レシピのその前に!ダッチオーブンって?
アメリカ入植当時、オランダ人が鉄製鍋を持ち込み、荒野での生活の中でこの鍋一つでいろんな料理ができたことで「万能鍋」として普及していったそうです。暖炉の火を利用して使用していたことから、日本では主にアウトドアの必須アイテムとなっていきました。 使えば使うほど、いろんな料理に挑戦したくなるダッチオーブンレシピをご紹介していきます。 簡単にできるレシピを搭載していますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ダッチオーブンがアウトドアに適しているわけ
①ほとんどの料理がこれでできる
簡単に言うと、炊く、焼く、煮ろ、蒸す、揚げる、など、ほとんどの料理がこの鍋一つでできるという便利なものです。そして圧力鍋代わりにもなるのも特徴のひとつです。 荷物は増やしたくない、洗い物を最小限に抑えたい、そんな思いを叶えてくれる商品です。
②旨みを閉じ込める
上下左右、360度から加熱されるので、素材のうまみが閉じ込められるのです。また、密閉性に優れており、食材から出た水分が水蒸気となり水分を逃がさ、ず旨みを閉じ込めます。美味しさの理由は、そういうことなのです。 あまり水を使わなくてもいいので、水の節約にもなります。
③時間短縮
テント設営や、遊び疲れた後の調理は、できるだけ時短でしたいものです。そんな時に重宝するのがこのダッチオーブンです。ダッチオーブンは熱伝導がいいのが特徴で、水分を飛ばすことなく一気に中まで火を通し、調理してくれます。上に炭を置くことで、途中で食材をひっくり返す作業も省かれます。 このように、圧力鍋のような役目もはたしてくれるのです。
おすすめのダッチオーブンレシピ【主食編】①無水カレー
大人も子供も大好きなアウトドア料理の定番メニューのカレー♪せっかくのアウトドアだから、いつもの家庭の味とはちょっと違うカレーを楽しんでみませんか?キーマカレーやドライカレー、グリーンカレーにスープカレーなど、いろんな種類がありますが、今回は、水を使わない「無水カレー」をご紹介します。トマトなど、野菜から出る水分だけで調理するので、旨みが凝縮されたカレーです。
材料(10人分)
豚肉 300g ニンジン 1本 玉ねぎ大 4 ジャガイモ 大4 ニンニク 3片 トマト 大4 市販の辛口カレールー 1箱(10人分) バター 大さじ2 オリーブオイル 大さじ2
作り方
1 ダッチオーブンを温めて、バターとオリーブオイルを加えて、スライスしたニンニクとくし形の玉ねぎを飴色になるまで炒めます。 2 一口サイズに切ったジャガイモ、ニンジン、豚肉、トマトを加えて弱火にして45分煮込みます。 3 30分も煮込むと野菜だけで沢山の煮汁が出始めます。 4 更に15分後は、コクのある野菜スープになります。 5 カレールーを加えて、10〜20分蓋を取って煮込めば出来上がりです。
余ったら・・・【カレードッグ】に
余ったカレーは、縦に切込を入れたパンにはさんで、焼いたソーセージ、チーズを乗せてダッチオーブンに入れて、カレードッグの完成です。 キャンプなら、朝食におすすめですよ。
おすすめのダッチオーブンレシピ【主食編】②鯛めし
飯ごう炊飯もいいけれど、どうしても焦げ付きがあっらち、炊き加減にムラが出てしまいます。ダッチオーブンなら、炭火にかけるだけで、ふっくらおいしいご飯が炊けて、こびり付きも少ないので、後片付けも簡単です。 たくさん炊けるから、どうせなら味付きご飯にしちゃおう♪ということで、鯛めしをご紹介します。
材料(4人分)
米 2合 水 360ml 鯛の切り身 約280g 塩小さじ 1/2 酒 大さじ1 A【塩小さじ1/2、酒大さじ1+1/2、薄口しょうゆ小さじ1、 昆布茶小さじ1、しょうが小さじ1】
作り方
1 米は洗ってザルに10分程上げて水気を切り、ダッチオーブンに入れて、分量の水に浸しておきます。(30分) 2 鯛は適当な大きさに切り、両面に塩をふってしばらくおきます。出てきた水気を拭き取り、酒をふっておきます。 3 1のダッチオーブンにAの分量を加えてひと混ぜし、2の鯛を重ならないように並べてフタをして加熱します。(加熱20分+余熱15分) 4 炊きあがったら全体を混ぜ、器に盛って完成です。
