ブラックダイヤモンド| ハーフドームヘルメット
ブラックダイヤモン| ベクター ヘルメット
マムート|スカイウォーカー2 ヘルメット
ペツル |エリオス
ペツル|シロッコ2
CAMP(カンプ) ロックスター
CAMP(カンプ) アーマー
モンベル|L.W.アルパインヘルメット
エーデルリッド| マディーロ ER72031
マムート |El Cap
ペツル|ピチュ ラズベリー
マムート| ヘルメットホルダー
ノースフェイス|ヘルメットホルダー
通常の登山でもヘルメットは必要!
登山やあらゆるアウトドアシーンでの危険からあなたを守る「ヘルメット」
登山時にヘルメットを着用することで、「落石などの落下物」や「滑落や転倒」などから頭部を守ることができます。はしごでの垂直登攀(とうはん)や、鎖や岩場での急峻な斜面では、落石の危険が高まります。先行者がいる場合は、特に注意が必要です。また、混雑した登山道では、落石などを避けることが難しい場合もあります。そのような危険が伴う登山コースでは、ヘルメットを着用して万が一の事態に備えることをおすすめします。
過去の遭難件数や山岳の形状から、安全のため長野県山岳遭難防止対策協会により「山岳ヘルメット着用奨励山域」が指定されています。この山域に登山に行かれる際は、ヘルメットを携行してください。また、これ以外の山域でも、積極的にヘルメットを活用し、安全登山に努めるようにしましょう。
登山時にはヘルメットを着用しよう!「山岳ヘルメット着用奨励山域」とは?
長野県山岳遭難防止対策協会では転倒などの事故が多いところを「山岳ヘルメット着用推奨山域」として、登山時のヘルメット着用を呼びかけています。以下のエリアで登山をする際は登山ヘルメットをしっかりと携行するようにしましょう。 また最新情報は協会のHPを必ず確認してくださいね。 【北アルプス南部】槍・穂高連峰のうち、北穂高岳から溜沢岳・屏風岩、前穂高岳(北尾根から吊尾根)一帯、西穂高岳から奥穂高岳、北穂高岳から南岳(大キレット)、北鎌尾根、東鎌尾根の区域。 【北アルプス北部】不帰の嶮周辺、八峰キレット周辺。 【南アルプス】甲斐駒ヶ岳、鋸岳。 【中央アルプス】宝剣岳。 【戸隠連峰】戸隠山、西岳。
また、2014年に起きた長野県と岐阜県の県境にある御嶽山の噴火以降、ヘルメットの重要性について見直されています。山頂付近の噴石速度が、推定300m/秒と言われ、火山国の日本ではそういった危険から身を守るためにも、ヘルメットが重要です。
登山ヘルメットのタイプ
登山ヘルメットには、素材や形状から「ハードシェル」タイプと「インモールド」タイプに分けられます。価格・重量・通気性などが変わってきますので、実際に店頭で見比べて頭に合うものを選んでください。
登山ヘルメットの種類1: 手軽に入手できるハードシェルタイプ
高い耐衝撃性を持つ、ABS樹脂などの合成樹脂製の素材が使われたヘルメットです。インモールドタイプと比較すると、手頃な価格帯のモデルが多く人気です。薄くてコンパクトですが、重たいという特徴があります。
登山ヘルメットの種類2: 夏山におすすめなインモールドタイプ
インモールドタイプは、発泡ポリプロピレンのような軽量な内部のスポンジの表面に、衝撃耐性の高いポリカーボネートのような素材を薄くコーティングしたヘルメットです。ハードシェルタイプと比較すると、軽量ですが厚みがでます。また、複雑な形状のヘルメットの成形が可能で、ベンチレーションを十分に備えた通気性のよいタイプが多く、夏山でかぶることが多い登山者に人気です。
初心者必見! 登山ヘルメットの選び方
人気の定番モデルから最新超軽量モデル、デザイン、重量、価格など、ヘルメットを購入するうえで気になる点が一杯。ここでは、ヘルメット本来の安全性能を最大限に活かすためにも、購入に際してチェックしておきたいポイントを4つ紹介します。
①登山ヘルメットのフィット感
