シマノ|シンキングルアー 熱砂 ヒラメミノーIII 25g 125mm ヒラメリョク
ダイワ |メタルジグ ルアー 鮃狂[フラットジャンキー] ヒラメタル 40g
エコギア パワーシャッド 4インチ 115
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ヒラメってどんな魚?
スズキ系カレイ目カレイ亜目ヒラメ科ヒラメ属に分類される魚で、 似た種類にカレイがいます。 太平洋の千島列島から朝鮮半島、日本、南シナ海に分布して生息しています。 カレイに比べて口が大きく、歯が鋭く、両目とも左側に寄っているのが特徴です。 幼魚の時は、普通の魚のように両サイドに目がありますが、 成長に従って両目が近づいてきます。 一般的にヒラメとカレイの違いは体の向きであるといわれています。 ヒラメは口を左につけており、カレイは右についています。 沿岸の砂地を好み、普段は砂に潜って眼だけを出した状態で、 小魚や甲殻類などの餌を狙っています。 その一方で、200mくらいの深さの海にも生息している、 何とも生存領域の広い魚です。 食性はカレイがゴカイやイソメなどの虫類を好むのに対して、 ヒラメは小魚が中心のフィッシュイーターです。 鋭い歯で獲物に致命傷を負わせてから、捕食します。 俗にフラットフィッシュ(平らな魚)ともいわれ、 平たいという意味では、マゴチやメゴチも同様の仲間です。
ヒラメ釣りの人気の秘密とは?
ヒラメ釣りの魅力は、何と言ってもその獲物の高級さです。 ヒラメは日本の魚の中でも、鯛や河豚とならんで人気のある高級魚です。 それが、サーフから攻略できるわけですから、たまりませんね。 さらに、サーフの場合、マゴチやスズキ、青物などの 「美味しい外道」が釣れるのも人気の秘密です。 入れ食い状態になるという釣りではありません。 大漁になるアジのサビキ釣りや、キス釣りなどとは、 少し一線を画しますが、時期によっては、 「一発大型」の魅力があります。
ヒラメ釣りの時期は?
ヒラメは基本的に周年狙える魚です。 ピークの釣り時期としては2シーズンあります。 産卵を行う春から夏にかけての時期と、 秋から冬にかけて、越冬のために荒食いをする時期です。 夏の時期のヒラメは「猫またぎ」といわれ、 一般的に味が落ちる時期といわれています。
高級魚ヒラメの料理の紹介
ヒラメは、真鯛と並んで最高級の食材でもあります。 おすすめの食べ方をご紹介します。
刺身
まずは何と言っても定番はお刺身ですね。 しっとりとした上品な白身は河豚にも匹敵する味わいです。 その中でもヒラメの「えんがわ」は最高級の食材です。 寿司にしても最高ですね。 ヒラメは平たい魚ですので、3枚ではなく、5枚おろしにします。 ちょっと難しいイメージが湧くかもしれませんが、 凹凸が無い分、他魚に比べて実は簡単です。 お刺身に飽きたら(飽きそうにないですが)、 昆布締めにして冷蔵庫に一晩置くと、 さらに味わいが増します。
ムニエル
気軽に家庭でフレンチ気分が味わえる、ヒラメ料理です。 皮目からしっかり焼くことがポイントです。 カリッとした皮の香ばしさと、ふかふかの身の味わいが最高です。 釣行の夜は、ちょっとおしゃれなディナーが楽しめますね。
ヒラメの釣り方
ヒラメの釣り方には、伝統的には船や堤防からの泳がせ釣りが知られています。 活きたイワシやアジ、ハゼなどを自由に泳がせてヒラメに捕食させる釣り方です。 最近では、サーフ(砂浜)からのルアーフィッシングが注目されています。 今後も色々な攻略方法も出てくるかもしれません。 なんだか可能性のある魚種ですね。
ルアーフィッシング
最近非常に人気が出ている釣り方です。 ミノーやメタルジグ、バイブレーションやワームを使用して釣ります。 意外に色々なルアーを駆使する、 バリエーションが楽しめる釣りといえます。
泳がせ釣り
ヒラメがフィッシュイーターであることを活用した釣法です。 活きたアジやキス、ハゼを自由に泳がせて、ヒラメに捕食させます。 最初のアタックだけでは針掛かりすることは少なく、 辛抱強く食い込ませて合わせることがポイントです。 別名「のませ釣り」ともいわれる所以です。 専用の仕掛けを使うこともありますが、 実はそこそこ色々な仕掛けがある釣法です。 初心者の場合、市販の仕掛けを使うのも手ですが、 「エレベーター仕掛け」といわれる、 海底に沈めた錘と道糸の間を自由に泳がせる仕掛けが簡単です。
