「UNIFLAME(ユニフレーム)」 ハンディガスヒーター ワームⅡ
「California patio(カリフォルニア・パティオ)」 カセットガスヒーター
「IWATANI(イワタニ)」カセットガスアウトドアヒーター
「SOTO(ソト)」 フィールドヒーターボンベセット ST-801
「Coleman(コールマン)」 クイックヒーター
「フジカハイペット」 KSP-229-21c
「Coleman(コールマン)」フューエルファネル
「タカギ」ポリカンポンプ
「武井バーナー」 パープルストーブ301A
「武井バーナー」 パープルストーブ501A
「トヨトミ」 レインボーストーブ
「Aladdin(アラジン)」 ブルーフレームヒーター
「ニッセン(日本船燈株式会社)」 ゴールドフレーム
アウトドアストーブとは?
寒い時期の野外活動時に持ち運びできる、便利な暖房器具です。アウトドアヒーターとも言います。秋冬や春先、高所地でのキャンプにはもはや必需品と言ってもいいでしょう。季節問わず外遊びに夢中なアウトドアファンなら、ひとつは揃えておきたいアイテムですね。
アウトドアストーブを比較するポイント
調べてみると本当に様々な種類があるヒーター。ガス式?石油?何を選べばいいの?と悩んでしまいますよね。キャンプスタイルやシチュエーション、重さやサイズ感も比較検討する上で大事な要素です。そこで、それぞれのキャンプスタイルに合わせてぴったりのものを選べるように、比較するポイントをまとめてみました。
カセットガスストーブと石油ストーブを比較してみよう!!
アウトドアストーブは主にその燃料によって種類が分けられ、ガス、灯油、薪、炭、ガソリン様々ですがそれぞれに長所も短所もあります。今回はここ最近の主流であるガスカセット式と石油ストーブに絞って比較してみました。是非参考にしてみてください。
カセットガスストーブ
<長所> ・なんといっても軽量、コンパクト! ・燃料のカセットガスはコンビニなどでも売っており、100円程度から手に入る ・カセットガスをセットするだけで使用できるので手軽 <短所> ・火力が弱く、すぐ前の人や身体の一部分しか暖まらない ・大人数には向かない
石油ストーブ
<長所> ・火力が強いので広範囲を暖めることができる。 ・簡単な調理ができるものもある。 ・比較的燃焼時間が長い <短所> ・大きくて重いものが多い ・燃料の灯油も重くてかさばる ・定期的にメンテナンスが必要なものもある
キャンプスタイルで比較!!アウトドアストーブの選び方!
ガスストーブ向きの人は
・ソロキャンパーなどの少人数 ・自家用車が小さめ ・荷物をコンパクトにまとめたい人
石油ストーブが向いてる人は
・ファミリーなどの大人数 ・自家用車が大きめな人 ・車の乗り入れ可能なオートサイトを主に利用する人
1,おすすめのカセットガス式アウトドアストーブ! 厳選5選!
まずはコンパクトでソロキャンプなどにも持って行きやすいカセットガスヒーター。各メーカーから様々な商品が出ています。その中から今回はキャンプにぴったりな厳選おすすめ5選をご紹介!
1/1 「UNIFLAME(ユニフレーム)」 ハンディガスヒーター ワームⅡ
「UNIFLAME(ユニフレーム)」 ハンディガスヒーター ワームⅡ
国産アウトドアメーカーの老舗、ユニフレームのベストセラー商品です。こちらの原型は1987年、釣り人向けに発売された「ワーム」という製品。2回のモデルチェンジを経て現在の「ワームⅡ」へ。洗練されたデザインと、使いやすさ、耐久力で根強い人気を誇っています。最大燃焼時間が10時間というのも魅力的です。
寒冷地のアウトドアも安心!サーマルコントロールシステム!
このヒーターの特徴はサーマルコントロールという機能。0℃以下の低温時でもガスの気化不良を解消するシステムです。どういうことかというと、寒冷地などでレギュラーガスを使用すると、中々点火しづらかったり、火力が上がらないなんてことがありますよね…こちらはそれを解消してくれるシステムなんです。-5℃の場所でもしっかり燃焼してくれる優れもの!
色は2色展開
色はブラックとレッドの2色が発売されています。どちらもいい味が出ていますね。ただ、レッドは人気のようで、どこも売り切れが目立ちます。見つけたら即買い必須かも!
専用ケースも揃えたい
別売りで専用のケースもあります。ケースには本体の他に予備のカセットガス2本も収納でき、持ち運びに大変便利。ケース自体の重さも450gと軽量で、本体とカセットガス2本を収納したとしても、重さは約3kgと超軽量です!
