ソロキャンプツーリングとは?
最近ソロキャンプツーリングが流行っているようで、私を含め、周りのバイク仲間もキャンプツーリングによく出かけております。 バイクの後部にキャンプ道具などをパッキングした装備を積載し、ツーリングをしながら様々な景色、料理等を楽しみ、そしてキャンプ地にテントを張り自然の空気を体いっぱいに感じながら、ゆっくりと流れる時間を楽しみ、そして次の目的地に出発するといったものです。 虫の鳴き声、川の流れる音、動物の鳴き声など季節によって変わる自然を楽しむことでリラックスできます。
ソロキャンプツーリングに必要なもの
ソロキャンプツーリングに必要な装備、道具を簡単にご紹介します。 〇テント 〇シュラフ 〇マット 〇椅子 〇コッヘル 〇バーナー 〇食糧 〇テーブル 大体上記の道具があれば装備としては十分ではないかと思います。 料理をしないのであれば積載の収納の事を考えて、コッヘル、バーナーは省いてもいいです。軽量でコンパクトな道具が便利です。 料理をするのであれば焚火台もあると便利なのでおすすめです。
ソロキャンプツーリングでバイクに積みやすい道具選び
なるべく軽量でコンパクトな道具選びがバイクにパッキング、積載するうえで重要になってきます。 料理をする方は収納しても邪魔にならない軽量なものが良いです。 ですが、軽量でコンパクトな道具や装備は値段が高いものが多いですので、アウトドアに特化したリサイクルショップで購入するなどしてみるといいかもしれません。 自分の予算と、どれくらい軽量かつコンパクトにするのかのバランスを考えながら道具、装備選びをしてみてください。
ソロキャンプツーリングにおすすめの時期
おすすめの時期は春~秋にかけてがキャンプツーリングがしやすいです。 夏はキャンプ場は混みますし、暑いですが夏ならではの風情があり楽しいです。 春、秋は暖かく、気持ちよくキャンプが出来ると思います。 コアな方は真冬の人がいないような時期にキャンプツーリングをするようです。 私も12月のキャンプツーリングに出かけたことがありますが、装備が軽装で道具があまり良くなく、かなり辛かったですが冬ならではの普段見れない景色を見ることが出来たので、また装備と道具を充実させて行きたいですね。
ソロキャンプツーリング時の急な荒天に注意
キャンプツーリングに行く時期や、山などの天候の変わりやすい場所を通過するときなどは特に注意が必要です。 常にスマートフォン等で天候を確認し、少しでも雲行きが怪しくなったらバイクを停めてカッパを着用するなど対策を考えておきましょう。 濡れて風邪を引いてしまっては、せっかくのキャンプツーリングが台無しですし、路面が濡れている状態で走って事故を起こしてしまったら大変です。
カッパはバイクに積載しておきたい道具の一つ
ツーリングバッグなどにパッキングしてもかさばらないで収納できる軽量でコンパクトなカッパを選んだ方が良いですね。 耐水圧や浸透圧が高いもの、服の上から着るので少し大きめのサイズを選んでおくといいです。 出来ればバイク用の方が良いですが、ホームセンター等で売っているカッパでも対応できるので、必ずパッキングしておきましょう。
ソロキャンプ地の選定
全国に様々なキャンプ場があります。キャンプツーリングに出かける前にあらかじめインターネット等でどのキャンプ場を目指すのかを決めておきましょう。 場所によっては稀に直接地面で焚火をして良い直火OKな所があり、焚火台などの道具を減らせて収納スペースを空けられるので、積載が楽になります。 また、積載してきた道具の運搬が楽になるように、テントを設営するサイト内にバイクが停めることが出来るキャンプ場の方が便利です。 料理をする方は水回り、トイレや近くに温泉などの入浴施設があるのかもチェックしておきたいポイントです。
ソロキャンプツーリング時の注意点
~バイクでの走行時~
走行時に注意した方が良い事が何点かあります。 1、走行時の天候の変化です。 夏場や標高の高い場所だと、急な雨や風、雹などが降ってくる可能性が高いです。急な天候の変化に焦らず、まずはバイクを停めて積載しているパッキングしてきた道具が濡れないようにカバーをかけ、カッパを着用しましょう。カッパやカバーは簡単に取り出せるように収納しておきましょう。あまりにもひどい雨の場合は屋根のあるところを探して雨宿りしましょう。 2、夏場はこまめに水分補給をした方が良いです。 夏場にバイクに乗る時の格好は大体の方がメッシュジャケットを着用していると思います。 メッシュとはいえ、暑いので熱中症には十分注意し、少しでも体調が悪くなったら早めの休憩をおすすめします。 ちなみに、私は夏のツーリングで高速道路の渋滞に巻き込まれ、すり抜けはしない主義なのでゆっくり走っていたら熱中症になり、意識が飛びかけた経験があります。
~キャンプ時~
キャンプ時にはゴミをそのまま置いていかないようにしましょう。 キャンプ場にはゴミ捨て場がある場所とない場所がありますのであらかじめ調べておいた方が良いです。 料理などで出た生ごみなどは焚火をしていれば、その火で燃やしてしまえばOKです。 ゴミを持ち帰る場合はなるべくコンパクトにしてバイクの後部に括り付けます。 来た時よりもきれいにして、次に使う方にも気持ちよく使ってもらえるようにしたいものですね。
