クリンチノットとは
クリンチノットとはラインをルアー やスイベル、スプリットリング等 様々な釣り具に結び付けるのに 使える代表的なラインの結び方 の一つです。 一度結び方を理解すれば、 すぐに結ぶことが出来る ようになる位に結び方が 簡単で、素早く結ぶことが 出来、結び目もきれいな為 バスフィッシングやフライ フィッシング、根釣りやサビキ といったあらゆる釣りで 現在活躍しています。 今回はこのクリンチノット の結び方について詳しく わかりやすく解説して いきたいと思います。
クリンチノットの利点と欠点
簡単で手早い!クリンチノットの利点
クリンチノットの利点は何と 言っても特別な道具も必要なく 覚えるのも結ぶのも簡単な点。 手早く結べて、様々な釣りに 応用が利きます。 特にブラックバスフィッシング やシーバスフィッシングなどの ルアーフィッシングとの相性 がいいです。 それでいて綺麗で目立たない 結ぶ目に仕上がるのも特徴。 これ一つ覚えていれば多くの 釣り具や道具にラインを を結ぶことが出来ます。
重いものは苦手、クリンチノットの欠点
クリンチノットの欠点は 簡単な分強度がさほどでも 無いので、ショアジギング 用の大型メタルジグなど 大型で重量のあるルアー などの釣り具に結んだ ときに、結び目が重量に 耐えきれなくて結び目が ほどけてしまう可能性が 高い事。 また、コーティングラインや PEラインなどでは、ラインが 滑ってほどけ易くなってしまい 強度に問題が出てしまうので 主にナイロンラインで結ぶ のが前提になっているのが 欠点です。
クリンチノットの結び方を5つの手順で解説!
1/5:金具にラインを通す。
まず最初にスプリットリングや スナップショット、ルアーの アイなど結びたい釣り具に ラインを通して画像の様に 折り返します。
2/5:ラインを巻き付ける
ラインを金具に通したらラインの 余り部分を画像の様に本線のライン にグルグルと巻き付けていきます。
そのまま余り側のラインを本線の ラインに4回から5回ほど画像の様に 巻き付けてください。 この巻きつけが足りないとラインが ほどける原因になりますので、 しっかり巻き付けるように しなければなりません。 慣れないうちはこの時に根元に 人差し指を挟んで巻き付けていけば 巻き付けた根元に大きな輪が出来る ので、次の作業がやり易くなります。
3/5:ラインを根元の輪に通す
ラインを巻き付け終わったら余り側の ラインの先端を、金具側の根元に できた大きな輪(画像の赤丸の部分) に通します。
4/5:ラインを出来た大きな輪に通す
根元の輪に通したら画像の様に 余りライン側とラインの本線 側に新たに出来た大きな輪 (画僧の赤丸の部分)に 余り側のラインの先端を 通します。
5/5:ラインを絞めて完成
大きな輪のラインを通し終わったら 最後に余り側のラインと本線側の ラインの二つをしっかり持って ぎゅっと引き絞ればクリンチノット の完成になります。 この時水などで湿らせてからラインを 結ぶとスムーズにラインを結ぶこと が出来、また摩擦熱などでラインに 与えるダメージも抑えることが出来る のでより、強い結び目になります。 余ったラインはなるべく短く 切り取ってしまいましょう。
クリンチノットの結び方の解説動画を紹介
クリンチノットをの結び方を 解説している動画を合わせて 紹介いたします。 実際に結んでいる動画を見て より深く結び方のイメージを 掴んでみて下さい。
ダブルクリンチノットとは
ダブルクリンチノットとは クリンチノットの進化系とも 言える結び方で、クリンチ ノットよりも非常に強力 です。 それでいてクリンチノット 同様に結び目は小さくきれい。 非常に広い釣り具や道具を 結ぶのに応用が利くので、 バスフィッシングやシーバス フィッシングのルアー釣りは もちろん、餌釣りなど様々な 釣りで愛用されている結び方です。 続いてこのダブルクリンチノットの 結び方も解説していこうと思います。
ダブルクリンチノットの利点と欠点
ダブルクリンチノットの利点
