サワラという魚について
サワラはどこのご家庭でもよく食べられる食材としても有名ですよね。ほとんどが切り身として売られているため、どんな魚か知らない人もいるかもしれません。では、少しずつ掘り下げていきましょう。
主な生息地ってどのあたり？
サワラは日本では、北は北海道南部、南は日本海南部、瀬戸内海に至るまで幅広い地域で生息しています。関西方面では、サワラのイメージがあまりないかもしれませんが、回ってくるのがわかりますね。
主な呼び名は？
釣り人の間では、よく「サゴシ」というワードが飛び交うかと思います。サワラは、出世魚なので、40センチ～50センチ程度までのことを「サゴシ」と呼びます。また、こちらはあまり聞いたことはないかもしれませんが、60センチぐらいまでのことを「ナギ」とも呼ばれ、それ以上のサイズになると「サワラ」という名称に代わります。 また、「サワラ」は漢字で書くと「鰆」と魚に春という漢字が付きますが、文字通り春に旬を迎えるのが由来となっています。ですが、実はこれは瀬戸内海での話で、関東方面の旬は秋、冬の「寒サワラ」と呼ばれるものなのは驚きです。漢字をあてたのは瀬戸内海周辺の人なのでしょうか。
サワラ釣りの釣れる時期、時間帯はいつごろだろう？
鰆を釣りで狙い始めることができるのは、梅雨ごろの時期である6月ごろから狙うことは可能です。ですが、メインシーズンとなる時期は、おそらく秋口、9月ごろの時期から始まります。そこから初冬の時期、12月ごろまで楽しめるかと思われます。寒い時期はしっかり防寒対策も必要ですね。 また、主に狙い時となる時間帯は、夕マズメと呼ばれる夕方あたりの時間帯になるでしょう。これは時期によっては日が暮れるのが早くなるので、その辺は注意しましょう。
サワラの釣り方は餌釣り？ルアー？
サワラという魚は、肉食魚なのはご存知でしょうか。いわゆるフィッシュイーターという奴ですね。なので、ルアーフィッシングの対象魚として知られています。特にライトショアジギングとして狙われます。（船からもジギングで狙われることは多いです） ならルアーで狙う以外に手段がないのかとお思いの方はご安心ください。餌釣りでも十分狙うことが可能です。基本的には浮き釣りなどになるでしょう。ルアーに比べて地味かもしれませんが、こちらも楽しいファイトを繰り広げてくれるのでお勧めですよ。 では、そんな2つの釣り方のタックルや仕掛けを紹介していきましょう。
サワラを餌釣りで狙う！タックルをご紹介！
基本的な浮き釣り仕掛けのタックルをご紹介しましょう。 ロッド：磯竿、万能竿（シーバスロッドなどで代用可能です） リール：中型スピニングリール ライン：道糸3号（ナイロン、フロロなど） うき：1,5号ほどのもの（夜釣りを考えたケミ蛍内蔵型推奨です） 鈎：チヌ鈎3号、セイゴ鈎12号など 基本的な浮き釣りのタックルとなっています。おそらく太刀魚を浮き釣りで狙う方には、同じようなタックルだなと思われるかもしれませんが、まさにその通りです。太刀魚の釣り道具一式を持っている方は、そのまま代用は可能でしょう。 太刀魚同様に歯は鋭く、ラインブレイクが多いので、替えの仕掛けは用意するようにしておくとよいでしょう。
サワラの餌釣りのおすすめの仕掛けを3つご紹介！
①冨士灯器 こだわり太刀魚仕掛けセット タイプ3
冨士灯器 こだわり太刀魚仕掛けセットタイプ3 LG 3号 緑
出典:Amazon基本的に、浮き釣り仕掛けを用意するのであれば、太刀魚の浮き釣り仕掛けを用意してあげるとよいでしょう。気品の道具一式そろっています。 基本的に、さほど仕掛けは変わりませんし、ハリスにナイロンが使用されてる仕掛けも多いです。（ほぼ切れなくなる代わりに、多少あたりは減ってしまう欠点もあります）
②太刀魚水平4点仕掛け
こちらはオーナーさんから出ている太刀魚仕掛けです。電気ウキではありません。 大きな違いは、トリプルフック、つまり3本の鈎が使用された仕掛けなのです。少し変わってはいますが、キビナゴやイワシをうまくかけることができますし、1本針よりも安心感があるように感じます。
