検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

フライフィッシングの投げ方入門!キャスティングの基本~コツをご紹介!

フライフィッシングの投げ方の基本からコツまでを一挙に紹介!他の釣りとは投げ方が一味違うフライフィッシングのキャスティングについて画像と動画でわかりやすく解説していきます。これからフライフィッシングを始めようという方必見のキャスティング入門講座です。
2020年8月27日
kounaru
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

フライフィッシングのキャスティングとは

フライフィッシングも他のルアー フィッシングと同様に、タックルに ロッド、リール、ラインを使用して いますが、その投げ方は他とは 全く異なる投げ方をします。 多くの釣りのキャストが、ロッドのしなりと ルアーやオモリなどのラインの先に 付けたものの重さを利用して 投げるのに対し、フライフィッシング はロッドのしなりとラインの重さを 利用して投げるのです。 これは毛鉤があまりにも 軽すぎるためで、フライは フライラインに力を伝える ことによって毛鉤を遠くに キャストすることを可能に しています。 今回はこの独特の仕掛けの為に 独自の投げ方を発展させた、 フライフィッシングのキャスティング の基礎とコツについて初心者の方にも わかりやすく解説していきたいと思います。

フライロッドの握り方

初心者はまずサム・オン・トップグリップから

出典: http://yozawa.main.jp/sc/sc6_7/grip.html

フライフィッシングのロッド の握り方にはいくつか種類 がありますが、初心者の したいのがおすすめこの サム・オン・トップグリップ です。 どちらかといえば、遠距離で パワーが必要なキャストに 向いている握りではありますが、 親指をグリップの上部に持って 行くため手首の自由度が少なく、 おかしな動きをしにくい為に キャスティングの際の手首の 動きの感覚を掴みやすいからです。

出典: http://yozawa.main.jp/sc/sc6_7/grip.html

握り方のコツは小指、薬指、 中指でしっかり握り、人差し指 と親指は添える程度にして おくこと。 親指と人差し指に力が入って しまうと変に肩に力が入り キャスティングが乱れます。

キャスティングの練習の前に

出典: http://troutmebaru.naturum.ne.jp/e743710.html

フライのキャスティングの練習を する際は必ず、周囲に障害物がない 管理釣り場や池などで行って ください。 その際には周囲の安全の確認を 忘れないこと。 フライのキャスティングは 他の釣りと比べ大きなスペースを 必要とします。 特に後方にも長いラインが 行ったり来たりしますので 他の釣りに比べ非常に危険です。

フライフィッシングのキャスティングの基本の動き

フライフィッシングのキャスティングの 基本の動きになるのが、ロッドを前後に 動かしたときに出来るU字を横にした ようなのラインの動き「ループ」です。 このループの動きによってラインを 前に送り出す力を生み出し、フライ ラインを伸ばして目的のポイントに キャストするのです。

ループの動きを動画で確認

フライフィッシングのキャスティングの2つの基礎

フライフィッシングキャストの基礎1:バックキャスト

フライフィッシングのキャストの 基本として大事なものにバック キャストがあります。 フライフィッシングのキャストは まずこのバックキャストが 出来ないと先へは進めません。 まずは2から3mほどリールから ラインを引き出し、バックキャストの 練習をしてみましょう。

バックキャストの練習の仕方


バックキャストは緩やかにロッドを 振り上げ始め、徐々に加速する様な イメージでロッドを振り上げます。 この時のコツは腕を後ろまで 振りぬかないこと。 振りぬいてしまうとラインが 垂れてしまい、きれいな ループを描きません。 振り上げた腕が頭上に来た時に 腕をぴたりと止め、ラインが 後ろに伸び切るのを待って、 ロッドを前に振り下ろします。 この時、ラインが伸び切る タイミングを掴んでロッドを 前に倒すのは、初心者では 感覚がつかみにくいので何度でも 練習をして感覚を掴みましょう。