ダブルクリンチノットの利点は クリンチノットよりも少し 難易度が上がるとはいえ、その 結びやすさと結び目のきれいさが 健在な事です。 練習で2、3度結び方の練習 をすれば誰でも結べるように なるでしょう。 それでいて結び目はクリンチ ノットに比べて大分強力。 大型のルアーや重い仕掛けでも 問題なく結ぶことが出来ます。 ブラックバスフィッシングよりも より大きなシーバスなどの大型の 魚を釣る釣りに適した結び方に なっています。
ダブルクリンチノットの欠点
ダブルクリンチノットの欠点は クリンチノットよりほんの少し 結び方が難しい事と、クリンチ ノットと同じく滑りやすい ラインに弱い所。 フロロカーボンラインなら 問題なく結ぶことが出来ますが PEラインなどのより滑りやすい ラインを結んだ時には結び目から ラインが滑り、ほどけてしまう 恐れがあります。 バスフィッシングやシーバス フィッシングではPEを直接ルアーに 結びつけることが無いの で問題はありませんが、そういった すべりやすいラインをルアーなどの 釣り具に結ぶ際はクリンチノット やダブルクリンチノット以外の 結び方をおすすめします。
ダブルクリンチノットの結び方を5の手順で解説
1/5:ラインを金具に2回通す
まず最初にスプリットリングや スナップショット、ルアーの アイなど結びたい釣り具に ラインを今度は2回通して ラインを画像の様に折り返します。 この2回通すことによって 結び目の強度が上がり、 より強力な結びになります。
2/5:ラインを巻き付ける
ダブルクリンチノットでも クリンチノットと同じように 余り側のラインを本選側の ラインにグルグル巻き付けて いきます。 この時金具側のラインの 根元に出来たわっかを崩さない 様に人差し指を差し込んでおくか 人差し指と親指で輪っかを 抑えながら作業をすると やりやすいです。
ダブルクリンチノットでも4回から 5回ほど余り側のラインを本線側の ラインに巻き付けていきます。 ダブルクリンチノットもこの巻き つけがしっかりしていないと ほどける原因になってしまうので、 巻き付けはしっかり行うように してください。 このとき金具側の根元に出来ている 2つの輪を崩さない様に注意して 巻き付けて下さい。
3/5:根元の二つの輪っかにラインを通す
4回から5回ラインを巻き付け 終わったら余り側のラインの 先端を金具側のラインの根元 に出来た2つの輪(画像の赤丸 の部分)にくぐらせます。 この時必ず片方だけでなく 2つの輪っかにラインを 通すようにしてください。 片方だけでは失敗になって しまいます。
4/5:ラインを出来た大きな輪に通す
根元に出来た2つの輪っかに ラインを通したら、今度は 画像の様に余り側のラインと 本線側のラインの間に新しく 出来た大きな輪(画像の 赤丸の部分)に余り側の ラインの先端を通します。
5/5:ラインを絞める
最後にラインの本選側と余り側 両方を持ってゆっくりとラインを 絞めていきます。 この時、ダブルクリンチノットの 方がクリンチノットよりも結び目が 崩れやすいので巻き付けが緩んだり 崩れない様に注意してください。 また、ダブルクリンチノットでも あらかじめラインを絞める時に 水などで湿らせておけばラインの 滑りがスムーズになり、また摩擦熱 によるラインのダメージを抑える ことが出来るのでより強い結び目に なります。 きちんと結べているのが確認出来たら 余り側のラインの余分な部分は カットしてしまいましょう。 これでダブルクリンチノットは完成です。
ダブルクリンチノットの結び方の解説動画を紹介
ダブルクリンチノットを解説 している動画も合わせてご紹介 します。 ダブルクリンチノットは クリンチノットよりも少し コツが必要ですので、動画でも 改めて結び方の流れを確認して みてください。
しっかりとした結び方で確かな釣りを
釣りにおいてラインの結び方は基礎の基礎。 これがきちんとできていないと、どんな いい竿やリール、ルアーなどの道具を そろえても肝心な時にラインブレイクして せっかく釣り上げられたはずの大物を 逃してしまう、なんてこともあり得ます。 今回紹介したクリンチノットやダブル クリンチノットはそんな大切なライン の結び方の中でも汎用性の高い基礎の 結び方の一つ。これを覚えていれば バスフィッシングなどのルアー フィッシングを始め、様々な釣りで 役に立つことは間違いありません。 今回の記事が読者の皆様の楽しい釣り ライフの助けになれば幸いです。