③冨士灯器 FF-B6 [電気ウキ]
夜釣りに必須の釣り道具です。セット販売されているものに電気ウキのものも多く販売されています。あまり浮きが飛んでいくケースはありませんが、ラインが切れて飛んで言った経験がある方もいるかもしれません。念のため、浮きのスペアも用意しておくのがいいでしょう。
サワラをルアーで狙う！タックルをご紹介！
上でもふれたように、サワラはフィッシュイーターです。故にルアーは有効で、早い巻きでもしっかりと食いついてきます。では、基本的なタックルをご紹介しましょう。 ロッド：シーバスロッド、ライトショアジギング専用ロッド リール：中型スピニングリール ライン：PE1号～2号 リーダー：3号～6号のナイロンorフロロカーボン ルアー：メタルジグ（ジギング）バイブレーション、ブレードなど 基本的には、メタルジグ、バイブレーションなどで狙うのが基本でしょう。反応が悪い場合、ブレードなどでアピールすることも1つの手段ですね。 プラグ以外だと、シグヘッド＋ワームで誘うのもいいでしょう。いろんなものが販売されていますが、サワラは話題のWIND釣法でも釣ることが可能です。
サワラ釣りの餌、3選をご紹介！
①キビナゴ
最もベーシックな餌がこのキビナゴでしょう。釣具店、スーパーともに帝はいる餌です。 針のさし方は、目から針を通して、背掛けをするのが基本ですね。
②イワシ
このイワシも同じぐらい代表的な餌です。このイワシは釣具店やスーパーでも買うことができる餌です。そのうえ、釣り場でベイトとしてイワシが入っている場合、サビキで釣ったものを餌として使用できます。現地調達なので、鮮度は申し分ないでしょう。
③さんまの切り身
こちらも釣り餌としては、よく見るものですよね。スーパーの生さんまでも代用は可能ですし、鮮度は抜群です。間違えて塩サンマは買わないようにしましょう。
サワラのルアー釣りでのおすすめロッドを3つご紹介！
①ソルパラXライトショアジギング
人気のソルパラモデルのライトショアジギングモデルです。使いやすさももちろんのことですが、このシリーズのおすすめできるのは、なんといっても安さですね。入門者にもぜひともこのロッドから始めてほしいですね。 釣具店では、入門用セットとして販売されていることもあります。
② クロステージ シーバスシリーズ CRX-1002M
個人的に最もおすすめしたいのは、このクロステージシリーズのシーバスモデルですね。クロステージには、WINDモデル、ライトショアジギングモデルも出ているので、そちらをお探しいただいても結構ですが、無理なく幅広く対応できるのがこのロッドです。 対応ルアーの重量が40グラム程度まで耐えることができますし、ジグはもちろん、ブレードやバイブレーションの少し重たいものでも対応できます。是非、使用感を試していただきたいです。
③メジャークラフト エヌワン ワインドモデル NSS-832MLW
WINDで狙うのであれば、エヌワンのワインドモデルを是非お勧めしたいです。安定したキャスティングとアクションの対応力は一級品ですね。また、軽くてしなやかなので、女性にも扱いやすいモデルです。やや値は張りますが、価値のある一本だといえるでしょう。
サワラ釣りのおすすめルアーを5つご紹介！
①メジャークラフト ルアー ジグパラ ショート
メタルジグ ジグパラ ショート
出典:Amazonライトショアジギングといえば、ジグパラは欠かせませんね。正直、メタルジグは、ロストしやすいので、できるだけ安いもの（有名なブランドではないものも）を買うことが多いのですが、このジグパラに関しては、個人的にはかなりあたりの取れるメタルジグだと考えます。騙されたと思って使っていただきたいですね。
②ダイソーの100均メタルジグ