余ったら・・・【卵かけご飯】で味を変えて
そのまま生卵をのせるだけでも美味しいですが、アボカドやラー油やチーズをのせてのアレンジも試してみる価値ありです♪ キャンプなら、次の日の朝食にどうぞ。
おすすめのダッチオーブンレシピ【主食編】③パエリア
この料理だけで食卓が華やかになる、色とりどりのおしゃれなメニューです。簡単なのに豪華に見えるのが嬉しい料理です。SNSに写真をアップしたくなりそうですね。 味付けが心配な人は、パエリアミックスを使うとさらに簡単になります。魚介の旨みがしみ込んだこの料理、味でも見た目でも楽しんでくださいね♪
材料(4~5人分)
米 3カップ 鶏肉胸肉 250g 殻付きえび 10本 殻付きあさり 1パック パプリカ 3色各1個 玉ねぎ 1個 にんにく 生でもチューブでも ・ターメリック 小さじ2 ・コンソメ 2個 ・塩 小さじ2 ・水 3カップ 白ワイン お好みで
作り方
1 みじん切りした玉ねぎとニンニクを透き通るまで炒めます。中~弱火でOKです。 2 鶏肉も突っ込みまーす! 軽く焦げ色がつくまで炒めます。 3 生米をそのまま投入。お米が白から透き通った感じになるまで炒めます。 4 ・のついている材料を入れて、軽くかき混ぜます。 5 あさりやえび、ソーセージなど、お好みで具材を入れ、軽くかき混ぜます。最後にパプリカを散らせます。 6 上から白ワインをバシャバシャ~っと「軽く」振りかけ、ぐつぐつ強火で一度煮立てます。 7 蓋をして、15分弱火で煮込みます。 8 湯気が出てくるくらいの弱火で残りのワインを飲みながらのんびり待ちます。 9 15分ほど火を止めて蒸らしたら、完成です。 10 卵黄にオリーブオイルとニンニクをまぜたアイオリソースも添えると、一層ポイントアップですよ〜! 11 アイオリソースの他に、シンプルにレモンを添えて、絞りかけてもおいしいですよ!
余ったら・・・【雑炊】に

残ったパエリアに水をいれて火にかけ、溶き卵を流し入れて雑炊の完成です。ダッチオーブンでそのままできるのが嬉しいですね。 シメのメニューにもよし!次の日の朝食なら手間がかからず、こびりついたお米のが剥がれ、後片付けにも一役買うメニューとなります。
おすすめのダッチオーブンレシピ【主食編】④パン
パンって、アウトドアには実はとっても重宝するんです。カレーの付け合せにもぴったりですし、好きな大きさに切って、パンの上に、野菜やチーズなど乗せて食べるのも楽しいです。そして、余ったパンは、次の日の朝食にもなります。スライスして炭火であぶるだけでも美味しいです。 アウトドアにはおすすめの料理です。ぜひ作ってみてください♪
材料(4人分)
強力粉 350g 無塩バター 25g(有塩でも可) イースト 6g 塩 6g 砂糖 25g 牛乳 250CC
作り方
1 大きめのボールにあたためた牛乳に入れイーストを良くとかす。私はステンレスのボールに牛乳を入れて湯煎・または直火で暖めてしまいます。指をいれて冷たくない程度。 2 そこに他の材料を全部入れ、こねる。こねる。こねる。 たたく。そんでもってこねる。20-30分くらい。べたべた感がなくなって、ひっぱってうすーくのびるようになったらオーケー。 3 濡れたふきんをのせ、ビニール袋で包んで、冷蔵庫に入れるか、涼しいところに一晩おく。早春キャンプで車の中。夏キャンプならクーラーボックスでしょう。 4 一晩おくと二回りぐらい大きくなってると思います。4つにたたんで軽くガス抜きをして10分くらいやすませる。7-8個に切ってそれぞれを丸める。 5 ダッチオーブンに底網をしいてそこにクッキングーペーパーまたはアルミホイルをしく。 6 2次発酵は、フタと本体をぎりぎり触れるくらいの温度に熱して、 フタをして机の上におく。フリースなどで保温しても可。さめてきたら、また暖めるを繰り返して約30分。夏なら暖めなくても膨らみます。 7 焼きですが、炭の分量は下2上8位の割合です。 DOの大きさと炭の量は密接な関係があります。10分くらい焼いたら途中で開けてもOKですが、特下側のこげつきに注意!大体20-30分くらいでいい香りがしてきたらできあがり♪
