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メダイ釣りガイド!釣り方の基本やコツを徹底解説!

引きが強く、水面へ上がってくるまで釣り人を楽しませてくれ、食味も最高のメダイは、ここ10年ほどでターゲットとして人気が浮上しています。ここでは、初心者にも理解できるように、メダイの特徴から仕掛け、テクニックに至るまで、広くメダイ釣りを解説していきます。
2020年8月27日
nontsuku0702
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この記事で紹介しているアイテム

ダイワ|船竿 ベイト ゴウインブル HHH-190 釣り竿

ダイワ|15 レオブリッツ 500J 電動リール

メダイ釣り 魅力と特徴

出典: http://blog.goo.ne.jp/super_asanuma/e/a44c6aa08cd14a079d43d99342bbe1cc

みなさん、メダイという魚をご存じでしょうか。マダイはよくご存じであると思いますが、名前は似ていても写真の通りマダイとは全く似ても似つかない魚です。もともと他の中深場釣りやマダイ釣りの外道として釣れる程度であったメダイが、ここ10年で新たな中深場釣りのターゲットとして、専門の船がでるまでに人気が上昇してきた理由とは何か、少し紹介したいと思います。

魅力1 引き味

メダイはかなりパワーのある魚で、引き味の良いところが人気上昇の理由です。メダイの引きとは、マダイのように底へ引くだけでなく、青物にひけを取らない横への走りがあることが特徴です。そのため、オマツリが多くなるというデメリットもあります。 また、メダイは水深100m以深に生息する魚ですが、水面付近までよく暴れてくれます。最後まで油断できないスリルを味わえることも、メダイ釣りの魅力と言えます。

魅力2 食味

メダイは非常においしい魚で、どんな料理との相性も抜群です。刺身はもちろんのこと、煮つけ、照り焼き、ムニエル、しゃぶしゃぶなど、いろいろな料理でその味を楽しむことができます。ただし、メダイの体表は粘液に覆われており、釣れた直後にブラシなどでしっかりとぬめりを取っておかないと、帰ってから魚の下ごしらえが大変になります。

メダイ釣り 2つの釣り方

メダイの釣り方ですが、片テンビンを使ったコマセ釣りが主流ですが、他の釣り方として、泳がせ釣りで狙うのもおすすめです。仕掛けについては下の図のとおりですが、地域により独特の仕掛けや、船宿で仕掛けを販売していることもありますので、釣行前に船宿に確認することをおすすめします。

釣り方1.コマセ釣り

コマセとは撒き餌のことですが、メダイのコマセ釣りは、撒き餌を入れるカゴが付いたてんびんを使用し、コマセでメダイを寄せ、コマセに同調させた刺し餌を食わせる、マダイ釣りなどではおなじみの釣り方です。コマセにはオキアミを使用します。 コマセ釣りでは、いかに刺し餌をコマセに同調させるかがポイントで、とくに、コマセカゴを下げるロッドワークを行うときは、ゆっくりと竿を下げないと、仕掛けが浮き上がり、撒き餌に同調しなくなります。

出典: https://tsurihyakka.yamaria.com/fish/%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4

釣り方2. 泳がせ釣り

泳がせ釣とは生きた餌を使用し、文字通り餌を泳がせて魚に食わせます。使用する餌は、サバ、アジ、イカなどが一般的です。コマセ釣りでは反応が無い時もありますので、事前に船宿や釣果情報を確認し、必要であれば泳がせの仕掛けも用意しましょう。

出典: https://tsurihyakka.yamaria.com/fish/%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4

メダイ釣り ロッド

メダイ釣りのロッドは、おもり負荷80号から150号の1.8m~2.4m程度の青物用、泳がせ用の竿を使用します。キンメダイ等の中深場用、マダイ用やイカ用の竿で同様のおもり負荷、長さの竿も使用できます。

ダイワ|船竿 ベイト ゴウインブル HHH-190 釣り竿

出典:Amazon
出典:Amazon

対大物用を想定した仕様のロッド。「GOUIN」=強引の名前のとおり、激しく突っ走る大物と勝負を挑むために生まれたスタンディングファイトロッドです。カツオ・ブリなど青物の強烈な引きや、クエなど根に突っ込むターゲットをねじ伏せることができるこのロッドは、強烈な引きのメダイ釣りにもってこいです。

メダイ釣り リール


リールは深場を釣るため、電動リールを使用するほうがベターです。PEラインの5~6号を200mから400m巻けるリールが必要です。自分が釣行する釣り場に合わせて、どの程度ラインが巻けるリールが必要であるか調べてから購入したほうが良いです。

ダイワ|15 レオブリッツ 500J 電動リール

出典:Amazon
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大型の青物やイカなど、強烈な引きが特徴のターゲットにはもってこいの500サイズ電動リールです。ハイパワーのモーター、滑らかに効き続けるドラグが特徴で、どのようなシチュエーションでも安定した性能を発揮します。

