アキスコ|ロッド エイシスフライフィッシングキット804
シマノ|アスキス J803 36713
ティムコ|ユーフレックス・インファンテ 704-6 バックパッカーSP
セージX| 890 – 4フライロッド( 9 ' 0、" 8 wt、4pc )
シマノ| ロッド ブルックストーン 906
ダイワ|シルフ F865 COMBO・F 05208102
セージ1フライロッド|890 – 4 8 WT 9 ' 0インチ( 4ピース)
モーリス| ライン VARIVAS テーパードリーダー スタンダード 9ft 5X】
モーリス|ライン バリバス スーパーティペット
フライフィッシングとは?
フライフィッシングってどういう釣り?
フライフィッシングは、虫や小魚などに模したフライ(毛鉤)を飛ばし魚を釣る方法です。
フライフィッシングって投げるのが難しそう・・・
確かに、他の釣り方法に比べ投げるのが難しいです。 他の釣り方法は、重りやエサなどの重みとロッドのしなりで遠くに飛ばしますが、 フライフィッシングはフライ(毛鉤)自体に重みが無い為、ロッドの「しなり」と 独特なキャスティング(投げ方)でフライを遠くに飛ばします。 よって、フライキャスティングの練習が必要になります。
フライフィッシングの面白さって何?
フライフィッシングの面白さ
どの釣り方法も魚が釣れなければ面白くありません。 フライフィッシングも同様ですが、釣れた時の感動は他の釣り方法より 感じられるはずです。その理由は釣ること以外に面白さがあるからです。
フライタイイングの面白さ
一つは「フライタイイング」 自分オリジナルのフライを作ることです。 フライをイメージしてマテリアル(材料)を購入し、そのフライで魚を釣る。 この感動、達成感は他の釣りでは中々感じられません。
フライキャスティングの面白さ
もう一つは「フライキャスティング」 独特のキャスティングはフライフィッシングの一番の特徴であり、 その難しさは他の釣り方法に比べ敷居が高い所以でもあります。 だからこそ思い通りに投げれる達成感、これもフライフィッシング の楽しみと言えるでしょう。
この記事ではそのフライキャスティングの重要なアイテム 「フライロッド」の選び方・おすすめロッドを紹介すると共に、 フライフィッシングの魅力について、 これから始める方にご紹介いたします。
ロッドの重要性
何でロッドを振り回してるの?
フライフィッシングを多少ご存じの方は、前へ・後ろへ振っているキャスティングのイメージがあると思います。あれはフォルスキャスト(偽のキャスト)と言い、フライを遠くに飛ばすため何度か繰り返し、フライラインのラインスピードを上げているのです。
ロッドが重要
フライフィッシングはフライを投げるキャスティングの前に何度もフォルスキャストを繰り返しますので、他の釣りに比べてキャスティング回数が圧倒的に多いです。よってメーカーによって違いは多少ありますが、ロッドの硬さ、柔らかさ、ロッドアクション、リールとのバランスがキャスティングに影響を与えます。これからフライフィッシングを始める方にとって、どういうロッドを選べば良いか、ロッドの選び方は悩まれる所だと思います。
フライロッド(番手)
フライロッドの番手とは?
フライロッドの選び方は、まずご自身が思い描くフライフィッシングのイメージ。どういうシチュエーションでフライフィッシングがしたいのか?そこから始まります。フライロッドは番手(数字※メーカーによって多少違いがありますが)が小さいほど細くて、柔らかく、番手(数字)が大きくなるほど、太くて、固くなります。
番手とロッドの特性
細くて、柔らかいロッドはキャスティングの時にコントロールしやすいですが、フライを遠くに飛ばすには向きません。反対に太くて、固いロッドはフライを遠くに飛ばしやすくなりますが、コントロールが難しくなります。フライロッドの選び方はまずこの番手(数字)とロッドの特性を理解しましょう。
フライロッド(長さ)
「湖でフライフィッシングがしたい!」という方のロッドの選び方は、番手が大きく、長いロッド、「渓流でフライフィッシングがしたい!」という方は番手が小さく、短めのロッド選択がおすすめです。
湖でフライフィッシングがしたい!
