はじめての海釣り 高橋 哲也
プロフィールなどの基本情報
高橋哲也は、日本が誇る釣り師 磯釣りを最も得意とするが、船からの大物釣りも上手です。
また、世界最高峰の釣り具開発にも関わっており、海外での知名度、特に中国や台湾でも人気の釣り師。 ダイナミックで、人々を魅了する 釣りスタイルで、魚を釣り上げる!
生年月日
1965年1月30日生まれ。 ちなみにこの日の三宅島の天気は 大荒れで、最大風速22mの風が吹き雨も降っていたらしい(気象庁過去の天気より)
出身地
神奈川県横浜市生まれ。その後高校生の時に家族一同、三宅島に移り住み 民宿「天狗屋」を始める。
現在住んでいるところ
現在は沖縄県に住んでいるそうです。なので、メディアでの活動も、沖縄が多いです。
職業
釣りインストラクター、釣り具アドバイザー、シマノテスター、釣りメディアでの出演、執筆などなど。昔から、海外(台湾や中国)での活動もしており、 海外でもとても人気がある。
【高橋哲也の生い立ち】
横浜時代
父親も釣り好きに巻き込んだ高橋哲也の少年時代
父も釣り好きに巻き込んだ少年時代 10歳のころに、同級生の影響で 釣りに目覚める。 そして、この釣りへの熱い思いが 父親へも移り、父も次第に釣りに 熱中する。
三宅島期
高橋哲也生み出した!「天狗ウキ」
天狗ウキは、三宅島という魚影が濃く、 潮流も早い海域ならではの環境で、 大物を釣るために生まれました。
グレトーナメンター
大物志向は、トーナメンター向きではなかった?
高橋哲也さんは、 シマノのグレトーナメントにも 毎年ではないですが、 シマノインストラクター枠で 何回か出場されています。 しかし、優勝の座に就いたことは ありません。
開催回 年 優勝者 第1回 1985 江藤弘則 第2回 1986 江藤弘則 第3回 1987 小里哲也 第4回 1988 江藤弘則 第5回 1989 立石宗之 第6回 1990 高岡末男 第7回 1991 小里哲也
第8回 1992 小里哲也 第9回 1993 立石宗之 第10回 1994 立石宗之 第11回 1995 立石宗之 第12回 1996 立石宗之 第13回 1997 清水謙 第14回 1998 立石宗之
第15回 1999 鈴木伸行 第16回 2000 小里哲也 第17回 2001 宮川明 第18回 2002 江藤弘則 第19回 2003 江藤弘則 第20回 2004 高岡末男 第21回 2005 宮川明 第22回 2006 只松雄司 第23回 2007 友松信彦
第24回 2008 柴原哲二 第25回 2009 平和卓也 第26回 2010 藤原実浩 第27回 2011 平和卓也 第28回 2012 友松信彦 第29回 2013 田中修司 第30回 2014 土屋昌利 第31回 2015 上田泰大 第32回 2016 藤原誠太
おそらく、高橋哲也の釣りは 大物狙いであって、そのポイントにいる 大物を釣り上げていくスタイルだと思います
なので、見えるグレや沸いているグレを 釣るトーナメントで有利な釣りとは スタイルが異なり、本来のスタイルでは 通用しなかった。
しかし、トーナメントだけが釣りのうまさ ではないので、高橋哲也が釣りがへたくそ というわけではなく、 周りの釣り人もそのことを知っているので、 現在でも磯釣りの第一線で活躍されて いるものだと思います。
沖縄大物釣り期
もちろん、他の都道府県にも釣行し その動画(シマノTVなど)も いろいろ上がっていますが、 沖縄での釣行の動画が多いです。 そして、そのスタイルは、 磯釣りと船釣りに分かれます。
磯からの大物釣り!
磯からの大物釣りでは、 沖縄生まれのライト大物釣り、 「するするスルルー」 という釣り方に似ている 釣り方でで大物を狙っています。
動画を見ると、竿であたりを取っているとようにも見えるので、するするスルルーの仕掛けは異なるかもしれません。(天狗ウキのようにウキを沈めているかも?)
しかし、餌にスルルーをつかい、仕掛けを流していく釣りという点ではするするスルルーとおなじです。タックルは、大きなウキに、ウキ止めを付けずに流していきます。 餌として使うのがキビナゴ(スルルー)で それを食らう大物を狙います。
するするスルルーの詳細は以下動画をご覧ください。
船からの大物釣り!
船からの大物釣りは、 基本的に、電動リールをつかい 生き餌を泳がして釣ります。
この時も、手持ちのファイトをし、竿を思いっきり絞り大物を釣り上げます。 豪快!で、とても見てて気持ちのいいやり取りが印象的です。
高橋哲也の好きなところ!すごいところ!
