シマノ|リール 12 アルテグラ 4000HG
ダイワ|ジグキャスターMX 96M
モーリス|バリバス ロックフィッシュプレミアム
シマノ ルアー コルトスナイパー ロックポップ スリム
オーナー|カルティバ P-02 クイックスナップ 00号
X'SELL(エクセル) 鮎ベスト
プロックス ウェーダー ブリザテックポリカウェダー
メイホウ|VS-3010NDDM クリア
プロトラスト|ライディングネット
タカミヤ|ステンレスアングラーズプライヤー
ダイワ リバティクラブ シーバス 96M
どのような釣りか?
ライトショアジギングはこんな釣り
ジギングという釣りは、「メタルジグ」と呼ばれる鉛などの比重の重い素材でできたルアーを使った釣りのことを言います。ジギングには、50g未満のメタルジグを使用する「ライトジギング」と、頑丈なタックルで50g上のメタルジグを使用する「ジギング」の2種類があります。
「ショア」という言葉は、英語で陸や地続きを意味していて、ライトショアジギングは、船上ではなく、地続きの陸から50g未満のジグを用いて魚を狙うジギングということになります。
メタルジグは、同サイズの他のルアーに比べて重いため、比較的頑丈なタックルを使用し、時には大胆なアクションで魚に誘いをかけるユニークな釣りです。
ライトショアジギングの釣り方は?
釣り方としては、まずジグを力いっぱいキャスト (仕掛けを投げること)し、自分が狙いたいタナ (魚がいる水深)までジグを沈め、リールを巻いてジグを引っ張り、必要に応じてロッドをしゃくるなどアクションを付け、魚がジグを加えて、ロッドに”ガツン!”という手ごたえを感じたら、リールを素早く巻きながら、大きくロッドをしゃくり、アワセを入れます。
では、どのような魚がターゲットとなるのでしょうか?
ターゲットとなる魚は?
ライトショアジギングのターゲットはさまざま
冒頭で述べたように、ジグは重いため、基本的には、水深の真ん中よりも深い場所にいる魚を釣るのに適した釣り方です。とはいえ、軽めのジグや水の抵抗が大きい形状をしたジグを使えば、水深の真ん中よりも浅い場所にいる魚を狙うことも可能です。
ターゲットとなる魚は、地域によって様々です。ほとんどの地域で狙えるターゲットは、ヒラメ、マゴチ、クロダイ、シーバス (スズキ)、アジ、サバなどです。
暖流の影響下にある地域では、上記に加え、ブリ、ヒラマサ、シマアジ、カンパチ、サワラ、マダイなどの回遊性の強い魚もターゲットとなります。高級魚もたくさん含まれていますね。
寒流の影響下にある地域では、カサゴ、アイナメ、ムラソイ、メバル、ホッケ、カジカなどの岩場を好む根魚を中心に釣ることができます。このようにターゲットは豊富です。
では、どのシーズンがショアジギングに適しているのでしょうか?
適した季節は?
ライトショアジギングでは,小魚の群れが重要
狙う魚や、地域性によって差がありますが、大まかに言うと、初夏から晩秋にかけてが狙い目となると思います。なぜかと言うと、この季節は、子イワシや子アジなどの小さな魚が群れを成す時期だからです。
ライトショアジギングのターゲットたちのほとんどが、こうした子魚を狙って捕食しているからです。
海面をよく観察していると、ナブラが (小魚の群れ)海面に集まって水しぶきを上げ、カモメなどの海鳥が群がっている様子を見ることができます。この現象は、そこに小魚が群れている証拠です。ナブラに向かってメタルジグをキャストすると、高確率で魚を手にすることができます。
では、海のどの場所で釣りをすればいいのでしょうか?
対象となるフィールドは?
回遊性の強い魚を狙う場合は、潮通しが良く、海水の動きが活発な場所がポイントとなります。砂浜や川の河口、外海に面した防波堤や磯場などが狙い目と言えるでしょう。大型船が出入りする水深のある港湾も、最適です。釣り初心者の方は、最初は足場のいい場所を選んで釣行することをおすすめします。
次に、タックルと仕掛けについて考えてみましょう。
必要なタックルと仕掛けは?