ヘルメットを選ぶうえで、最も重要なポイントがフィット感です。どんなに頑丈な素材や人気のモデルであっても、頭の形やサイズと合っていなければ本来の安全性能が発揮されませんし、サイズがきつい場合はかぶること自体がストレスとなってしまいます。万が一の事態に備え、サイズ調整システムを確認し、ご自身の頭にぴったりフィットするかどうか、店頭で実際に試着してみることをおすすめします。
また、帽子やニット帽などをかぶった時にも窮屈でないか、レインウエアのフードとの相性はどうか、など実際の登山をイメージしながら選びましょう。
②登山ヘルメットの安全性能
アウトドアブランドや登山用品店などで販売されているヘルメットは、厳しい安全基準をクリアしたモデルがほとんどです。安全規格には、EN12492(ヨーロッパ規格)とUIAA106(国際山岳連盟規格)という2つがあります。購入の際は、安全規格についても確認するようにしましょう。
③登山ヘルメットの通気性
夏場は特に、ヘルメットの通気性(ベンチレーションとも)が気になるところ。頭が蒸れて不快な思いをしないためにも、ヘルメットの通気性にも注目してみましょう。インモールドタイプのヘルメットは開口部が大きめにつくられており、通気性の高いモデルが多くなっていておすすめです。
④登山ヘルメットの重量
1gでも荷物を軽くしたい登山では、ヘルメットの重量も大切です。ハードシェルタイプでは重量が約350g前後、インモールドタイプでは約300g前後のモデルが多くなっています。中には150gほどのヘルメットもありますので、ご自身の登山スタイルや体力に合わせて選びましょう。
ブランド別!人気の登山ヘルメット紹介!
ここからは、ブランド別におすすめの登山ヘルメットをご紹介していきます。人気の定番モデルから、驚くほどの軽量モデル、さらにキッズにおすすめのモデルを11つ厳選しました。安全な登山のため、自分に合ったヘルメットを見つけてくださいね!
おすすめブランド1.【ブラックダイヤモンド】の登山ヘルメット
豊富なカラー展開で人気の登山ヘルメット!
ブラックダイヤモンド| ハーフドームヘルメット
●重量:S/M=290g、M/L=320g ●サイズ:S/M=48-57cm、M/L=55-61.5cm ●機能:・本体に収納できるサスペンション ・本体に組み込まれたランプクリップ ・素早くサイズ調整できるダイヤルアジャスター ・左右と後方のベンチレーションポート ●素材:ABSシェル/EPSフォームのハイブリット構造
頑丈な登山ヘルメットが良いけどある程度の軽さが欲しい!という人におすすめの登山ヘルメット。登山シーンを選ばず使え、コストパフォーマンスに優れたハードシェルタイプの登山ヘルメットです。ABS樹脂のシェルにEPSフォームを接着した、ハイブリット構造を採用。ハードシェルタイプの登山ヘルメットとしては、軽量な点もおすすめです。後部に装備された大型のダイヤルアジャスターは、グローブを履いたままでも素早くサイズ調整が可能。カラーバリエーションが豊富で、男女問わず人気の登山ヘルメットです。
軽量性と機能性を兼ね備えた登山ヘルメット!
ブラックダイヤモン| ベクター ヘルメット
●重量:S/M=230g、M/L=240g ●サイズ:S/M=53~59㎝、M/L=58~63㎝ ●素材:ポリカーボネイトシェルとEPSフォームの一体成型 ●機能:・8つのベンチレーターによる優れた通気性 ・シェルと一体化されたヘッドランプクリップ ・素早くサイズ調整ができるラチェット式アジャスター
ポリカーボネイトシェルとEPSフォームを一体成型したインモールドタイプ。S/Mサイズで230gと超軽量です。また、前後に大型ベンチレーターが合計8カ所あり、優れた通気性を発揮してくれます。ヘッドランプクリップはシェルと一体化されており、しっかりと固定可能、ラチェット式アジャスターにより素速いサイズ調整も可能です。
おすすめブランド2.【マムート】の登山ヘルメット
コスパ最高のタフな登山ヘルメット!
