エコ ソーラークッカー
ゴーサン(GoSun) ソーラーオーブン
ソーラーオーブン 太陽光調理器具 gosun go
ソーラーブラザー SUNGOOD
折りたたみソーラークッカー
ソーラークッカーとは ー 太陽熱で調理できるって本当?
キャンプの新常識 太陽の光を使おう
重たいガスストーブやコンロは、もう要りません。太陽の光だけで料理できるソーラークッカーを、調理例を交えてご紹介します。
太陽の光を熱に変えて調理する
小学生の頃、黒い紙と白い紙を太陽の光の下に置いて、どちらが熱くなるかという実験をしませんでしたか?熱くなった黒い紙を触って、太陽のパワーに驚きました。
ソーラークッカーとは、平たく言うと太陽の光を熱に変えて料理ができる器具のことです。 光の集め方、形などはさまざまで1,000円以下で買えるものから30,000円以上するソーラークッカーまであります。
キャンプ場で気を付けたい 3つの思いやり
1 サングラスを着用して目を大切に 2 軍手や革手袋をして手を大切に 3 反射する光が他のキャンパーさんの邪魔にならないようにしましょう。
太陽の光を熱に変える3つのコツ
1.太陽の動きに合わせて反射板を動かす 2.黒い鍋で調理する 3.鍋はラップかビニール袋に包んで熱を逃がさないこと。
注意、パラボラ型のソーラークッカーの場合は、鍋を袋でくるまないようにしてください。
ソーラークッカーのおすすめ #1 真空管型・ゴーサン
ゴーサン(GoSun) ソーラーオーブン
数あるソーラークッカーの中でも、ダントツにかっこいいのがゴーサン・ストーブ社から出ている真空管タイプのソーラークッカーです。 秘密は真空管。反射パネルで集められた太陽の光が真空管に当たり、光を熱へと変換します。
真空管は断熱材の役割を果たしており、ためた熱を逃がしません。 使う時は、折り畳み式のスタンドを下に下げるだけ。呆気ないほどセッティングが楽な上、女性でも楽々持てる軽量タイプです。持ち運ぶ時は、スタンドを上にあげると、スタンドが取っ手に早変わりします。
クッションパッド付きのゴーサン専用キャリーバッグ
別売りのクッション材が入ったバッグに入れれば、肩から下げて持ち運べます。 唯一のデメリットは、食材を乗せる筒状のトレーが小さいので、2人分くらいしか作れないことですが、「こんなので料理できるの?」という疑問が驚きに変わり、話が弾みます。
ゴーサンが他のソーラークッカーと決定的に違うのは、調理後に真空管を触っても熱くないということです。 ゴーサンの真空管の中に差し入れる細長いトレイには、木製の取っ手が付いているので、写真の通り、素手で持つことができます。
できるだけ安全に楽しく使える工夫がしてあります。 トレイそのものは熱くなっているので、もちろん注意が必要です。
ゴーサンのサイズと重量
●真空管容量:約1.2リットル ●真空管内径:約5.4cm×奥行:約61cm ●展開時サイズ:約61×41×30cm ●収納時サイズ:約61×20×13cm ●本体重量:約3kg
調理例と調理時間
準備時間 10分 調理時間 25分 *快晴であることが条件です*
ゴーサンは曇りの日でも調理できるのか?
ゴーサンは太陽の光を効率的に集めるため、多少、風が出ていたり気温が低くても調理をすることができます。 ゴーサンの広告の中には「曇りの日でも使える」と謳っていますが、本当なのでしょうか?
