スマートウール SW71055
スマートウール SW71057002
モンベル メリノウール
モンベル 5トゥソックス
キャラバン メリノウールパイルソックス
ミズノ A2JX4702
アールエルソックス TRR-34G
登山用の靴下選びは重要
登山の快適さを左右する、重要なアイテム、靴下
登山やトレッキングをする上で、靴下は、重要なアイテムの一つです。 自分の足や靴に合っていない靴下を履いたまま登山すると、靴擦れ、疲労感、汗によるムレ、足が冷たい、などの弊害を発生させてしまいます。
快適に登山するために、靴下選びが重要
そうなると、せっかくの楽しい登山が、不快なものになってしまいます。 それらの不快感を起こさせないようにするため、登山やトレッキングをする上で、必要な機能を兼ね備えた靴下を用意しましよう。
登山用ではなく、普段履き用の靴下だとダメなのか?
普段の生活で履いている靴下(ユニクロやしまむらなどに売っているもの)は、綿を含む素材で作られたものが多いです。 綿は、水分を多く含み、濡れても乾きにくいという特徴があります。
雨で濡れた靴下がなかなか乾かないという経験は、普段の生活でもよくあると思います。 濡れても乾きにくいということは、登山中に汗をかいてムレるし、ムレたことによって、肌がふやけて、靴擦れを発症させてしまいます。
靴擦れが発症すると、楽しい登山が苦行となる・・
一度靴擦れが発症すると、歩けなくはないですが、かなり痛い思いをしながら、歩かなくてはなりません。 ひどい靴擦れだと、足を引きずりながら歩くという、悲惨な状況となります。 そうなると、せっかくの楽しい登山も苦行となってしまいます。
正しく登山用ソックス選ぶことが重要
そのような状況にならないように、快適な登山やトレッキングをするためには、正しく登山用ソックスを選ぶことが重要となります。
登山用ソックスに必要な4つの機能
では、登山用ソックスには、どのような機能が必要でしょうか? 登山用ソックスには、主に、保温性、吸汗性、速乾性、サポート性などの機能が必要となります。 以下に、各機能が、なぜ必要なのか説明します。
1. 保温性
登山やトレッキングで行くようなところは、基本的に標高が高い場合が多く、平地より気温が低いです。 冬に登山する場合は当然のことですが、夏でも意外に寒い場合もあります。 足が冷たいと感じながら登山するのはつらいものです。
歩いているときは、汗をかくのでまだいいかもしれませんが、山の中で、停滞や遭難した場合は、足から真っ先に冷えてきます。 そのようなとき、靴下に保温性がないと、低体温症のもととなってしまいかねないので、保温性は非常に重要な機能です。
2. 吸汗性
歩いていると、足も汗をかきます。汗をかいて、足がムレてくると、皮膚がふやけてきます。 そうすると、皮がむけやすくなり、靴擦れを発症してしまうでしょう。 靴擦れをした足を気にしながら歩くのはつらいものです。
楽しい登山やトレッキングを台無しにしてしまうかもしれません。 そこで、靴擦れを発症させないためにも、吸汗性の靴下を使う必要があります。
3. 速乾性
登山やトレッキング中に、朝露に濡れた草をかき分けたり、川を渡渉したり、雨に降られたりすることで、登山靴だけでなく、靴下も濡れてしまいます。 濡れたまま歩行するのは、不快だし、体温の低下も招いてしまいます。 そこで、濡れてもすぐ乾く、速乾性の機能が重要となります。
4. サポート性
登山やトレッキングの道中は、色んな石や岩がごろごろしており、それらを踏むと、足への負担になります。 特に、下りでは、より強く地面を踏むので、足への負担はさらに大きくなります。 そこで、登山用の靴下は、足への負担を和らげる機能である、サポート性が求められます。
登山用ソックスの選び方、4つのポイント
登山用ソックスを選ぶには、先に挙げた、登山用ソックスの主な機能のうち、どれを重視するかによって、選び方が変わってきます。 以下に、登山用ソックスを選ぶ際の、いくつかの基準をまとめます。
1. ウール素材か、化学繊維素材か?
