コテージとは
ここでは、キャンプ場の宿泊施設をひっくるめて、コテージのバリエーションとして、全体の設備で区別することにします。 つまり、コテージの最上級が貸別荘、エントリー施設がバンガローということになります。
コテージとキャンプについて
a)テント設営の手間がないので手軽で時間を有効に使える。 b)キャンプ初心者でも手軽にキャンプ気分を味わえる。 c)子どものキャンプデビューにもおすすめ。
コテージキャンプとは
テントやキャンプ道具を持っていなくても、手軽にキャンプ気分を味わえるのがコテージキャンプです。 テントに泊まらないで、キャンプ?、という人もいるかと思いますが、コテージは寝泊まりする場所をテントと考えて、ほかのことは外でするようにすれば、キャンプ気分はぐっと高まります。 キャンプ場に併設されているコテージに宿泊することは、アウトドア初心者や小さな子どもや高齢者がいるファミリーにおすすめです。 その魅力は手軽さと快適さで、コテージキャンプの大きなメリットです。
コテージと貸別荘
家全体をまるごと貸切りで利用するわけですから、専有面積が広く、大人数でもゆったりとしたスペースを使うことが出来ます。 リビングで皆が集まって団らんを楽しむことができるのも特長といえます。
もちろん、建物内で他の人と顔を合わせることはありません。滞在時間は、宿泊者のみで貸切りできます。 プライバシーが保たれ、家族や仲間同士だけで気兼ねなく利用できる点も他の宿泊施設にはないメリットです。
また、部屋が複数に分かれている場合は、家族ごとに分かれて寝ることもできますので、小さな子どもがいる場合も安心です。 旅館のように食事や入浴の時間を気にすることもありません。
食事については、自炊が基本で、貸別荘には、基本的な調理道具を用意してありますので道具は不要、食材や飲み物を用意するだけです。 バーベキュー施設が併設されていれば、ごく手軽にバーベキューパーティを楽しめます。
コテージとバンガロー
キャンプといえばテントに泊まるのが一般的ですが、テントに寝るのが抵抗があるとか、準備が面倒という人にとって、気軽に快適なキャンプが楽しめるのが人気で、最近は道具不要で手間のかからないコテージやバンガローの利用も増えています。 とはいえ、施設の違いは曖昧なため、選択に迷うことも多いのですが、コテージといえば、家具や食器、家電一式が一応揃っており、水回り設備も充実しています。部屋が複数あるので別荘や一軒家を貸し切るタイプです。
一方バンガローは、コテージより簡易的な木造の建物です。 基本的に部屋は一つで設備は何もなく、建物以外はテントと同じ準備が必要になります。
ちなみに、ロッジはコテージとバンガローの中間的な施設といえますが、そうはいってもいは分かりにくく、いずれの建物も小さな木造のカントリー調というイメージですが、明確な違いは、室内の道具や設備といえます。 ただ、同じタイプの建物でも、キャンプ場によって外観はもちろん、設備にも差があります。
コテージキャンプの使い方
コテージ泊の時はアウトドアクッキングに力を入れてみましょう。 肉などを焼くBBQにさらに一品足してサラダを加えてみたり、スキレットやダッチオーブンと言ったアウトドアならではの調理機材を使った料理にチャレンジしてみたりがおすすめです。
はじめてのキャンプで、ぜひともおすすめなのは焚火です。 季節を問わず、火の前でくつろぎながら、いつもとは違う会話と お酒や温かい飲み物を楽しみます。 男女問わず、不思議なワクワク感を味わえる、キャンプならではの時間を過ごせるはずです。
季節によりますが、各キャンプ場で子ども向けのイベントやアクティビティが実施されます。 直前にイベント情報が公開されることもありますので、子どもづれファミリーはこまめにWEBサイトをチェックしてください。
コテージの種類
バンガロー、コテージ、ロッジは、日本においてはキャンプ場などに設けられた宿泊施設を指して使われることが多く、明確な定義はないものの、一般的には以下のように区分されることが多いです。 コテージとは、主に一戸建てを一棟貸し切るタイプの宿泊施設のことで、貸別荘に近い位置づけです。 規模にもよりますが通常部屋は複数あり、キッチン、シャワーやトイレなどの設備や道具、ベッドや寝具、冷暖房などの空調設備が備わっているものが多いです。
