イシモチってどんな魚?
イシモチは世界中の温帯付近に生息している魚です。 日本では東北地方以南の日本各地に生息しています。 一般的に釣る事のできる物は20~40cmくらいの物が多いです。 大きい物は50~60cmくらいになる物もいます。 堤防や河口、船釣りなどでよく釣れる魚です。
イシモチの豆知識
イシモチは浮袋が発達しており筋肉を 振動させて音を出す事ができます。 産卵期にはよく泣くことが知られており 群れが大きいと海面上でもその音が聞こえる事があるみたいです。 また、そのグーグーとなく音が愚痴を言っているように 聞こえる為にイシモチの事を「グチ」と呼んでいる地域もあります。
イシモチ釣り!どんな釣り方があるのか?
イシモチ釣りと言ってもその釣り方はさまざまです。 一般的には投げ釣り・船釣り・浮き釣り・ルアーフィッシング などの釣り方がありますのでそれぞれの釣り方や仕掛けなどを ご紹介していきます。
イシモチ釣り!投げ釣りでの釣り方と仕掛け
仕掛けは?
堤防や河口、砂浜からイシモチ釣りの釣り方の仕掛けは 投げ釣りの仕掛けを使います。 この仕掛けは春・秋ごろの時期に使う事が多いです。 この時期には河口や砂浜、堤防などにイシモチが多く集まりますので この時期には投げ釣りの仕掛けで河口や砂浜、堤防からイシモチを狙いましょう!
釣り方は?
イシモチは昼間よりも夕方や明け方などの方が釣れやすいです。 投げ釣りの仕掛けが海底についた時点で糸のたるみを取り 仕掛けが海底を這うように巻いていき仕掛けが重く感じる所で 巻くのをやめてそこでいったん仕掛けを落ち着かせます。 そのままあたりが来るのを待ちます。 仕掛けが重く感じるのはカケアガリ(浅場から急に深くなる ポイントのこと)になっている所ですのでそのカケアガリの所が ポイントです。 イシモチ釣りはこちらがあたりに合わせる釣りではなく 向こう合わせの釣りになりますので竿たてなどに竿を立てて あたりを待ちましょう。この時に竿先などに鈴などを付けて おくと便利です。 あたりがあると竿先が揺れるか鈴がなりますのでその時に 軽く合わせて仕掛けを巻き取ります。 イシモチの場合は慌てなくても大丈夫ですのでゆっくり 落ち着いて仕掛けを巻き取っていきましょう!
イシモチ釣り!船釣りの釣り方と仕掛け
仕掛けは?
船釣りでのイシモチ釣りの仕掛けは投げ釣りの物と あまり変わりませんが一つ天秤を使っていることが違います。 このことにより安定的にイシモチを狙える釣り方になります。 船釣りでの釣り方で一番のポイントは竿にあります。 竿は2m前後の船用小物竿を使いましょう。 シロギス・メバル・カワハギなどの穂先が柔らかい物の竿の方が 食い込みがよくおすすめです。 おもりもその日の潮の流れの速さによって違って来るのですが 基準としては20~30号のおもりを準備しておきましょう。
釣り方は?
基本的にイシモチ釣りの釣り方に合わせる事は必要ありません。 合わせたとしても軽くでいい釣り方なのでいいのですが 一つだけポイントがあります。 それはイシモチはエサを食べる時には一気には食べず少しづつ 食べていきますのであたりがあったからと言ってすぐに 合わせない様にしましょう。 イシモチの船釣りの釣り方のポイントとしてはじっくり様子を見て 確実にイシモチが食いついたのを確認してから軽く合わせる! この一点が船釣りの釣り方のポイントになります。
イシモチ釣り!ウキ釣りの釣り方と仕掛け
仕掛けは?
茨城県の鹿島周辺でのイシモチ釣りの釣り方で 夜釣りで電気浮きを使っている所もありますが 明るい時に釣る場合には通常の浮きの釣り方でも大丈夫です。 イシモチは群れで行動しており、海底よりも少し上のタナの部分に います。大型のイシモチは流れのある中層を回遊していますので そこのタナを狙いましょう! その点を踏まえますとウキ釣りは狙っているタナを確実に狙える 釣り方です。通常の釣りの時には海底より少し上のタナに届くように 仕掛けを作り、大型のイシモチを狙う場合は中層のタナへ届くように 仕掛けを作り替えます。 ウキにも電気ウキだけではなく、遠投ウキなどもありますので 釣る場所に応じてウキを変えていきましょう!
釣り方は?
