【サルカン結び特集】結び方の種類から探る!最強結びとは?のイメージ

【サルカン結び特集】結び方の種類から探る!最強結びとは?

サルカンやスナップなどの接続金具と、糸とを結ぶ結び方が悪いと、ヒットした魚や高価な仕掛けを失いかねません。今回は、代表的な7種類のサルカン結びの特徴を比較していきながら、最強のサルカン結びはどれなのかについて、皆さんとご一緒に見ていきましょう。

2019年06月17日更新

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エサ釣りからゲームフィッシングまで、さまざまな釣りを楽しんでいます。実際の経験と豊富な知識をいかして、釣りの魅力や奥深さを分かりやすくお伝えできればと思います。
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目次

  1. サルカン結びは 釣果に直結する
  2. 7種類のサルカン結びを徹底評価!
  3. 1.チチワ結び
  4. 2.クリンチノット
  5. 3.ダブルクリンチノット
  6. 4.パロマーノット
  7. 5.完全結び
  8. 6.ユニノット
  9. 7.フリーノット
  10. 一応最強は「完全結び」だが・・・・

サルカン結びは 釣果に直結する

@katowmiさんの投稿
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魚とファイトしている時や、障害物に仕掛けやルアーが引っかかってしまった時などに重要となってくるのが、サルカンやスナップなどのリング状の接続金具と、糸とを結ぶ結び方です。結び方が悪いと、せっかくヒットした魚をバラしたり、一個数千円はするルアーを無くしたりすることになってしまいます。結び方が悪かったばかりに、魚の活性が上がるゴールデンタイムに、仕掛けを結び直す羽目になってしまったら、元も子もありません。 接続金具に糸を結ぶ結び方の種類は、改良型も含めると世界で100種類以上あるといわれています。すべてをマスターすることは困難ですが、強度があり、かつ早く結ぶことができる結び方を覚えておくことは、釣果に直結する重要なカギとなります。

7種類のサルカン結びを徹底評価!

出典: https://www.amazon.co.jp

スイベル

結びの強さを決める要素は、端的に言ってしまえば、摩擦抵抗の強さと、糸が交差している部分の形状です。しかしながら、結び目の見た目だけで、その結び方の強度を判断することは不可能です。また、複雑な結び方の場合は、各部分が確実に、かつ結び目がきれいになるように締め込まれていないと、その結び方が持つ本来の強さを発揮できません。 そこでこの記事では、多くの釣り人が使っている代表的な7種類の結び方を取り上げ、筆者の実体験をもとに、各結び方の特徴や強度を、「結ぶ早さ」、「結び方の難易度」、「結び目のほどけやすさ」、「結び目の切れやすさ」の4項目の5段階評価で評価していきます。果たして、結果やいかに?

@seishinryuさんの投稿
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※この記事では、リング状接続金具のことを、「サルカン」という言葉で表記しています。実際には、スナップやスプリットリングなどのあらゆる接続金具との接続についても同様です。

1.チチワ結び

サルカンへの結び方

下の動画をご覧ください。

特徴

この結び方は非常に簡単で、その場で手早く結べるため、釣り初心者におすすめの結び方です。 ただ、強度に関しては、決して高いとは言えません。最強の結び方による結束強度の40 - 50%程度が限界です。輪っかがほどけないように固定している結び目の部分は、糸をしっかりと締めるというよりは、2本の糸によってできた輪っかが小さくならないように、ごく簡単なこぶ結びで留めているに過ぎず、「最強」という言葉とは程遠いものです。

出典: https://www.photo-ac.com

とはいえ、強度の高い結び方は複雑なものが多く、釣り初心者が挑戦しようとすると、確実に結べず、かえって強度が低くなってしまうこともあります。糸の限界性能ぎりぎりで釣りを展開するのではない限り、この結び方の方が確実ですし、十分通用します。また、迅速に結べるため、魚が釣れているゴールデンタイムに仕掛けを作り直す必要が生じた場合に、ロスタイムを最小限に抑えて、応急処置としてこの結び方を使うことも可能です。 糸の太さや素材 (PEラインは例外)を問わない結び方でもあるので、覚えておいて損はないでしょう。

評価

出典: https://www.photo-ac.com

結ぶ早さ:★★★★★/非常に早い 結び方の難易度:★★★★★/非常に簡単 結び目のほどけやすさ:★★★★☆/ややほどけやすい 結び目の切れやすさ:★★★★☆/やや切れやすい