ゴーサン・ストーブのサポートチームへ質問してみました。 回答は、イエスでもありノーでもあります。一日中、雲で太陽が隠れている場合は、残念ながら使えません。時々、太陽が出てくる場合、そして適度な湿度のある夏でしたら、使えるという返事でした。
お手入れ方法
掃除の仕方がわからなくて、またゴーサン・ストーブのサポートチームへ問い合わせしたところ、次の通り、回答をいただきました。 付属のスポンジをトレーの端に取りつけます。
この時、スポンジが止まるまで、しっかり回すことがちょっとしたコツです。 スポンジの代わりに柄の長いブラシも使えると、ゴーサン・ストーブのサポートチームからアイデアをいただきました。
ソーラークッカーのおすすめ #2 gosun go
ソーラーオーブン 太陽光調理器具 gosun go
先ほどのゴーサンsportよりコンパクトなタイプのソーラークッカーです。そのため、お値段も少し買いやすい価格。軽量で持ち運びも簡単なので、より幅広いシーンで活躍してくれるでしょう。 調理数は少なくなってしまいますが、お湯沸かし器としてや、おつまみ程度の少量調理には十分です。
サイズと重量
サイズ:14.2×7.1×3.3cm 重量:900g
調理例
お湯を沸かすことはもちろんですが、サツマイモを蒸かす、ぶつ切りにした魚を焼く、蒸し野菜を作る、といった調理ができます。どれも少量となるので、分量だけは注意しておきましょう。
ソーラークッカーのおすすめ #3 パラボラ型・かるぴか
かるぴかは大きく重量があるので、ソロツーリングで気楽に、というわけにはいきませんが、自宅に日当たりのいい場所がある方や車で移動するキャンパーにおすすめしたいソーラークッカーです。
ソーラークッカーにはさまざまな形がありますが、太陽の光を集めるのに一番効率的なのが傘をひっくり返したようなパラボラ型です。 「本当に熱くなってるのかな?」と好奇心にかられて、パラボラの上に手をかざさないでください。火傷するほど熱くなります。あまりにも効率がいいので、鍋をビニール袋で包む必要はありません。
大きなパラボラを太陽に向ける時、パラボラについている「照準器」の影をチェックしてください。影が一番小さくなる位置が、最適な向きです。
蓄熱機能の優れた黒い鍋が標準装備されているのもありがたいです。 Youtubeのプロモーション用ビデオをご覧になると、細かいところまで工夫が行き届いていることに感心します。 映像は音量が大きめなので、ご覧になる前にボリュームを落としておくといいです。
パラボラを水洗いしても、パラボラが酸化して曇る心配はありません。 家の中に保管する時、移動する時も必ず専用の保管袋に入れて、太陽の光が当たらないように気を付けましょう。
サイズと重量
パラボラ径 80cm 重量 3.1kg
調理例と調理時間
炊飯 50分+蒸らし15分 カレー 70分
ソーラークッカーのおすすめ #4 折りたたみソーラークッカー
折りたたみソーラークッカー
海外でも評価されているオーブン型のソーラークッカーです。 折りたたんでコンパクトに持ち運べるので便利です。
サイズと重量
●拡張サイズ 106cm×52cm×50cm ●本体重量 5.1kg
調理例
パンや温野菜、ソーセージ、目玉焼きと、アウトドアで一通りの食事を楽しめるでしょう。野外で手作りパンの焼きたてを頬張れるのは、まさにソーラークッカーならではです。
ソーラークッカーのおすすめ #5 【海外製品】ミラープレート型・ SUNGOOD
ソーラーブラザー SUNGOOD
SUNGOODは、特許取得の「SREFRECT」という特殊なミラーで、太陽光エネルギーを集め、調理器を80℃~150℃まで温めるサンクッカーです。ベーキングトレイが付属されていますが、専用の「ほうろう鍋」が別売りされていますので、購入前にチェックしましょう。
収納時にはコンパクトで軽量なので持ち運びも簡単で便利です。温度も充分なので、野菜・米・魚・肉・バンまで、たくさんの料理を楽しめます。
サイズと重量
●サイズ 約3x26x34cm ●重量 約950g(本体のみ)
調理例と調理時間
別売りの「ほうろう鍋」を使用した場合、「そら豆のミネストローネ」が約2時間で完成します。調理時間は通常に30分を足した時間を目安にしてください。
ソーラークッカーのおすすめ #6 パネル型・アースダンボール
エコ ソーラークッカー
サイズと重量
●組立前 350×93×345mm ●組立後 505×520×525mm ●重量 638g ●付属品 片面アルミ貼り段ボールウィング 外箱クリップ 黒ビニールテープ 説明書
調理例と調理時間
黒い土鍋、または黒い飯盒をラップでしっかりくるむのが、おいしい炊飯のコツです。
まとめ キャンプで活躍させたいソーラークッカー
太陽の光だけで、ここまで料理できるソーラークッカー。それぞれ特徴が異なる6種類をご紹介しました。キャンプスタイルに合ったソーラークッカーが見つかれば幸いです。 エコで自然に優しいだけではなく、理科の実験みたいで楽しいです。
得意料理は煮込みとオーブン料理。キャンプ場で温かい食事を囲みながら、ソーラークッカーの料理のでき栄えや新しいレシピのアイデアを出し合って、家族や仲間と楽しいひと時を過ごしてください。
トレーに食材をセットして、真空管へ差し込みます。