ライトショアジギングに最低必要なタックル
ライトショアジギングを楽しむのに最低必要となるタックルは、魚と釣り人をつなぐ「ライン」、魚に食い付かせるエサの代わりとなる「メタルジグ」と呼ばれるルアー、ラインにメタルジグを接続するために用いる「スナップ」と呼ばれる金属製の金具、メタルジグをキャストしたり、魚を取り込んだりするための「ロッド」、ラインの出し巻きをするための「リール」の5つです。
これがなければ、釣りは成立しません。
ライトショアジギングの仕掛け
ライトショアジギングの仕掛けは、ラインにスナップを結び付け、スナップにメタルジグを接続するだけのシンプルなものです。このようなシンプルな仕掛けや道具立てで大物や高級魚が狙えるのが、ライトショアジギングの魅力です。
では、どのような基準でタックルや道具を選んでいったらよいのか、また釣り初心者にはどのようなタックルや道具がおすすめできるのかを、1つずつ見ていきましょう。
タックルの選び方【ロッド】
ロッドを選ぶうえでポイントなる点を、3つ挙げてみましょう。
1.メタルジグをフルキャストできる丈夫さがあるかどうか
前述のように、メタルジグは重い素材でできているルアーですので、これを思いっきりフルキャストしても十分に耐えられる丈夫さが必要となってきます。また、重いルアーにアクションを付ける際にも、ロッドの丈夫さがカギとなります。
2.一日中キャストしても疲れない重さかどうか
ライトショアジギングは、一日中何度もキャストを繰り返す釣り方ですから、腕に負担の少ない軽さが重要です。
ただし、前述のように、ライトショアジギングでは、ロッドの丈夫さも同時に求められるため、軽さと丈夫さを両方追求しようとすると、価格が高くなっていく傾向があるので、価格と軽さと丈夫さのバランスの取れたロッドを選択することが重要になってきます。
3.釣り初心者でもキャストしやすいロッドの曲がり具合かどうか
ロッドには、キャスト時などの強い力がかかった場合に、「ティップ」と呼ばれる竿先付近が大きく曲がる「ファストテーパー」と呼ばれる曲がり具合のロッドと、「バット」と呼ばれる持ち手付近が大きく曲がる「スローテーパー」と呼ばれる曲がり具合のロッドの二つがあります。
メタルジグは重いので、スローテーパー系のロッドでキャストすると、バットに近い部分を中心に、全体的に大きくロッドがしなるため、キャストには慣れが必要となります。
また、大きくロッドがしなることで、特に短いロッドを使用している場合は、結果的に頭すれすれの場所をメタルジグが通過することになり、キャストに慣れていない釣り初心者には危険が伴うため、ティップ部の限られた部分しかしならないファストテーパー系のロッドがキャストしやすく、釣り初心者にはおすすめかと思います。
釣り初心者におすすめのタックル【ロッド】
おすすめライトショアジギング用ロッド
ダイワ|ジグキャスターMX 96M
特徴
大手釣り具メーカー ―「ダイワ (DAIWA)」のライトショアジギング用ロッドです。
釣り初心者でも扱いやすい「ミディアムアクション」というタイプのロッドで、ライトショアジギングでの使用が想定されるほぼすべてのメタルジグに対応しており、釣り初心者でもトラブルが少ない9フィート・6インチ (約3m)のレングス (ロッドの長さ)で、基本性能については、上位モデルとも遜色ありません。
タックルの選び方【リール】
ライトショアジギング用リールを選ぶうえでポイントなる点を、3つ挙げてみましょう。
1.ハンドル1回転当たりのラインの巻取り量が多いかどうか
リールのハンドルを1回転させたときに巻き取れるラインの長さのことを、「最大巻き上げ長」と言います。最大巻き上げ長が短いリールの場合、重いジグを動かすために速くリールを巻く必要が生じ、釣り人の疲労につながります。
1日中キャストと巻き取りを繰り返すこの釣りでは、疲労は釣果に影響を及ぼしかねません。最大巻き上げ長が長いリールを使用することで、少しの巻取り作業で、多くのラインを巻き取れるようになるため、長時間の釣りでも疲労が少なくなります。
2.キャスト時の飛距離を犠牲にしない設計かどうか
キャスト時に飛距離が落ちていく要因の1つに、スプール (ラインが巻き取られていく円筒状の部分)からラインが放出されるときの抵抗があります。
