの際も登山用靴下を履いてください。 店舗で試し履きをする場合は靴下も貸してくれるので手ぶらで行っても安心です。
靴のインソールを取り出す
気に入った靴が見つかったら、普段の靴より0.5cmくらい大きいサイズを選びます。 その上で、靴のインソール(中敷き)を引き抜き、床に置いてください。そして、置いたソールの上に靴下を履いた足を置きます。そのとき、かかとをソールのかかとの端と合わせてください。 ソールから小指や親指がはみ出していたら靴の横幅が狭いです。 そのシリーズの足型では足に合わない可能性が高いため、他のシリーズや他のメーカーの靴に変更して横幅を合わせてみましょう。 また、ソールの横幅が一見して大きすぎる場合はサイズ変更をするか、他の足型の靴に変更しましょう。 ソールと足の横幅が合っていたら、次に長さをみます。 ソールの先と足のつま先との間の長さが指の横幅1本分(1cm程度)あいていればちょうど良いサイズです。
正しく履こう
正しい選び方は正しい履き方から
たとえ足型がばっちり自分の足に合う靴であったとしても、それをただ履くだけではフィットしません。 なぜなら、紐で締める靴はきちんと紐を締めてこそ真価を発揮できるように計算されて作られているからです。 そのため、サンダルや革靴のようにスポンッと履いて終わりというわけにはいきません。正しい位置に足を入れた上で足の横幅に沿わせるように、紐を締め上げていくことが重要です。
正しい履き方
まず、靴紐を緩め、靴の中に足を入れます。 その後、かかとをトントンと床に打ち付けてください。 つま先に余裕が出来た状態で、つま先側から順にキュッと靴紐を締め上げていきます。女性の場合はかなり強い力で締め上げていった方がフィットします。 きちんとホールドされていると感じたら成功です。 結んだあと、紐の長さが短すぎると感じる場合は締めきれていない可能性が高いため、もう一度締め直すか、紐が余分にねじれていないかを確認してください。 結んだあと、紐の長さが長すぎると感じる場合は、足首の周りを一周させるとうまくいくことが多いです。
フィット感の見極め方
フィット感は何に左右されるか
サイズがあっていても、フィット感は若干変わってきます。 なぜなら、人によって足の甲の高さであったり、横幅であったり、足の指の長さやどの指が長いかが異なるからです。 メーカーやシリーズによって靴の足型は異なります。そのため、自分に合った足型でない場合は、サイズは合っていてもフィットしないことになります。
選び方のコツはとにかく歩いてみること
フィット感を見極めるには、履くだけではわかりません。 正しく靴を履いた上で、平面や上り坂、下り坂、段差を歩いて初めて、どこが当たるか、どこがすれるか等、具体的なフィット感がわかります。 まずは横幅が当たりすぎて痛くないか、つま先が当たらないかを確認してください。この時点で合わない場合は、サイズを上げるか、足型が異なる靴に変更してください。 次に、下り坂で片足を一歩前に出した状態で重心を前へ持って言ったタイミングで、靴の中で足がずり下がらないかをよく感じ取ってください。 少しのずれならともかく、かなりずれるな、と感じた場合は足にフィットしていない可能性があります。足型自体があっていない可能性もありますが、サイズを1つ下げることも検討してください。
素材や機能性での選び方
Vibramマーク
トレッキングシューズは街でなく山歩きの専用靴。そのため、普通のスニーカーとは異なるソール(靴裏)が使用されています。 その中でも有名なのがVibram(ビブラム)という素材を使用したソールです。 Vibramでできたソールは岩山など尖った場所に接しても亀裂が入りづらいのが特色です。 そのため、ローカットシューズを選ぶ場合は、靴裏の強度の確認として、靴裏に黄色のVibramマークがついているか確認するのもおすすめです。 もっとも、Vibram以外にも耐久性の高い素材は多くあるため、靴の説明書きをみて判断するのが重要です。
防水なのに蒸れないゴアテックス
靴に必要なのが防水機能。最近はゴアテックスという、防水なのに水蒸気は逃がしてくれるという、防水透湿素材が人気です。 これは靴の表面に使われている素材ですが、ぱっと見は普通の靴の素材にしか見えないため、見た目だけでゴアテックスが使用されているか判断するのは困難。 靴のタグにゴアテックス(GORE-TEX)と記載されているかで判断してください。 なお、有能なこのゴアテックス素材ですが、靴の中に水が入ってしまった場合、防水と言うメリットが中の水が抜けづらく靴が乾きづらいというデメリットへと変化します。 雨の日は山に登らないのが重要ですが、もし途中で降られた場合は、靴紐あたりの隙間や脚から伝った水滴が靴の中に入らないよう注意し、靴にカバーをかけるなど対処することをおすすめします。
素敵なトレッキングを!
きちんとフィットする靴で歩けば疲れにくくなり、楽しさも倍増します。 自分の足に合った靴を正しく履いて、トレッキングを楽しみましょう!