2.クリンチノット

サルカンへの結び方

下の動画をご覧ください。

特徴

この結び方は最もポピュラーで、世界中で使われているスタンダードな結び方です。釣り初心者でも、練習すればすぐにマスターできるでしょう。 強度に関しても、特筆するほどの強度があるわけではないものの、ある程度の強度はありますので、ほとんどの釣りに使用できます。筆者も、ほとんどの釣りでこの結び方を使っています。最強の結び方による結束強度の70 - 80%程度です。 ただ、結ぶときに糸の先端を、サルカンとの接合部にある輪っかと、本線を軽く締める工程でできる、結び目と先端の糸によってできた輪っかにしか糸の先端を通していないため、ものすごく強い力が結び目に掛かると、ほどけてしまうことがあります。また、先端の糸を本線に巻き付けることによって、糸と糸との摩擦抵抗によって、糸を滑りにくくし、ほどけにくくするタイプの結び方なので、摩擦に弱いPEライン (そもそも、PEラインを直接サルカンに結束することは望ましくない)や、0.6号より細い糸でこの結び方を用いると、強度の低下を招きます (そもそも、0.6号より細い糸は、自動ハリス止めを使用する)。

出典: https://www.youtube.com

注意点として、1.5号より細い糸でこの結び方を使う場合は、締める工程はゆっくり行い、糸がヨレないように張り気味にしながら結んでいく必要があります。また、糸の太さによっては、結び目がやや大きくなりやすい結び方でもあるため、特に小さいサルカンに太い糸を結ぶ場合は、結びにくくなりがちですので、先端の糸が本線に巻き付いている部分がグチャグチャにならないように注意しながら、慎重に締める作業を行う必要があります。

評価

出典: https://www.photo-ac.com

結ぶ早さ:★★★☆☆/普通 結び方の難易度:★★☆☆☆/やや簡単 結び目のほどけやすさ:★★★☆☆/普通 結び目の切れやすさ:★★★☆☆/普通

3.ダブルクリンチノット

サルカンへの結び方

下の動画をご覧ください。

特徴

前述のクリンチノットを発展させた結び方です。最初に行う、サルカンの輪っかに糸を通す作業の回数が、クリンチノットでは1回だったのに対し、この結び方では2回行っています。それほど難しいことをしているわけではないので、釣り初心者でも練習すれば、できるようになると思います。 強さは、クリンチノットより結び目がほどけにくいことから、若干強く、最強の結び方による結束強度の75 - 85%程度です。

出典: https://www.photo-ac.com

ただ、この結び方はクセが強く、長所に関してはとても評価できるのですが、看過できない短所があるのも事実です。 この結び方は、サルカンの輪っかに糸を通す作業を2回行っているので、その分先端の糸が抜けにくくなっています。一見すると、先端の糸が抜けにくいのは長所に見えるのですが、実は、先端の糸を本線に巻き付けることによって生じる、糸と糸との摩擦抵抗を利用して、ほどけにくくするタイプのこの結び方は、強い力が加わったときに、少しずつ締め込まれていきながら、ますます抜けにくくなっていくように想定されています。そのため、先端の糸は、基本的には抜けないものの、相当の強い力が加わったときには、ミクロン単位でわずかに抜けていくことで、結び目全体を強く締めるようになるのが理想です。しかし、この結び方は、あまりにも先端の糸が抜けにくいため、強い力が加わっても結び目全体を締めるように糸が動かず、糸の本来の強度を超えた力が結び目に加わると、いきなり“ブチン!”と切れる、つまり「粘りが無い」結びなのです。

ですから、強度に余裕のある糸での釣りでは、結び目がほどけにくく、非常に適しているのですが、糸の限界性能ギリギリでの釣りを展開する場合は、たとえ糸の先端を多めに残しても、肝心な力に対する粘りが利かず、結び目が切れてしまうことが多々ありますので、注意が必要です。 その他の点については、前述のクリンチノットと基本的には同じです。