ラインが放出されるとき、スプールエッジ (スプールの先端の出っ張り)にラインが接触し、摩擦によってラインが放出しようとするパワーが減って、ジグが遠くに飛ばない原因になります。
飛距離の犠牲を最小限に抑えるためには、スプールエッジが浅く、スプールエッジが内側に向かって斜めにカットされているタイプのリールを選ぶことがポイントです。
3.リールの重さが,ロッドの重さとバランスが取れているかどうか
メタルジグをキャストするとき、リールフット (リールの足の部分)の中心にロッドの重さとリールの重さとのバランスの軸がある状態だと、キャストが容易になります。
そのため、リールの重さがロッドの重さよりも極端に重い場合、竿尻に近い部分がバランスの軸になってしまい、リールが重くて、ロッドを素早く正確に振れない要因になり、コントロール性も低下します。
また、リールの重さがロッドの重さよりも極端に軽い場合も、ティップに近い部分がバランスの軸になってしまい、キャストがしにくくなります。リールを選ぶ際には、ロッドの重さとのバランスが良いものがおすすめです。
釣り初心者におすすめのタックル【リール】
おすすめライトショアジギング用リール
シマノ|リール 12 アルテグラ 4000HG
特徴
大手釣り具メーカー ―「シマノ (SHIMANO)」のリールです。ライトショアジギングでは、1日中リールを酷使するため、多少値が張っても、信頼できる商品を選ぶことが重要になってきます。
この商品は、「ハイギアモデル」と呼ばれる最大巻き上げ長が長いタイプで、1日中リールを巻く動作が楽に行えるのが特徴です。ライトショアジギング以外にも、ルアーフィッシングを中心としたあらゆる釣りに使用できるため、長い目で見て、釣り初心者にぜひすすめたい一品です。
最近新型モデルが登場したので、このモデルは比較的安価で手に入れられると思います。
タックルの選び方【ライン】
ライトショアジギング用ラインを選ぶうえでポイントなる点を、3つ挙げてみましょう。
1.キャストした時や魚が掛かった時に,切れないかどうか
重いメタルジグをキャストした時や、魚が掛かって暴れている時には、想像以上にラインに負担が掛かります。そのため、強度に申し分のないラインを使うことがカギとなります。東レ (TORAY)やサンラインなどの有名メーカーの製品を使えば、まず間違いはないでしょう。
2.釣り初心者でも扱いやすいかどうか
ラインには、伸びやすいタイプと伸びにくいタイプがあります。
釣り初心者の場合、PEライン (ダイニーマと呼ばれる強化化学繊維の糸を、4の倍数本撚り合わせたライン)と呼ばれる伸びにくいタイプのラインを使用すると、仕掛けがロッドに絡み付きやすく、またキャストも難しくなるなど、トラブルが多発します。
加えて、PEラインは特殊な仕掛けを構築する必要があるため、釣り初心者向きとは到底言えません。釣り初心者の場合は、しなやかで伸びやすく、トラブルの少ないナイロンラインやフロロカーボンラインをおすすめします。
3.摩擦に強いかどうか
海中には、岩や海藻などの障害物が多数点在しています。釣りをしていると、知らず知らずのうちに障害物にラインが接触することでラインが傷つき、強度の低下を引き起こし、魚をバラしたり、キャスト時にラインが切れて、メタルジグを紛失する原因になります。
本来釣りをしているときには、頻繁にラインの状態を確認し、ラインの触り心地がザラザラしてきたら、早めにその部分をカットする必要がありますが、釣りに夢中になっていると、ついつい確認を忘れてしまうことがあり、せっかく掛けた魚をバラしてしまうということがよくあります。
ゴールデンタイム真っ只中での仕掛けの作り直しは、ロスタイムにもなりますから、摩擦に強い「フロロカーボン」という材質でできたラインを使用することをおすすめします。
釣り初心者におすすめのタックル【ライン】
おすすめライトショアジギング用ライン
モーリス|バリバス ロックフィッシュプレミアム
特徴
大手釣り具メーカー ―「モーリス」の「バリバス」ブランドのフロロカーボンラインです。商品名には、ロックフィッシュ (アイナメやカサゴなどの根魚)という言葉が含まれていますが、ライトショアジギングにも問題なく使用できます。
摩擦に強い最強の耐摩耗性と、魚がかかったことを確実にロッドに伝える高い感度を兼ね備えています。海水の色に溶け込むクリアカラーなので、魚に警戒心を与えることもありません。