湖や広いエリアでは、より遠くへ飛ばす事によりリトリープ(フライラインを小刻みに引く事)の時間を長くし、魚にフライを気づかせる確率を高める必要があります。よって高番手で長いロッドがおすすめです。
渓流でフライフィッシングがしたい!
渓流などの狭いエリアでは、狙ったところに投げられるコントロールが重要になります。よって低番手で短いロッドがおすすめです。
キャスティングとロッドアクション
フライキャスティングにとって重要なのがロッドアクション(しなり方)です。
ロッドアクションの見分け方
上図のように、ファーストアクションはロッドの先端、ミディアムはロッドの真ん中、スローはグリップに近い所からしなります。ロッドの選び方として、釣具屋に行き、実際にロッドを振って確認するのがおすすめです。
最初はミディアムアクションがおすすめ
ロッドアクションの好みは人それぞれですが、おすすめは色々なアクションのロッドを使いこなす為にも、最初はミディアムアクションのロッドから始めましょう。ファースト(ティップ)アクションのロッドで慣れてしまうと、スローアクションのロッドの柔らかさに対応できない可能性があります。その反対に最初からスローアクションのロッドを使うと、キャスティングが難しく感じてしまう可能性があります。
エリアに応じたロッド選び方
フライロッドはそのエリアに応じたロッドの選び方をしましょう。先ほども説明しましたが、ロッドの特性(番手(数字)が小さければコントロール重視、大きければ距離重視)によって選択するロッドを決めます。
湖でフライフィッシングがしたい!
あなたが思い描いているフライフィッシングのイメージが湖であるならば、ロッドの番手が大きく(#6~8)、長いロッド(8.6ft~9ft)がおすすめです。
渓流でフライフィッシングがしたい!
あなたが思い描いているフライフィッシングのイメージが渓流であるならば、ロッドのシャフトが細く、軽い3番ロッド(ロッド上は#3と表示されています)長さは7.6ft~8ftがおすすめです。
湖のフライフィッシング
湖や大きな川など広いエリアでは、広い範囲をカバーするため、フライを遠くに飛ばすことが重要になります。また風の強さ、風向きが釣りに大きな影響を与えますので風の影響を受けにくい、太くて、固い高番手#6~#8(6番~8番)のロッドがおすすめです。遠くにフライを飛ばすことは勿論のこと、湖の魚は渓流に比べサイズが大きいので釣れた時にロッドの力(硬さ)が必要になります。またラインスピードを上げる為のフォルスキャストの回数を少なくして、肩や腕の負担を軽くする為というのも、高番手のロッド選ぶ理由の一つです。
ダブルホールという技術
フライを遠くに飛ばす為、ダブルホールという技術があります。ダブルホールは少ないフォルスキャストでラインスピードを上げる技術です。湖や大きな川など広いエリアでは、フォルスキャストの回数が多くなり肩や腕、手首への負担が大きくなります。当然少ないフォルスキャストでフライを遠くに飛ばすには、ファーストアクションで長いロッドが必要になりますが、それに加えてダブルホールの技術があれば、2、3回のフォルスキャストで遠くに飛ばせるようになります。ぜひチャレンジしてみてください。
渓流のフライフィッシング
渓流など狭いエリアでフライフィッシングをする時は、距離を出すよりも狙った所にフライを投げれるコントロールが重要になります。また狭いエリアでの釣りは何度も手返しよくキャスティングすることになるので、低番手#3、#4(3番、4番)のロッドがおすすめです。また長さも重要です。渓流釣りは周りを木や草に囲まれた中での釣りになりますので、あまり長いロッドだとキャスティングし辛くなります。7.6ft~8ftの長さのロッドがおすすめの長さです。
おすすめフライロッド10選
基本的にフライロッドはネットで購入するより、実際に手に取り、持った感触やロッドアクションを確認して購入することをおすすめします。 ※商品内容等詳細については購入先にてご確認下さい。
①メーカー名:アキスコ エイシス フライフィッシング キット ロッドケースセット無
アキスコ|ロッド エイシスフライフィッシングキット804