評価

出典: https://www.photo-ac.com

結ぶ早さ:★★★☆☆/普通 結び方の難易度:★★★☆☆/普通 結び目のほどけやすさ:★★☆☆☆/ややほどけにくい 結び目の切れやすさ:★★★☆☆/普通

4.パロマーノット

サルカンへの結び方

下の動画をご覧ください。

特徴

糸をヨリ込んでいくような結び方ではなく、どちらかというと、摩擦抵抗よりも、糸の本来のコシや滑りにくさを最大限引き出して、結び目の強度を高めていく結び方です。結ぶには、やや細かい指さばきが必要です。 強さに関しては、後述する条件を満たしていれば、相当の強さを叩き出せるでしょう。最強の結び方による結束強度の80 - 90%程度です。

この結び方は、前述のように、コシがあって表面が滑りにくいナイロンラインやフロロカーボンラインに適しています。PEラインのようにコシがなく、表面が滑りやすい糸では、糸同士が交差して交わっている部分でも、糸が食い込み合わず、強い力を結び目に加えようものならば、スルスルと簡単に先端の糸が抜けてしまい、結び方として成立しなくなってしまいます (そもそも、PEラインを直接サルカンに結束することは望ましくない)。 加えて細い糸も、糸と糸が接触する面積が狭くなり、食い込まないので、どちらかというと不向きと言えるでしょう。

評価

出典: https://www.photo-ac.com

結ぶ早さ:★★★★☆/やや遅い 結び方の難易度:★★★★☆/やや難しい 結び目のほどけやすさ:★★☆☆☆/ややほどけにくい 結び目の切れやすさ:★★☆☆☆/やや切れにくい

5.完全結び

サルカンへの結び方

下の動画をご覧ください。

特徴

「“完全”結び」という名の通り、他の結び方の長所短所を研究し、長所を活かしつつ、短所を徹底的に減らしていった末に完成した、正真正銘の「最強」の結び方です。 最強の強さを誇る秘密は、すべての結び方の長所を活かしている点です。例えば、上の動画の0:57 - 1:16で行われている、折り返して2本にした糸をサルカンに通してさらに折り返し、合計4本の糸をまとめて並べる作業では、それぞれの糸の接触面積を広げ、洗濯ばさみでがっちり止めるように、それぞれの糸を固定し、先端の糸を抜けにくくしています。糸の接触面積が広ければ、糸の一部分だけに大きな力が掛かることを防ぐことができますし、摩擦抵抗が発生する部分も数倍になります。そのため、その場限りの応急処置ということを前提として、PEラインを直接サルカンに結ぶこともできます (そもそも、PEラインを直接サルカンに結束することは望ましくない)。

出典: https://www.youtube.com

また、上の動画の1:15 - 1:34で行われている、まとめて並べた4本の糸に、先端の糸を巻き付けていく作業では、先端の糸を巻き付けていく芯となる糸が4本あることで、太い芯に巻き付けていくような形になるため、力が掛かる部分が分散して、巻き付いた部分がほどけてしまう心配を少なくしています。まさに、考え抜かれた結びなのです。 しかし、「最強」であることの裏返しとして、残念ながら決定的な短所があるのです。1つ目は、何といっても結びが複雑で、時間がかかる点です。筆者も、結び目がきれいにできるまで時間がかかりました。仮に慣れても、釣り場で数秒で仕上げられる結び方ではありません。というのも、まとめて並べた4本の糸をしっかり張った状態を維持しながら、先端の糸を慎重に巻き付けていかないと、締める工程の時に、4本の糸の内のどれか1本でも緩みがあると、結び目が膨らんだようになってしまい、巻き付けた部分がグチャグチャになってしまうのです。

出典: https://www.photo-ac.com

2つ目は、細い糸に向かない点です。細い糸でこの結び方をやろうとすると、細かい作業が多いので非常に結びにくく、特に指が太い人はやりにくいです。無理やりやろうとすると、結び目が汚くなり、かえって弱い結びになってしまいます。細い糸ほど強い結び方を使いたいのですが、これでは本末転倒です。この結び方は、時と場合をわきまえて使うことがポイントです。

評価

出典: https://www.photo-ac.com

結ぶ早さ:★★★★★/非常に遅い 結び方の難易度:★★★★★/非常に難しい 結び目のほどけやすさ:☆☆☆☆☆/非常にほどけにくい 結び目の切れやすさ:☆☆☆☆☆/非常に切れにくい