バンガローとは、主にキャンプ場などに設けられる木造の簡易な宿泊小屋のことで、テントの代わりに使用する恒久施設の木造小屋という位置づけです。 シャワーやトイレなどの設備はなく、ベッドもない場合がほとんどで、道具や寝袋などを持参する必要があります。
ロッジとは、主に山小屋や山小屋風のホテル、旅館、山荘を指します。スキー場のゲレンデに併設されたレストランや事務所などが入る大型の施設から、簡素な山小屋まで、広範囲の施設でロッジという呼称が使われますが、日本においては概ねバンガローとコテージの中間的な施設を指す場合が多いです。 また、これら以外にもバンガローと同等の施設をキャビンやケビンと呼ぶ場合や、登山者やスキーヤーの宿泊、休憩などのために作られた小屋をヒュッテと呼ぶなど、様々な呼称があります。
コテージの大きさ
コテージキャンプのチェックポイント
コテージ前のフリースペースに、タープを建ててもOKというキャンプ場も多くあります。 子どもや友だちと遊ぶスペースともなります。 タープを設営できれば外で過ごしやすくなり、キャンプ感が高まります。
コテージにはテラスやウッドデッキを備えているところも多く、大抵はそこでバーベキューが可能です。なかにはバーベキューグリルや道具が付属しているところもあるので、忘れずに確認してください。
また包丁やまな板、鍋などの調理道具、食器・カトラリー等のチェックも忘れずに。 すべてが揃っていれば、持っていくものも減らせますね。
小さな子どもがいる場合、これらの装備があると便利です。 シャワー室もコイン式で1人分のスペースしかないところも多いので要注意です。
コテージによってマットレスの用意があったり、ベッドがあったり、なにもなかったりさまざまです。 何もない場合は、テント泊のように、マットやシュラフが必要になるので必ずチェックしましょう。
電気やテーブル、チェアなどの装備も確認しましょう。 特に電気は要チェックで、電気がない場合は明かりを用意しないといけません。 コテージ内は火気厳禁なので、電池式ランタンを用意しましょう。
コテージキャンプの便利グッズ
コテージキャンプの場合、荷物を取りにいったり、トイレに行ったり、出入りがかなり激しくなります。その際に脱ぎ履きが簡単なサンダルがあると便利。かかとを潰して履けるスポーツサンダルやスリッポンサンダルなどがおすすめです。
就寝時、枕元に飲み物や小物類、ランタンなどをまとめて置いておけるミニテーブルがあると何かと重宝する道具です。 整理整頓できるとともに、一箇所にまとめておけるので荷物の所在がはっきりして快適です。
一つあれば、懐中電灯代わりにつかえるし、ベッドライトとしてもあれば安心です。
関東のコテージキャンプ 5選
① コテージ森林村
営業期間:通年営業 定休日:定休日なし ※レストラン「FOREST」のみ水曜定休(祝日を除く) チェックイン:14:00~ チェックアウト:~10:00 所在地:東京都あきる野市乙津810
東京・奥多摩(西多摩)の秋川渓谷にあるコテージ型キャンプ場。雨天でも安心なバーベキューハウスを完備。 西多摩の四季折々の味覚を楽しめるレストランやバーベキューハウスもあります。
② 北軽井沢スウィートグラス
営業期間:通年営業 定休日:定休日なし アーリー:10:00~ チェックイン:14:00~ チェックアウト:11:00 所在地:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579
浅間山が眺望できる約3万坪の敷地に森、小川、草原とそろったオートキャンプ場。森林浴や夜の星観察、アスレチックと子どもが遊べる場所もあります。 ドッグランもあり、小川も流れているので施設内でも十分に楽しめます。イベントもやっていてイベントデーに当たればキャンプファイヤーなどもあります。
③ 河口湖カントリーコテージBan
豊かな緑に囲まれた貸し別荘。富士山と河口湖を望み、赤松などの雑木林の中に佇む本格リゾート。 各棟には専用のバーベキューハウスを完備。富士山の見える絶景露天風呂もあります。 園内にはカフェ&バーがあり、コーヒー、オリジナルカクテルが手軽に愉しめます。