オールマイティー性を重視するのであれば、太めの18lb (ポンド)を、軽いメタルジグを使用する場合は、16lbや14lbをおすすめします。
タックルの選び方【メタルジグ】
ライトショアジギング用メタルジグを選ぶうえでポイントなる点を、3つ挙げてみましょう。
1.特別なテクニックなしで使用できるかどうか
釣り初心者にとって、特別なテクニックなしで、簡単に魚が釣れるメタルジグが理想です。そのため、ロッドアクションを必要とせず、ただ巻くだけでもメタルジグが魚のように泳ぐタイプのメタルジグが、釣り初心者にはもってこいです。
2.フィールドやターゲットを問わないオールマイティー性があるかどうか
最初のうちは、いきなりたくさんの種類のジグを揃えることは難しいため、どんなフィールドやターゲットでも問題なく使用できるメタルジグを選ぶことが、好釣果につながります。
特に釣り人が多く、魚がメタルジグをはじめとするルアー全般に慣れてしまっている釣り場の場合、下手に奇抜なメタルジグを使うよりも、意外と定番のメタルジグに軍配が上がるという声も聞かれます。
3.カラーと重さのラインナップが充実しているかどうか
釣り初心者の場合、たくさんの種類のメタルジグを揃えるよりも、オールマイティー性が高く、複数のカラーや重さのバリエーションがある1種類の中から、カラーや重さの異なるものをいくつかチョイスすることで、そのルアーの特性を理解し、上達につながります。
そのため、豊富にカラーを取り揃えているタイプのメタルジグが、釣り初心者におすすめできるのではないでしょうか。
複数のタイプのカラーや重さがセットになっているお得なメタルジグセットもありますが、セットのラインナップによっては、あまり欲しくないカラーや重複するカラーが多く混ざっていて、かえって割高になる可能性もありますから、セット品で購入した方がお得かどうか、よく検討する必要があります。
釣り初心者におすすめのタックル【メタルジグ】
おすすめライトショアジギング用メタルジグ
シマノ ルアー コルトスナイパー ロックポップ スリム
特徴
多くのメタルジグは、アシストフック (メタルジグ専門のハリ)が付いていない状態で販売されています。
そのため、別途アシストフックを購入して装着する必要があり、手間がかかる上、アシストフックは結構高価なものなので、コストパフォーマンスも良くありません。この商品は、アシストフックがすでに装着されているため、面倒な手間が掛かりません。
加えて、独特の形状から生み出される泳ぎで、魚に強力にアピールします。カラーは、全12ラインナップで多すぎないため、迷うようなことも少ないと思います。
タックルの選び方【スナップ】
ライトショアジギング用スナップを選ぶうえでポイントなる点を、3つ挙げてみましょう。
1.ルアーの動きを邪魔しないかどうか
スナップの形状によっては、ルアーの動きを邪魔してしまい、ルアーの動きが悪くなるものもあります。スナップは、仕掛けの中では最も小さい部品ですが、適当に選ぶと釣果に悪影響を及ぼします。
ルアーが接続される先端部分の金属のふくらみが、大きいものがルアーの動きを邪魔しないため、おすすめです。
2.頑丈かどうか
メタルジグは重いですから、キャスト時にスナップに大きな力が掛かると、スナップが破損し、メタルジグが外れて紛失することがあります。
仕掛けの作り直しだけで済めば良い方で、運が悪いと、外れたルアーが自分に直撃して大けがを負うこともあります。頑丈なスナップかどうかを見極めるのは難しいですが、使用されている金属の太さが太いものが比較的安心です。
3.安価かどうか
メタルジグを根掛かりなどで紛失した場合、スナップも同時に紛失することがよくあります。そのため、財布に優しいかどうかも重要なポイントの一つです。
また、海水の塩分による錆を防ぐタイプのスナップもありますが、高価で紛失するともったいないので、防錆加工のない安価なスナップを頻繁に交換することを、筆者はおすすめします。
釣り初心者におすすめのタックル【スナップ】
おすすめライトショアジギング用スナップ
オーナー|カルティバ P-02 クイックスナップ 00号
特徴
この商品は、メタルジグの動きを邪魔しない設計で、ライトショアジギングにも最適です。加えて頑丈で、筆者も愛用しています。ラインの「lb」の数値に近いタイプのものを選んでください。
その他に必要な道具とは?