登山用ソックスの素材は、組み合わせによって、主に、以下の2パターンあります。 ①ウール+化学繊維 ②化学繊維のみ
ウール+化学繊維の素材の靴下はどのような特徴か?
化学繊維とは、ナイロン、ポリエチレン、ポリウレタンなど、様々あります。 ウールは、保温性、吸汗性、速乾性に優れており、登山用ソックスとして必要な機能を兼ね備えています。
特に、保温性に優れているので、泊りで行く縦走長期登山や、冬の登山など、過酷な環境にも耐えることができます。 よって、推奨したいのは、①ウール+化学繊維のタイプです。
化学繊維のみの素材の靴下はどのような特徴か?
一方、化学繊維のみから作られている靴下は、吸汗性、速乾性、耐久性に優れています。また、①ウール+化学繊維のタイプより値段が手ごろです。
よって、日帰りや低山ハイクなど、ちょっとした登山やトレッキングへ頻繁に行く人などは、是非持っておきたい靴下です。 値段が手ごろなので、気兼ねなく使うことができるし、吸汗性、速乾性、耐久性に優れているので、ガンガン使うことができます。
2. 薄手か、中厚手か、厚手か?
登山やトレッキングには、中厚手か厚手の靴下がおすすめです。 薄手のタイプだと、靴が地面に当たる衝撃をもろに受けてしまうし、靴擦れも発症しやすくなってしまいます。また、保温性にも優れていません。
登山やトレッキングには中厚手以上の靴下が望ましい
中厚手以上だと、それらの問題を解消してくれます。 靴下は厚い方が快適ですが、厚すぎると、ムレてしまうかもしれません。そこで、真夏など暑い時期は、厚手でなく、中厚手を使うなどして、使い分けるといいでしょう。 真冬の登山の場合は、厚手タイプが必須となります。
3. 5本指か通常タイプか?
最近は、5本指タイプの靴下を使う人が増えてきました。 5本指タイプの良いところは、以下のようになります。 ・足の指の間の汗も吸収してムレを防ぐ ・指と指が擦れないのでマメができにくい ・指が自由に動かせるので、踏ん張れる
5本指の靴下はトレイルランニングに最適
このような特徴から、トレイルランニングのように、よく汗をかいて、足を踏ん張る必要があるような状況で真価を発揮するといえます。
一方で、5本の指がそれぞれ分かれているので、指と指の間の生地があることでつま先の厚みが増してしまい、厚い生地では、靴とのサイズが合わなくなってしまいます。
そのため、縦走長期登山や冬の登山など、厚手の靴下が適している場合には、あまり使えないといえます。 トレイルランニングをやる方や、スピードを重視して登山する方には、5本指タイプをおすすめします。
4. 靴下のサイズ選びは?
靴下のサイズ選びは非常に重要です。 なぜなら、サイズが大きすぎると、靴下にシワができてしまい、靴擦れを引き起こしてしまいます。 逆にサイズが小さすぎると、足の指が窮屈になって、疲れを増大させてしまいます。
靴下のサイズは、通常、S(22~24cm)、M(24~26cm)、L(26~28cm)などとなっています。 選び方は、できるだけシワをなくすため、自分の足のサイズが、各サイズの最大値(例えば、Sの場合24cmm)と近いものを選びます。
例えば、あなたの足のサイズが24cmmならSサイズ、26cmならMサイズを選びましょう。
登山におすすめの靴下7選
具体的に、おすすめしたい、機能性バツグンの登山用ソックスを、7組紹介します。
高機能でハイクオリティな(スマートウール)smartwool PhDシリーズ
初心者にもすすめたい、イチオシの登山用ソックスが、スマートウールというメーカーが出している、PhDシリーズです。 スマートウールという素材を用いた靴下で、ウールが約70%、化学繊維が約30%という比率になっています。
ウールの特徴である保温性と、化学繊維の特徴である吸汗性と速乾性を併せ持っており、いいとこ取りをした靴下となっています。 さらに、「4ディグリーエリートフィットシステム」が、足の甲をクロスしながらホールドし、フィット感を高めてくれます。
つまり、登山用ソックスに求められる機能である、保温性、吸汗性、速乾性、サポート性すべてを満たしていることになります。
1. (スマートウール)smartwool PhDアウトドアミディアムクルー
"PhDアウトドアミディアムクルー"は、中厚手タイプになります。 日帰りの登山、低山ハイクなどをする場合に1足持っておきたい靴下です。