これらの釣法のうち、今回は今人気が高まっている、 サーフからのルアーフィッシングについてご紹介していきます。
ヒラメをルアーで攻略するポイント
冬の時期は寒くて少々辛いサーフですが、 春や秋の時期はラン&ガンするには気候も良く、 自然を楽しめる場所になりますね。 大海原に向かって思い切り遠投する。 何とも爽快ですね。 是非、楽しくラン&ガンしながら、 サーフヒラメを楽しみましょう。 単純な砂浜に見えるポイントですが、 よく見ると、ヒラメが居付きそうな、 色々な変化がある釣り場があります。 ひとつひとつ特徴を見ていきましょう。
河口
河口は海と川の水が混ざり合う、汽水域ともいわれ、 多くのプランクトンが発生し、それを餌とする小魚も多く集まり ポイントが多く存在します。 ヒラメは意外に川の部分まで進出しています。
流れ込み
水が海岸線へ流れこんでいる場所は、海の中がへこんでいて、かけ上がりが出来ています。 沖からベイトである小魚がここに溜り、それをヒラメが狙う場所になっています。
離岸流の発生する場所
一度打ち寄せた波が沖に払い出していく流れのことを「離岸流」といいます。 離岸流には流れ込みと同じように、えぐられたへこみができます。 このへこみにベイトが流れ込んでくるので、 攻略ポイントとしては、重要です。 離岸流の場所は最初はちょっと分かりにくいものですが、 次のような特徴を意識していると見つけやすいでしょう。 ・白波が途中から無くなる場所。 ・波打ち際が沖のほうへ出ている場所。 ・波打ち際にそこだけ玉砂利がある場所。 などをチェックしていきましょう。
ヒラメルアータックル
基本はロッドが長めのシーバス仕掛けか、 ショアジギング仕様の仕掛けで良いでしょう。 ヒラメのルアーゲームのタックルは、 とてもシンプルですね。
ロッド
サーフヒラメ用専用ロッドが最適ですが、 10フィート以上のシーバスロッドか ショアジギング用ロッドが最適です。 ロッドにある程度の長さが必要なのは、 波打ち際までルアーを思い通りにアクションさせるためです。
リール
サーフでの遠投を考慮すると、3000~4000番台のリールがおすすめです。 どちらかというと、 一回転当たりの巻き取りの長さが長いハイギア仕様のリールが有利です。 キャスト後、糸ふけを早く回収することが出来ます。 早巻きにも有利です。 逆にスローな釣りには不利になります。
ライン
PEラインの1~2号程度を使用します。 フロロカーボンなどの強い糸をリーダーに使用しますが、 根ズレへの対応というより、ヒラメの鋭い歯に対応するため という理由からリーダーを準備します。 そのため、リーダーはあまり長くする必要はありません。
ヒラメルアーの選び方
ルアーの重量
サーフからの釣りの場合、ルアーにはある程度の重量が必要です。 広い海岸を、広範囲に探る必要があるため、遠投性が求められます。 また、サーフは風が強い場合も多く、一定の重量は必要です。 20~40gは必要になります。
ルアーの種類
メインで使用するのは、ミノーです。 最近は遠投性があるメタルジグやバイブレーションも良く使われています。 魚を模した形のワームも、良く活用されます。
ヒラメルアーの使い方
ヒラメのルアーを使う場合に大切な攻略ポイントは「泳層」です。 ヒラメは普段、砂の中に潜り込み、 目だけを出して小魚を狙っています。 つまり、下から上を見上げて、近くに来た小魚にアタックします。 そのため、底から50cmくらいが基本的なコースです。 しかし、活性が高いときは2メートルくらいまで泳いでイワシなどを積極的に捕食するようです。
ヒラメルアーおすすめ 【ミノー編】
ヒラメの場合、ベイトは小魚ですから、 ミノーという、小魚を模したルアーがメインになります。 ミノーには頭の部分にリップといわれる水受けがついており、 ルアーを引くことにより水の抵抗を受け、 左右にブルブルと震えるようなアクションをします。