道具を1つずつそろえても良いですが、これからフライフィッシングを始める方はロッド、リール、フライライン、リーダー、ティペット、フライケースに至るまで、すべてセットになっているフライフィッシングセットがおすすめです。このメーカーのセットロッドはフライフィッシングを楽しむ為の基本ロッド8.6ft、#6です(その他の番手も選べます)。そして今後のロッド選び方の基準になるロッドです。釣り場によっては、キャスティングで距離もコントロールも必要な状況があります。その時、この番手、長さのロッドを持っていると対応できます。使い勝手が良いので、慣れてきたらこだわって良いと思います。
②メーカー名:ティムコ(TIEMCO) ユーフレックス・インファンテ 763-4 グレーオリーブ ロッドケースセット無
③メーカー名:シマノ(SHIMANO) フライロッド シマノ(SHIMANO) アスキス J803 36713 ロッドケースセット無
シマノ|アスキス J803 36713
④メーカー名:ティムコ(TIEMCO) ユーフレックス・インファンテ 704-6 バックパッカーSP ロッドケースセット有
ティムコ|ユーフレックス・インファンテ 704-6 バックパッカーSP
渓流など狭いエリア、頭上や後ろに木が生い茂っている状況で、2、3m先にピンポイントでフライを落としたい。そんな状況での釣りにこの番手のロッドはピッタリです。渓流釣りは手返し良く、狙った所にキャスティングする事が釣果につながりますので、短く、細く、軽いロッドが必要になります。8.6ft #5、#6のロッドに慣れると、低番手ロッドでのキャスティングに若干苦労しますのでロッドアクション(ロッドのしなり具合※メーカーによってしなり具合が違います)も選ぶ際に重要になります。
⑤メーカー名:セージX 890 – 4フライロッド( 9 ' 0、" 8 wt、4pc ) ロッドケースセット付
セージX| 890 – 4フライロッド( 9 ' 0、" 8 wt、4pc )
⑥メーカー名:シマノ(SHIMANO) フライロッド シマノ(SHIMANO) ブルックストーン 906 BROOKSTONE906 ロッドケースセット無
シマノ| ロッド ブルックストーン 906
⑦メーカー名:ダイワ(Daiwa) フライロッド ダイワ(Daiwa) SYLPHF(シルフ) F865 COMBO・F 05208102 ロッドケースセット無
ダイワ|シルフ F865 COMBO・F 05208102
⑧メーカー名:Orvis Helios 2 8-weight 9’0’ フライロッド Outfit-Tip Flex ケース有
⑨メーカー名:Hardy Proaxis # 9 Fly釣りロッド( 4ピース)、9-feet ロッドケースセット無
⑩メーカー名:セージ1フライロッド、890 – 4 8 WT 9 ’ 0インチ( 4ピース) ロッドケースセット無
セージ1フライロッド|890 – 4 8 WT 9 ' 0インチ( 4ピース)
湖で使うロッドは、#6ロッドを持っていれば必要ないかもしれません。ただもっと距離を出したいなど必要に応じて購入した方が良いです。渓流用のロッドに比べ、グリップ、シャフトの太さ、ロッドの硬さや長さが明らかに違います。湖や大きな川など広いエリアで、フライを遠くへ飛ばす事を目的としたロッドです。柔らかく短めロッドに慣れるとこの高番手のロッドでキャスティングしたとき、意図も簡単に距離が出せるはずです。メーカーによって、同じ番手でもロッドのしなり具合が違います。また渓流に比べ湖の魚は大きいので釣れた時の引きの強さに対応できるロッドの硬さが必要になります。
フライラインについて
フライロッドと同様に、フライラインもフライフィッシングでは重要なアイテムです。フライラインには2つの種類があります。フライを浮かせて魚を釣る場合に使うフローティングラインとフライを沈めて水中の魚を釣る場合に使うシンキングラインです。
フローティングラインとは
フローティングラインは主に水深の浅い場所で魚を釣る時に使用します。また魚の活性がよく(魚が活発に動いている状況のこと)、水面の虫などを活発に補食している時は、水深のある湖でもフローティングラインを使用します。
シンキングラインとは
シンキングラインはライン自体が沈むので、水中深くにいる魚を狙うことができます。また沈降速度(沈む早さ※メーカーによって違いあり)によってタイプⅠ~タイプⅣまで種類があり、数字が大きくなるほど沈降速度が早くなります。