6.ユニノット

サルカンへの結び方

下の動画をご覧ください。

特徴

この結び方は、もともとはルアーフィッシングにおいて、スプリットリングやスナップにラインを接続するために用いられてきた結び方ですが、エサ釣りにおいても問題なく使用できます。釣り初心者にも、決して難しい結び方ではないはずです。 形としては、ハリにハリスを結ぶときに使用する内掛け結びを、糸だけでやるようなイメージです。結び目に強い力が加わると、上の動画の1:16 - 1:22で行われている、先端の糸を折り返して輪っかを作る作業でできた輪っかの内側の、2本の糸がまとまって並んでいる部分と、その2本に先端の糸が巻き付けられている部分が締め込まれていくことで生じる摩擦抵抗で、強度を高めています。

出典: https://www.youtube.com

強度については、特筆するほどの強度は持ち合わせていないものの、一般的な釣りであれば申し分ないでしょう。ルアーフィッシングはエサ釣りと違い、事前に周到に仕掛けの用意をしておくのではなく、フィールドに立ち、状況を感じ取りながら、その場でルアーを交換していく釣りです。そのため、ルアーフィッシングで用いられてきた結び方の多くは、手早く結べるスピードと、獰猛なフィッシュイーターのファイトに耐えられる強度とのバランスを重視しています。

出典: https://www.photo-ac.com

この結び方も、前述の完全結びのような絶対的な強度を誇っているものではありませんが、手早く結ぶことができるため、仕掛けの交換を頻繁に行う釣りで重宝する結び方でしょう。 強さは、最強の結び方による結束強度の70 - 80%程度ですが、PEライン以外であれば、素材を選ぶこともありませんし、1号より細い糸でも比較的容易に結べるので、この結び方は、ぜひマスターしておきましょう。

評価

出典: https://www.photo-ac.com

結ぶ早さ:★★★★☆/やや早い 結び方の難易度:★★★☆☆/普通 結び目のほどけやすさ:★★★☆☆/普通 結び目の切れやすさ:★★☆☆☆/やや切れにくい

7.フリーノット

サルカンへの結び方

下の動画をご覧ください。

特徴

この結び方も、ルアーフィッシングで誕生した結び方です。前述のユニノットを改良した結び方です。ユニノットの前にひと手間加えるだけなので、難易度もそれほど高くありません。 強さは、後述する理由から、ユニノットより若干強く、最強の結び方による結束強度の75 - 85%程度となります。

出典: https://www.youtube.com

最大の特徴は、締める工程の時に、ユニノットの結び目がサルカンから離れたところに移動するように工夫されていることで、サルカンとユニノットとの間に輪っかができることです。一昔前までは、ルアーとラインとの接続は直結が当たり前で、ルアーのスプリットリングにラインを直結すると、結び目ががっちりと固定されてしまうことによって、ルアーの動きが妨げられてしまいます。それを防止するため、サルカンとユニノットとの間に遊びとなる輪っかができるこの結び方が重宝されました。ルアーとの接続に便利なスナップが普及した現在でも、スナップが破損してしまうような超大物釣りや、スナップを嫌う釣り人の間で、人気の衰えない結び方です。また糸は、結ぶことによって強度が大きく低下します。この結び方は、直接硬い金属に糸を結び付けるようなことがないため、サルカン付近の糸が強度低下を引き起こしにくい点も、大いに評価できるでしょう。 PEラインを除けば、どんなラインでも使用できる結び方で、結んだときにできる最終的にできる輪っかを利用して、他の結び方に応用することも可能ですから、覚えておくとよいかもしれません。

評価

出典: https://www.photo-ac.com

結ぶ早さ:★★☆☆☆/普通 結び方の難易度:★★★☆☆/普通 結び目のほどけやすさ:★★★☆☆/普通 結び目の切れやすさ:★★☆☆☆/やや切れにくい

一応最強は「完全結び」だが・・・・

出典: http://www.irasutoya.com

ここまで7種類のサルカン結びを見てきましたが、いかがでしたか。単純な結び目の強さだけで見れば、もっとも結び目がほどけにくく、切れにくい「完全結び」が圧勝ですが、反面、手間と時間が掛かる結び方でもあります。「チチワ結び」は、その場で手早く結べる便利な結び方ですが、強度では、他の結び方に比べて大きく劣ります。このように、サルカン結びは、“単純な結束強度だけではなく、早さや適する糸の種類とのバランスも非常に重要になってくる”というがお分かりいただけたら、筆者も幸いに思います。

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