④ 小田急 山中湖フォレストコテージ
営業期間:通年営業(12~2月一部休業日有) 定休日:定休日なし(上記期間意外) チェックイン:12:00(宿泊施設は14:00) チェックアウト:11:00(宿泊施設は10:00) ドッグラン有 山梨県南都留郡山中湖村平野491
すぐ側に山中湖がある湖畔の森のキャンプ場には豊かな森林がありマイナスイオンもいっぱいです。 キャンプ初心者にも優しい設備が整ったコテージやペットと泊まれるキャビンと色んなタイプがあります。 ボート遊びや山中湖周辺の散策がとても気持ちよく、また湖に映りこむ夕日はロマンチックで静かな湖畔で水の音のみが聞こえる静けさの中での滞在はまるで別荘のようです。
⑤ ログコテージ フィンランディア(ログコテージAタイプ)
営業期間:通年営業 定休日:定休日なし チェックイン:15:00 チェックアウト:10:00 栃木県須郡那須町高久甲5751-4
清潔な室内は、北欧パインツリーの天然ムク材を使用し、木の柔らかな香りで包み込みます。 また、コテージはバーベキュー場と駐車場が隣接され、周りを気にせずご利用できます。 日常から抜け出して、那須高原の貸別荘で、ゆったりとお過ごし下さい。
中部・東海のコテージキャンプ 5選
① 青川峡キャンピングパーク
営業期間:通年営業 定休日:なし チェックイン:14:00〜17:00 チェックアウト:8:00〜11:00 アーリーチェックイン → 10:00~ レイトチェックアウト → 16:00~ 所在地:三重県いなべ市北勢町新町614
雄大な鈴鹿山脈と清流青川に囲まれ、最高のロケーションに恵まれた本格的な丸太小屋のログハウスです。 床暖房・エアコン、エコ給湯器付きシンク、薪ストーブなど設備も充実し、テントキャンプにはない、のんびりと手軽にアウトドアを楽しみたい人におすすめです。
② 明野高原 ログハウス貸し別荘「ゆがふ」
営業期間:通年営業 定休日:なし チェクイン:15;00~17:00(厳守) チェックアウト:10:00 所在地:岐阜県郡上市高鷲町鮎立明野高原内
標高900mの明野高原の大自然に建つペットと泊まれるログハウスです。 大きな丸太で組まれた別荘10棟は、どれもペット同伴OK。それぞれにキッチンや食器、調理器具が付いており、手軽に自宅にいる気分でくつろぎたい人におすすめです。
③ キャンピカ富士ぐりんぱ
営業期間:コテージ一部冬季休業有 定休日:水曜日・木曜日(GW・夏季営業期間は無休) チェックイン:14:00~19:00 チェックアウト:7:00~11:00 所在地:静岡県裾野市須山字藤原2427
トレーラーコテージエリアがリニューアルオープン。富士山の2合目・標高1200m。荘厳な富士山を間近で眺めながらのキャンプはここならではです。 場内は非常に整備されており、清潔感ある浴場、お湯がでる炊事場、テントなし道具なしで手ぶらのキャンプを楽しめる豊富なレンタル品が完備して、最高のロケーションの中で、キャンプ初心者でも手軽に安心して過せるおすすめのキャンプ場です。
④ 満願ビレッジオートキャンプ場
営業期間:通年営業 ※オートサイト区画は12月~2月まで休業 定休日:定休日あり 不定休の場合あり(シーズン以外は要お問い合わせ) チェックイン:14:00~17:00 チェックアウト:11:00※宿泊施設はイン15:00 所在地:埼玉県秩父郡皆野町下日野沢3902-1
シャワールーム・ダイニングも広めのゆったりタイプです。 ダイニングルームとオリジナル焚き火台付。アウトドアでも上質な空間をおすすめします。
⑤ 伊勢志摩エバーグレイス
営業期間:通年営業 定休日:定休日なし、不定休の場合あり チェックイン:13:00~16:00(施設により異なります) チェックアウト:~12:00(施設により異なります) 所在地:三重県志摩市磯部町穴川1365-10
三重県・志摩市のオートキャンプ場。コテージやトレーラーハウスといった設備もあり、グランピングサイトは湖面に面したプライベート空間です。 カヌーも付いているので好きな時にカヤッキングも出来ます。
またここを予約した人しか入れない空間なので静かにリゾートを楽しみたい方にはピッタリ。 また伊勢志摩ならではの食材もおすすめできます。