マムート|スカイウォーカー2 ヘルメット
●重量:380g ●サイズ:53~61㎝ ●素材:硬化プラスチックシェル EPSインナー ●機能:・通気をよくする8つの開口部 ・素早くサイズ調整できるサムホイール ・本体に組み込まれたヘッドランプクリップ
きわめて頑丈なプラスチックハードシェルで、重量が若干重たい点が気になりますが、コストパフォーマンスに優れたヘルメットです。人間工学に基づいて作られていて、高い通気性も備えています。サムホイールで、片手でも素早く調節が可能。新しく、強化されたEPSインナーを使用して、より長持ちするように進化しました。
おすすめブランド3.【ペツル】の登山ヘルメット
抜群の通気性を備えた登山ヘルメット!
ペツル |エリオス
●重量:300g(サイズ1)、330g(サイズ2) ●サイズ:48-56㎝(サイズ1)、53-61㎝(サイズ2) ●素材:ABS樹脂(シェル)、発砲ポリスチレン(ライナー) ●機能:・ヘッドバンドの上下位置調節が可能 ・あご紐の前後位置調節が可能 ・ヘッドランプ装着用クリップ付き
ABS樹脂製のシェルとポリスチレンフォームライナーにより、衝撃吸収性能に優れたペツルのヘルメット「エリオス」。サイズ1で300gと軽量で、コストパフォーマンスにも優れた人気のモデルです。ヘッドバンドやあご紐の調節機能が高く、様々な頭部の形状にぴったりフィットします。吸汗フォームにより快適にかぶることができますが、スライド式カバーを開閉することで、更に通気性がアップします。
わずか160gの超軽量登山ヘルメット!
ペツル|シロッコ2
●重量:160g(S/M)、170g(M/L) ●サイズ:48-58㎝(S/M)、53-61㎝(M/L) ●素材:EPPフォーム(シェル)、ポリカーボネート(クラウン) EPSフォーム(ライナー)、ポリエステル(ウェビング) ●機能:・大きな通気孔による優れた通気性・ヘッドバンド・チンストラップのサイズ調節が可能 ・チンストラップにマグネットバックル採用 ・バイザー「ビジョン」の取り付けが可能 ・ヘッドランプ取り付け用クリップとホルダー
ハイブリット構造で保護性能が強化された超軽量クライミング・マウンテニアリング用ヘルメットです。インモールドタイプのこのヘルメット。驚くべきはその重量で、S/Mサイズでなんと160g!かぶっていることも忘れるほど軽量なシロッコは、サイズ調整機能も充実。最適なフィット感と、優れた通気性により、安心と共に高い快適性を提供してくれます。
おすすめブランド4. 【カンプ】 の登山ヘルメット
クライマーも使用している本格派登山ヘルメット!
CAMP(カンプ) ロックスター
サイズ:52~61cm(ワンサイズ) 重量:約390g カラー: 4色(レッド、オレンジ、ライトブルー、ホワイト)
軽量性やリーズナブルな価格も実現しつつ、ヘルメットとしての頑丈さもしっかりと兼ね備えたカンプの登山ヘルメット。とてもシンプルな設計ですが、クライマーをはじめ危険と隣り合わせのスポーツをする人にも愛用されています。色は全部で4色。
子ども用も!スタイリッシュなデザインが魅力の登山ヘルメット!
CAMP(カンプ) アーマー
・材質:ABS樹脂・ハイブリット・構造サイズ:ワンサイズ(54~60cm)・重量:約355g
デザインも兼ね備えた登山ヘルメット。とってもスタイリッシュなので登山ファッションにこだわりたい人におすすめの登山ヘルメットです。子ども用のモデルもあるので家族で登山や岩場に行く際はぜひ準備しておきたい商品です。
おすすめブランド5.【モンベル】 アルパインヘルメット
機能もコスパも大満足な登山ヘルメット!
モンベル|L.W.アルパインヘルメット
●重量:225g(S/M)、 ●サイズ:52-57㎝(S/M)、57-62㎝(M/L) ●素材:ポリカーボネート(アウターシェル)、 発泡ポリスチレン(インナーシェル) ポリエステル(インナーパッド) ●機能:・3段階に調節可能なダイヤルアジャスター。 ・バッテリーが後ろにあるタイプのヘッドランプも 取り付けできる4クリップ仕様。
国際的な安全基準を満たし、アウターシェルとインナーシェルをインモールド成形することで、優れた軽量性を実現。また、インモールドタイプのヘルメットとしてはコストパフォーマンスに優れ、さすがモンベル!といった感じです。日本人の頭部形状にフィットさせた、独自のアジアンフィットデザインで、2サイズ展開です。
おすすめブランド6.【エーデルリッド】の登山ヘルメット
画期的な折りたためる登山ヘルメット!