余ったら・・・【カナッペ】に
残ったお好きな食材をスライスしたパンにのせるだけで、カナッペの完成です。時間がないキャンプの朝食にはおすすめのメニューです。食べ残しの整理もできるのもいいですね♪ パンが硬くなってしまったときは、両面焼くとカリッと香ばしくなります。
おすすめのダッチオーブンレシピ【主食編】⑤ドリア
見た目はイタリアンですが、実は日本生まれです。しかし、属するところはフレンチ!と、いろんな国の料理がひとつになったドリア。これ一つで満足感のある食となるので、あとは、サラダやおやつをプラスするだけ♪調理に時間をかけたくない人にはもってこいのメニューですね。
材料(5~6人分)
ご飯 3合 バター 適量 ホワイトソース ミートソース(市販) 好みの具材(なくてもよい) とろけるチーズ
作り方
1 ご飯を入れ、バターを塗ります。 2 ホワイトソースを入れます。 3 市販のミートソースを上からかけます。 4 ソーセージや玉ねぎなど、好みの具材を入れます。 5 たっぷりチーズをふりかけます。 5 ダッチオーブンに蓋をして、蓋の上にも炭を乗せ、しばらく加熱します。 6 蓋を開けてチーズの焦げ具合が好みになれば出来上がりです。
余ったら・・・【コロッケ】に
余ったドリアの上にのせたチーズも混ぜ込みます。小麦粉、卵でつなぎ、パン粉を付けてダッチオーブンで加熱すると、チーズインライスコロッケになります。朝食にする場合でも、炭火がついてる夜のうちに作ってしまっておくと、次の日の朝が楽チンです♪小腹がすいた時の夜食にも役立つかもしれませんよ。
おすすめのダッチオーブンレシピ【副食編】①ローストビーフ
家では作ろうと思わないけど、なぜかキャンプなどのアウトドアではしたくなる料理のローストビーフ。ダッチオーブンがあれば、美味しく、簡単にできてしまいます。おもわず赤ワインを飲みながら作りたくなる料理ですね。 ソースにより、あっさりにもこってりにもできます。胃もたれしにくい料理なので、老若男女に好まれています。
材料
牛モモ肉塊 700g パフリカ赤黄色 適量 ニンニク 2かけ セロリ 少量 玉ねぎ 1個 塩、胡椒、ナツメグ
作り方
1 牛モモ肉に塩、胡椒、ナツメグを擦り込んで1〜2時間寝かせておく。 2 ダッチオーブンを温めて玉ねぎ、ニンニクを香りが出るまで炒める。 3 玉ねぎ、ニンニクに香りが出てきたら牛モモ肉の表面に焼き色がつくまで焼き一度取り出す。 4 アルミホイールにパフリカをひいて3で取り出した材料をのせて包む。 5 ダッチオーブンに材料の入ったアルミホイールを入れて蓋をして20分蒸し焼きにして火から外し予熱で10分放置して出来上がり。
アレンジ
パンにはさんでサンドイッチに(写真上)。また、ご飯にのせてローストビーフ丼に(写真下)。パンにもご飯にもあう料理だからこそできる料理ですね。
おすすめのダッチオーブンレシピ【副食編】②豚バラの角煮
肉にお箸を入れると、ホロホロと崩れていくのを見ただけで唾液が出てきそう♪そんな角煮がダッチオーブンなら簡単にできちゃいます。お肉がとろとろになるので、大きめにカットして料理するといいです。お好みで大根や卵も一緒に煮込むのもいいでしょう。 ご飯に乗せて丼にし、子供さんに。お父さんにはお酒のアテに最高な、おすすめ料理です。
材料(4人分)
豚バラかたまり肉 450g 長ネギ 適量(グリーンの部分) ニンニク 1片 ショウガ 1片 ゆでたまご 4個 大根 4分の1本(厚切りで切っておきましょう。) 水 2カップ 酒 1カップ 醤油 60cc 砂糖 大さじ1.5 はちみつ 大さじ1.5
作り方
1 バラ肉は食べ易い大きさにカットし、ゆで卵を作り、殻を剥いておきましょう。 2 フライパンにバラ肉を並べて、全体に焼き色を付けます。 3 ダッチオーブンを使い、鍋に水をたっぷりと張り沸騰させる。 お肉から浮いたアクを取りましょう。 3 長ネギ、にんにく、生姜を加えて中火で1時間煮込む。 水が少なくなったら、浮いた灰汁はこまめに取り除きます。 4 1時間煮込んだら湯を捨てる。酒、しょうゆ、砂糖、はちみつをお肉しみこませ、ゆで卵、大根を加えて2時間煮込めば完成です。