メダイ釣り 餌

メダイ釣りの餌で最もポピュラーなものは、サバタン、イカタン(サバ、イカを短冊切りにしたもの)です。また大物狙いの場合は、短冊ではなく、半身を使用することもあります。その他にホタルイカ、ヒイカ、オキアミなどを使用しますが、その日の当たり餌は変わりますので、数種類用意しておくことが望ましいです。船宿の当たり餌を確認したり、釣果情報を調べておくことも必要です。 また、泳がせ釣りでは、生きたアジ、サバ、イカなどを使用します。

出典: http://www.tsuttarou.com/wp-content/uploads/6100/08/miesa_14.jpg

サバタンとは、サバの身を短冊状にカットしたもので、メダイ釣りの代表的な餌であり、船宿で支給されることも多いエサです。メダイ以外の釣りでも使用することは多く、写真のようなパックに入って販売しています。また、メダイの外道でサバが釣れることも多く、釣れたサバをその場で短冊にして使用することもあります。

出典: https://www.yokomizo-shokai.jp/%E5%8F%96%E6%89%B1%E5%95%86%E5%93%81-%E6%B5%B7/%E5%86%B7%E5%87%8D-%E4%B8%8D%E5%87%8D%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF/

イカタンもメダイ釣りの代表的な餌です。1つがけが基本ですが、場合により2つ、3つがけで使用することもあります。

出典: https://www.yokomizo-shokai.jp/%E5%8F%96%E6%89%B1%E5%95%86%E5%93%81-%E6%B5%B7/%E5%86%B7%E5%87%8D-%E4%B8%8D%E5%87%8D%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF/
出典: https://www.yokomizo-shokai.jp/%E5%8F%96%E6%89%B1%E5%95%86%E5%93%81-%E6%B5%B7/%E5%86%B7%E5%87%8D-%E4%B8%8D%E5%87%8D%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AF/

ホタルイカ、ヒイカもエサ屋で販売しています。当たり餌はその日により変わることもあるので、いくつかの種類を用意することをおすすめします。

出典: http://www.hetaturi.com/archives/2013/04/post_664.html

オキアミはメダイに限らず、マダイ、青物、根魚などどんな魚にも対応するお馴染みの万能餌です。コマセで使用しますが、餌取りが少ないときは刺し餌としても使用します。

メダイ釣り 餌の刺し方

餌の刺し方ですが、イカタン、サバタンの場合は餌を海中でヒラヒラと漂わせることが重要となりますので、チョンがけか縫いざしが一般的です。チョンがけは簡単で餌も漂いやすいですが、餌取りが多いと先だけ取られたり、針持ちが悪いので餌がタナまでとどかないことがあります。そのような場合は縫いざしが効果的です。 ホタルイカ、ヒイカは一匹丸ごとをチョンがけで狙うことが多いですが、胴から足の部分を離して、足の部分のみ使用することもあります。(この場合、内臓が取れないように注意する。) 泳がせの場合、アジ、サバなどは、口と背中、イカの場合は胴の先と足の針を掛けるのが一般的です。

出典: http://sesamepudding.com/okiduri-beginner/yougo/post-4603

最も簡単で餌もよく漂うのがチョンがけです。ただし、エサ取りが多い時はタナまで餌が持たないこともあります。

出典: http://sesamepudding.com/okiduri-beginner/yougo/post-4603

餌持ちを良くしたい場合は縫いざしにします。餌の先を斜めにカットすると、少し漂いやすくなります。

出典: http://t-saya4174.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/20120906-5c76.html

出典: http://tsuri-kahoku.jp/chokouki/2015/06/110700_2.html

ホタルイカは丸ごと使う場合と、胴を外して使う場合があります。胴をはずす場合は画像のように内臓が残るようにします。

出典: http://www.point-i.jp/fish/blogs/cview/14748
出典: http://kurosioz.blogspot.jp/2015/12/vip.html

泳がせの場合は、針を2本使用することが多いですが、小さめの餌を使用する場合は、1本針にするときもあります。

メダイ釣り 釣り方のコツとは?