ダイソーでは、「ジグベイト」「ジグロック」と呼ばれる2種類のブランドのメタルジグが販売されています。カラーも最低限完備されています。先ほど言った通り、ロストが多いので、100円で手に入るというのはかなりありがたいです。 それでいてこのメタルジグ、釣れるんです。意外かもしれませんが、不規則な動きが、逆にいい誘いになっているということらしく、かなり釣れるという報告が後を絶ちません。
③ジグパラスピン
こちらは活性が悪い時、アピール力が足りないと感じたときにおすすめできるルアーです。サワラ、太刀魚はもちろん、シーバスも狙うことができます。ブレード系のルアーを持っていない方には是非、これから始めていただきたいです。
④バスデイ レンジバイブ
バイブレーションで狙うなら、レンジバイブがおすすめです。太刀魚、サゴシにはかなり高相性なバイブレーションです。カラーリングも豊富で、遠くまでキャスティングしたいというアングラーの願いもかなえてくれます。かなり扱いやすいバイブレーションです。
⑤オンスタックルデザイン マナティー 90
オンスタックルデザイン｜マナティー90
出典:AmazonWIND釣法で狙いたい方は、このマナティ90で始めましょう。現在では、様々なメーカーからWIND専用ワームが出ていますが、やはりこのマナティーシリーズの安定感と信頼度はずば抜けてます。 WINDといえば、マナティーという考えの人も多いのではないでしょうか。シグヘッドにはZZヘッドを採用しましょう。
ルアー釣りの基本！キャスティングを学ぼう！（動画アリ）
ルアー釣りはキャスティングは切っても切り離せません。むしろ、キャスティングがうまければうまいほど、幅広いエリアを狙うことができるので、ルアー釣りはキャスティングの良し悪しが釣果に左右されるといっても過言ではないかもしれません。 いくつかキャスティングを解説しているものを用意しましたのでご覧ください。
キャスティング解説動画3つをご紹介！
①ジグ（ルアー）を投げる キャスティングの基本説明
シンプルなキャスティング解説動画です。基本的な説明をしてくれるので、初心者におすすめですね。
②【Honda 釣り倶楽部】ルアーフィッシング入門講座 LESSON 01 キャスティング編 CHAPTER 03 スピニングタックルのオーバーヘッドキャスト
Honda釣り倶楽部さんの動画です。ルアーフィッシング入門講座の一部としてスピニングタックルでのキャスティングの解説をしてくれています。細かいキャスティングの解説をしてくれているのでお勧めです。また、CHAPTER1から是非、見返していただきたいですね。
③ショアジギングのキャスト方法
釣りよかさんの動画です。ショアジギングでのキャスト方法なので、いろいろと参考となるかと思います。
船から狙う！サワラの船釣り徹底解剖！
船でもサワラは狙うことが可能です。船でのサワラ釣りはどちらかというとジギングの方が多いかなと思われますね。それだけ船でのルアーゲームも増えてきたということです。 船によってはキャスティングして狙い場合もありますが、基本的にはベイトリールを使ってのジギングが基本ですね。 基本的に船釣りの場合、専用の釣り道具を持っていない人も多いでしょう。釣り道具一式はレンタルできるところが多いので、初めての場合は借りることをお勧めします。 また、船釣りでは、釣り教室と称し、教えてもらいながら船釣りを楽しむなんて企画もあるようです。参考までに1つリンクを貼っておきます。
エキサイティングなサワラ釣りで満喫しよう！
サワラは何といっても楽しい引きを楽しませてくれる魚です。そこまで難易度も高くないので、ルアー入門にも最適な魚だと思われます。ただ、歯が鋭く、危険な魚でもあります。しっかりといくつか対策できる道具を持っておくように心がけるのが良いでしょう。（針外しやフィッシュグリップなどの道具は常時しておくほうが良いでしょう）そのうえで、サワラとのファイトを楽しみましょう。