前述の5つのタックル以外に、釣りをする上で必要な道具が5つありますので、ご紹介します。
道具 その1【ライトショアジギング用ライフジャケット】
転落時に、浮きながら救助を待つためのライフジャケットの着用は、釣り人の当然の義務です。
X'SELL(エクセル) 鮎ベスト
この商品は、手ごろな価格ながら、プライヤーを収納するためのホルダーや、ルアーケースが丸ごと入る大きなポケットなど、うれしい機能が付いています。
道具 その2【ライトショアジギング用ウェダー (胸や膝まである長い長靴)】
砂浜で釣りをする場合は、波をかぶる可能性があるため、ウェダーは必須でしょう。胸まですっぽりと覆われるタイプと、膝までしか覆われないタイプがありますが、思わぬ高い波が来たり、波がウェダーに当たって水しぶきを上げたりすることがありますので、前者をおすすめします。
プロックス ウェーダー ブリザテックポリカウェダー
この商品は、足場の悪い砂浜でも歩きやすい靴底になっていますので、足下の不安に気を取られずに、釣りに集中できるのでないでしょうか。
道具 その3【ライトショアジギング用ルアーケース】
ルアーを収納しておくためのケースは、必須アイテムです。収納力の高いものをチョイスしましょう。
メイホウ|VS-3010NDDM クリア
この商品は、ケース内を2つに区切る仕切り板が付いているので、種類ごとに分けて収納することが可能です。前述のライフジャケットのポケットにも、すっぽりと入ります。
道具 その4【ライトショアジギング用ランディングネット (魚をすくい取る網)】
大物がかかった場合、砂浜などでは、そのままずり上げることが可能ですが、足場の高い堤防などでは、無理して引き抜こうとすると、ロッドの破損や魚のバラシにつながります。
筆者も、うっかりこれを釣り場に持っていくことを忘れてしまい、大きな魚を取り込めずにとても後悔したことがあります。必ず用意しましょう。
ルアーフィッシング専門のタイプは、たたむと柄が短くなるため、携帯性に優れますが値段が高く、あまりおすすめできません。最初は、携帯性には劣りますが、磯玉網と呼ばれるタイプのものが適しているのではないでしょうか。
プロトラスト|ライディングネット
この商品は、柄の長さが4m50cmあり、足場が極端に高い一部の場所を除いて、ほとんどの場所で使用することができます。
道具 その5【ライトショアジギング用プライヤー】
ヒラメやスズキなどの鋭い歯やエラを持った魚も多数釣れますので、フックを外すためにプライヤーを持参するとよいでしょう。ラインをカットする機能が付いているものを購入すると、ハサミを購入する必要がなくなるので、おすすめですよ。
タカミヤ|ステンレスアングラーズプライヤー
1000円以下で購入できる財布に優しい商品ですが、ラインを切ったり、先端の突起で、「スプリットリング」と呼ばれるメタルジグについている金属のリングを簡単に開いたりできるなど、他機能なところもうれしいですね。筆者もこれを利用しています。
釣り初心者におすすめのタックルセットは?
初心者の方は、必要なものを揃えるのに、少し戸惑いを覚えるかもしれません。筆者も初心者の頃、大型釣具店にあふれんばかりの釣り具が並んでいて、どれがどれだかわからなくなりそうだったのを覚えています。
店員にもなかなか聞きづらかったり、高いものを売りつけられたらどうしようなどと心配になったりするものです。とりあえずやってみようと考えている初心者の方のニーズにこたえる、リーズナブルなセットが用意されています。
メタルジグがセット内容に含まれているものであれば、そのセットを購入すれば、すぐに釣りを始めることも可能です。
ただし、これらのセット品は、低価格を売りにしているため、耐久性や機能性の低さが否めません。
とりあえず、ライトショアジギングがどんな釣りなのかを軽く知る程度に考えているのであれば、セット品を選択するのもありかもしれませんが、今後ライトショアジギングを本格的に楽しむのであれば、長期的に考えてセットではなく、初めからある程度の性能が期待できるタックルや道具を個別に購入することを、筆者は強くおすすめします。
おすすめライトショアジギング用タックルセット
ダイワ リバティクラブ シーバス 96M
特徴
リールとロッドのセットで約10,000円で買えるハイコストパフォーマンス商品です。ルアーは、セットに含まれていませんので、別途購入する必要があります。
ただし、28g以上のメタルジグはキャストできず、また、リールの最大巻き上げ長が短いなど、前述した道具に求められる最低の性能をいずれも十分に満たしているとは言い難いものです。
後で、ある程度のレベルのタックルを購入しなおすことを前提とした使用を想定しています。なおラインは、”釣り初心者におすすめのライン”の項目でご紹介したものと同種の14lbタイプに交換することを、強くおすすめします。
安全第一で楽しもう!
いかがでしたか。ライトショアジギングは、タックルと条件が揃えば、釣り初心者であっても、簡単な仕掛けで思わぬ大物に出会えるチャンスが十分にある魅力的な釣りです。
最初はライントラブルやメタルジグの紛失などのトラブルに見舞われるかもしれませんが、あきらめずに挑戦し続ければ、きっと満足のいく釣果に巡り合えるのではないでしょうか。
言うまでもありませんが、ライフジャケットなどの安全対策を十分に行った上で、安全第一でライトショアジギングを楽しんでいただければと思います。