フライラインの選び方は、ロッドの番手と同じ番手のラインを選びます。番手が小さいほど細く、大きいほどラインが太くなります。キャスティングに影響しますので間違えないように購入しましょう。
リーダー、ティペットについて
フライラインの先にはリーダーという糸をつなぎ、その先にティペットという糸を結びます。
リーダーとは
モーリス| ライン VARIVAS テーパードリーダー スタンダード 9ft 5X】
リーダーは釣糸の事です。リーダーは太さによって、0X~10Xに分けられています。数字が大きくなるほど細くなります。渓流では魚に見破られない為に細いリーダーを使います(6、7X)、湖などでは釣れた時に釣糸が切られないように太いリーダーを使います(3~5X)。
ティペットとは
モーリス|ライン バリバス スーパーティペット
ティペットも釣糸ですが、リーダーの先に結ぶ着け糸の事です。実際にフライフィッシングをすると頻繁にフライを交換しますので、釣糸が短くなってしまいます。よって釣糸全体の長さを保つ為にリーダーと同じ太さのティペットを結びます。
フライリールについて
フライフライフィッシングのリールの役割はフライラインを収納しておくのが主な役割です。選び方はフライラインと同様に、ロッドの番手と同じ番手のリールを購入します。またフライリールにはディスク式とラチェット式の2つの種類があります。
ディスク式リールとは
ディスク式はドラグ(フライラインが引っ張られる時の抵抗)を調節できる機能が付いています。大きな魚が釣れた場合、リールでやり取りしなければならない事があります(非常に興奮する時ですが)。その時ディスク式のリールであればドラグがかけれるので、一気にラインが引き出されにくくなります。
ラチェット式リールとは
ラチェット式はドラグを調節する機能はありません。よって大きな魚が釣れた場合一気にラインが引き出されます。その際は手でリールにドラグを掛けます。ラチェット式リールはフライラインを引き出す際の音が特徴的です。
フライについて
今までフライロッド、フライライン、フライリールについてご説明してきましたが、実際の釣果に影響するのがフライ(毛鉤)です。フライには浮かせるフライ(ドライフライ)と沈ませるタイプのフライの2種類があります。
ドライフライ
ドライフライはカゲロウやユスリカなどの虫を模したフライで、水面に浮かせて魚を誘います。水面にライズリング(水面の虫を補食するときにできるリング状の波紋のこと)が多く見られたら魚の活性が高い証拠なので、ドライフライを使います。水面上に浮かせなければならないので、フロータント(浮力剤)を着けたり、フォルスキャストでフライを乾かしたりします。ドライフライは魚がフライに食いつく瞬間が見れるので非常にエキサイトする釣り方です。
沈ませるタイプのフライ
沈ませるタイプのフライは、水中に沈ませるフライ(ニンフ)と水面から中層くらいまで沈ませるフライ(ウェット)があります。ドライフライに比べ釣れる確率が高いフライです。渓流や流れのある場所では流れに漂わせ、湖など流れが無い場所では、リトリープ(フライラインを引っ張りフライにアクションをつけること)をして魚にアピールします。
フックサイズ(針の大きさ)
フックサイズは季節、場所、水温、時間帯にあわせて変えます。まだ春先で雪が残っているような状況でしたら、小さいフックのフライを選択します。湖や大きな川では基本的に魚へアピールする為に大きめのフライを選択しますが、魚の活性状況を見てフックサイズを決めます。
趣味としてのフライフライフィッシング
フライフィッシングは、「タイイング」「キャスティング」「フィッシング」の3つの楽しみがあり、この3つの楽しみが絡み合い釣りとしての奥深さを演出しています。またフライフィッシングをこれからの趣味とするなら、ぜひ3つの楽しみの一つであるフライタイイングにチャレンジしてみて下さい。自分で試行錯誤して作ったフライで釣れた一匹の魚は、きっといつまでも記憶に残り、「またフライがしたい!」と思うはずです。フライフィッシングは他の釣り方法に比べ、手間もかかり、数多くの魚が釣れる方法ではありません。だからこそ釣れた1匹の魚に価値があります。フライフィッシングは一生の趣味、遊びとして、いつまでも楽しみを与えてくれる最高の趣味だと、私は思います。
湖、渓流どちらでも使えるドライフライです。フライケースには必ず入れておきたいフライですね。