・サイズ:260mm×180mm×255mm ・重量:2kg ・燃焼時間:最大火力時 約10時間(レギュラーガス2本使用時) *燃焼時間は火力調整によって変わります。 *ボンベ1本でも使用可能 ・最大火力:600kcal/h
1/2 「California patio(カリフォルニア・パティオ)」 カセットガスヒーター
「California patio(カリフォルニア・パティオ)」 カセットガスヒーター
パッと目を引くレトロなデザインのこちらは、バーベキュー用品などを扱うカリフォルニアパティオのもの。なんとも可愛い見た目と、重さ2.4kgという軽くて扱い易い操作性で、女子キャンパーから高い指示を集めています。キャンプサイトもおしゃれに飾りたい!という方におすすめです。
気になる性能は?
低温時の気化不良を防止する、ジェネレーター機能とヒートパネル機能を採用。これはそれぞれ、ガスのパイプ部分とボンベ本体を暖める機能で、低温時の点火のしづらさなどを解消してくれる機能のようです。 ガスボンベが1本で3時間使用とのことなので、キャンプ時には予備として何本か持って行くのが良さそうですね。
アウトドアで役立つ!こんな裏技も!
立ち消え装置がないので、どんな角度でも使用可能なのがカリフォルニアパティオのガスヒーターの特徴の一つ。ユーザーの中にはその特徴を利用して、お湯を沸かしたり、中にはお餅を焼いちゃう強者も!メーカーHPには「カセットボンベがヒーターにしっかり固定されており、ガス漏れないようにつくられている」と安全に利用はできるとしながも、「本当のコンロやグリルとは作りが異なる」とも記載されています。あくまで自己責任ということですね。
ポップなカラーバリエーション
現在発売している新色は、”シュガーホワイト”と”カプチーノ”。過去に出た他のカラーは売り切れ状態で中々手に入れるのが困難かもしれませんが、まれに再販などもあるので、欲しい人はこまめにチェックすることをおすすめします!
・サイズ:280mm x 230mm x 210mm ・重量:2.4 kg ・燃焼時間:約 3 時間 ・熱量:950 kcal/h
1/3 「IWATANI(イワタニ)」カセットガスアウトドアヒーター
「IWATANI(イワタニ)」カセットガスアウトドアヒーター
カセットガスコンロで有名なメーカー、イワタニのカセットガスヒーターです。安全性も高く、取り扱いも簡単なので多くのキャンパーから熱い支持を得ています。重さ約2.1kgと軽量で、コロンとした可愛らしいルックスもおすすめのポイント。
アウトドアでの手軽さはピカイチなストーブ
こちらは何より手軽に使いやすいのが特徴です。カセットコンロと同じ点火方式なので横のつまみをカチャッと回すだけ。そしてイワタニのカセットガスは他社製品と比較しても手に入りやすいので、出先のコンビニなどでも燃料の調達が可能なのも好ポイントですね。
安全対策も万全
立ち消え安全装置や転倒時消火装置、圧力感知安全装置が装備され安全性も高いので安心ですね。
サイズ:258mm×208mm×294mm 本体重量:約2.1kg 燃焼時間:約3時間30分 熱量:約900kcal/h
1/4 「SOTO(ソト)」 フィールドヒーターボンベセット ST-801
「SOTO(ソト)」 フィールドヒーターボンベセット ST-801
こちらは元々は工業用バーナーを取り扱う「新富士バーナー」が手掛けるSOTOのヒーター。炎を専門に取り扱うメーカーなので信頼性は抜群。ファンも多いのではないでしょうか。そしてこちらのフィールドヒーター、ヒーターとしてはもちろんのこと、アタッチメントを外すことで火起こしのバーナーとしても使える、一台二役の秀逸な一品です。
アウトドア時の持ち運びに便利!