イシモチ釣りで浮き釣りは人気のある釣り方になっています。 タナの違いで釣果や魚の大きさも違ってきますのでタナの調整を こまめに調整する事がポイントです。 イシモチは比較的にあたりが大きいですのですぐにウキ釣りの 釣り方をしていると分かります。 潮の流れに乗って流れていく棒ウキなどが綺麗に 入っていきますので使ってみるといいと思います。 ポイントとしてはウキが完全に海面より下に入ったら時に 合わせましょう。イシモチは食いが浅いので合わせが早いと 針に掛かりませんのでしっかりとタイミングを見て合わせましょう!
イシモチ釣り!ルアーフィッシングの釣り方と仕掛け
仕掛けは?
一般的にあまりイシモチをルアーで釣る釣り方は知られていませんが イシモチもルアーで釣る事ができます。 ロッドはメバリングロッドやライトクラスの ソルトルアーロッドなどを使うのがおすすめです。 リールは小型のスピニングリールが使い勝手がよく メバルなどのリールがあればそれを代用しても大丈夫です。 ルアーは3~10g程度のジグヘッドの針に ソフトルアー(ワーム)をメインに釣る事ができます。
釣り方は?
基本的な釣り方はジグヘッドをフォールさせてボトムを取りましょう。 イシモチは浮いている場合もありますので釣りの上級者の方は カウントダウンしてレンジを狙ってみてもいいですね。 この釣り方をしてイシモチがいればコツコツと 当たってきますので竿とラインに集中しましょう。 ボトムから2~3回軽くしゃくってみて イシモチにアピールしましょう。 また集魚効果のあるワームなどもありますので 効果的に使っていきましょう。 その後はゆっくりとスローペースで引いていきます。 あたりが無ければまた軽くしゃくってみて下さい。 そこからはただ巻きの繰り返していきましょう。
イシモチ釣りの時期はいつがいいの?
イシモチは主に6月ごろの初夏から11月ごろの時期まで釣れる魚です。 基本的に海底が砂地の所を好んで生息していますので キス釣りの外道として釣れる事の多い魚です。 ですがイシモチは大変おいしい魚でもありますので メインで狙って行ってもいいと思います。 引きも中々釣り人を楽しませてくれる魚です。 特に5~8月の時期は産卵期と重なるのでよく釣れます。 この時期には船釣りはもちろん、浜辺や河口など どこでも釣れますので一度イシモチが釣れる時期には イシモチ釣りに出かけてみましょう!
冬の時期はまったく釣れない?
イシモチが釣れる時期は初夏から秋口くらいまでの 時期で冬はほとんど釣れません。 なぜかと言いますと、冬の時期にはイシモチは深い所に潜って 岸などには近づかない為です。 もし冬の時期にイシモチ釣りがしたい場合には 船釣りの方がいいかもしれませんね。
イシモチ釣り! 船釣りはなぜおすすめなのか?
ビギナーやファミリー層にも人気!
船でもイシモチ釣りはビギナーやファミリーにも人気が高いです。 船から釣ると船長さんなどがよく釣れるポイントや魚探などで 魚がいる所で釣られてもらえるので船釣りが初めてのビギナーの方や お子さんのいるファミリー層の方にもおすすめです。 ただゴールデンウイークなどには船の予約が取りづらくなりますので 船釣りに行く場合には早めの予約を心がけましょう。
イシモチの船釣り!おすすめの4つ理由
理由その1 近場で非常によく釣れること
イシモチは砂地などの海底を好んで生息していますので 比較的陸から近い所にいます。 それに動物性の物でしたらなんでも食べますので イシモチを釣るためには仕掛けを海底に落としておけばいいので 難しい知識やテクニックがいらない為に初心者などにも 比較的簡単に釣る事ができるのが魅力の一つです。 エサも基本はゴカイなどを付けますが さんまの切り身などでも釣れるので ゴカイ系が触れない人でも出来る釣りです。
理由その2 冬でも釣れる
イシモチは基本的に秋口までがシーズンですが 船釣りの場合は冬でも釣れます。 なぜかと言いますと暖かい海流が流れている所では 季節は冬でも海水の温度は比較的高めの場合がありますので イシモチが釣れるのです。 また暖かい海流が流れていても陸付近までは届きませんので 船で少し沖へ出る必要があります。 ですから冬にイシモチ釣りがした方や釣り納め・初釣りなどを する場合には船釣りの方がおすすめです。
理由その3 引きがつよい
イシモチは魚らしい形をしており、遊泳力が高いために 釣れた時引きが強い事が特徴です。 また潮どまり以外では比較的によくあたりがあるので 面白くあたりがあっても針にかけるのに少しコツがいるので ゲーム性もあって釣り人を楽しませるのが イシモチの船釣りの面白さです。
理由その4 おいしい
イシモチの身は非常に鮮度が落ちやすく一般的にスーパーなどで 売られている物では刺身にする事は出来ません。 ですが、船釣りで釣った場合は船の上で血抜きを行えば 新鮮さも保てて帰ってから刺身として食べる事ができます。 さっぱりとしながら脂がよく乗っていてゼラチン質が多く うまみが非常に多いのでイシモチの船釣りならではの贅沢を あなたも味わってみて下さい。
イシモチ釣り! 堤防からのポイントは?