動画でバックキャストの動きを動画で確認

フライフィッシングキャストの基礎2:フォワードキャスト

バックキャストが出来るように なったら、次はフォワード キャストの練習になります。 フォワードキャストはバック キャストから今度は前に振り 下ろさずに、腕を1時から2時 の辺りで止め、ラインが前方 にきれいなループを描いて 伸びるのを確認したらロッド を下ろしてラインを着水させます。 この時のコツはロッドを下ろす際に に一緒に手首をゆっくり前に倒す ようなイメージでキャストすること。 こうすることによって、よりきれいな 着水をするようになります。 このバックキャストとフォワード キャストがフライフィッシングの キャスティングの基本となりますので しっかり練習してください。

フォワードキャストの動きを動画で確認

フライフィッシングの基本のキャスティング

フォルス・キャスト

出典: http://bluegrassparty.blog122.fc2.com/blog-category-20.html

フォルス・キャストとはフォルス(仮) のキャストという意味です。 バックキャストとフォワードキャスト の投げ方に慣れてきたらいよいよ このフォルスキャストを練習し、 空中で前後にきれいなループを 作れるように練習を始めましょう。

フォルス・キャストの練習方法

フォルス・キャストはバックキャスト とフォワードキャストの組み合わせ 。 バックキャストとフォワード キャストを繰り返しフライ ラインで綺麗らループを 描くのがフォルス・キャスト です。

まずはバックキャストを使って ラインをループを描かせながら 後ろに送り、

ラインが後方にまっすぐに伸びたら フォワードキャストに移ります。 そして2時の方向でロッドを固定させて ラインを前に送り切ったら、また バックキャストに戻る。 この一連の動きの繰り返しが フォルス・キャストになります。 初心者の方はこの繰り返しが 綺麗に出来るようになるまで 練習を繰り返しましょう。

フォルス・キャストの注意点

出典: http://bluegrassparty.blog122.fc2.com/blog-category-20.html

フォルス・キャストを行う際の 注意点は、ラインの重さを感じて キャストをする。という事です。 このラインの重さが感じれないと いうことはすなわちラインが綺麗な ループの起動を描いていないという 事になります。 コツとしてはバックキャスト、 フォワードキャスト共にロッドを 止める時にいきなりビタッと ロッドを止めないことです。 いきなりロッドを止めてしまうと その反動でロッドの先が振動して しまい、ラインの軌道に乱れが 生じてしまいます。

フォルス・キャストの動きを動画で確認

フライフィッシングのキャストのリリース

フライフィッシングはその特異な 投げ方からキャストをする際の ラインのリリースの仕方も他の 釣りとは異なります。 フォルス・キャストを練習し 出来るようになったら今度は このフライフィッシング独特の ラインのリリースの仕方と、 より飛距離を出すための キャスティングの仕方を マスターしましょう。

フライフィッシングのキャスティングでの飛距離の出し方

フライフィッシングは他の釣りと違い キャストの際にリールから直接 ラインを出すことはありません。 あらかじめラインの巻かれたリールから ラインを引き出しておき、キャストを しながらそのラインを送り出して キャストの飛距離を伸ばします。

フライのキャスティングのリリースの練習法

まずはラインを持ってキャストする感覚を掴む

フライのキャストの最大の特徴は 他の釣りとは異なり、リールから 直接ラインを出すのではなく 片手でラインをもってキャストを するという事です。 初心者では中々このラインを掴んで 投げるという感覚を掴むのは難しい と思われるので、次はこの感覚を 掴む練習してみましょう。 まずはラインを自分の足元から 少し余る位の量までリールから ラインを引き出します。

リールからラインを出したら ラインをしっかり左手で握り そのままフォルス・キャスト をやってみましょう。 この練習を繰り返すことで ラインを持ちながらキャスト するという感覚が掴めてくる はずです。