本体の重さ650gとカセットガスの重さの340gを足しても、なんと1kg以下という驚異的な軽さ!ソロキャンパーやサブヒーターとしても使える1台。
・サイズ:170mmX240mmX320mm (ST-760,700使用時) ・本体重量:650g ・燃焼時間:約4時間(ST-760使用時)約5時間(ST-700使用時)
1/5 「Coleman(コールマン)」 クイックヒーター
「Coleman(コールマン)」 クイックヒーター
言わずと知れたアウトドアメーカー、コールマンのヒーターがこちら。重さ400gと軽くてコンパクトな作りながら、燃焼時間8.5時間(レギュラーガス470g缶使用時)と、長時間の使用が可能。コストパフォーマンスに優れ、他の機器と共通の燃料で使用できるため使い勝手も抜群です。
アウトドア燃料の統一が可能
人気メーカーのコールマンだけに、ランタンやバーナーを愛用中という方も多いのではないでしょうか。LPガス使用の機器であれば、燃料をすべて統一することが出来るというのも嬉しいポイント。
・サイズ:約直径16cm×(h)17.5cm ・本体重量:約400g ・燃焼時間:約8.5時間(レギュラーガス470g缶使用時) ・熱量:660kcal/h
2,おすすめのアウトドア石油ストーブ 厳選5選をご紹介!!
灯油を燃料とし、火力が強く、ファミリーなどの複数人キャンプにもおすすめの石油ストーブ。定番から個性派までおすすめ厳選5選をご紹介!
2/1 「フジカハイペット」 KSP-229-21c
「フジカハイペット」 KSP-229-21c
創業60年以上の老舗熱機器メーカー、株式会社フジカの石油ストーブがこちら。どこかレトロでいて、使えば使うほど味の出る無骨なデザインと優れた実力で、キャンパーの間では「フジカ」の名前で長年親しまれている名品です。
暖かさは折り紙付き
やはり気になるのは暖房効果ですよね。こちらは燃料タンク満タンで約10~12時間という比較的長時間の燃焼が可能で、木造住宅でいうと約8畳分の燃焼効果があるとのことで威力は十分です。さらに高度3000mでの燃焼も確認済みなので、標高の高い場所でのキャンプ時でも安心です。本体上部で煮炊きもできるので、冬は囲みながら鍋なんかもできそうですね。
持ち運びも便利
フジカハイペットの特徴は、パワフルな機能性とは裏腹に本体の重さ5.6kgと、意外とコンパクトな設計であること。そして特筆すべきは、灯油が漏れない設計になっているので、運搬時も本体に灯油を入れたまま運ぶことが出来るという点です。灯油のタンクは車両運搬時、意外と場所を取るのでこれは大きな利点ですね。ただ、ひとつデメリットがあるとすれば給油口が小さいこと。ユーザーの皆さんは先の細い給油ポンプを探すなどして対処しているようです。
デメリットも
ひとつデメリットがあるとすれば、給油口が小さいことでしょうか。一般に販売されている給油ポンプでは合わなく、皆さん苦労されている様子。コールマンのフューエルファネルやタカギのポリカンポンプなどがぴったりとのことなので、一緒に用意するのがおすすめです。
「Coleman(コールマン)」フューエルファネル
「タカギ」ポリカンポンプ
・サイズ:310mm×310mm×432mm ・本体重量:5.6kg ・燃焼時間:約10時間~12時間
2/2 「武井バーナー」 パープルストーブ301A、501A
「武井バーナー」 パープルストーブ301A
「武井バーナー」 パープルストーブ501A
アウトドアストーブといえばこれ!というキャンパーも多いはず。こちらは、昭和3年創業の武井バーナーが手掛けるパープルストーブ、301Aと501Aです。パープルストーブは大きさ別に3種類発売されていますが、今回は燃焼時間の長さから、こちらの二つをご紹介。
抜群のルックス
なんといっても魅力はこのレトロなルックス。全体的なメタリック感と炎を灯したときの暖かみのアンバランスさに憧れるキャンパーは多いのではないでしょうか。真鍮製のタンクは使えば使うほど味が出て、良い物を大事に長く使っていきたいユーザーに人気の名品です。
強力な熱量
一番大きいサイズの501Aであっても重さわずか2.5kgと、非常にコンパクトなサイズ感でありながら、その熱量は絶大。他社製品と比較しても、1ℓの水を夏場なら2分、冬場でも4分で沸騰させてしまうというパワフルさが大きな魅力。寒い時期のキャンプや、朝方の冷えた身体を強力に暖めてくれます。
操作方法
慣れるまでは少し扱いが難しく感じるかもしれませんが、コツをつかめば簡単なので安心してくださいね。操作手順は大きく分けて3段階。 1,ポンピング タンク内気圧を上げるため、装備されたポンプで40~50回ポンピングをする。 2,プレヒート 燃料の灯油を気化するために予熱することをプレヒートといいます。 予熱機のバルブを開けると、気化した灯油が噴射するのでマッチなどで着火する。(冬場で3分~5分) *十分なプレヒートを行わないと、炎上してしまいますので注意! 3,メインバーナーの点火 調整ハンドルを開けてメインバーナーを点火する。点火と同時に予熱器を止める。
<501A> ・サイズ:190mm×370mm ・本体重量:2.5kg ・燃焼時間:約10時間 <301A> ・サイズ:160mm×330mm ・本体重量:1.8kg ・燃焼時間:約5時間
2/3 「トヨトミ」 レインボーストーブ
「トヨトミ」 レインボーストーブ
こちらは老舗暖房機器メーカー、トヨトミのレインボーストーブ。重さ約6.2kgという持ち運びやすさに加え、特徴的なのはこのランタン調のデザイン。キャンプサイトにも非常に馴染みやすく、キャンパーからの支持を集めています。足元を明るく照らしてくれるので、ランタン兼ストーブといった使い方もできそうですね。
虹色の炎
他商品と比較して特徴的なのは、名前にもなっている七色に輝く炎。火筒のガラスに特殊なコーティングを施すことによって、虹のような火炎を映し出す構造で、夜のキャンプサイトの雰囲気を少しおしゃれに演出してくれます。40w相当の明るさがあるので、間接照明としても使えますね。
消化時も灯油臭くない!