漁港などの堤防などでイシモチ釣りを行う場合は濁りの入った 深みのある場所がポイントになります。 その他には堤防にある船道とその両側の掛け上がりに イシモチはよく生息しています。 この様な堤防はちょい投げで釣れますので遠投や女性の方が イシモチを釣るならまずは堤防から始めてみるのがおすすめです。
堤防では何釣りがいい?
堤防などは比較的に根がかりが少ない場所が多いため 釣りやすい場所です。 基本的には投げ釣りで狙いイシモチがいる場所を探しましょう。 イシモチの居場所が分からない時にはジェット天秤やL形天秤などの 固定仕掛けで遠投などで広範囲を狙うのがおすすめです。 タナを探りたい場合にはウキ釣りがおすすめです。 堤防は水深がそこまでありませんので狙ったタナに イシモチがいるのかを探るにはウキ釣りが一番 おすすめの仕掛けになります。
イシモチ釣りで使うおすすめのエサ3つご紹介
おすすめのエサその1 アオイソメ
アオイソメは別名朝鮮ゴカイと呼ばれるエサになります。 このエサは値段も安く海釣りでは必ずと言っていいほど 釣れるエサの定番でもあります。 アオイソメは他のイソメに比べて元気がよく食いと 価格のバランスがとれているため万能のエサと言えます。 堤防釣りなどでイシモチを釣る場合にはアオイソメを一つは 持って行くようにしましょう。
おすすめのエサその2 ゴカイ
ゴカイは海釣りで使うエサの中でも定番の一つでもあります。 特徴としては体が柔らかいので魚の食い込みの 良さがとてもいいエサになります。 しかし体が細くぬめりもあるので針にさしにくく 投げて着水した時や他のエサ取りなどにつつかれただけで 切れてしまうのが難点なエサになりますのでゴカイプラス もう一つ持って行く方がいいでしょう。
おすすめのエサその3 イワイソメ
イワイソメは日本海側ではあまり売られていないエサになります。 特徴としては値段はゴカイやアオイソメなどと比べると 少し高めになりますが投げ釣りなどではほとんどが釣れる 万能エサになります。 堤防からの遠投の投げ釣りや船釣りなどでは抜群に 活躍すると思いますので出来るなら一つ持って行くと 安心できるでしょう。
おすすめのエサその4 さんまの切り身
以外かも思われますがさんまの切り身でも釣る事ができます。 主に船釣りからですがエサ取りが多い時などに使うと エサ持ちがよいため使われることがあります。
イシモチ釣りで使うルアーをご紹介
イシモチは普通エサ釣りが基本ですがルアーでも釣る事ができます。 ではどの様なルアーで釣る事ができるのかをご紹介していきます。
ワーム
ワームはソフトルアーと呼ばれるルアーになります。 このルアーは柔らかいのが特徴で通常のエサと あまり変わりがないためによく釣れるルアーになります。 イシモチもこの様なルアーで釣る事ができますので 堤防などで釣る場合にはこのワーム(ソフトルアー)を 持って行って釣るのも面白いかもしれません。 ソフトルアーは種類がおおくどれが釣れるのかが 分かりませんので数種類持っておいてその日 どれが釣れるのかを探っていくのも面白いです。
ジグヘッド+ソフトルアー
ジグヘッドとはハリにおもりがついたものを言います。 これに先ほどのソフトルアーを付けてイシモチを狙います。 このジグヘッドのいいところはジグヘッド一つで 仕掛けが完成しますしソフトルアーを変える事もできますので 好きなソフトルアーでイシモチを狙う事ができるのです。 このジグヘッドとソフトルアーは最強の組み合わせになります。
最後に
いかがでしたでしょうか? イシモチ釣りは近場で楽しむ事の出来る釣りで 初めての方や家族と釣りに行きたい方などには おすすめの釣りになっております。 しかも釣ってもおいしく引きも強いために釣り人を 必ず楽しませて満足させる魚です。 あなたの一度家族や子供を連れてイシモチ釣りに 行ってみてはいかがでしょうか? 必ず楽しい思い出ができるはずです。 最後にはなりましたが最後までお読みいただき ありがとうございます。 この記事を通してあなたがイシモチ釣りに少しでも 興味を持っていただけますと幸いです。