メダイのヒットゾーンは海底~中層までと、かなり広範囲に及びます。そのため、タナをいち早くつかむことと、仕掛けのレンジキープがキモとなります。タナに関しては船長から指示がありますが、隣で釣れていれば、実際は何mで釣れたのか確認することが大事です。 また、メダイに限ったことではないですが、コマセの中に刺し餌をうまく同調させられるかも重要です。 以下では、タナの取り方、アタリの取り方についてご紹介いたします。

メダイ釣り タナの取り方

出典: http://tj-web.jp/blog/p-koba/?p=459

船でのコマセ釣りは、お客さん全員が同じタナでコマセを撒くことが非常に重要となります。タナ取りは、リールに付いているカウンターを使用する方法と、道糸についているマーカーの色で判断します。 まず、リールのカウンターをゼロセットしますが、ゼロセットボタンを使用すると、誤差が生じることがあるので、おすすめはコマセカゴを水面にセットした状態でリールの電源を入れる方法です。これで誤差を多少回避することができます。また、ゼロセットは必ずコマセカゴを水面の位置に合わせてセットします。仕掛けを完全に巻き上げた状態などでセットすると、実際のタナとの誤差が出てしまうので注意してください。 次に道糸のマーカーでタナを取る場合ですが、道糸は10mごとに色が変わっており、さらに1mごとに白か黄色のマーキングが入っています。仮に船長の指示ダナが102mであれば、道糸の色を10色とマーキングの2つ目が水面にくるようにすればよいということです。

メダイ釣り タナ取りはカウンター、道糸の両方で!

タナ取りについて2つの方法をご紹介しましたが、実際には両方の方法でタナ取りすることをおすすめします。 なぜかというと、リールのカウンターは必ずある程度の誤差が生じてしまいますし、道糸のみでは疲れますし、色のカウントを間違えたり、見逃したりすることもあるためです。 タナを取るとき、まずカウンターのゼロセットを行い、最初は必ず道糸でタナを取ります。その時のカウンターの数字を覚えておけば、後はカウンターのみでタナをとれます。要するに、指示ダナが102mで、道糸でタナを取ったときカウンターの数字が100mであれば、次からはカウンターの数字が100mの時点で止めればよいということです。ただし、タナが変わったときはもう一度道糸でタナを取り直す必要があります。

メダイ釣り アタリの取り方

出典: https://blogs.yahoo.co.jp/htm4610/30510728.html

メダイのアタリは、最初に竿先が少し上下動し、数秒後に竿先が水中へ引き込まれる・・・というような事が多いです。この竿先が水中へ引き込まれたときにアワセを入れてください。メダイの引きは強烈ですので、フッキングした直後に50mほど走ることも珍しくありません。メダイ釣りの醍醐味が味わえる瞬間です。 その後は、リールのドラグ調整と竿のしなりを利用し巻き上げていきます。また、メダイは最後まで走ることも多く、釣り上げるまで油断できません。少しでもバラシを回避するため道糸にフロロカーボンラインを使用する人もいます。

メダイ釣り 釣れた魚の処置

出典: http://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4#

メダイは非常に食味の良い魚です。釣れたら少しでもおいしくいただけるようにすることも大事です。とくに体表の粘液は非常にやっかいなため、できるだけ釣れたらすぐに処置することをおすすめします。

メダイ釣り 粘液の取り方

メダイの粘液は非常にやっかいで、何もせずにクーラーへ放り込むと、家に帰ってから大変なことになります。 まずは、エラを切って血抜きし、海水バケツへ放り込みます。血が抜けたら、全体に塩を振りかけ、金たわしなどでゴシゴシ擦ります。ヌルヌルが取れたら、ゴミ袋へ入れ、氷の入ったクーラーボックスに入れておきます。 なお、船上で処置可能かどうかは船宿で聞いておいてください。まれに船がメダイの粘液で汚れるのを嫌う船長さんもいらっしゃるようです。船上での処置がOKであっても、メダイの粘液ですべると危ないので、汚したところはきれいに洗浄するよう心がけてください。

メダイ釣り 料理の種類


最初にも紹介しましたが、メダイは大変食味の良い魚です。これも釣りの楽しみの1つということで、メダイ料理を少しご紹介します。

メダイの刺身

出典: http://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4#

やはり釣りたては刺身に限ります。普通に刺身として食べてもおいしいですが、お寿司屋さんではこぶ締めで出されることもあります。また、ユッケやカルパッチョにしても大変おいしいです。

鍋、汁物

出典: http://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4#

白身魚ということで、鍋との相性はバツグンです。同じ白身魚のタラと比べて煮崩れしにくい特徴もあります。また、アラは潮汁、味噌汁として楽しむこともできます。

煮物

出典: http://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4#

煮物にも最高の相性です。こってりでもあっさりでもどちらの味付けにしてもおいしく味わうことができます。

揚げ物

出典: http://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%A1%E3%83%80%E3%82%A4#

白身魚と言えばやはりフライです。間にチーズを挟んで、梅肉ソースで食べてもおいしいです。

メダイ釣り まとめ

出典: http://www.tsurinakama.net/2008/05/20080530.html

メダイ釣りについて色々と紹介させていただきましたが、いかがでしたか。メダイは釣れるシーズンもほぼ1年中で、青物やイカ、マダイ用の竿、リールでもタックルとしては十分であるため、いつでも狙うことができます。 ぜひ一度、メダイの強烈な引き味を体験してみてください。