においセーブ消化機能を搭載し、消化時にゆっくり消える設計になっているため、未熟ガスを燃やしきり石油ストーブを消したときの灯油臭さを解消しています。2重タンク構造で転倒時も灯油がこぼれにくいのもポイントですね。
・サイズ:485.7mmX388mmX388mm ・本体重量:約6.2kg ・燃焼時間:約20時間
2/4 「Aladdin(アラジン)」 ブルーフレームヒーター
「Aladdin(アラジン)」 ブルーフレームヒーター
レトロで独特の存在感を醸し出すこちらは、イギリス生まれのアラジンブルーフレームヒーター。80余年ほとんど変わらないデザインで人気のストーブです。名前の由来の青い炎はどこか神秘的で見るものを引きつけます。
おしゃれなデザイン
レトロでコンパクトなデザインで人気のブルーフレーム。重さ8.5kgと持ち運び可能なサイズ感。和にも洋にも調和しやすいので、アウトドアだけでなく普段のお部屋に置いておいても馴染みやすくおすすめ。
シンプルな構造
本体の下部に燃料タンクがあり、中心の芯を燃焼させて熱を発生させる仕組みです。点火はライターなどで、3箇所ほど火をつけます。非常にシンプルな作りだからこそ、故障も少なく長く使い続けることができます。また、天板上部で煮炊きもできるのでアウトドアでもおおいに活躍しそうですね。
定期メンテナンス
芯の交換やすすやほこりのクリーニングなど、定期的なメンテナンスが必要で手間がかかるのも事実。ですが、その手間をかけることで愛着が沸いてくるので、物を大事に長く使い続けたい方にもおすすめのストーブです。また、アラジンのWEBサイトより「愛情点検」という専門スタッフによる点検を頼むこともできます。こちらは別途料金がかかってしまいますが、点検後の1年保証などのサポート体制も整っているため安心です。
・サイズ:H551×W388×D405 mm ・本体重量:8.5kg ・燃焼時間:約15時間
2/5 「ニッセン(日本船燈株式会社)」 ゴールドフレーム
「ニッセン(日本船燈株式会社)」 ゴールドフレーム
一見するとランプのような味のあるデザインのこちらは、日本船燈株式会社、ニッセンの石油ストーブ、ゴールドフレームです。元々は航海灯や信号灯など船の灯りを長年専門に作り続けてきた会社で、このゴールドフレームも油用停泊等停泊灯(石油ランプ)を元にデザインされた逸品。昭和52年から製造されているこちらは、道具にこだわりたいキャンパーにも人気の石油ストーブです。
癒しのアウトドア空間を演出
暖かいのはもちろんですが、20w相当のオレンジの優しい灯りが、癒しの空間を演出してくれ、心もじんわり暖めてくれます。
手間をかけるほど愛着がわく
空気の通路に塵やほこりが詰まるとススやにおいが発生してしまうため、定期的なクリーニングが必要です。メンテナンスに少し手間はかかりますが、手間をかけるほどに愛情が沸く逸品です。
・サイズ:525mm×400mm×400mm ・本体重量:6.2kg ・燃焼時間:約11時間
最後に
今回は春先や秋冬のキャンプを、さらに快適にしてくれるアウトドアストーブを厳選してまとめました。ご自分のキャンプスタイルに合わせてぴったりの1台を見つけたいですね。
他と比較しても控えめな給油口ですね。