①ずば抜けていた少年時代
少年時代、釣具屋に泊まり込み、釣行していたなど、釣りに対する熱意は十分感じられます。 しかし、熱意だけでなく、その腕前も 群を抜いてすごく、周りの大人も釘づけになったそうです。
磯に立っていると、一人だけ違う オーラをまとい、何かをやらかしてくれるという雰囲気を当時から周りの釣り人は 感じていたそうです。 今でも、高橋哲也の動画では、何かすごいことが起こるのではないか? という期待を自然と持ってしまいます。
②三宅島で培った大物釣り志向
高橋哲也はとにかく大物志向が強いです。 もちろん、小物釣りも楽しそうに釣る動画は あります。 しかし、磯に上がった時には、普通の フカセ釣り師の常識では 考えることもできないくらい 太い仕掛けを使います。 基本的にはフロロカーボンの 6号~8号
普段使われている糸が 1.5号~のグレ釣りにおいて 破格の太さであることは間違えないです。
③元オナガグレの日本記録72.4㎝を釣り上げた!
オナガグレの日本記録を釣ったことで、 高橋哲也は全国的に有名になりました。 大きさは、なんと、74.2cm!! 当時の釣り業界に激震が走りました。 ちなみに今現在の日本記録が磯で74.8cmで鹿児島で釣れた個体です。
船釣りでは、83cm級のグレが釣れているとのこと。 もしかすると、今後、グレの日本記録は更新されるかもしれないですね。 下記は高橋哲也が日本記録のグレを釣り上げた当時を知ることが出来る記事です。
④常識にとらわれない
常に、釣れる魚を、大きい魚を釣っていくスタイルの高橋哲也さんですが、 他の釣りをした時も、元来言われている 法則や、方法にとらわれない釣りを しています。
日刊イトイ新聞の取材では、 キス釣りにチャレンジする高橋哲也が やはり、自分の釣り方を貫き、 キス釣りでも、本来では考えられない アプローチをして、釣りを楽しんでいた そうです。
高橋哲也の出演する番組を見ると 何かやってくれそうなにおいがプンプンします! 高橋哲也ほど、釣りが好きな人間はこの世にいない気がします。
⑤周りに人を大切にする!
高橋哲也はSNSやブログなどがなく 釣りに対する想いなどを 知ることがあまりできません。 しかし、高橋哲也に出会った話をしたなどといった事を 書いているブログなどは多々あります。
それらを見ると、高橋哲不特定多数の人に対して何かを発信するということよりも 一緒に釣行した仲間や釣行にかかわった人たちとの ふれあいを大切にしているのかもしれません。
実際に会ってみて、悪い態度をとられたという話はありませんでした。 むしろ、テレビと同じように (それ以上に!!) 気さくな方だったということが 多いそうです!
天狗ウキの特徴
天狗ウキの特徴①形状
天狗ウキは、他のウキに比べて「大きい」ので、潮をよくつかみます。 下の動画をご覧ください。 水中に入っているウキの大きさが大きい程水中の仕掛けが安定します。
なので、天狗ウキの場合、 仕掛けを安定して流せますし 逆に小粒を付けると、 風のない日などに より繊細な釣りが出来る!
天狗ウキの特徴②浮力の多様さ
浮力の多様さがある為、多様な環境に対応することが出来ます。 「際」「サラシ」「本流」「あて潮」 「緩い潮」「早い潮」など様々なシチュエーションで使われます。 また、風が強く、潮の流れと反対方向でも天狗ウキならば、仕掛けを流すことが出来ます。 環境が厳しい三宅島の磯だからこそ生まれたウキが「天狗ウキ」なのです。
天狗ウキの特徴③仕掛けを流して、のませて釣る釣り→太仕掛け
天狗ウキは、潮に流して見えない魚にアプローチする釣りです。 なので、仕掛けを流した先で、魚に餌を食わせる→遠いポイントで魚が餌を食べる。 という流れで釣りをします。
よって、あたりを明確にとるのは基本的に難しいです。 なので、餌、針を魚に飲ませる。というのが基本的な釣り方です。飲ませるので、細ハリスだと、のまれきれしてしまいます。 なので、ふとハリスを基本的に使います。また、本流の先には、グレ以外の大物も存在しているので、太仕掛けを使います。
SNSや釣行記などを見る
Facebookのみ、しかも中国語シマノのインストラクターとして中国、台湾の釣り人との交流も深そうです。
高橋哲也の魅力
ここまで、高橋哲也さんについて まとめてみましたが、 高橋哲也の魅力は何でしょうか? それは、釣りが好き! であり、釣りを楽しみ! そして、センスがある! 所だと思います。
釣りを通して、その海の最大限の ポテンシャルを引き出し、 そこの大物を釣り上げていく釣りスタイル 独自の理論と感覚で海を探っていき、 掛けた魚を太い仕掛けで真っ向勝負し釣り上げる。
繊細さと豪快さを持ち、その雄姿だけで釣りの素晴らしさや楽しさを伝えることが出来る。 釣りと釣り仲間のすばらしさを伝えることが出来る。 釣りの言葉では表わせない部分を伝えることのできる釣り師。 それが高橋哲也であり、高橋哲也の魅力なのかなと思う。
高橋哲也を知る(著;高橋哲也の本)
はじめての海釣り 高橋 哲也
なので、高橋哲也の生い立ちを 追いながら、釣りスタイルの 確立までを追っていきたいと 思います。