アレンジ
卵とご飯を炒めて上にのせると、豚の角煮チャーハンの完成です。角煮のタレを少し混ぜると、調味料がなくても美味しく出来ますよ。
おすすめのダッチオーブンレシピ【副食編】③ビーフシチュー
カレーシチューより少し高価でオシャレな印象の料理、ビーフシチューは、記念日におすすめの料理です。ワインにぴったり!ということもあり、料理に合わせて、テーブルの上も少しおしゃれに演出してみましょう。アウトドアだけど、気持ちが少し引き締まり、いつものアウトドアとは違った気分になるかもしれません。開放感のある外の空気の中、ビーフシチューが素敵な時間を作ってくれることでしょう。
材料(5人分)
牛すじブロック 2パック じゃがいも 4個 人参 2本 玉ねぎ 1個 マッシュルーム水煮 1袋 ブロッコリー 1個 ビーフシチューの素 2種類 赤ワイン コップ1杯くらい ミルク 5個 塩胡椒 少々
1 最初に牛肉を塩胡椒で炒めます。それを圧力鍋にかけます! 2 玉ねぎ、じゃがいも、にんじんを茹でます。それと別にブロッコリーも茹でておきます。 3 茹でた野菜のお鍋に柔らかくなったお肉だけを投入。マッシュルームも入れて下さい。 4 ビーフシチューの素(ペースト、缶のもの)2種類使いました。赤ワイン入れて煮込みます!味を見て、塩、胡椒して下さい。 5 お皿に盛り付けて、ブロッコリー、コーヒーに使うミルクをかけて完成です!
アレンジ
ご飯にかけて、ちょっと豪華なハヤシライスに♪
作り方
おすすめのダッチオーブンレシピ【副食編】④チーズフォンデュ
チーズ好きにはたまらない料理のチーすフォンデュ。一つの料理を囲んでみんなでワイワイ賑やかになること間違いなしです。 食材は何でもOK!なので、沢山の食材が楽しめます。自分が好きなものだけをチョイスして食べられるのもいいですね。 チーズは、レトルトのミートソースや、カレーパウダーを入れるとまた違った味になるので、何種類か用意すると、飽きのこないチーズフォンデュがたのしめます。
材料(4~5人分)
じゃがいも 3個 人参 中1本 ブロッコリー 適量 プチトマト 5~6個 ブラックタイガー 8尾 ウインナー 10本 フォンデュ用チーズ 適量
作り方
1 じゃがいも、人参など、火の通りにくいものを先にダッチオーブンに入れ15分加熱します。 2 ブロッコリー、プチトマト、えび、ウィンナーを入れます 3 耐熱皿に入れたチーズフォンデュ用チーズをダッチオーブンにいれ、とろとろになったら完成です。
アレンジ
好きな野菜をパンにのせ、その上にポーチドエッグ、フォンデュで残ったチーズをかけて出来上がりです。卵はゆで卵でもスクランブルエッグでも、お好みのもので美味しく召し上がれます。
おすすめのダッチオーブンレシピ【副食編】⑤ミートソーススパゲッティー
パスタは多くの人に愛されるメニューですが、ひとくちにパスタといっても、実に多くの種類があります。味付けは、クリームソースにトマトソース、オイルソースにバジルソースなど多様です。麺の種類も、スパゲッティーにフィットチーネ、ラザーニアにマカロニなど、これらの麺とソースとの組み合わせを変えるだけで、違う味が楽しめる料理です。 今回は、日常的に食べることが多いミートソーススパゲッティーをご紹介します。これができたら、次はソースや麺を変えていろんなパスタに挑戦してみてくださいね。
材料(4人分)
豚ひき肉 200g 牛薄切り肉 100g 玉ねぎ 1個 人参 2/1本 にんにく 2片 オリーブオイル 適量 塩 小さじ2/1 黒胡椒 適量 トマト水煮缶 ホール2缶 コンソメ キューブ2個 水 100cc スパゲッティー 400g 粉チーズ(とろけるチーズでもOK)
作り方