エーデルリッド| マディーロ ER72031
●重量:390g ●サイズ:52-62㎝ ●素材:ABSプラスチック樹脂
なんとこちらのヘルメットは、折りたたんでザック内に収納できる画期的なデザイン!常にかぶる必要のないような登山道では、コンパクトに収納できるデザインは嬉しいですよね。折りたたみでも、シェルの素材は衝撃に強いABSプラスチック樹脂で安心です。収納する際は、後頭部と側頭部のジョイント部分であるラチェットを外してずらすだけの簡単操作です。
子ども用のおすすめ登山ヘルメットも!
色々なものに興味を抱くキッズにとって、自然に囲まれた登山道は危険も一杯。大切なキッズの頭を守るためにも、キッズのためのヘルメットを2つ紹介します。アウトドアデビューにふさわしい人気のデザインと機能、そしてかぶり心地の良さ。登山が大好きになること間違いなしです!
①【マムート】エル キャップ
マムート |El Cap
●重量:315g ●サイズ:52-57㎝ ●機能:・丈夫な合成素材のハードシェル ・革新的な2K-EPSコアで高い吸収力 ・12か所のベンチレーション ・人間工学に基づいた快適なパッド入り内部 ・軽量で、高さとサイズ調節が簡単なヘッドバンド ・4つのヘッドランプ クリップ
ひさしが付いた細身のデザインで、キッズにおすすめのヘルメット。このヘルメットは、頑丈なシェルに画期的な2K-EPSコアを組み合わせることにより、衝撃吸収性と安全性を確保。多くの通気口と完全なフィット感により快適な装着感で、キッズもストレスを感じることなく登山が楽しめます。
②【ペツル】 ピチュ
ペツル|ピチュ ラズベリー
●重量:310g ●サイズ:48-54㎝
軽量で耐久性に優れた、キッズにおすすめのクライミング・サイクリング用ヘルメットです。ヘッドバンドの高さ、サイズ、あご紐の調整が可能で、高いフィット感がキッズにもストレスフリー。カスタマイズや視認性向上のためのステッカーが付いているところも嬉しいですね!
登山ヘルメットの持ち運びに便利なヘルメットホルダーもおすすめ!
登山ヘルメットは、かぶらない時は、基本的にザックの中に収納するのが一番安全でおすすめです。やむを得ずザックの外側に取り付ける場合は、木の枝などに引っかかったり、揺れるヘルメットでバランスを崩さないためにも、最低3箇所をザックに止めて密着させておくようにしましょう。
活用してみよう!ヘルメットホルダー
マムート| ヘルメットホルダー
こちらはマムートのヘルメットホルダー。マムートのバックパックの外側に自在に取り付けられることができます。柔軟な素材に安全に収納されるため、人気です。
ノースフェイス|ヘルメットホルダー
こちらのノースフェイスのヘルメットホルダーは、あらゆるバックパックに取り付けが可能で、ストレッチメッシュがフィット感と安定性を高めます。また、バックパックの雨蓋部分やサイドコンプレッションベルトに絡ませての使用ができ、ヘルメットホルダー自身に付いているウェビングループにアルミフックをかけて使用する方法も可能です。
まとめ
登山ヘルメットのおすすめをブランド別に紹介しました。登山は自然の中でリラックスできる反面、いつ何時なにが起こるかはわかりません。滑落や転倒、落石などが発生した際には自分の頭を守る登山専用のヘルメットが不可欠です。「ヘルメットが荷物になっていやだ!」という人は最後に紹介したヘルメットホルダーなどを利用して持ち運びを楽にしましょう! 登山ヘルメットを携行して楽しく安全な登山にしてくださいね!
はしごや鎖場で先行者がいる場合は、ヘルメットを着用していても必ず安全を確認してから登るようにしましょう。