スマートウール SW71055
2. (スマートウール)smartwool PhDアウトドアヘビークルー
"PhDアウトドア ヘビークルー"は、"PhDアウトドア ミディアムクルー"よりも厚手タイプとなっています。 縦走登山や、冬の登山でも耐えうる靴下です。
スマートウール SW71057002
値段は手ごろだが、高機能なモンベルの登山用靴下
値段は手頃だけど、しっかりしたものを欲しいという要望を満たしてくれるのが、モンベルです。値段が手ごろとはいっても、機能性は抜群です。 モンベルは、ありとあらゆる登山グッズを提供しており、登山用ソックスにおいても、幅広くラインナップしています。
それぞれ登山のハードさや目的に応じて、使い分けれるよう、様々なタイプに分類しています。 ここでは、化学繊維素材のタイプ、化学繊維+ウールのタイプ、優れたクッション性を持たせたタイプ、厳冬期にも耐えうるタイプなど、幅広く紹介します。
3. (モンベル)mont-bell メリノウール ソックス
4000円程度で購入できる登山用靴下をお探しの方には、こちらのアイテムがおすすめ。カラーバリエーションが豊富なので、デザインをお好みに合わせて選んでみてください。
また、こちらの靴下は優れた保温性と透湿性が備わっているため、汗をかいてしまう場面でも快適に過ごすことができます。防臭効果などもあるため、長時間の着用も安心。気になるという方は、ぜひこの機会に購入してみてください。
モンベル メリノウール
4. (モンベル)mont-bell メリノウール5トゥソックス
耐久性と吸汗性の高い登山用靴下をお探しの方には、こちらのアイテムがおすすめ。速乾性も備わっているため、汗をかいてしまっても汗冷えしません。
また、こちらの登山用靴下にはクッション性があります。そのため、長時間の登山でも足が痛くなりづらいです。登山全般で活躍するアイテムなので、気になるという方はぜひこの機会に購入してみてください。登山がさらに楽しくなること間違いなしです。
モンベル 5トゥソックス
5. (キャラバン)メリノウールパイルソックス
カラーバリエーションが豊富な登山用靴下を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。全4色から選択可能で、キャラメルとアンスラサイト、ブラウンとワインがあります。
裏面をパイル編みにしているため、しっかりとしたクッション性があります。抜群の履き心地を体験できるだけでなく、耐久性や透湿性などにも優れているため、愛用するのにもピッタリな登山用靴下です。
キャラバン メリノウールパイルソックス
6. (ミズノ)ブレスサーモ5本指ソックス
5本指タイプの登山用靴下を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。吸湿と発熱に優れている登山用靴下で、汗をかくことで温かくなる仕様となっています。
自ら発熱するだけでなく、温かさが長持ちするのもポイントの1つ。熱が逃げづらい保温性もあります。締め付け感はないのにずれにくく、登山中のストレスを抑制。また、カラーはグレーとブラック、レッドの3色から選択可能です。
ミズノ A2JX4702
7. (アールエル ソックス)R×L SOCKS 5本指 ランニングソックス TRR-34G
5本指の靴下は、よく汗をかいて、足を踏ん張る必要があるトレイルランニングなどで、重宝します。 "5本指 ランニングソックス TRR-34G"は、滑り止めがついているので、下りや登りでもしっかり食いつくグリップ力があります。
また、メリノウール素材なので、調温調湿効果があり、長時間走っても、クッション性を維持します。 それから、ミドルサイズとなるので、少し高さのある靴にも対応します。
アールエルソックス TRR-34G
まとめ
登山の快適さを左右する、重要なアイテムである靴下について、必要とされる機能と選び方を解説しました。 そして、必要とされる機能を満たす、登山用ソックスを、7組紹介しました。
幅広い山行に対応するため、化学繊維の靴下、ウール(化学繊維含む)の靴下を、1組ずつは持っておいた方がいいでしょう。 快適な登山のために、この記事で紹介した内容を参考に、是非じっくり検討してみてください。