1 ダッチオーブンにオリーブオイルを敷き、にんにく、玉ねぎの順に炒めます。 2 肉を入れて炒め、塩、胡椒をします。 3 トマトの缶詰めを汁ごと、コンソメ、水を加えます。 4 フタをしてグリルに入れ15分加熱後、火を止めてフタをしたまま10分おきます。(余熱) 5 フタをとり粉チーズを加えてさっくりと混ぜます。 6 固ゆでしたパスタをダッチオーブンのソースの中に投入し、ソースを絡めめて完成です。
アレンジ
ミートソーススパゲッティーに生卵をからめて、両面をカリッと焼くと、スパゲッティーオムレツの完成です。
おすすめのダッチオーブンレシピ【おやつ編】①ピザ
おやつとして紹介していますが、主食級の料理ですね。作る工程から楽しめるピザは、アウトドア料理のおすすめです。 上に乗せる具材は、野菜でも魚介類でも肉でも、好きなもので作れるから、種類の違うピザを何枚か作るのもいいでしょう。 市販の生地を使うと、5分ほどでできてしまうのもダッチオーブン料理だからこそ!です。簡単♪美味しい♪楽しい♪ピザはおすすめですよ。
材料(3枚分)
ピザ生地 3枚 デルモンテトマトソース 大さじ3〜6 ピザ用チーズ 大さじ3〜6 お好みの具 適宜
作り方
1 市販の生地にソースを塗って好きな具材をのせます。 2 ダッチオーブンを加熱します。蓋の上にも炭を置いてます。蓋を開けて煙が出るくらいがベスト! 4 クッキングシートにピザを載せて、ダッチオーブンに投入。3〜5分で完成です。
アレンジ
オニオンスープに余ったピザを入れるだけ♪オニオンスープピザの完成です。冷めて硬くなったピザでもOKです。
おすすめのダッチオーブンレシピ【おやつ編】②焼き芋
ホクホクのお芋はどうしてこんなに甘いのでしょう。ダッチオーブンは遠赤外効果でお芋をホクホクに調理してくれるのです。手間がかからず、放っておくだけで出来上がるので、他の調理をしながらや、食事をしながらできるところもいいですね。そのまま食べても美味しいですが、塩、はちみつ、バター、きな粉など、いろんな食べ方も試してみてはいかがでしょうか?
材料
さつまいも 適量
作り方
1 ダッチオーブンにさつまいもを入れ、20分加熱します。 2 火から離して、蓋をしたまま余熱で20分放置したらできあがり。
アレンジ
さつま芋の皮を剥き、バターを入れてマッシュします。餃子の皮で包んでさっと揚げれば、スイートポテトパイの完成です。
おすすめのダッチオーブンレシピ【おやつ編】③ポップコーン
コーンがはじけてポンポン音が鳴り出すと、心もワクワク高鳴るのは子供だけではないのではないでしょうか。 ここでは、シンプルにプレーンポップコーンのレシピを紹介しますので、出来上がったポップコーンに、塩をかけたり、バターをからめたり、チョコレートパウダーを降りかけたりと、いろんな味を楽しんでみてください。
材料
ポップコーン用のコーン 適量 オリーブオイル 適量(サラダ油でもよい)
作り方
1 コーンをダッチオーブンに入れ、油を回し入れます。 2 炭火にかけて、5分ほどするとポンポンとコーンがはじける音がしてきます。音がなくなってきたらできあがりです。
アレンジ

牛乳を混ぜてシリアル風にしても美味しいですよ♪ 肌寒いときは、ホッとミルクで。暑い日は冷たい牛乳でお召し上がりください。
おすすめのダッチオーブンレシピ【おやつ編】④焼きリンゴ
簡単、美味しい、おなかに優しい「焼きりんご」は、アウトドアではぜひしてみてほしい、おすすめのおやつです。 焼き時間を短めにすると、シャキシャキ感が残るジューシーな焼きリンゴに仕上がります。お好みで時間調節してみてください。 冷めても美味しいので、早めに作っておいてもいいですね。バニラアイスを添えて、夏の冷たいデザートにもできますよ♪
材料(1個分)
りんご 1個 バター 大さじ1 レーズン 適量 シナモン 少々
作り方
1 りんごの種部分をくり抜きます。 2 くりぬいた部分に、バター、レーズンを入れます。 3 下半分をホイルに包んで20分加熱し、20分余熱で出来上がりです。 4 お好みで、シナモンをふりかけてください。
アレンジ

焼きリンゴのスライスと、お好みでレーズンをパンにはさんで、焼きりんごサンドに♪パンの両面を焼いてホットサンドにしても美味しいですよ。