ミノーの形状・色・仕掛け
ミノーのサイズとしては、シーバス用とほぼ同じでオッケーです。 ヒラメは派手な色彩を好むといわれています。 ゴールドやシルバー、ピンクなどがメインの色になります。 イワシを模した青色なども使用します。 ミノーのアクションさせる泳層は底から50cmくらいが目安です。 そのため、シンキングミノーが必要になります。 シンキングミノーとは、巻くのを止めると沈んでいくミノーです。
ミノーのアクション・攻略法
基本はただ巻きでオッケーですが、 使用するミノーの特性を良く知っておく必要があります。 中層を引いているつもりが、底をズル引いていたり、 表層に浮き上がっているとヒットの確率が下がります。 底に当たりそうであれば早巻きしたり、 ロッドを立てて巻いたりして調整します。
おすすめ人気ミノー
シマノ|シンキングルアー 熱砂 ヒラメミノーIII 25g 125mm ヒラメリョク
人気のシマノ熱砂シリーズのミノーです。 幅広くウォブリングするアクションのため、 その波動で広範囲にヒラメを引きつけます。 パイロットルアーとしておすすめです。
ヒラメルアーおすすめ 【メタルジグ編】
ヒラメゲームには、メタルジグもよく使われます。 重量が重いため、飛距離が稼げる点と、 沈みが早いので、テンポよく攻略ポイントを探っていけるという点がメリットです。 一方、デメリットもあります。 一般的に小さいのでヒラメに発見しづらい点と、 重さが災いして底を擦りやすい点が上げられます。
メタルジグの形状・色・仕掛け
広大なサーフにいるヒラメにいち早くルアーを見つけてもらうため、 メタルジグも派手な色が有効です。 ゴールドやピンク系、フラッシング効果をもたらすシルバーが有効です。 メタルジグは、フックの種類として、 アシストフックを利用することが出来ます。 ヒラメは、餌に噛みついて捕食する習性があるため、 トレブルフック(三本針)より、シングルフックである、 アシストフックを利用するほうが、 がっちりフッキングしやすいといわれています。
メタルジグのアクション・攻略法
基本はただ巻きで釣れますが、 重量があるため、底を擦らないために、 ある程度の早巻きが必要になります。 金属のフラッシング効果はありますが、 シルエットが小さいため、 ストップ&ゴー、リフト&フォールなどのアクションを加えることも有効です。
おすすめ人気メタルジグ
ダイワ |メタルジグ ルアー 鮃狂[フラットジャンキー] ヒラメタル 40g
遠投がきく重めのメタルジグです。 非対称構造で、スプーンのようにひらひらと、 艶めかしいアクションでヒラメを誘います。
ヒラメルアーおすすめ 【バイブレーション編】
メタルジグのように重量があり、 抵抗が少ないため、飛距離が稼げます。 さらに、強い波動を出すため、 広範囲にヒラメを引きつけることが出来ます。
バイブレーションの形状・色・仕掛け
ヒラメ用バイブレーションは基本的にシーバス用と同じでオッケーです。 バイブレーションにはソリッドタイプと鉄板のようなメタルバイブレーションがあります。 波動を強く発生させるのはメタルバイブレーションの方です。 ヒラメがスレていたりする場合は、ソリッドタイプの方が良いでしょう。 色は派手目のピンクか、ベイトで判断します。 ベイトがキスの場合、白色系が良いでしょうし、イワシの場合シルバー系の色が良いでしょう。
バイブレーションのアクション・攻略法
キャストして着底後、ただ巻きでオッケーですが、 慣れてくれば、着底しないうちに狙いのレンジ(深さ)を 狙うと、手返しが良くなります。 そのためには、まずキャストして底を取ります。 その時、心の中でカウントしておき、 深さを調べておくと良いでしょう。 次からは、狙いのレンジで攻略できます。 ただ巻き以外では、ストップ&ゴー、リフト&フォールなどの アクションをおり交ぜてもよいと思います。
おすすめ人気バイブレーション
強い波動がヒラメの食い気を誘います。 ヒラメだけでなく、シーバスや青物にも効きます。
ヒラメルアーおすすめ 【ワーム編】