関西のコテージキャンプ 5選
① サン・ビレッジ曽爾奥香落オートキャンプ場(コテージA)
営業期間:通年営業 定休日:定休日なし チェックイン:13:00~17:00 チェックアウト:12:00(宿泊施設は10:00) 所在地:奈良県宇陀郡曽爾村今井911-1
サンビレッジ曽爾は「日本で最も美しい村」連合に加盟している奈良県東北端に位置する曽爾村にある風光明媚なキャンプ場です。荘厳な山々に囲まれ、場内からは最高の非日常感が味わえます。 AC電源付きの芝サイト、全11棟の居心地抜群のログ調コテージ、手入れされた共用設備と、充実した場内はまさに高規格で、キャンプに不慣れな子どもづれ家族からでも手軽に安心して利用できます。
② たまゆらの里
営業期間:通年営業 定休日:定休日なし チェックイン:15:00~20:00 チェックアウト:~11:00 所在地:和歌山県海草郡紀美野町長谷宮705 低温岩盤浴と檜風呂の内湯、岩露天風呂を備えたラグジュアリーなコテージ。1階は「R」と呼ばれる曲面を随所に取り入れたおしゃれなリビング。40 型液晶テレビとゆったりしたカウチソファを備えています。
関西和歌山紀美野町のリゾートコテージ「たまゆらの里」。大阪から車で約2時間のお出かけスポット。山の緑と静かな川のせせらぎに包まれて、身も心もリフレッシュできます。 露天風呂や低温岩盤浴付きのリッチなお部屋から、アメリカンスタイルのログハウスや本格仕様のキャンビンまで。アウトドアの定番バーベキューもおすすめです。
③ 丹波悠遊の森
営業期間:通年営業 定休日: 定休日あり 火曜日(レストラン休館) 年末年始休(12月28日~翌1月3日) チェックイン:16:00~ チェックアウト:~10:00 兵庫県丹波市柏原町大新屋1153-2
ハンモックが楽しめる森林や敷地内に古墳があるので古代日本も感じることが出来ます。 コテージはバリアフリー仕様のものもあり、コテージ前ではバーベキューも手軽に楽しむことができます。レストランも併設されているのでゆっくり食事も楽しめます。
④ 関西サイクルスポーツセンターキャンプ場
営業期間:4月~11月 定休日:火曜日(8月は休みなし) チェックイン:15:00 チェックアウト:9:30 所在地:大阪府河内長野市天野町1304
コテージにはIHキッチンにエアコンも完備されているのでキャンプ初心者にも安心です。BBQ会場は屋根もついているので雨でも大丈夫。バーベキューセットを予約すれば道具なしの手ぶらでバーベキューも楽しめます。 なにせ関西サイクルスポーツセンター、いろんなアトラクションやイベント満載です。ここに泊まれば120%満足です。
⑤ ウェルネスパーク五色
営業期間:通年営業 定休日:定休日あり 不定休(1月と6月に3日程度のメンテナンス休あり) チェックイン:14:00 チェックアウト:11:00※宿泊施設はイン15:00 所在地:兵庫県洲本市五色町都志1087
瀬戸内を望む緑豊かな木立の中で家族やお友達と自然と親しみながら、過ごしてみませんか? 全棟屋外バーベキュースペース付き、夕日を見ながら素敵なひとときが過ごせます。
コテージキャンプのマナー
場内最徐行 騒音・迷惑行為禁止 他サイト横断・立入禁止 直火禁止 室内火気注意 消灯時間厳守・車の移動禁止 ゴミルール順守 完全撤収
コテージキャンプのまとめ
キャンプ初心者でも、子どもでも、老人でも気軽にキャンプ気分を味わえるコテージキャンプ。リッチにもリーズナブルにも使えます。 フリースペースやテラスでのんびりバーベキューを楽しむほかにも、コテージを拠点としてキャンプ場周辺の自然散策に出かけたり、楽しみ方はいろいろあります。 最後までご覧いただきありがとうございました。
コテージという呼び方に定義があるわけではありません。キャンプ場の宿泊施設にはほかにキャビンやバンガロー、ロッジなどがありますが、キャンプ場によってその呼び方はさまざまで、同じ施設なのにAキャンプ場ではコテージ、Bキャンプ場ではバンガローと呼んでいる、ということがよくあります。 コテージと一言で言っても、その設備内容はキャンプ場によってさまざまです。基本的には別荘的な宿泊施設を指し、キッチンやバス・トイレが備わっているところが多いようです。