おすすめのダッチオーブンレシピ【おやつ編】⑤蒸しパン
蒸しパンは、いろんな味が手軽に楽しめます。チーズでも、抹茶でも、胡麻でも、チョコレートでもフルーツでもOKです。いろんなものを混ぜ込んで、いろんな味を楽しんでみましょう♪ 今回は、余った野菜を活用して作る「さつま芋の蒸しパン」をご紹介します。ホッとケーキミックスを使うので、簡単で失敗なく、フワフワ美味しい蒸しパンが作れます。
材料
ホットケーキミックス 130g かぼちゃまたはサツマイモ 100g程 卵 1個 豆乳または牛乳 100cc 砂糖 大さじ2 サラダ油 小さじ1
作りかた
1 アウトドアにて炭焼かぼちゃやサツマイモがあれば1cm角に切る。 炭焼しない場合は1cm角に切ってさっと湯がいておく。 2 卵を溶きほぐし、砂糖を加えしっかり混ぜる。豆乳を加え、最後にサラダ油を加えて混ぜる。 3 ホットケーキミックスを加えざっくり混ぜる。 4 3の生地に2/3のかぼちゃ、またはサツマイモを加え軽く混ぜる。 5 カップに生地を2/3ほど入れ、残しておいたかぼちゃやサツマイモを載せる。 6 ダッチオーブンに底上げ用網を入れ、水をはり、火にかけ沸騰したら、一旦火から下ろし、生地を入れたカップを網に載せる。 7 布巾かタオルなどを被せ、蓋をし、火にかける。 8 中弱火で8分〜10分くらい蒸す。竹串をさし、何もついてこなければ完成。余熱でしっかり火が通ります。
アレンジ
蒸しパンに十文字に切り込みを入れ、バターやチーズをはさみ、や黄色がつくまでオーブンで焼きます。バーベキューなどで使うバーナーであぶって焼き目を付けてもいいと思います。フワフワの蒸しパンとはまた違った食感が楽しめます。
ダッチオーブンの選び方のポイント
①サイズ
サイズは10cmほどの小さいものから、30cmほどのものまであります。人数や、料理によって使い分けてください。「大は小を兼ねる」ので、初心者は、大きめのものから始めた方が、失敗しないかもしれません。
②素材
【鋳鉄】 初めは手を掛けてやらなければならない特徴がありますが、使っていくうちに、油でコーティングされます。黒光りになれば、もう焦げ付く心配がなく、調理しやすくなります。 重さがありますが、圧力機能に優れています。 【黒皮鉄板】 製造過程で鉄の表面に皮膜をつけているので、コーティングが簡単には剥がれません。錆びにくい特徴も持っており、メンテナンスが楽です。 【ステンレス】 価格は高めですが、耐久性もあり、軽量で扱いやすいダッチオーブンです。IHでも使用できるので、初心者や女性には扱いやすい素材かもしれません。
③お手入れ
【鋳鉄】 シーズニングと言って、使用前にダッチオーブンの表面に油を染みこませる、慣らし作業が必要です。洗剤の使用はできません。お湯を沸かしながら、亀の子タワシで優しく洗ってください。 【黒皮鉄板】 シーズニングは必要ですが、洗剤は使えます。 【ステンレス】 シーズニングは不要で、洗剤も使えます。
③形
鍋の上に炭をのせやすいようにフタに枠が着いているタイプや、スキット(フライパン型)付きのものなど、数多くのタイプがあります。ミニココットなどの小さいタイプのものは、一人分の一品料理タイプなので、そのままテーブルに並べられ、かわいい演出をしてくれます。お皿がいらないので場所を取らないのもメリットです。 料理や人数、シチュエーションをよく考え、揃えましょう。
まとめ
とても不思議なパワーと魅力のダッチオーブンのレシピはいかがでしたか? 実際使ってみると、冒頭でお話した『万能鍋』を超え、もはや『魔法の鍋』のような気持ちになることでしょう。 食材が大きくても問題なく中まで火が通るので、大きめにカットするのがコツです。 カレーライスや、丼などでは、ご飯とおかずの両方を同時に調理したいので、二つのダッチオーブンがあると便利かもしれません。 このように、料理によって使いたいダッチオーブンが変わってきます。 まずは、料理を考えてから、最適なダッチオーブンを選び、美味しい料理を作ってくださいね。 日常とは少し違った雰囲気で、最高の食事ができますように♪