ヒラメルアーの基本はミノーですが、 ワームは同等あるいはそれ以上に釣れるルアーとも言えます。 攻略に迷ったら使ってみるべきルアーといえるでしょう。 ナチュラルなアクションや波動がヒラメの食い気を誘います。 ハードルアーと違い、柔らかいゴムのような素材なため、 食い込みも良く、キャッチ率が高いルアーといえます。
ワームの形状・色・仕掛け
代表的な形状としては、 ・シャッドテール ・ストレートテール ・カーリーテール など、尻尾の部分の形状によって分類されます。 ブラックバスのようにあまり変わった形状は必要ありません。 サイズは4インチくらいが良いでしょう。 色は他のルアーと同様にピンク系の派手な色、白、黒 などを用意しておくと良いでしょう。
ワームを使用するときは基本的にジグヘッドにセットして使用します。 ジグヘッドとは錘と針が一体化した仕掛けです。 ジグヘッドの重さは5~11gの中で風や水流に合わせて選びましょう。 また、錘を使ってズル引きし、 その先にワームを結ぶ、キャロライナという仕掛けも考えられます。
ワームのアクション・攻略法
キャスト後、底を取り、ただ巻きやストップ&ゴーで釣れます。 ヒラメの反応が鈍い時は、ワインド釣法も有効です。 竿を連続して大きくシャクリながら巻くと、 ワームが左右に大きくダートします。 逃げ惑うベイトのアクションを演出するわけです。
おすすめ人気ワーム
エコギア パワーシャッド 4インチ 115
ヒラメ用の定番ワームです。 独特のウォブリングがヒラメを誘います。 重心が後ろにあるため、無理なく遠投が出来ます。
ヒラメルアーフィッシングの便利グッズ
サーフのヒラメゲームは、広い砂浜をラン&ガンする釣りです。 波打ち際を釣り歩くので、必要なものは全て身につけておかなくてはなりません。 いちいち荷物を置いている場所まで帰っていては、 時間の無駄になり、キャスト数が減り、 ヒラメをゲットするチャンスも少なくなります。 安全に、しかも少しでも快適に釣りを楽しむための、 便利グッズをご紹介します。
フローティングゲームベスト
アピア|アングラーズサポートベスト Ver.3 ブラック×ブラック
ラン&ガンするためには、 必要な道具は手の届く範囲ですぐ取り出せるようにしていなくてはなりません。 そのためにはフローティングベストに、 全ての道具を収納しておくことが理想です。 肩回りに重量がかかりやすい従来のベストの重量配分を、 腰回りに分散させることにより、 疲労感を軽減させる構造になっています。
エイガード
ima(アイマ)/ima エイガード ネイビー 【RCP】
サーフでヒラメを狙う場合、距離を稼ぎたいために、 ウェーディング(水の中にゴム長で入ること)したいと考える人も多いでしょう。 波打ち際といっても、海には意外に危険なものがあります。 貝やガラスなどの破片などで怪我をすることもあります。 特にエイは釣りあげた際に尻尾の根元にある棘に刺されると 激しい痛みを伴い、場合によっては死に至ります。 ゴム長やウェーダーくらいでは簡単に突き通すような鋭さです。 このグッズで安心して釣りが出来ます。
ロッドスタンド
サーフではロッドの置き場がありませんが、 魚が釣れた時には、ある程度タックルを砂浜に置く必要があります。 しかし、砂浜にタックルを直接置くと、 リールに砂が入り、あっという間に回転が悪くなります。 いわゆる「砂嚙み」という状態ですね。 そんな時は、臨時的に竿を立てて置けるグッズがとても助かります。 このサーフロッドスタンドは、カラビナで腰回りにつけて携帯できる便利な竿立てです。
ヒラメルアー&釣り方まとめ
最近注目を集めている、サーフからのヒラメ用のルアーや仕掛け、 釣り方についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか? 時期にもよりますが、 美味しいヒラメが、釣りでGETできる魚とは、 釣りをしない人はあまり知らないかもしれませんね。 だからこそ、釣って帰った日はとってもハナタカですね。 そして、何といっても最高級魚です。 是非美味しくいただきたいものです。 今日のヒラメとの戦いを思い出したり、 ヒットルアーを眺めながら、 ヒラメのお造りに日本酒? 香ばしいムニエルに白ワイン? 極上の休日ですよね。