フライのキャスティングのリリースのコツ

ラインを握った状態のフォルス・ キャストに慣れてきたら いよいよラインをリリースして 本格的なキャストを練習し 始めましょう。 フライフィッシングのキャスト時 のラインのリリースは他の釣りとは 異なります。初心者の方はここで ラインのリリースのタイミングを 間違えて上手くキャストできない という事がよくありますので、 しっかりとタイミングを掴み、 きれいなキャスティングを マスターしてみましょう。

正しいフライのキャストのリリース

フライフィッシングにおいて 正しいキャストのリリース タイミングは、フォワード キャストでいうところの ロッドを2時の位置で止め、 ラインが前方にループを 描くころ。 中々タイミングの感覚を 掴むのは難しく最初は ヘロヘロと足元にラインが 落ちたりもしますが、 この感覚をきちんと掴めば 全く力を籠め無くても スルスルとラインが 前方に伸びていきます。

誤ったフライのキャストのリリース


初心者にありがちなフライの ラインのリリースタイミングの 間違いは、普通の釣りや、 ボールなどを投擲する時と 同じタイミングでラインを 手放してしまう事。 このタイミングでラインを 手放してしまうとラインが 後ろに引っ張られてしまい 前方にキャストする頃には 完全にラインのループが 崩れてしまい、失速して フライの毛鉤が綺麗に飛ばず、 足元などに落ちてしまったり します。 他の釣りをやっていた方なら 特にこのタイミングで手を 離してしまう癖が付いて しまっている方も多いと 思います。 ここは放してしまうのを グッと我慢してきちんと ロッドを2時の方向に止めた ときにラインをリリース するように意識して投げるよう 心がけましょう。

フライのキャストの飛距離調整とアプローチ

フライのキャスティングの飛距離調整

正しいフライのラインのリリース のタイミングが掴めるようになったら いよいよ本格的なフライフィッシング のキャスティングの飛距離の調節と アプローチ(着水)の練習になります。 フライフィッシングのキャストの 飛距離の調整はこれまで練習して 来たことがマスターできていれば そう難しい事ではありません。 リールから十分な長さのラインを 引き出し、キャストの準備に 入りましょう。

フライの飛距離の調節は リリースのタイミングを掴む 練習とは違い、フォルス・キャスト をしながら少しずつラインを リリースし、自分の狙いたい ポイントにフライが届くように ラインの長さを調節して いきます。 つまりラインをリリースする タイミングで手を放すのではなく、 少し緩めてラインを前方に送り出し またラインを握って、バックキャスト に移り、フォルス・キャストを続け、 またラインをリリースするタイミング で少しラインを握る手を緩めて ラインを前方に送り出す。 これを繰り返すことによって フライを狙ったポイントに 送り込めるように飛距離を調整 するのです。

フライのアプローチ(着水)

出典: http://wanderinglife55.com/flyfishing-movies/

フライのキャストの飛距離の コントロールが出来るように なれば後はフライのアプロ―チ (着水)をマスターするだけ。 これでフライのキャスティング の基礎は一通りできるように なります。

フライのアプローチはこれまでの 練習がきっちりできていれば さほど難しいものではありません。 目標のポイントまでラインを伸ばせたら そのままバックキャストに入らずに 前方にループしたラインが前に 伸び切るのに合わせてゆっくりとロッド を下ろすだけ。 これで目標のポイントにきれいに 毛鉤を着水させることが出来ます。

リリースとアプローチの動きを動画で確認

フライのキャストは練習あるのみ

フライフィッシングのキャスティング は他の釣りに比べ非常に難しく、 また奥深いものです。 今回ご紹介したのはそんなフライ フィッシングのキャスティングの ほんの基礎の部分。完全な入門編です。 ですが今回紹介したキャスティングの 動きをマスターしなければこの先に ステップアップもできません。 フライフィッシングのキャストは 上手く出来れば優雅でとても美しい キャスティング。 しっかりとマスターするように 練習あるのみです。 今回の記事が読まれた方のフライ フィッシングのキャスティングの 向上に繋がれば幸いです。