バイクの整備
キャンプツーリングに出かける前に簡単にバイクの点検を忘れずにしておきましょう。 バイクに異常がないか点検しておくと、出先でのトラブルの回避になるかと思います。
~タイヤ~
タイヤの空気圧と減り具合をチェックしましょう。 キャンプ道具等の装備を積載して走るので、タイヤの減りも早くなります。 減り具合によっては早めに交換してしまってもいいと思います。
~チェーン~
チェーンのたるみ具合のチェックと清掃と注油です。 錆びていたりチェーンの動きが渋い場合は要交換です。 チェーンもキャンプ道具などの装備を積載して走るので負担がかかりますので、点検をしておきましょう。
~バッテリー電圧~
出先でのバッテリー上がりは怖いです。 バッテリーは気まぐれで、上がったと思ってレッカーを呼んだ後にセルを回したらエンジンがかかったりしますよね。 一度上がったバッテリーはもう本来の力を発揮しないんだそうです。 軽量なバッテリーテスターもありますが、メーター上で簡単に電圧を確認できる車種もあるようなので、チェックしてみてください。
オイル交換
長距離を移動する場合はオイル交換をしておくのをおすすめします。 夏はオイルの劣化が早いので早めの交換をしたいところですね。 オイル交換後のオイル漏れチェックも忘れずに行ってください。
~灯火類のチェック~
ヘッドライトのロービーム、ハイビームが点くかどうか。ウインカーが点くかどうか。テールランプが点くかどうかを簡単にチェックします。 不安な方は予備の球をワンセット持っていくのをおすすめします。
~ブレーキ周り~
ブレーキはダイレクトに命に関わってくるので最重要点検項目と言っても過言ではないと思います。 ブレーキパットを覗き込んでパットの残量を確認します。 交換は簡単ではありますがプロに任せるのをおすすめします。
バイクに積載する時の注意点
バイク用ツーリングバッグを使う
私が初めてソロキャンプツーリングに出かけた時の装備に、ツーリングバッグはありませんでした。 細かいものはなるべくコンパクトにしてバックパックに収納し、パッキングした装備をそのままタンデムシートの上に重い装備から順に重ねてゴムネットで固定するといった物でした。荷崩れを起こしやすく、何度もバイクを停めては荷直しをするといった感じでした。 荷崩れを気にしながら走るのはあまりいい気分ではありませんのでツーリングバッグの購入をおすすめします。 一つにパッキングするのでコンパクトに収納できますし、車体への取り付けも簡単です。駐輪場からキャンプサイトへの移動にも便利だと思いますのでおすすめです。
バイク用ツーリングバッグの紐のチェック
バイク用のツーリングバッグを使っていても走行していると、バイクとツーリングバッグを固定している紐は緩んでしまうので、 休憩時や給油の際に定期的に締めるように心がけたいところです。 簡単に車体に括り付けるものなので、緩まないようにパッキングを工夫したり収納の順番を考えたりする方が多いです。
ソロキャンプツーリング~番外編~
バイクで一度は行きたいキャンプ場
一度は行ってみたいと思うバイク乗り入れ可能なキャンプ場をご紹介します。
道志の森キャンプ場
〇住所 山梨県南都留郡道志村10701 〇料金 大人800円 バイク700円 山梨県にあり、都心から2時間程度の距離です。 フリーサイトなのでお好きな所にテントを立てることが出来ます。 トイレはとてもきれいなようですが、トイレットペーパーが無いので要持参です。 キャンプツーリングの聖地と呼ばれているらしいので、ぜひ行ってみてください。
かわせみ河原キャンプ場
〇住所 埼玉県寄居町 大字小園12 〇料金 バイク300円 埼玉県寄居町の河川敷にあるキャンプ場です。 地面がごつごつしているのでオンロードバイクは要注意です。 毎年GWあたりにYBCというキャンプのイベントがあり、何百人ものキャンパーさんが集まって料理をみんなでしたり、朝まで語らったり楽しいイベントです。ぜひ行ってみてください。
東古屋湖キャンプ場
〇住所 栃木県塩谷郡塩谷町上寺島744 〇料金 300円 栃木県塩谷郡にあるキャンプ場です。 釣り場が近くにあるので、のんびり釣りをしてつってきたマスなどの魚を料理して食べることもできます。 たまに釣り人が魚を分けてくれることがあるようです。
内山牧場キャンプ場
〇住所 長野県佐久市内山352-1 〇料金 バイク1100円 都心からは少し離れますが、長野県にあるこのキャンプ場は360度山に囲まれた眺めのいいキャンプ場です。夜は天気がいいと星空がすごくきれいなようです。 近隣にスーパーが無いようなので、あらかじめ買い物を済ましてからキャンプ場入りすることをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。 初心者の方もこれを見てキャンプツーリングに行きたくなったのではないでしょうか。 道具などバイクで移動することを考えて軽量なものを選ぶといいです。 あとは経験を重ねるうちに自分のキャンプツーリングスタイルが出来てくると思うので、たくさん出かけて場数を踏みましょう! キャンプのイベントに参加して、ベテランキャンパーさんのお話を聞くのも面白いと思いますよ。 以上、皆さんのキャンプツーリングライフの足しになれば幸いです。